2010年9月28日火曜日

東洋哲学と西洋哲学

 えwww、ワタシは自分を日本人であり、東洋人だと思っています。それは地理的な理由もありますが、他にも西洋人との感性、考え方の違いと云う点もあります。一例ですが、日本人は秋の夜長に鳴く虫の音を風流と感じますが、西洋の人間にとっては雑音にしか聞こえないらしいです。つまり脳の構造が、右脳と左脳の働き方が基本的に違うと云う事だそうです。はい。

 日本人に限らず、東洋の人間全般に
アニミズム(精霊崇拝)の傾向が見られるのは、おおかたの人は納得するところではないでしょうか?日本の八百万精神にしてもアニミズムの一形態と言えます。そしてアニミズムとは、世界は連続していると云う考え方であるように思うワケです。ワタシも、木も、鳥も、魚も、道端の石ころひとつでさえ、霊的な次元においては平等に存在している。繋がっているのだと。

 翻って西洋の基本的な考え方は、絶対的な「神」が存在し、その「神」によって世界は分断というか、階層付けられており、人間と石ころが等価であるなどありえない。また自然とは克服すべきもので、人間の好きなように使用していい。・・・と、まあ大体そんなところですか?

 で、どちらが好きかと言うと、ワタシとしては当然「アニミズム」の方がイイですハンソン。

 自論として「東洋哲学」と「西洋哲学」を、一言でムリヤリ言い切ってしまえば、


問題を包括するのが東洋哲学


問題を創造するのが西洋哲学


・・・のように自分なりに考えているワケです。はい。

 幕末から明治にかけて、西洋の侵略から日本を守るために西洋を勉強したのは正しかったと思います。敵を知らなければ、太刀打ちのし様がありませんからね?しかしいつの間にやら西洋の考え方に染まり、本来の東洋哲学を置き去りにしてしまったことが、マズかったんじゃないかと思う次第です。

 現在、環境問題やら、エネルギー問題やら、金融問題やら、数多くの問題に世界が直面しています。そしてそれらの問題を引き起こしたのは、残念ながら日本が長きに渡って信奉してきた西洋哲学であった。・・・と、ワタシには見えるのです。

 だからと言って、東洋哲学が問題の解決策だとは申しません。完全な思想、完全な哲学なんてありえないのです。所詮は人間の思考の産物ですから。だから、東洋にしろ西洋にしろ、足りない部分を補え合えばいいんです。それが出来るのが、現代の理性とか英知と云うものではないでしょうか?

 欧米列強にアジアが植民地支配されて以降、アジア全般が欧米型の思考に囚われ過ぎているのではないでしょうか?それは軍事力などによる高圧的な強制もあったかも知れませんが、他にも金融システムという、生活に直結する欧米のシステムを自発的に受け容れた事にもよると思うのです。

 今回の領土問題にまつわるニュース、論調などを見ても、「国際法」がどうだとか、「領有権」がどうだとか、「国家の威信」がどうだとか、はては「マキャべリの君主論」ではどうだとか・・・

 もちろんみなさんが仰っている事はごもっともです。「非の打ち所」がありません。あまりにご立派過ぎて、ワタシなんぞは萎縮してしまいますが・・・。それでもなお、屁理屈をコネさせて貰うなら、全部が全部・・・

西洋の借り物の知識じゃないの?

・・・と。西洋の哲学、軍事学、政治学を、額面通り東洋にはめ込もうとする、「浅はかな連中よのうwww。」と、いう思いも否めません。はい。

 東洋には東洋の政治学、哲学があって然るべきじゃないですかね?何で西洋の哲学とか軍事学とか経済学をエラそうに語ってんですかね?日本を愛するに止まない「右翼」と呼ばれる論客でさえ、西洋の政治学にドップリ浸かっているのを見ると・・・

お前らそれでも東洋人か?

・・・と、膝を交えて小一時間。

 もちろん日本に限らず、中国にしても他のアジア諸国にしても、同じ様な状況であるワケで、東洋が、アジアが、本来の東洋哲学をないがしろにしているから、欧米諸国に好き勝手に引っ掻き回されるんじゃねぇの?・・・と思ったりもする次第ですわ。特に日本なんてね?元々ハイブリット=和洋折衷は、お手の物のだったはずなんですケド、その能力を生かし切れていない様で残念でわあります。


でわっ!

2010年9月27日月曜日

ワタシには夢がある

 最近めっきり視力が落ちましてねwww。ブラウザーも125%に拡大しないと、字が細くて見づらいサイトなんかもあったりして、そんなワケだから字の見間違いなんてのも多くて、ヒロシさんトコのこれなんか↓


<抜粋>

釈放の中国船長「また釣魚島(尖閣)に行って漁をしたい」 http://bit.ly/a7elou あーあ、完全に足下を見られてしまっている。
約1時間前 feedlyから

</抜粋>


「また釣魚島(尖閣)に行って釣りをしたい」


・・・と目に入ってきて、「ああwww、イイんじゃない?」なんて思った次第です。

 と云うのも、今でこそベトナムなんぞにいる関係上、「釣り」なんてトンと縁が無くなりましたが、子供の頃、「釣り」にはまってた時期もありました。まだ「釣りキチ三平」がヒットする前の話ですわ。(ところで「釣りキチ三平」ってセーフなの?)

 ワタシの故郷多摩地区は、東京都とは言え自然の豊かな所です。ま、田舎と言った方がイイのかも知れませんが・・・。多摩川、淺川、玉川上水、秋川などの河川にて釣り人をよく見かけます。海から遠いので渓流釣りが主流になるのですが、夏の朝早く、御嶽渓谷で朝もやの中釣り糸を垂らすのが夏休みの楽しみでした。

 で、自然と1対1で向き合う時、人間て謙虚になるように思うのです。自然は対峙する人間に差別はつけません。金持ちだからといって、地位の高い人間だからと言って、魚が進んで餌に食いつくなんてありえないでしょ?自然と向き合う瞬間と云うのは、人間がただの人間に戻る瞬間でもあると思うのですよ。

 で、そんな事を思い出しながら、先の読み違えたツイートの・・・


「また釣魚島(尖閣)に行って釣りをしたい・・・」


から連想したのが、日本、中国、台湾、の三者がね?当地で「釣り大会」でも開き、海に釣り糸を垂らしながら今後の三国間の在り方を相談すれば、きっと妙案が浮かぶんじゃないか?なんてね・・・。なんか絵になるじゃないですか。賢人が釣りをする姿って。

 領土争いでケンカの種になるんだったら、いっそのこと、三国共有の釣りレジャーランドにでもしてしまえばいいんじゃないか?と。ま、中国人、台湾人が釣りが嫌いだったら論外なんですケド、中国にも太公望の故事もある事だし、少なくとも日本人は釣りとか好きですからwww。(ワタシは。)

 以上。くだらないワタシの夢でした。


でわっ!

2010年9月26日日曜日

時系列の整理

 我ながら過去記事がいい加減だったので、思い切って修正します。


9月7日 中国漁船拿捕

9月14日 民主党党首選挙開票


 まず、今回の中国漁船の拿捕は民主党党首選挙の一週間前であった事。従って選挙との直接関連はまず無く、漁船の船長が「鉄砲玉」として海保の船に体当たりする理由も・・・無い。

 しかしながら従来は拿捕という方法は取らず、領海外へ追い出すのみだった海保が「拿捕」という協定破り?の行動に出た。何故なのか?1978年に日中平和友好条約を結んだ際に、
トウ小平氏の提案で日中は尖閣諸島の領土紛争を棚上げした経緯があり、中国側にしてみれば今回の件は、一方的に「顔に泥を塗られた。」と受け取るのでは?

 つまり、今まで「グレーゾーン」で、お互いナアナアでやって来たのに、いきなり日本が領土を主張し始めたと中国が態度を硬化させ、丹羽宇一郎駐中大使を5回にわたり呼び出し、
トウ小平氏との約束=日中平和友好条約を反故にする気かと問い詰めたのは想像に難くないです。はい。

 で、1978年の日中平和友好条約の立役者は誰かと言えば、それに先立つ
日中共同声明を調印した「田中角栄」氏ですよね?したがって日中平和友好条約を反故にする様な行為は、田中角栄氏の業績を否定する事にもつながり、更には田中氏の弟子である小沢氏を貶める事にも通じていくのではないか?・・・と。では誰かがその様な事を画策したのか?

 もうね?考えるだけで憂鬱になって来ます。例えばね?お隣の庭から木の枝がこちらにはみ出してしるとします。そこでお隣とどう付き合うのか?そういったレベルに近い話なんですよ。結局。

 お隣と仲良くやっていれば、少なくとも感情的にならず、キチンと話し合いが出来る関係にあれば、木の枝が多少はみ出していようと、大きな問題にならずに済むハズです。それを、「白黒つけようじゃねぇか!」とお互いのエゴをぶつけ合うから、

坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い。


といった状況に陥ってしまうワケです。まるで、エゴが制御できない子供のケンカです。ま、そういった「子供の様な大人」が世界中で増えているから、戦争が無くならないんでしょうが・・・。

 ひとつ確かな事は、日中平和友好条約を反故にする様な真似は、日本にとっては戦後賠償の問題も含まれると云う点で、自分で自分の首を絞めるに等しい行為だと云う事です。

 そして、「中国脅威論」もいいですが、中国にしても何億もの国民を養って行かなければならないわけで、その苦労は、たかだか一億の国民しか居ない日本の政治家の比ではないでしょう。その為には資源も必要でしょう。食糧も必要でしょう。そんな事は、フツーの庶民のワタシでもすぐに分かります。

 限られた資源をみんなでどう分け合うのか?世界中の庶民がもっと真剣に考えなければ、この先も奪い合いが続く、殺伐とした世界の未来像しかワタシの目には映らないのですが?とりあえず「バカの壁」でも読み直しますか・・・。


でわっ!

2010年9月25日土曜日

これでいいのだ

 ネット上では今回の中国漁船拿捕の一連の流れについて、中国における北京と上海の確執が語られており、それも「さもありなん。」とは思いますが、船長の釈放に向けて頭を付き合わせた三者、中国、日本、そしてアメリカを並べてみるに、中国だけが内輪揉めしているように見るのは片手落ちではないか?と。

 で、上海閥が今回の「鉄砲玉」を送り込んできたかの分析ですが、ワタシ的には疑問です。なぜなら現在、上海万博の真っ最中で(10月31日まで)、中国が問題を起こせば万博に何らかの影響が及ぶことを、お金に目ざとい?上海の人間が憂慮しないとは考え難いので。現に海外のメディアの取り上げようは、「日本が中国の圧力に屈した」と云う論調が見られ、どちらと言えば中国に好意的には見えません。

 そうなる事が分かってて今回の事を上海閥が仕組んだとしたら?自爆行為のような真似をしたとしたら?その目的は何なんでしょうね?それ故、ワタシは先の「上海VS北京」と云う構図に疑問を持つワケです。はい。

 そこで、もし「上海万博」以上に重大な問題がそこにあったら?と、考えた時、やはり先の民主党党首選挙に立ち戻るワケです。

 中国が上海万博で浮かれている間に日本では民主党党首選挙が行われ、いつの間にやら日本は完全にアメリカの支配下になってしまった。そうなると上海万博どころじゃないワケですよ。中国としてわ。万博なんてものは次期が来れば終わりますが、うかうかしてる間に強固な日米中国包囲網が出来てしまえば、未来永劫に禍根を残すことになる。それだけは絶対にマズイ。

 斯様にですね、もしもですよ?ワタシが中国の指導部の人間であったなら考えますよ。そしてアメリカに目を向ければ、オバマ大統領の支持率は急降下中(ま、マスコミ発表ですが・・・)。と云うことは、反オバマ勢力、反ネオコン勢力も勢いづいていると考えられるワケです。つ・ま・り、アメリカにしても決して一枚板ではない。そこに中国が漬け込むチャンスが生まれるワケです。はい。

 アメリカも中国も決して一枚板ではない。ま、日本もそうですが、そういったグタグタの状況の中での船長の釈放は、ベストな選択とは言えないまでも、数多くない選択肢の一つのように思えるワケです。どの道いつかは釈放するワケだし?事がヤヤコシクなる前に、先の状況が見えない現状においては、アメリカ組と中国組の覇権争いに当面は巻き込まれずに済んだと云う点で、

ま、これでよかったんじゃないの?

と、一庶民として思う次第です。所謂「損切り」ってヤツですか?

 所詮ね?海外のメディアがどう騒ごうが、これは日本の問題ですから。

外野が勝手なこと言うな。

と云うスタンスでイイんじゃないでしょか?マスコミがどう騒ごうが、分かる人には(国には)分かってますって。例えばキューバのカストロ元首相とか・・・。


でわっ!

2010年9月24日金曜日

中国に多謝

 ネットゲリラさんトコに、サーチナのニュース記事へのリンクが貼り付けてあったのですが・・・。


<記事貼付>
すごく簡単…日本を中国の言いなりにさせる3つの方法―中国メディア
2010/09/23(木) 10:12

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)付近で発生した日本の巡視船と中国の漁船との衝突事件の影響で、日中関係は外交上まれに見る緊張関係になっている。中国国内メディアでは日本に対する嫌悪感を示す内容の記事が多くなっているが、IT商業新聞網には「日本を制圧するのは簡単、3つの方法で1カ月のうちに従うようになる」というタイトルの文章を掲載した。

 文章では、一連の事件により中国の民衆による反日感情は日増しに高まっていると紹介し、「国際外交紛争は、言ってしまえばどちらが相手を制圧するかの問題で、制圧した方が勝者なのだ」と解説。その上で、日本が簡単に中国の言うことを聞くようになる方法を3つ提起した。

 1つ目は、中国各地のスーパーマーケットやデパート、自動車販売店で直ちに全ての日本ブランド商品の販売を停止すること。汽車や電気製品から化粧品まで、生産地を問わず、日本の知的財産権が絡んでいる物は全て棚から卸せば、1カ月もすれば日本企業は東京の首相官邸や外務省の前でデモを行うようになり、日本の株式市場は底なしに下落する、というものだ。

 2つ目は、レアアースを肇として、日本が中国から大量に輸入している資源商品の供給を止めること。やはり1カ月もすれば、日本の大手工業企業の株価は暴落し、彼らは金銭や実力行使などで現政権を打倒することになるだろうと予測した。

 3つ目は、高い買取価格を提示して中東の産油国が日本に輸出している石油関連商品を中国に供給させるようにすること。これに伴う金銭的損失は、今後日本に資源商品を輸出する際の価格に転化すれば回収できるとのことだ。

 結びとして、これらの方法は全て中国側が完全にコントロールできるものであり、アメリカによる支援も必要ない措置だとした。(編集担当:柳川俊之)

</記事貼付>


 いやwww、今回の中国漁船の拿捕騒動、イロイロ学ばせて貰うと云うか、得るところが沢山あります(あくまでも個人的にですが・・・)。まずね?中国人民?が思いのほか「拝金主義」に染まっている事ですかね。上の制裁方法を見ても、「金の力で言う事を聞かせる」と云う事でしょ?ワタシが若かりし頃読んだ「水滸伝」の中の、権力者に反逆する「梁山泊」義人に対する思い入れなんて、今の中国ではもう失われてしまったんですかねえ(ま、共産主義に義人は似合わないか・・・)?他にも思いつくトコロをつらつら列記してみるに・・・


1.

 まあ今時の日本では小学校の一クラスでさえ、一人のクラスメートの為にクラス全員が連帯責任なんて取るのを嫌がるだろうに、それをン十億の国民が一人の漁師の為に、日本製品の不買運動で連帯しようってんだから、その点ではさすが!儒教の国!義理人情を重んじる国!日本も見習わなければなりませんわ!日本なんてね?確かつい最近ロシアに漁船が拿捕され、その際に漁師側に死者まで出た事件があったように記憶しているのですが、その時だってね?日本は国際法を遵守する故に、ロシアを尊重して粛々とロシア側の処分を待つのみでした。そして日本人の誰一人?「もうロシア産のタラバガニは食べないぞ!」と、気勢を上げた人はいなかっただろうに・・・。中国人民とはエライ違いですわ。orz


2.

 レアアース等の資源物資の禁輸措置ですが、ワタシから見れば、これは日本国内のベンチャー企業が躍進するチャンスのようにも思えるワケです。みなさんご存知のように、技術は日々進歩しています。過去何度も新技術を紹介してきましたが、何故そういった新技術に産業界が移行していかないのか?ひとつはコストの問題です。大企業が大量に原料を買い付けるが故にコストが抑えられ、いくら新技術が地球、環境に優しい、万民のための素晴らしい技術であっても、コスト競争という面で勝てなかったのです。

 しかし原料そのものが輸入出来なくなるとなれば、これはもう強制的に新技術に移行しなければなりません。ワタシから見ればこれは「願ったり叶ったり」で、日本の産業界のイノベーションを進める力となってくれる中国には感謝したいくらいです。はい。

 更にですよ?例え製品のコストが上がろうと、その製品を使用することで環境を守ることに貢献するとなれば、これはもう日本人一人一人が地球に対して寄付を、万人の為に良い事をしているようなもので、すなわち「徳」を積むのに等しい行為ではなかろうか?と。結果として中国が日本人の「徳」を高めてくれるワケだし、老い先短いご老人にしても、現世で「徳」を積んでおけば安心して旅立てるんじゃなかろうか?と。その点でも中国には感謝しなければ。と。


3. 

 もうね?これも何度も繰り返している事ですが、石油依存の社会から脱却するいい機会ですわ。世界中の紛争原因のほとんどがエネルギー=石油に絡んだものである事は、みなさん既に重々ご承知のハズ。しかし、所謂「石油メジャー」のコントロール化にある世界・・・少なくとも日本は、石油を買い続けなければならない立場にあるワケです。もちろん日本国内の石油・エネルギー関連の会社全てが、石油ビジネスネットワークの中に在り、そこに従事する人間を考えるとおいそれとは脱石油には切り替えられないのですが、これがもう石油が入ってこなくなればハナシは別です。

 石油に頼らない産業構造、社会構造になれば、少なくとも日本は石油にまつわるゴタゴタから開放されるワケです。はい。戦争の当事国にならなくて済むワケです。インド洋での給油活動なんて、戦争加担行為以外の何ものでもありません。はい。したがって脱石油は日本国憲法にも沿った、日本人としての当然の選択なのです。はい。尖閣諸島の問題にしても、地下資源として「天然ガス」の存在が取り沙汰されていますが、もうね?「そんなもの中国にくれてやれ!」と。

 ぶっちゃけ、「水」を燃料として使用する技術はすでに出来上がりつつあるワケですよ。そうなればね?何も広い海のド真ん中にデッカイプラント建てて、海底に穴を掘って、エッチらオッチらガスを汲み上げるなんて、バカな真似はしなくて済むワケです。日本としてはそんな中国なり、他の国を横目で見ながら、

ご苦労様www

と、左団扇でほくそ笑んでいればイイんです。ね?これこそ一歩先行く日本の在り方のように思いませんか?これからの時代、「いかに戦争に勝つか?」ではなくて、「いかに戦争を遠ざけるか?」本当の勝者の在り方ではないでしょうか?その為に必要なのは「技術」です。奪い合うのではなく、第三の道を自ら創り出す技術。日本にはその技術を持った人がたくさんいます(今は日の目を見ていませんが・・・)。ワタシはそう思うんですケドねぇ・・・。




【日本の技術】水から生まれた新燃料


 以上。そうしたワケで、今回の中国の一連の制裁?は、日本にとっては、技術・産業界のイノベーションと云う視点で見れば、返ってありがたいとワタシには思えるし、同じ様に思っている埋もれた技術者も大勢いるのではないでしょうか?で、中国には・・・

意地悪ばかりすると、技術を教えてやんねえぞ!

・・・と。


でわっ!

2010年9月22日水曜日

ぜんぜん見えてない

 中国が日本に対してイチャモンをつけてきていますが、大方の名だたる論客の見解は「領土問題」として捉えているようです。が、ワタシの見方は違います。中国にとって重要なのは「領土問題」よりも、民主党の・・・と、言うよりも日本を実効支配しているアメリカに対する牽制です。

 ワタシは先の民主党党首選挙にて、選挙操作が行われたと勝手に思い込んでいます。それを土台にハナシを進めますが、じゃあ、民主党内の反小沢派が独自にそのような大胆な真似をしたのか?というと、それは疑問です。いくらなんでも良心の呵責があったハズです。同じ日本人として、「それをやっちゃwww、おしまいだよ?」・・・と、最後の一線を越えることに、かなりのためらいがあったものと思われます。

 では、「最後の一線」を越えるように後押しをしたのは誰か?みなさん、お分かりですよね?日本人とは違うメンタリティーを持った人達が、民主党党首選挙に介入してきたと考えるのが自然ではないでしょうか?

 回りくどい言い方をしても無駄なのでストレートに言いますが、アメリカの・・・というか、所謂「安保マフィア」と呼ばれる面々が、その力を背景に民主党内の反小沢派を焚きつけ、およそ日本人としてはとても出来ないような、末代までの汚名になる恥ずべき行為に走らせたのではないかと。

 で、中国としてはそんな事は百も承知。今回の民主党党首選挙にしても過去の国政選挙にしても、「安保マフィア」と「マスコミ」の強力タッグ(例えるなら猪木と馬場のタッグ並み?)により、日本はアメリカの都合のいいように操られていると。

 中国にしてみればですよ?日本とアメリカが組んで中国に敵対することは、そりゃwww脅威であるワケで、今回の件も「領土問題」にかこつけて、日本を後ろで操っているアメリカを牽制しているワケです。それもこれも、日本の政治家がアメリカの手下に甘んじているからで、ヤクザの世界で言えば、今回日本側に拿捕された漁船の船長は「鉄砲玉」なワケです。

 アメリカ組と縄張り争いを繰り広げる中国組が、アメリカ組傘下の日本会に対して、本家の出方を探るために「鉄砲玉」を送り込んできた。そう云うふうにワタシの目には映る次第です。はい。ま、こういったやり取りは、
キツネ目の宮崎先生が詳しいかと。

 で、アメリカ組系日本会としては、本家アメリカ組の意向にもお伺いを立てなければならず、ヤクザの世界と同じ様に、勝手に抗争を始めても、後々親分同士が手打ちという運びになれば、わりを食うのはいつも弱小組織、末端の下っ端ですわ。

 そこでアメリカ組系日本会の取るべき道は、アメリカ組の舎弟のままでいるか?それとも組の看板を掲げ自立した一家を構えるか?2択になるのですが、さてね?「日本組」を背負って立てる清水の次郎長のような・・・大親分=総理大臣の器を持った「漢(おとこ)」が、いまの日本の政治家にいますかね?アメリカ組系日本会の中に・・・。


でわっ!

2010年9月19日日曜日

天網恢恢疎にして漏らさず


《「老子」73章から》

天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。
Yahoo辞書より



多くは語りません。心当たりのある方は、お早目に悔い改めた方がイイかと・・・。


 悪事を成した後の嫌な気分は、ワタシにも覚えがあります。特に他人を欺いた時などは本当に心苦しいものです。子供の頃、父からもよく言われたものです。


お天道様が見ているぞ!


・・・と。 ま、ワタシのさして長くも無い人生の中で学んだ事のひとつに、


因果応報


という法則?があります。すなわち「良い事をすれば良い事が返ってくるし、悪い事をすれば悪い事が返ってくる。」と云う、ごく簡単な法則です。

 日本人であれば、誰もが親から聞かされたり、お爺ちゃん、お婆ちゃんから聞かされたことがあるんじゃないでしょうかねぇ?


でわっ!

2010年9月15日水曜日

再掲載 権力への欲望 24

2010年1月25日月曜日
権力への欲望 24



どうもね?世論が矮小化されているんじゃないかと・・・
今回の「小沢 VS 特捜」をして、
小沢擁護派

なるものが存在する様な論調が見られますが、
(確かに小沢氏を個人崇拝する御仁もおりましょうが。)
こと、一番重要で、問題とされるべきなのは、

国家権力の乱用(私用?)

ではないでしょうか?であればこそ、

地検特捜部とゆう組織の実態

が問われる。と・・・。
ワタシが
「一点突破」と言ったのはそこなんですわ。

国民目線
国民の生活が第一


と言うのであれば、国民の生活や自由を脅かしかねない
国家権力の乱用(私用?)は許せないハズですよね?

民主党のみなさん。

たとえ小沢氏が相打ちで討ち果たされようとも、
それで社会の公平が守られるなら、社会の正義が守られるなら、

政治家として本望でしょ?

しかも、今現在のグダグダした状況を、次の日本を担う青少年
どんな目で見ているか、考えてみた事がありますか?

子は親の背を見て育つ。

親として子のために残すべきものはお金でしょうか?それとも、

公平、正義に基づいた社会

なのでしょうか?
まず大人から変わっていかなければ社会は、日本は良くなるハズもなく、
それに気付いたが故の、
「民主党」への政権交代だったワケですよね?
そのことを自覚しなければ、ダラダラと政争、権力闘争を繰り返すだけの
不毛な社会に、不毛な国になってしまうだけの話です。
で、あればこそ、覚悟が必要になると思うワケです、

小沢一郎とゆう毒

を喰らい血を吐いても、「前へ、前へ、」と進歩しようとする覚悟が!
当然、
心の葛藤がそこに生じるのは想像に難くないのですが・・・


でわっ!

2010年9月14日火曜日

民主主義を死守セヨ!

 恐ろしい事ですが、最早日本においては選挙と云うものは何の意味も成さないのでしょうか?認めたくない事実ですが、目を逸らす事は出来ません。

 今回は民主党内の党首選挙という内輪の選挙なのですが、恐らく同様の開票操作が国政選挙にて行われた可能性もあります。
菅首相を再選=小沢氏に大差、国会議員票も上回る-党内融和焦点・民主代表選

<記事貼付>

 民主党代表選は14日午後、都内のホテルで開いた臨時党大会で党所属国会議員による投票を実施し、郵送済みの党員・サポーター票、地方議員票を合わせた開票の結果、菅直人首相(63)が小沢一郎前幹事長(68)を大差で破り、代表に再選された。任期は2年。首相は速やかに内閣改造・党役員人事を行う方針で、新たな布陣で野党が参院で過半数を占める「ねじれ国会」に臨む。小沢氏や同氏を支持した議員の処遇を含め、党内融和を図れるかが当面の焦点だ。

 代表再選を受け、菅氏はあいさつし「ノーサイドで全員が力をフルに発揮できる挙党態勢のため、協力を改めてお願いする」と述べた。

 代表選の有権者は、党所属国会議員411人、地方議員約2400人、党員・サポーター約34万人。1人2ポイントの国会議員票822ポイント、獲得票に応じてドント式で配分する地方議員票100ポイント、衆院小選挙区ごとに各1ポイントを配分・集計する党員・サポーター票300ポイントの総計1222ポイントをめぐって争われた。開票結果は、菅氏721ポイント、小沢氏491ポイントだった。菅氏は、優位が伝えられた党員・サポーター票と地方議員票に加え、国会議員票でも小沢氏を12ポイント(6票)上回った。 

 1日の代表選告示以降、菅、小沢両氏は相手の政治姿勢、政策を厳しく批判。党を二分する激しい戦いを繰り広げた。


◇民主代表選の開票結果

          菅氏    小沢氏党員

・サポーター   249   51
地方議員      60     40
国会議員      412   400

          (206)  (200)
合計        721    491


※数字はポイント数(国会議員の丸かっこ内の数字は得票数)
(2010/09/14-16:06)

</記事貼付>


 前回の衆議院選挙では国民新党のネガティブキャンペーンが張られ、その結果?国民新党の獲得議席数が0(ゼロ)という数字が出て、ワタシ的には、


いくら何でも「0」はオカシイダロwww!


と云う思いだったのですが、それでも良識有る選挙管理委員会が、民主主義を根底から覆す様な真似をするワケが無いと自分に言い聞かせていたのですが、事ここに及んでまでこの事態に疑いを持たず、黙り込んでいるワケにはいきません。


バカにするのもいい加減にしろ!


と声を上げるのが、普通の感情ではないでしょうか?・・・ので言います。

前回の衆議院選挙の票も含めて、


もう一度開票作業をやり直せ!


それも機械ではなく、


ちゃんと人の手を遣ってやり直せ!


そして開票作業には、


公正な第三者を立ち合わせろ!


何なら・・・


国連選挙監視委員会を呼べ!


そのぐらいしないとダメでしょ?

 何度でも言いますが、選挙とは民主主義の根幹を成すものです。開票結果を操作すると言うことは、民主主義の否定なのです。

 思い過ごしだろうが何だろうが、選挙結果に疑問が生じた場合、すべての人が納得する形で検証しない限り、民主主義を標榜する国とは言えませんし、選挙を管理している者は要望があった場合、開票の結果をプロセスも含めて全てオープンにしなければならないハズです。そうですよね?

 そこで、前回の衆議院選も含め、一刻も早い開票結果の再調査を一日本国民として、日本が民主主義国家であって欲しいと願う一庶民として、切に希望します。



– 『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』, [1]

ナチ党が共産主義を攻撃したとき、
私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから
何もしなかった。

ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから
何もしなかった。

ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。

私はずっと不安だったが、
まだ何もしなかった。

ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―
しかし、それは遅すぎた



 いいですか?民主主義社会とは、自分の意見を堂々と言うことの出来る社会なのです。例えそれが間違っていようと、自分の意見を言うことが自由な社会なのです。

 その上で話し合いや選挙で妥協点を見出す、全員参加の社会なのです。だからこそ選挙の公正さが厳密に求められるのです。

 声を上げることは、民主主義社会においては何ら恥ずかしい行為では無い。

 声を上げることで不利益を被ったり、警察や公安に捕まるような社会であったら、それは民主主義社会ではありません。独裁主義社会です。

 日本が民主主義社会であることを信じるが故に、ワタシは声を上げます。


でわっ!


※追記

政治家や官僚が何故勝手な真似をするのか?
答えは簡単ですよね?
口先だけの知識人を…物言わぬ庶民を…

ナメているからです。

あなたもワタシも、
彼らにバカにされているだけなのです。

それでいいのですか?

2010年9月13日月曜日

祟り(タタリ)の深層

 毎度ヒロシさんとこのつぶやきチェキをしてますが、オモシロイつぶやきが多くて飽きません。そんな中でワタシ的にヒットしたのがこれ↓


<抜粋>

YS_KARASU タタリガミ=小沢を言い始めたのは昨年12月のこと。その時からタタリガミに続く子タタリガミ=小沢信者の姿も見えていました。今まさにその状態。この際、タタリガミに勝ってもらうのも手ではないかと。そうしないと暴走が収まりそうにないかも。 @strategycolum 小沢はタタリガミ
2:45 AM Sep 11th webから
bilderberg54と3人がリツイート

</抜粋>


 ま、日本人て「タタリ(祟り)」とか「呪い」とか、昔からよく言いますよね?


祟りじゃwww!八ッ墓の祟りじゃwww!


とか・・・?





 で、タタリや呪いって一体何なの?と考えてみるに、無念な想いを残して死んだ人とかが、死んでからも現世の人間に復讐してやると云う事でしょ?大雑把に言えば。

 つまり現世では弱い、虐げられた存在であっても、死後の世界・・・現世の力の及ばない世界から、現世に対して仕返しをする事を、「祟る」とか「呪う」とか言うワケですよね?その良い例が
「菅原道真」かと。はい。

 と云う事はですよ?「タタリ」を恐れる心理の裏には、理不尽に弱者を虐げたとか、もしくは策略によって他人を騙まし討ちしたとか、いずれにせよ加害者とか権力者の後ろめたさが、心のどこかに有るんじゃないかと。はい。

 では何故?小沢氏が「タタリガミ」呼ばわりされるのか?遡れば明治維新からの、「会津藩」と「長州藩」の確執があるからではないでしょか?長州藩は会津藩に対して熾烈な処分を下しました。そのひとつが、戊辰戦争で死んだ会津藩士の亡骸を野ざらしにした事です。

 
戊辰戦争百話・会津
◆第百話:戦死者の埋葬に奔走した、伴百悦◆


<抜粋>

■城の内外でたおれた二千余柱の遺体は、会津開城後も賊軍という汚名のもとに埋葬することも許されず、腐食するがままにまかされていた。これをみかねた滝沢村の郷頭横山三郎・肝煎(きもいり)吉田伊惣治らは、明治元年十二月二十九日、飯盛山に自刃した白虎隊士の遺体四体を妙国寺に仮埋葬したが、これが西軍に察知され、彼らは罰せられて入牢するという事件も発生した。

■百悦は町野主水・高津平蔵らと計り、西軍の参謀らに対して何度かの嘆願を重ねた結果ようやく阿弥陀寺と長命寺に埋葬することの許可をとりつけた。しかしそれは、百悦らの願いとはまったく異なるものであった。会津藩戦死者は罪人として扱われ、埋葬地も罪人塚、埋葬にたずさわるのも罪人の埋葬にあたってきた人々に限られた。このため百悦らは自らをその人々の列に落として戦友の遺骨収集にあたり実に二千三十三体の遺体を埋葬したのであった。

</抜粋>


第三者が聞いてもヒドイ話だと思う…。

夫婦坂二輪旅紀行
会津と長州


<抜粋>

「あいつらはさぁ、きったないよ! 俺たちはさ、長州その他西軍戦死者の墓を作って葬ったのに、ヤツら、会津兵の死者の埋葬を許さないで、野ざらしにしたんだぜっ!」

</抜粋>


と、なりますわな。フツー


 まあ、か様な過去のいきさつがあって、なおかつ田中角栄元首相の
「ロッキード事件」とかの絡み?もあったりするんですかね?田中元首相を慕う小沢氏としては。その辺を揶揄して小沢氏を「タタリガミ」と呼ぶワケですか?

 いずれにせよ、「タタリ」を恐れる側にそれなりの理由が在るに違いなく、ただただ「タタリ」を恐れるだけでは何も解決しないように思うワケです。ワタシとしては・・・。何故に小沢氏が「タタリガミ」呼ばわりされるのか?「祟る側」と「祟られる側」がそのいきさつを明確にすることで、「祟りの輪廻」を断ち切れるんじゃないでしょうか。

 判官贔屓と同じ様に、「祟り」というものに対する日本人の感情も、全国各地で共通するもがあります。すなわち日本全土で謂れ無き差別や弾圧を受けた庶民が、たくさん居たことの証のように思うワケです。

 「祟り」を沈めるにはどうすればいいのか?生贄や貢物で一時的に祟りを沈めるのではなく、「祟り」の原因を取り除かなければ「荒御霊」は所詮、
「荒御霊」のままで、「和御霊」にはならないように思うのです。では具体的にどうすればいいのか?簡単な事です。


因縁を解き明かす。


 ま、言葉にするのは簡単な事なんですが、社会・・・人が集まると必ず利害関係が生じます。利害関係の中で利を得ている者、例えば身分差別だったり、職業差別だったり(インドのカースト制とか)、あと何ですかね?とにかく、そういった諸々の因縁を解き明かされると困る人達もいるワケで(どちらかと言うと権力者側)、それ故に歴史を改竄したり、真実を隠蔽したり、まあいろいろやるワケです。はい。

 しかし、もう隠し事がまかり通る時代じゃないでしょう?インターネットというツールのおかげで、誰もが真実を知る事が出来る時代になった今、特に若い世代には、過去の因縁を断ち切り「タタリ」の無い新しい時代を築き上げて欲しいと、切に願う次第です。

 そして小沢氏に限らず心ある政治家には、過去の因縁に縛られずに日本と云う国の舵取りを、世界中の庶民も視野に入れた、スーパー・サイズな視野でして頂きたいと願う次第です。はい。現代の八百万精神を世界に示すためにも。

 ちなみに蛇足ですが、祟り・タタリの語源は「タタール」から来ていると、某サイトで見かけたのですが・・・

地名黙示録

<抜粋>

意富比の異名、大大日をタタリと読むことから生まれた民族名

 では「タタール」とは、いったい何者か。文献に登場するのは8世紀以降だ。しかも正体がどの史料も曖昧で定まらない。ところが顔を出す8世紀とは記紀が内外に披露された時期と一致するのである。タタールは母音調和で「ツツール→チチウル(土浦)→秩父」に転訛する。ということは、8世紀どころか、はるか以前に関東の一角に同根の氏族がすでに陣取っていたことになる。

</抜粋>

 
 要は、朝鮮半島から移民が流れ込んでくる遥か以前から、「タタール」と呼ばれる民族が日本列島に定住していたが、新興の移民が彼らを駆逐、もしくは支配体系に組み込み、そして新興移民朝廷に従わない既存民族の反撃を「タタール」=「祟る」として恐れたのが、「祟り」の始まりじゃないのか?

 ・・・などと、個人的に因縁を分析してみたワケですが・・・。苦しいですかね?


でわっ!

2010年9月10日金曜日

連帯改

「連山改」を覗いてみたら、非常に面白い記事がありました。

prophecy(預言)と prediction(予言)


と云う記事の一部を、勝手に引用させていただきます。


<引用>

君主とは天命を知る人

 古来、中国の世界観によると、全世界は「中国」に住む天子の領土であり、そして全人類はみな、この天子に服従する臣民であると考えられてきました。しかし、全土は広大で、天子の威令も中央から遠く離れれば離れるほど、及びにくくなります。

 そういった地域は、天子が現地の首長に官位を与え、間接統治をしていました。分かりやすくいえば、辺境の遠く離れた地域では、現地の権力者が天子に贈り物を貢ぎ、官位をもらい、天子の威光を借りて統治する、これを「冊封」といいます。いわゆる自治領ないし属国ということです。

 日本では、古代邪馬台国の女王卑弥呼が、魏に使いを送り、「親魏倭王」の称号をもらい、統治したのはよく知られています。その後、聖徳太子の時代から外交方針を変更し、対等な国交を要求し、日本は唯一中国の属国となる事を免れましたが、匈奴やモンゴルは軍事力が弱まると、冊封を行うほかありませんでした。さらにベトナム、朝鮮も属国とならざるを得ませんでした。

 この東アジア冊封体制が破綻したのは、アヘン戦争以降です。しかし、中国人の心の底には、いまだかつての冊封体制の記憶が残っており、中国の歴代王朝の中で最大の領土を支配した清朝の領土範囲が基準となっています。よって、冊封国であった朝鮮、琉球(沖縄)、ベトナム、タイ、ビルマ(ミャンマー)は、中国の縄張りなのです。

 こちらからすれば、言いがかりだと思うのですが、中国人は当たり前だという考えなのですから、話し合いなどでは解決しません。上の地図にもあるように、南沙諸島も中国は領有権を主張しています。そうすると、当然台湾は中国の一部だという意識ですし、沖縄も当然危うい立場に置かれます。今は、まだアメリカの軍事力によって、牽制していますが、近い将来、アメリカがアジアから、また沖縄から撤退すれば、状況は激変するでしょう。

出典:現代の中国人の領土意識 - 新しい世界へ ブログ

</引用>


で、出典先をみてみると・・・

新しい世界へ ブログ
現代の中国人の領土意識
yuri0818 (2010年9月 9日 14:18)


上記記事に引用された記事を目にするのですが、その記事自体も、
「貝と羊の中国人」という文献を参考に書かれているようです。

 で、この記事の内容の要点は、中国人の領土意識の基準となっているのは「清朝の領土範囲」との事なのですが、だとしたら元ネタになった「貝と羊の中国人」という文献もあまりたいした文献ではないように思われます。と、云うのも、手前味噌で恐縮ですが以前の記事
「法輪功」を読む」の中に書いたように、清朝は満州人の征服王朝でした。現在の中国国民が漢民族ではなく満州人だと云うのであれば、清王朝に対する愛慕の思いも理解しますが、中国建国の父は誰でしたっけ?清王朝打倒を掲げた孫文じゃないんですか?

 然るに、中国の領土意識が清王朝の領土範囲に基づくのだとしたら、これは矛盾であり、国父を否定・・・とまではいかなけても、十分ないがしろにする行為だとワタシには思えるのですか?どうなんですかね?そのあたり。中国政府は?


 中国国民というか漢民族は、モンゴル人による「元朝」、満州人による「清朝」と、他民族に支配された歴史があります。漢民族の王朝としての「明朝」を慕うのなら理解できますが、なぜ?清朝の領土範囲に漢民族が拘るのかイマイチ理解できません。

 領土が広かったからですか?しかし庶民にはそんな事はどうでもいい事です。自分の住んでいる場所が一番の関心事なハズです。となれば、広大な領土に拘っているのは中国の庶民ではなく、中国の指導部の者達であり、しかも彼らは満州人の傀儡なのかも知れません。さすれば、清朝の領土回復に固執する理由も見えてきます。

 つまり、かの記事に見られる様に、「中国人」が領土を欲していると云うような、庶民同士の感情を逆なでするような書き方は、ワタシは関心しませんねぇwww。現在アメリカで問題になっている
コーラン焼却騒動や、WTC跡地にモスクを建設する騒動だとか、国境・文化を越えた庶民同士の交流を阻害しようとする勢力が有るんじゃないかと、勘ぐりたくもなります。はい。

 ナンせ世界中の権力者は、
庶民と云う僕、奴隷を手放してなるものかと必死になり、アチコチで紛争や戦争を起こしたくてウズウズしてますから・・・。世界中の、平穏に暮らしたいと願う庶民にとっては、本当にイイ迷惑です。もうね?日本に限らず、世界中の指導者と呼ばれる人たちを総入れ替えしないとダメですかね?ワタシたちの現代の八百万精神を実現するのには・・・。


でわっ!

2010年9月8日水曜日

世間知らず

 いや、ビックリしました。鈴木宗男衆院議員の実刑確定だそうで。正直なところ、ワタシの鈴木氏に対する知識なんでほんの微々たるものなので、今回の最高裁判所の判断に口を差し挟むことなんて憚られるのですが、それでも疑問が拭えません。

NHKニュース
鈴木宗男衆院議員の実刑確定へ

9月8日 15時8分


 と云うのも、アフガン政府軍の末端に捉えられていた日本人フリージャーナリスト、常岡浩介氏の開放の折にカイザル大統領にいの一番で面会し、お礼を述べた御仁が鈴木氏だったと、つい先日ニュース記事で目にしたばかりなので・・・。

ムネオ日記

<抜粋>

2010年9月6日(月)

13時に5ヶ月ぶりに解放された常岡浩介さんと面会。何よりも無事で良かった。カルザイ大統領が親身になって粘り強く交渉してくれた賜物で、この点、昨日心からお礼申し上げた。

</抜粋>

常岡浩介氏ブログより

<抜粋>

4月上旬にカルザイがクンドゥズを訪れ、地元住民にタリバンを攻撃する米軍との合同作戦の説明を行ったときは、部隊は私の見張りを残して全員、この集会に出かけていました。そして、米軍との合同作戦に参加して、タリバンを攻撃したのです。このとき彼らは政府軍の一部として作戦行動をしていました。
3:18 PM Sep 5th webから .

ぼくを拘束していた部隊は、4月中はタハール州とクンドゥズ州でタリバンと交戦を繰り返していました。オマル師の命令系統に入っていない「ローカルタリバン」は存在しますが、タリバンを敵視して殺し合うタリバンはいません。彼らはタリバンではない。
3:15 PM Sep 5th webから .

上級司令官たちは腐敗しきっていましたが、末端の兵士や支配地域の一般の人たちはまともな人たちでした。処刑されなかったのは、上級司令官が処刑の理由をつくれなかったことと、部下たちからの批判が強まったからだと思います。
3:02 PM Sep 5th webから .

拘束中はずっと、いずれ犯人グループの日本政府への脅迫が終われば処刑されると覚悟していました。彼らは自分たちの正体を隠そうといていましたが、ぼくはなにもかもみて知っているからです。口封じをされると予想していました。
2:37 PM Sep 5th webから .

切れた。発表するはずはないと思います。政府中枢の人間が日本人を拉致して日本政府をゆすったのですから。
1:20 PM Sep 5th webから .

「アフガン当局がタリバンと断定」してるので、日本メディアもそのまま書いてるケースが多いみたいです。軍閥ラティブはカルザイの顧問サバアウン大臣の、ヒズビ・イスラミ内の部下に当たり、カブールに事務所も持って、政府の人間として堂々と暮らしている人物なので、アフガン当局は事実を発表するは
1:16 PM Sep 5th webから .

いくつかのメディアで、「タリバンが誘拐」と、出ているのをみました。犯人はタリバンではありません。クンドゥズのラティブ司令官とタハールのワリーという、現地の腐敗した軍閥集団です。彼らはタリバンになりすまして日本政府をゆすっていました。
11:15 AM Sep 5th webから

</抜粋>

常岡浩介氏ブログより

<抜粋>

■2010/03/23 (火) 02:26:29 今年のザイーフたん

一年ぶりに、ザイーフ師と話をすることができた。去年も師は舌鋒鋭く米国を批判していたが、それでも「この戦争は交渉によってしか終わらせられない。交渉当事者になり得るのはオマル師だけだ」と、和平交渉の必要性を語っていた。しかし、今年の師は米国どころかカルザイとの和平すら「不可能だ」と、全面否定した。

ザイーフ師は、「占領がすべての問題の根源だ。政治腐敗も占領下の傀儡政権だからこそ起きた。タリバン政権下ではなかったのだ。麻薬の問題もそうだ。占領下で麻薬ビジネスが復活したのだ。国家再建・復興支援の名の下に、多くの国や団体がアフガニスタンを訪れているが、占領という現実を追認・正当化し、延命させるような支援を私たちは認めない」と、語った。

占領という言葉を戦争と言い換えると、ぼくが考えていることとほぼ同じだ。日本のメディアも支援団体も、戦争の是非を問わぬままで、アフガニスタンの教育問題や女性の権利の問題、地域の復興について語っているものが目立つ。

しかし、今のお為ごかしの「対テロ戦争」が続く限り、どんな人道支援も復興支援もエクスキューズにしかならない。バカバカしいマッチポンプだ。ザイーフ師はタリバンが責任の一端を負っていると認めたくないから、「占領」を強調するのだろうが、米軍が占領する前からアフガニスタンはずっと戦争だった。タリバンはそれを終わらせることができなかった。現在の諸問題の責任が米国の占領にあることは間違いないが、占領が終わりさえすればすべてが解決するというのは彼らの悪質な嘘だ。

米軍が一方的に撤退すれば、今度はアフガン人同士、ムスリム同士の内戦が再開されるだけだろう。それを避けて、30年続いたこの国の戦争を終わらせるには、米国、タリバンを含めたアフガニスタンのすべての紛争当事者の和解が必要だ。

しかし、米国にはその意志がなく、むしろ秘密裏の和平工作を妨害している。タリバンも去年と違って、和解への熱意を失っている。オバマは「18ヶ月以内に撤退開始」を公約したが、状況は明らかに、著しく悪化している。

</抜粋>

アフガンで拘束・解放され帰国した常岡浩介さんが会見 イスラム武装勢力の犯行を再強調

<記事貼付>

アフガニスタンで取材中に武装勢力に拘束され、およそ5カ月ぶりの9月4日に解放され、帰国した常岡浩介さんが記者会見し、事件が地方のイスラム武装勢力による犯行であることをあらためて強調した。

常岡さんは、「今回の事件はタリバンが行ったのではなく、地方軍閥、それも腐敗した人たちが中央の統制を離れて暴走して行ったと認識している」と述べ、犯行グループについては、地方のイスラム武装勢力「ヒズミイスラム」による犯行だとして、タリバンによる犯行であるとしているアフガニスタン政府とは異なる見解を強調した。

また、自らを拘束していた武装勢力の兵士らについては、「友好的で、食事も3食出され、飢えることはなかった」としている。

(09/07 21:49)

</記事貼付>


 本人の言っている事とちょっとチガウじゃね?まあそのwww、イラクと同様にアフガニスタンでの「テロとの戦い」という大義名分も、ナンかアヤシクなってきました。が、アメリカ追従の日本政府としては認めたくないのでしょうし、その事実を隠蔽しようとするかも知れません。庶民に真実を知られないように・・・。

裏 日 記

<抜粋>

 小沢一郎を潰す勢力と、過去に鈴木宗男を潰した勢力は、同じ勢力です。それは、官僚であり、現代の特高が東京地検である。そして、そのバックには、アメリカが存在している。

</抜粋>


 今回の常岡氏の解放は、奇跡的な出来事だったのかも知れません。カイザル大統領が動かなかったら常岡氏は殺害され、その犯行は「タリバン」のせいにされ、日本でも「タリバン憎し」の世論が形成されていたかも知れません。そして更なるアメリカ追従・・・・と。

 では何故?カイザル大統領は常岡氏の解放に向け動いたのか?本来アメリカの言いなりであったハズなのに(少し言い過ぎ)?ワタシはそこにカイザル大統領の心変わり・・・と言うか、現実的な政策への方向転換があるのではないかと推察します。その理由として考えられるのが、周辺諸国との関係じゃないかと。つまりアフガニスタンを取り囲む、イラン、パキスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンとの近隣外交と云う現実的課題を、避けては通れない事に今更ながら気付いた・・・と。ひょっとしたらタジキスタンのラフモン大統領からカイザル大統領に、常岡氏の解放に向けた進言があったかも知れません。


 例の、8月中東戦争説。アレが回避された事情のウラには、恐らくネオコンと呼ばれるグループの影響力の低下が有るのでしょう。ま、ハナっからその気があったかどうかも疑問ですが、一応8月の危機を乗り越えた事で、流れが変わった可能性もあるワケです。その辺の流れの変化を、日本はちゃんと把握出来ているのかどうか?常岡氏の解放もその流れの中で実現されたとは考えられないでしょうか?

 想像力(妄想力?)が豊かなモンでいろいろな可能性が浮かんで来るのですが、妄想ついでに言うならば、今回の鈴木宗男氏の実刑判決のウラには、もし小沢氏が民主党代表となり総理任命された場合でも、小沢氏の力となりそうな勢力を早いうちに潰しておくという目的と、小沢新総理でさえ、司法の力で潰して見せるぞという意気込みが有るのかも知れません。

 何せNHKのニュースによるならば、鈴木氏が「わいろは受け取っていない」と否定しても、業者がわいろを贈ったと言えばそれが立派な証拠になるらしいですから・・・。

 つまり、自分は何も悪い事はしてなくても、誰かがあいつは悪い奴だと言っただけで罪人にされてしまう冤罪の可能性が、日常的にワタシたちの身に降りかかる既成事実が出来てしまうワケです。オソロシイwww。

 日本は法治国家です。そして「法」と云うものは、一部の人間の為に有るワケではありません。そんな事になったら「法治国家」ではなく、「独裁国家」です。どんなに時間がかかろうと、公正な裁判を行わなければなりません。それが「法治」であり、「法治」を望む「民主主義」の真髄です。はい。


でわっ!

2010年9月7日火曜日

英雄の危険性について

 英雄と言えばみなさん誰を思い起こすでしょう?日本人なら戦国武将の名が挙がるかも知れません。織田信長とか、豊臣秀吉とか、徳川家康とか・・・。海外に目を向ければ、アレキサンダー大王とか、ナポレオンとか、ジンギスカンとか・・・。

 これらの英雄や、世に英雄と呼ばれる人達に共通した要因て何ですかね?ワタシが思うに、それは「力」ではないかと・・・。

 彼ら、英雄と呼ばれる人達は、その「力」によって庶民を助けたから英雄と称されているワケで、その「力」の使い方を誤っていたらトンデモない「独裁者」になっていた可能性もあるワケですよね?逆に、彼ら英雄と戦って敗れた側は、彼らを英雄とは認めないでしょう。

 ヒトラーは英雄でしょうか?間違いなく、或る一時期においてヒトラーは「ドイツ国民の英雄」でした。しかし現在ヒトラーを英雄として祭り上げるのは、ごく一部の少数派です。なぜならヒトラーとナチスの犯した戦争犯罪が、戦後、世界中の庶民に知れ渡る事になったから。しかし戦前から戦中のドイツにおいて、確かにヒトラーは英雄でした。そしてその英雄を作り上げたのは庶民でした。

 ワタシが、現在の小沢氏の国民的?な人気の事を、揶揄しているのだろうとお気づきかと思いますが、正にその通りです。断っておきますが、ワタシは反小沢派ではありません。もしワタシが民主党議員であったなら、間違いなく小沢氏を支持します。それは菅氏、小沢氏の「政策」を比較すれば、自ずと導き出される結論だからであり、そこに感情を差し挟む余地はありませんし、議員と云う、庶民から委託された業務を遂行する上で、個人の感情など差し挟むべきではないからです。国会議員が優先すべきなのは、税金を納めている庶民の為に奉仕すると云う、犠牲的精神なのだと思うからです。

 そんな仕事、誰がしたがるか!?と思われるでしょう?だからこそ、みんなが嫌がる仕事を、進んでやってくれる奇特な人達だからこそ、国会議員にはイロイロな優遇措置が与えられているケです。

 先の世界大戦、その後も続く地域戦争や紛争で、あまりに多くの人が傷つき、そして亡くなられました。そしてそれは、感情と暴力が吹き荒れた時代の結果だったとワタシは思うのです。損得勘定だけで、そう簡単に人を殺せるものではありません。そこに「感情」という要素が加わった時、人間の内部の「暴力装置」が発動されるのだと思うのです。

 いまこの瞬間を生きるワタシたちは、「感情と暴力」からは何ら有益なものは生まれない事は、良く知っているハズです。それが現代の理性と云うものです。「正しい事」は「正しい」、「間違った事」は「間違っている」と、誰憚ることなく発言出来る。それが現代の理性に基づいた社会ではないでしょうか?

 前回・・・「正しさが自発的なものでない限り、簡単に過ちをおかす。」と書きましたが、自発的な正義と云うか、自論をシッカリ持っていれば、なwwwんにも感情的になる必要はないのです。「小沢コール」が起きたから何だと言うんですか?雰囲気に飲まれて、その場のノリだけで大声を張り上げた人もいたんじゃないんですか?気分が高揚して。

 悪い癖で話が逸れました・・・。ワタシは確かに、マスコミの偏向報道には疑問を感じますし、22歳の小娘をつるし上げる様なやり方には怒りさえ覚えますが、感情的になったら、過去と同じ過ちを繰り返すだけです。マスコミとネット住人の間の対立が激化している様にも見えますが、感情的になり、個人攻撃に走ったり、口汚く罵ってるばかりでは、逆に相手の思うツボに嵌っていくかも知れません。

 本来国政と云うものは、庶民が主役でなければならないと思うのですが、英雄という偶像を祭り上げることで、本来「面の力」である「庶民の力」を、英雄と云う「点の力」に収束させ、一人の英雄を封じ込める事で、多くの庶民をも封じ込める・・・。と云う合理的?な戦略も考えられるワケで、ゆっきーが辞任した後の、主だったネット界の言論人の落胆ぶりを見て、また同じ事を繰り返すのか?と、老婆心(老爺心?)ながら見守っている次第です。はい。

 そして、もうwww何度も言っている事ですが、これからの時代は「英雄」などに頼るのではなく、庶民一人一人が目覚めなければ、庶民が庶民としての生き方をまっとう出来る時代なんて永久に来ないんじゃないかと。英雄が必要とされたのは、理屈の通じない弱肉強食の時代が長く続いたからであって、いまの時代は違うでしょ?ちゃんと理屈は通じるでしょ?曲がりなりにも民主主義なんだから。日本わ・・・。それに、争うことの愚かしさを、みんなが重々承知しているはずです。

 であれば、いまの時代に「英雄」を求める人達って、また争いの世紀に日本を、世界を引き戻そうとでも云うのか?・・・と。


でわっ!

2010年9月6日月曜日

世論と自論

 民主党の党首選挙に日本中の関心が集まっていることと思いますが、そんな中で毎日繰り返し報道される「世論調査結果」と云うしろもの。菅氏が有利だの、小沢氏が有利だの、目まぐるしく情報が交錯し、庶民の目にはもう何がなんだか、頭の中がゴチャゴチャな状態ではないかと?

 人の心とは弱いものです。例えるなら、アダムとイヴが蛇(悪魔)にそそのかされて禁断の実を食べてしまった様に、正しい心を持った人でさえ、その正しさが自発的な意思に基づかないと、簡単に過ちを犯してしまうものです。

 アダムもイヴも正しい心を持った人間でした。が、その正しさは所詮、神に与えられた借り物の正しさでしかありませんでした。それ故、蛇(悪魔)のささやきに耳を傾け、心が揺らぎ神に背いてしまったのです。

 もうお分かりいただけたかと思いますが、「世論調査」とやらがどう言おうが、自分の意見、自論を持ち続ければいいのです。

権力への欲望 20

本物の指導者の条件


 なんども繰り返しますが、結局、社会を変える原動力となるのは、一人一人の心の持ちようでしかないと思うのです。

進歩か、後退か 2

進歩か、後退か 18

進歩か、後退か 21


 今回は「民主党党首選挙」と云う事で、民主党員とそのサポーターしか投票権がありませんが、党首となった者が自動的に次期総理と云う事であれば、民主党員以外の庶民にとっても軽くは無い選挙です。それを指をくわえて見ているしかないと云うのも歯がゆいですなあ・・・


権力への欲望 22


 長年続いた自民党政権に終止符を打ち、民主党に政権を移譲したのはワタシたち庶民の意思でした。暮らしやすい社会を求めるワタシたち庶民の意思でした。選挙と云う民主的な事務手続きにより社会を良くしたいと願う、ワタシたち庶民の意思でした。一人一人の意思が反映された選挙投票によるものでした。その意思にウソは無かったハズです。そして今現在も、「より良い社会」を望んでいる気持ちにも。

 いかなる政党であろうと選挙で選ばれたからには、政治家が勝手な真似をすることは許されません。自らの保身を優先に考えることは許されません。彼らが優先すべきは庶民の生活の安寧であり、庶民の言葉に耳を傾けることなのです。彼らは庶民によって、その職務を委託されている立場なのだから当然です。

 そして民主主義社会において最も唾棄すべき行為は、選挙を、投票を、汚すこと。つまり選挙結果を操作する事です。それは庶民一人一人の意思・心を踏みにじる行為です。民主主義を根本から否定する行為だからです。

 前回、八百万精神について触れましたが、ワタシの中では八百万精神は民主主義にもつながります。全ての人がバラバラな意見・自論を持っていますし、個人の尊厳としてそれは否定できません。だからといってバラバラなままでは社会として纏まらない。自然界に存在する全ては、「なるようになる」事を受け容れるだけですが、人間は常に、「なりたい」という欲求を持っているので相互に軋轢が生じます。そこで話し合いや選挙によって妥協点を探る。これが現代的八百万精神かと。

 そして、やはり前回触れた
日本の「調停者」としての役割。この役割を全うする為には、日本は「独立」していなければなりません。誰かの庇護の下に在る「調停者」に公平な調停が出来るでしょうか?ムリです。はい。一部の利権を代弁するのではなく、全体を見渡し調和をもたらす為には、「独立」していなければなりません。したがって、ワタシが勝手に解釈したエンデ氏の日本に対する期待=調停者を日本が受け止める為には、日本が「独立した国」になる事が必要不可欠となるのです。ま、ワタシの解釈が正しければの話ですが・・・。

 ・・・と云うワケで、以上がワタシの自論です。はい。


でわっ!

2010年9月5日日曜日

火山でどうだ?!

ワタシね?ちょっと疑問に思ったんですよ。春先にアイスランドで大きな火山噴火があったのは、みなさん記憶にあるかと。

欧州の空港、発着停止19国 「噴火、数週間続く恐れ」

<記事貼付>

【ロンドン=橋本聡、ベルリン=金井和之】アイスランドで起きた大規模な火山噴火は16日、火山灰が欧州各地に達し、空路のまひが拡大している。航空機の離着陸を停止した国は欧州北部を中心に19カ国に広がった。さらに3カ国が停止を予定している。欧州の航空管制機関ユーロコントロールによると、15日に8千便が欠航。16日の欠航は約1万7千便に増える見込みで、混乱は空前の規模に。日本からの欧州便も欠航や引き返しを余儀なくされるなど、全世界で影響が出始めている。

 米CNNは、航空便の乱れの規模は2001年の9.11同時多発テロ以来だとしている。

 アイスランド気象庁によると、噴火したのは同国南部エイヤフィヤトラ氷河の火山。先月2世紀ぶりに噴火し、14日に再び大規模な噴火を起こした。噴き上げられた火山灰は上空11キロに達し、風に乗って東南に流れている。火山灰は16日、欧州北部を広く覆った。

 この影響で、エンジントラブルなどをおそれた各国航空当局は、15日から相次いで空港閉鎖や運航中止を発表。ユーロコントロールなどによると、16日午後までに離着陸を停止したのはアイスランド、英独仏、北欧、東欧、ロシアなど。英ヒースロー、独フランクフルト、仏シャルル・ドゴール、オランダ・スキポールの欧州4大空港すべてが閉鎖されるという異常事態になった。

 ヒースローなど英南部の空港閉鎖は17日午前7時(日本時間同日午後3時)まで延長された。さらにスイス、ハンガリー、ルーマニアが離着陸停止を予定している。

 ユーロコントロールのフリン担当副部長は16日午後、記者会見で「この状態は24時間続き、その後もどうなるかわからない」と語った。英国のアドニス運輸相は「少なくとも48時間、混乱が続くだろう」と予想した。

 こうした状況を受けて、成田発着の欧州便は16日、日本航空と全日本空輸の12便と海外航空会社の10便の計22便が欠航。17日も日航と全日空が計14便を欠航とした。欠航はさらに増える見通しだ。

 オバマ米大統領やロシアのメドベージェフ大統領も出席して18日にポーランド南部クラクフで予定されていた、航空機事故で死亡したポーランドのカチンスキ大統領の国葬も実施が危ぶまれている。同国内の空港が相次いで閉鎖されており、参列者だけでなく、大統領の遺体もクラクフに運べない恐れがあるためだ。ポーランド政府は対応に追われ、混乱している。

 アイスランド気象庁は「噴火活動は数日から数週間つづきそうだ」(専門官)としている。火山灰が風で流された地域は航空機の飛行が再開できるが、火山灰の移動とともに飛行できない地域も移動するとみられる。

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でね?大きな火山噴火があった年の夏は、火山灰の影響で冷夏になる傾向があるのに、今年の場合逆でしょ?

熱中症死者、全国で約500人=戦後最悪の猛暑が影響-時事通信集計

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 全国の広い範囲で梅雨明けした7月17日から8月30日までに、熱中症がきっかけとみられる死者が全国で少なくとも496人に上ることが31日、消防や警察、自治体に対する時事通信社の取材で分かった。気象庁の統計で、8月の平均気温がほぼ全国で戦後最高を記録する猛暑となったことが影響した。9月も厳しい残暑が続く見通しで、同庁などは引き続き注意を呼び掛けている。

 この死者数は、2004年の新潟県中越地震や台風23号による死者・行方不明者をはるかに上回る。大阪府吹田市が市内4消防署の会議室などを「熱中症シェルター」として市民に開放したほか、栃木県や静岡県がインターネットで熱中症注意を呼び掛けるなど、新たな対策も始まった。日本は長期的な温暖化傾向にあり、猛暑・熱中症対策の強化が望まれる。(2010/08/31-20:02)

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・・・で、どうやら過去の火山噴火とアイスランドの噴火の違いは、噴煙の高さらしいです。

みんなで作る温暖化対策情報サイト/農業温暖化ネット

<抜粋>

 今回のアイスランドの噴火では、火山灰の主成分は分からないが、4月に噴煙が一時的に上空11km達した後、5km以下に弱まった。5月半ばの噴火でも6km程度だったので、たとえ亜硫酸ガスが多くても成層圏には届かない。噴煙の高さが10km以下の噴火では、数カ月で火山灰は落下し、天候には影響を及ぼさない。20世紀最大規模といわれた1991年のピナトゥボ山噴火では噴煙は上空30~40kmに達し、エーロゾルは成層圏に浮遊して地球の平均気温は0.2℃程下がった(図1)。


図1 火山噴火とパラソル効果

</抜粋>



アイスランド噴火 英気象庁データの画像


と云うワケで、冷夏になると予想されたこの夏が、冷夏にならなかったのは理解出来たとしても、


暑すぎるだろうwwwっ!


・・・とみなさん思っているのでないでしょうか?その要因のひとつとして「偏西風の蛇行」があるらしいのですが、じゃあ偏西風の蛇行の原因になるのはナンなんだ?・・・と。

異常高温の夏、今後増加? エルニーニョや偏西風蛇行で

<記事貼付>

 1898年の統計開始後最高だった今夏の高温の原因について、気象庁の「異常気象分析検討会」(会長、木本昌秀東大大気海洋研究所教授)が3日、見解をまとめた。春まで継続したエルニーニョと、夏に発生したラニーニャ両現象の相乗効果や、日本上空付近を吹く偏西風の蛇行などの複合要因を指摘した。

 木本会長は記者会見で「今後1週間は厳しい残暑が続く」とした上で、「今年のような猛暑が頻繁に起こる可能性は低いと思うが、地球温暖化の長期的な気温上昇傾向は続いており、(今夏に)似たケースは増えると予想される」と述べた。

 検討会は、今回の高温を30年に1度程度しか発生しないと定義される「異常気象」と位置付け。南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象で熱帯域の気温が上昇。暖められた大気は、日本を含む北半球の中緯度帯に押し上げられた。そこに日本列島などに高温をもたらすとされるラニーニャ現象の効果が加わった、と分析した。

2010/09/03 21:34 【共同通信】

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で、素人考えでアレですが、ワタシが気にかかっているのがコレ・・・

ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-
アイスランド噴火は気象異変をもたらすか


<記事抜粋>

エアロゾルが異常に多い

 アイスランド大学の分析では、今回の噴火に伴う火山灰の約4分の1が大気中を漂いやすいエアロゾルだった。通常の噴火では数%程度しか出ないとされる。エアロゾルの割合が極端に多く、エアロゾルがより細かく砕けるといわれる水蒸気爆発が起きたことなどから、長期に気象に影響をおよぼす可能性が指摘されている。

</記事抜粋>


どうもエアロゾルとやらが、ナンか悪さをしたんじゃないかと勘ぐったりするワケですが、いかんせん学者じゃないモンで、もうアップアップですwww。

日本エアロゾル学会

エアロゾルの話

<抜粋>

また最近では,地球温暖化や酸性雨,オゾン層破壊など,地球環境問題におけるエアロゾルの役割などが注目されています。よりよい地球環境を子孫に残すためにも,エアロゾル粒子の大気環境に及ぼす影響の解明が急がれています。

</抜粋>

おおwww!是非!この夏のクソ暑さと、アイスランドの噴火で大量に放出されたエアロゾルとの因果関係を、解き明かしていただきたいものです(有ればの話ですが・・・)。はい。


でわっ!

2010年9月4日土曜日

ミヒャエル・エンデのメッセージ

ミヒャエル・エンデが日本に問いかけるもの

2000年07月26日(水)
萬晩報通信員 園田 義明


<抜粋>

 ●エンデの日本へのメッセージ

「日本は、経済的に自立し、アメリカの植民地的存在から抜け出すしか道がなかったと思います。しかし、そこでふたつのことが混じり合ったのですね。従来の古い美徳感覚が、近代的工業社会の原理と混ざり合わさったのです。つまり、連体意識一般や領主に対する忠誠は、今日では企業に捧げられています。しかしこれはこの先、葛藤を生むと思います。このふたつは、本来相いれないものです。『これは、近い将来に十分にある得ることですが、経済が少し傾けば全国民的な神経虚脱症を引き起こしてしまうのではないでしょうか。』」

「私は日本の考え方には一種の危険性があると思います。それは、どの問題においても思考を日本の関心事に限定することです。もし、このように言ってもよろしければ、それは日本の国家的なエゴイズムのようなものです。このエゴイズムは、物事が世界全体にどのような結果をもたらすかを考えず、つねにただ、日本にとってどのような結果になるかだけを考えます。私は、今世紀においては人類レベルで考えることを学ばなければならないと思うのです。そこで、まさに主導的な工業国こそが、その中でもとりわけ日本は、日本に対する責任だけでなく、世界に対する責任を負うことを学ばなければならないと思います。これが、日本の友人への大きな願いです。」

</抜粋>


 もう10年も前の記事になりますが、ワタシなんぞはネットが無い時代に少年期を過ごしたので、今の青少年はネットで自由に情報にアクセス出来てウラヤマシイ限りです。ネットの普及があと5年早かったら、今の世界もだいぶ変わっていたんじゃないか?と思ったりもします。

 で、上記の記事をたまたま見つけたのですが、
「開き直る」の回で述べた・・・


<抜粋>

 それはそれとして、大企業以外の日本全国に散らばった各企業には、か様な「同郷人意識」が依然根強く残っており、それ故に従業員を交換部品の様には扱わない。従って失業率の曲線にも急激な変化が現れない・・・。とワタシは推察したワケです。はい。

</抜粋>

・・・と同じ事を、エンデさんも2000年の時点で見抜いていたワケです。外国人でありながら・・・。スゴイです。

 ついでに、日本が国家的なエゴイズムに陥るとも述べていますが、まさに昨今の「日本独立論」を言い当てている様です。ワタシもそうですが、「日本の独立」という言葉の甘美な響きに魅せられて、じゃあ独立後はどうすんの?と云う展望が置き去りにされてないでしょうか?

 世界中が混乱している現在の時勢において、自分さえよければ良いと云う考え方になってしまうのは仕方の無い事なのかも知れませんし、究極には誰も非難出来ない事でしょう。ジッサイ穀物の輸出禁止をしている国もありますが、その国の庶民の食糧までこっちに廻せと言うのも、無体な要求です。だって、汗水流して食糧を生産している当事者なのですから。

FAO、ロシアの穀物禁輸で緊急会合へ
2010.9.3 22:35

<記事貼付>

 【ロンドン=木村正人】国連食糧農業機関(FAO、本部ローマ)は2日、ロシアの穀物禁輸措置により「2007~08年と同じ食糧危機が起きる懸念が広がっている」として、24日に緊急会合を開催する方向で調整に入った。

 世界第3位の小麦生産国であるロシアのプーチン首相は2日、8月15日から実施した小麦などの穀物禁輸措置について「来年(11月)の収穫終了後でなければ、禁輸措置の解除は検討できない」と述べ、今年12月末までとしている禁輸措置が、来年末まで伸びる可能性に言及した。

 FAOの緊急会合開催の動きはこの発言を受けたもので、FAOは「ロシアの小麦輸出が2年連続で止まれば、暴動の引き金になる」と警鐘を鳴らしている。

 ロシアでは記録的な猛暑による干魃によって、今年の穀物収穫量は最大で38%減少すると予想され、ロシア政府は国内需要を優先し禁輸措置をとった。

 この影響で、昨年9月に1トン当たり141ユーロ(約1万5千円)だった小麦の国際価格は、231.5ユーロ(約2万5千円)まで上昇しており、ロシアから穀物を輸入している北アフリカ諸国では、食料品値上げへの怒りが増幅している。

 小麦の不足でパンの価格が25%も上がっているアフリカ南部モザンビークでは、暴動が起き、死者7人、負傷者約280人を出す事態となっている。首都マプトでは1、2の両日、暴徒化した市民が食料品店で略奪し、警官隊が発砲。政府は市民が築いたバリケードを撤去するため、軍隊を展開した。

 前回の食糧危機では世界各地で暴動が起き、マダガスカルでは政権崩壊の引き金となった。

</記事貼付>


日本がアジアの片隅の小国になっても、このさい鎖国した方がイイんじゃない?


などという書き込みも見られますが(もちろん冗談でしょうが)、エンデさんとしてはそうなって欲しくないと言っているワケです。

 ではエンデさんの言う、「日本は、日本に対する責任だけでなく、世界に対する責任を負うことを学ばなければならない」とはどういうことなのでしょう?

 ワタシの解釈を述べるならば、世界に対する日本の責任=日本の役割とわ・・・


「調停者」としての役割を担って欲しい。


・・・と、エンデさんは期待しているのではないか?・・・と。


Ende`s Last Will



 では何故?日本が「調停者」に成り得るのか。恐らくエンデさんは日本人の「八百万精神」に着目したのではないかと。すなわち、森羅万象全てに神が宿る以上、全ての存在は平等だという考え方です(でしょ?)。

 全ての存在は平等であるという考え方は、世界の中でも日本が一番強いんじゃないですかね?宗教的には無節操だと外国からは非難されますが、ありとあらゆる神が共存している日本の状況と、同じクリスチャン同士でさえ殺し合いをしている北アイルランドと、どっちが本当に神の御心に、仏陀の慈悲に、アッラーのご加護に適うのでしょうか?

 これも以前、
「私的日本論」で書いた事ですが・・・

<抜粋>

 日本人のルーツについてイロイロ説はありますが、遺伝子レベルで確かなことは人類のルーツが進化(移動)の過程で3つのグループに分かれ、その3つのグループが混ざり合っているのは、世界でも日本くらいだという事実です。

</抜粋>

Y染色体の亜型分化


 日本においては異なる民族が長い時間をかけて共存して来た。その共存の為の知恵が「八百万精神」だったとワタシは理解しています。惜しむらくは、支配者側と被支配者側に分断され、その結果現代まで続く「差別」が生じてしまった事でしょうか。

 日本の政治・・・に限らず、世界中でこの謂れ無き差別による間違った政治が行われているのは事実です。菅首相が小沢氏との党首選挙を揶揄して「西南戦争」と言ったらしいですが、これにしても「官軍」 VS 「賊軍」という対立=「差別」の感情がその根底に見て取れます。ワタシにわ。

私の闇の奥
ルワンダの霧が晴れ始めた(6)



<抜粋>

 第一次世界大戦の結果、ルワンダ地域の植民地支配はドイツからベルギーに移りますが、白人宗主国は、少数派ツチ族の多数派フツ族に対する支配体制を強化維持する政策を一貫して採用しました。もともと世襲的にツチ人が酋長の地位を占める伝統はあったのですが、ベルギーはこれを制度化して、1935年には、お前はツチ、お前はフツというIDカードを各個人に押し付けることまでやってしまいます。種族間混血で、区別が必ずしもはっきりない場合も多かった筈ですが、いったんこの区別を確立すると、教育制度にしても両者を峻別して、カトリックの学校システムで、フツ族は低い教育しか与えられないのに、ツチ族にはエリート教育が与えられるようになりました。

</抜粋>


 で、大切なのは日本人が自らの歴史と向き合うこと。支配者側に捏造された歴史の真実を知り、愕然とし、怒りがこみ上げてくるかも知れません。しかし、全ては過ぎたことなのです。いま、これからのことを「八百万精神」によって考えていく方がいいのです。それが進歩と云うものです。それが成長と云うものです。怨みを晴らすために争いを繰り返すか?それともお互い平等な立場に立って、次の世代の為に住みやすい世の中を残すのか?

 蛇足ですが、日本人の「判官贔屓」と云う感情も、突き詰めればそれだけ支配者側に苦しめられた庶民が、日本全土に多かったという事実の裏返しではないでしょうか? 

 日本人が真の「八百万精神」に目覚められれば、エンデさんの言う「世界に対する責任」の意味も受け止められるんじゃないでしょうかね?ワタシたち・・・。


でわっ!

2010年9月3日金曜日

報道は死んだ・・・


うわっ!これはヒドイ!

NHKニュース

<記事貼付>
ベトナム 独立65年記念式典
9月1日 16時50分

ベトナムで、建国の父、ホーチミンがフランスからの独立を宣言してから2日に65年を迎えるのを前に記念式典が行われ、チェット国家主席が共産党政権の下で国のさらなる発展を目指すと強調しました。

1日は、まず、1945年にホーチミンが独立を宣言した首都ハノイのバーディン広場で、ベトナム共産党のマイン書記長ら党幹部や政府高官がホーチミンをまつった廟に献花しました。このあと、市内で政府や軍の関係者らおよそ300人が出席して記念式典が行われました。チェット国家主席は、演説で、ベトナムは経済成長を成し遂げ、国際社会での地位も向上したとしたうえで、「ベトナムには、さらに発展できる潜在力がある。社会主義が主導する現在の路線を続けることでよりよい成果を達成できる」と述べ、共産党政権の下で国のさらなる発展を目指すと強調しました。式典では、フランスとの戦争やベトナム戦争を経て今に至る歴史を当時の映像や歌と踊りで振り返るステージも披露されました。ベトナムは目覚ましい経済成長を続ける一方、汚職がまん延し、国民の間で不満の声が広がっています。今回の式典は、ベトナム共産党政権が実現してきた成果を強調し、政権の正統性をあらためて訴えるものとなりました。

</記事貼付>


 言うに事欠いて、「ベトナムは目覚ましい経済成長を続ける一方、汚職がまん延し、国民の間で不満の声が広がっています。」ですか?よくこんな記事を流せるものだと、あきれてアゴが外れそうになりましたわ。

 ハッキリ言いましょう。汚職がはびこっているのは、ベトナムより日本の方です。ベトナムの汚職が泥臭い(田舎臭い?)のに比べて、日本の汚職の方が洗練?されてて目立たないだけの話です。日本は汚職に関しても先進国ですからねぇ・・・

 NHKにしたってどうですねぇ?つい先日、
某有名解説員がNHK局内で器用な首吊り自殺したばかり。庶民の目から見れば「何かNHK内の揉め事に巻き込まれたんじゃ?」・・・と邪推したくもなります。8月の選挙、今回の民主党党首選挙にしても、偏向した報道姿勢が見て取れますけど?ワタシには。

 まあ、それでもね?国内問題であれば、身内の恥さらしで済みますけど、他国の事をね?非難・糾弾する気なら、それなりの事実関係を明確にした上で報道するのが、報道以前に「人間としての礼儀」でしょ?ウイグルみたいに・・・暴動が起きました、死傷者が出ました、その原因は・・・。てな具合に事実関係を追いかけて報道するならまだしも・・・

「ベトナムは目覚ましい経済成長を続ける一方、汚職がまん延し、国民の間で不満の声が広がっています。」

なんじゃこりゃ?小学生の作文か?ちゃんと事実確認したの?誰がこの記事にOK出したの?

 情けないわ。こんなレベルのニュースを垂れ流す放送局に受信料を徴収されているのかと、涙が出てきます。はい。(ワタシは海外なんで払っていませんが、日本に居る親族・身内を思うと不憫です。)

 この記事を読んだベトナム側も、いい気がするワケがありません。だれだって、

お前の母ちゃん出wwwベソwww
と言われて不快に思わない人間は居ません。例え出ベソであっても。そんなのは大人の良識です。 

 その良識を踏み外した人達がですよ?正義を気取って、公平だの公正だの言ったところで、

信じられるかっ!

・・・と、なるのが庶民感情(ワタシを基準にしますが)だと思うのですが?それを敢てやるということは・・・

ケンカ売ってんのかっ?!

・・・と、考えられもするワケで、そうするとアレだ・・・例の
「東アジア共同体構想」とナンか関係があるのかなwww。小沢・ゆっきーコンビが、どちらかと言うとアジア重視路線なので、その足を引っ張ろうと(邪魔しようと)こんなニュースを流し、ベトナムとの関係を気まずくしようと画策したか?だとしたら・・・

お前の頭の中は、わがままお嬢様といっしょかよ?

・・・と、さま~ず三村氏風に突っ込んでみたりして・・・。そうすると後ろで糸を引いてる誰かがいるワケ?それとも自発的にやってんの?ベトナム庶民と仲良くやろうと努力している、ベトナム在留日本人庶民にしてもイイ迷惑だわ。ほんと。

 いずれにせよ天下のNHKがこの有様じゃ、他の報道各社も押しなべて知るべしだわな。

報道は死んだ・・・

 ごくフツーの良識を持つ一日本人として、この記事をとても恥ずかしいと思うし、NHKに代わり(一庶民ですが)失礼な表現を謝ります。ベトナムに居る日本人はNHKのバカどもと違って、みんな良識ある人間であることをご理解下さい。


でわっ!

2010年9月1日水曜日

祝!中東戦争回避

今日で9月になりましたwww!どうやら中東での核戦争も回避されたようで、


ヨカッタ!ヨカッタ!


・・・で、このネタ元が何処なのか?とチョコッと調べてみたら・・・


米、イラン制裁支持へ露と取引?…原発稼働容認

<記事抜粋>

 だが、米専門家の間では、イランが同原発の運用を通じて吸収した原子力技術を軍事転用する恐れを指摘する声も根強い。ヘンリー・ソコルスキー不拡散政策教育センター所長は、「ブシェール原発は極めて危険な計画だと見なされていた事実が急速に忘れ去られている」と指摘。ジョン・ボルトン元米国連大使はFOXニュースの報道番組で、同原発の稼働でイランの核兵器開発能力が高まることを懸念するイスラエルが「原子炉に燃料棒が挿入される8月21日以前に同原発を攻撃する可能性がある」と警告した。

(2010年8月15日11時26分 読売新聞)

</記事抜粋>


ボルトンかwww!?


 ちなみに彼のボルトン氏、日本にとっては天敵?の様なお方です。


今日のぼやき

<抜粋>

潘氏選出に「日本が最後まで反対」 
国連事務総長選で米ボルトン氏回顧

2007年11月10日 夕刊

 【ニューヨーク=石川保典】米国のボルトン前国連大使は、最近出版した回顧録で、国連安全保障理事会が昨年、事務総長に潘基文(バン・キムン)氏を選んだ秘密投票の選挙で日本が最後まで賛成票を投じなかったと明らかにした。この記述について、高須幸雄国連大使は9日の定例会見で「当時の大使に確認したが、全くの事実無根。事務総長にもそう伝えた」と否定した。

<後略>

</抜粋>

・・・でもって、こう結んだわけです。

<抜粋>

 で、話は戻りますが、件の米国の前国連大使の言う事が本当だったとしても、「反対」は「反対」でイインじゃないんですか?日本には日本の事情があるワケだし。

 非難されるべきは「目隠し投票」と言う国連のルールを破り、国連加盟国の全てに国連に対する不信感を与えることになったボルトンだかバルタンだかいう浅はかなアメリカの前国連大使だってことで。

 アメリカにしてみれば、いくら前国連大使だとしても、国連のルールを破った以上、国連の場で加盟国全てに対して謝罪ものだと個人的には思うのですが?良識のある国だったらそうするんじゃナイんですかねぇ~?


良識のある国だったら・・・。

</抜粋>


 ところがナンと!奥さん!このバルタ・・・もとい、ボルトンさん、実は・・・


ナンチャって国連大使


だったんですのよwwwっ!!!!!!


暗いニュースリンク
ボルトン米国連大使、年内辞任か


<記事貼付>

2006/11/10
米保守派ニュースサイトのNewsMaxによると、ジョン・ボルトン米国連大使が年内で辞任する公算が高いとのこと。

強硬派で知られるネオコン外交官、ボルトン“暫定”米国連大使。国連嫌いで知られるボルトンは、それ以上に国連から嫌われていた。ラムズフェルドの後任に指名されたボブ・ゲイツ同様、イラン・コントラ事件の犯人グループの1人でもある。

 2005年にブッシュ大統領の指名を受けて国連大使に仮着任したボルトンは、結局米上院議会から正式承認されぬまま現在に至っている。今年9月、再開されたはずの上院の承認作業は再度キャンセルされており、まもなく国連大使職を解かれると予測されていた。

このまま辞任すれば、ジョン・ボルトンは米国歴史上初の、正式承認されなかった国連大使として名を残すことになる。

</記事貼付>


 アメリカ議会の正式な承認を受けた国連大使じゃなかったんですね?バルタ・・・もとい、ボルトンさん?それでも元国連大使を名乗りますか?国連大使臨時代行でしょ?せいぜいが・・・

 してみれば、氏の様な三下?が勝手な振る舞いをしたところで、アメリカが謝罪する義理も無し。また、国連のルールを無視するようなマネも、平気でするのだろうと納得納得。

 まあ、そんな輩が口先三寸で世の中を引っ掻き回そうとして、それに乗った人間もたくさんいたってコトですかね?ま、戦争が起きなくてよかったです。ホント。ただでさえ辛気臭い世の中なのに、戦争やらナンだらで、これ以上ギスギスした世の中になって欲しくないですからね。社会や家庭が辛気臭いと、子供も元気が無くなるでしょ?ね?奥さん?

 ところで、いつもの如くゼンゼン話は変わるんですケドね?バルタ・・・もとい、ボルトンさんて黒目が多いのよねwww。まるで「スーパーナチュラル」に出てくる、悪魔みたいっス。


ボルトンさん


悪魔さん

 そういえば「スーパーナチュラル シーズン5」に出ていたパリス・ヒルトンが、麻薬所持で捕まったなwww。彼女、登場シーンでこう言ってましたわ。


「セレブに何があるって言うの?お喋りとチワワだけじゃないの。」


 この台詞の後、サム・ウィンチェスターに首を斧で切られてしまうワケですが、なんだか彼女の現在を暗示していたように思えたりして・・・。自分でも嫌気が差していたんですかねぇ?セレブに。

パリス・ヒルトン容疑者:今度はコカイン容疑

<記事貼付>

 【ロサンゼルス吉富裕倫】米人気タレントのパリス・ヒルトン容疑者(29)が27日夜、コカイン所持容疑でネバダ州ラスベガスで逮捕された。AP通信によると、訴追後、法廷に出廷する誓約書を書き、28日未明に釈放された。

 ヒルトン容疑者の乗っていた車から薬物吸引時のような煙が出ていたことから、警察が停車を命じ、コカインが見つかった。同乗の友人男性(34)も薬物を使用して運転した容疑で逮捕された。

 「お騒がせセレブ」として知られるヒルトン容疑者は、7月に地中海の仏領コルシカ島などで大麻所持容疑で2回身柄を拘束されている。

毎日新聞 2010年8月29日 東京朝刊

</記事貼付>


・・・で、この逮捕劇の数日前にこんな事件がありまして・・・


P・ヒルトンさん宅にナイフ男=侵入前に逮捕

<記事貼付>

【ロサンゼルス24日AFP時事】「目が覚めるとナイフを持った男が家に押し入ろうとしていた。本当に恐ろしかった」…。「お騒がせセレブ」の米タレント、パリス・ヒルトンさん(29=写真)がツイッターで恐怖の一瞬を明らかにした。

 米ロサンゼルス郊外の高級住宅地シャーマンオークスの自宅で、男が窓をがたがたいわす音で目覚めたヒルトンさんはツイッターで、「本当に恐ろしかった。目を覚ましたら、大きなナイフを2本持った男が家に侵入しようとしていた。警官が来て男を逮捕した」と語った。ロサンゼルス警察によると、男は40歳代で侵入する前に逮捕され、動機は不明だという。

 ヒルトンさんにとっては、事件の多い7、8月となった。7月初めにはサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で準々決勝のオランダ-ブラジル戦を観戦した際、一緒にいた友人がマリフアナを所持したいたとして共に一時逮捕された。また、同月中旬には、仏領コルシカ島で自身のバッグから少量の大麻が見つかり、一時拘束された。 〔AFP=時事〕(2010/08/25-11:11)

</記事貼付>


同情的に見れば、熱狂的なファン=ストーカーから身を守るために、敢て自から刑務所に入るために件の、「麻薬所持事件」を起こしたとも考えれらるし、ハリウッドの「押尾事件」に発展か?とも邪推出来るし、まぁ・・・


セレブも楽じゃねえなぁwww


・・・などと思ったりするのが、正しい庶民の在り方ですかね?中東の和平の問題からパリス・ヒルトンまで話が一気に飛んでしまいましたが、ワタシの中では繋がっていたりするんです。これが。


でわっ!