2006年9月30日土曜日

ざくろ

GFがプノンペンに里帰りしてお土産にざくろを買って来てくれました。
自分の知っているざくろは紅い果実なのですが
彼女がプノンペンで買って来たざくろは果実が黄色。

「ベトナムのざくろは酸っぱいけどカンボジアのざくろは甘いのよ。」

と奨めるので食べてみると薄味ながら確かに甘い。
夕食後、デザートにお土産のざくろを食べながら二人でTVを見つつ
頭の中では最近の出来事をとりとめも無く反芻。

来越当初に付合っていたベトナム人の女の子(といってもいい年なのですが)が
とうとう結婚を決意して結婚式の招待状を新郎と一緒に届けに来た事。
(新郎の目に敵意があった様な・・・)

やはり昔付き合った女性(ベトナム人)が
GFが里帰りしている間にいきなり家に訪ねてきた事。
(別にいまさらよりを戻すつもりは無いのですが・・・)

自分よりはるかに給料の安いスタッフに一時的にせよ借金した事。
(君は上司想いの本当に良いスタッフだ・・・)

運転免許の書換え期日の事で日本の実家から連絡の電話があった事。
(わざわざ知らせてくれて感謝。出来れば一時帰国したいんだケド・・・)

GFとの結婚準備に向けた様々な手続きの事。
(カンボジアの場合、何処に手続きに行くのか?どのくらい時間がかかるのか?)

これからの生活の事。
(サイゴンとプノンペンのどっちがBETTER?OR日本もアリ?)

そして最近会った日本人とのチョット後味の悪い出来事の事。
(ベトナム人はよく日本人は難しいと言いますが、ある意味同意。)

ETC...本当にとりとめも無く...

ハッキリ言ってGFがサイゴンに居つくようになってからも
金銭的事情もあって、これと言って彼女に買ってあげた物もなく、
もし、彼女がこのままプノンペンから戻って来なかったとしても
自分の甲斐性の無さが原因と受け入れる覚悟だったのですが
彼女はサイゴンに戻って来てくれました。ありがたい事です。

(そんな彼女を大切にしなければ・・・)

ざくろを食べながら、その事だけが何よりも確かな事に思えた
2006年の9月でした。

はい。

2006年9月12日火曜日

きみは「スケルトンマン」を観たか?

GFと一緒に、ケーブルTVの「STAR MOVIE」で
「スケルトンマン」という映画に
不覚にも観入ってしまったのですが
これがもう後味最悪!っていうか腹が立つ?
何が気に入らないってあなた、もう、

「この映画にちゃんとしたストーリーはあるのか?」

という点に尽きますな・・・・

舞台は“と或る森林地帯”なのですが、

ここが人里離れた、秘境のような場所かといえばさにあらず。
釣り人やら長距離トラッカーのドライバーやら、
一般人も気軽に立ち入れるらしく、
なんでそんな所で陸軍特殊部隊が作戦演習をするワケ?
でもって、救出にデルタフォースが(3人は女コマンドー!)が派遣されるワケ?

話の展開として、この森の中で「スケルトンマン」と闘う・・・
というか、一方的に皆殺しにされていくだけなんですけど、
にしても闘い方が見てて「なんだかなぁ~?」って感じで

「陸軍の精鋭のくせにスキだらけだろっ!お前らっ!」

と罵声を浴びせたくなる事、この上なし。100%の筋肉バカ!?
そのくせGPSが使えなくなってウロたえたりして・・・もぅ・・・

「スケルトンマン」も凄いっちゃー、スゴイんですけどね。
いきなり異次元から出たり入ったりで神出鬼没。

(だったら一晩のうちにサッサと部隊皆殺しにしとけっ!)

と、またまたツっ込みを入れたくなるワケで・・・
しかも弓矢でヘリコプターまで打ち落とすし♪
(ランボーか?お前は?)

とにかくディティールに脈絡が無さ過ぎて
ある意味、夢を見ていたようでもありますわな。

1.大昔のインディアンの最凶戦士がナゼ?
  中世の死神マントを着てる?
  (しかも顔はガイコツだし・・・)

2.銃弾あれだけ浴びても死なないんだから、
  爆発くらいじゃ死なないんじゃないの?
  (しかも好きな時に異次元に行けるんだし・・・)

3.冒頭のつかみで、学者を殺した後で心臓を取り出したのはナゼ?
  (プレデターみたいにコレクションするつもりじゃなかったのか?)

4.窪地の累々たる死体はコレクションか?
  (だったらを首チョン切った死体も片付けとけYOwww!)

など等。

そんでもって、ラストでは薬品工場にいきなりスケルトンマンが現れ
(ナゼだ?人里が恋しくなったのか?スケルトンマン?)
工場に居る人間を手当たりしだい殺していくのですが、
ナゼか?その現場に辿り着く特殊部隊の生き残り2名(チーフ+1)。

(おいおい、森林地帯の設定はどこへ消し飛んだんだYO!)

そして工場内で陸軍特殊部隊のチーフとスケルトンマンとの
怒涛のラストバトルが・・・

しつこいようですが、異次元に自由に出入りできるスケルトンマンが
たかが工場の爆発ぐらいでくたばるハズはなく、チーフの

「It’s over.(終わった)」

という言葉に(んなワケねぇ~ダロっ!)と心の中でツっ込んだところで、
アレレレ?あっけなく映画が終わっちゃいました~。

作り手側のあまりのご都合主義に、脱帽・・・orz

ここまでくると最早ギャグ。昔見たモンティー・パイソンの
「サム・ペキンパー」のパロディを彷彿とさせます。
(もしかして・・・そうだったのか?)

この映画を観た人は一人残らずボロクソに言う。・・・と思う。
お暇な人は「スケルトンマン」で検索どうぞ。



Amazon.co.jp: スケルトンマン 史上最悪の死神
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E42P6Y

2006年9月3日日曜日

実利主義

日本と関係良好、東南アで9割超…アジア7か国調査
(読売新聞)

 読売新聞社は、韓国日報社、ギャラップ・グループと共同で、「アジア7か国世論調査」を実施した。

 東南アジア諸国では、「日本との関係が良い」と見る人が9割以上に達した。「日本を信頼できる」人も7―9割を占め、対日感情の良さが裏付けられた。一方、急速な経済発展を背景に、東南アジアでの中国の好感度も増しており、関係強化の進展が示された。

 調査は、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、韓国および日本の7か国で、6月下旬から7月中旬にかけて面接方式により実施した。アジアの複数国で同時に世論調査を行ったのは1995年、96年に続き3回目。

 日本との関係が「良い」は、インドネシアとタイでは「非常に」と「どちらかといえば」を合わせてそれぞれ96%に達し、ベトナムで計92%、マレーシアでは計91%に上った。この4か国では、同じ質問をした95年調査でも「良い」が9割超だった。初めてこの質問をしたインドでも「良い」は計89%に上った。

[読売新聞社:2006年09月03日20時16分]
http://newsflash.nifty.com/news/tk/tk__yomiuri_20060903it13.htm


思うにアジアの国って実利主義。
過去にこだわるよりも今、そしてこれからが大切。
明日ちゃんとメシが食えるかどうか?
それが一番の関心事。
この結果に浮かれて外交政策を誤らないことを祈ります。

実際、経済発展した中国の好感度も上がっている事実は
日本に対する好感度も同じレベルと考えたほうが無難。
今の日本人にアメリカに対しての同様なアンケートを実施すれば

かなりの好結果が得られるはず。
それもこれも、アメリカと親密であるメリットが大きいからでしょ?

おそらくアジア諸国の民衆の意識には
植民地にされた過去の歴史が刻まれており
西欧諸国がアジアの情勢に深く介入することは好まないでいないでしょう。

虎(アメリカ)の威を借りた狐の様に見える日本のままでは
真にアジア諸国と打ち解けるのは難しいように思えるんですがねぇ・・・

最終的に日本はどちら側に立つのか?
白人側なのか?アジア側なのか?
極論ですがいつの日かそう問われる日が
遠からず来るように思えます。

ま、日頃から意識しておいたほうが無難でしょう。
いざという時に心がグラつかない様に。

ところで、話はガラっと変わって、
現在ベトナムは連休の真っ最中で、今日は連休の中日。
朝からGFとあっちこっちのスーパー巡りをしましたがどこも人が多い!
お金が無ければみんな考えることは一緒。

遠くに旅行に出かけて散財するよりは
日頃出来ないチョットした贅沢にお金をまわす。
正しい庶民の在り方ですなw。

ベトナムはバイクが多くて町には活気がある。
と、旅行者(以前のワタシも)は勘違いしますが、
ひとつに、交通機関のインフラが未整備であることと、
お金が無いのでバイクでとりあえず出かけるのが
ベトナム庶民の一番手近なレジャーと言えます。

ま、かくいうワタシもそれを身に染みて感じる次第です。ハイ。