2011年3月31日木曜日

日本人のダメなところ

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます


 ワタシが思う日本人のダメなところは、重要な局面においてさえ「足を引っ張り合う」という点でしょうかね?

 今このご時世に選挙を愚行するメリットが何処にあるんですかね?少なくとも多くの被災者を出した福島県などは、役所の書類が津波にさらわれた地区や、放射能汚染で立ち入れない地区もあると言うのに、それでまともな選挙が出来ると思いますか?ワタシは思いません。

 それでも・・・と言うのなら、被災者の方々は選挙からは爪弾き?という事になります。一番、政府に対して物言いたい人達であるに関わらずです。そんな選挙に正当性があるのかどうか、「日本国憲法」に照らし合わせてみてください。もし非常時・災害時の選挙に関する規定が無ければ、いまから大急ぎで作ればいいじゃないですか。




日本人はハイブリットである。

・・・と、もう何度も書いてきましたが、この「足を引っ張り合う」というのも、或る面「ハイブリットの弊害」であるのも事実です。


 過去における様々な民族の混血によって日本人は形成されてきたワケですが、「見た目の混血」は進んでも、「意識の混血」が進まなかったのが、所謂・・・

村社会



と呼ばれるような意識文化として残ってしまったのだと。


 確かに、争いを避け平和的に共存しようという「和の精神」は素晴しいのですが、逆にそれを教条として「自分の利益や生活圏」を守ろうとする意識も働きます。


 ある一団が抜きん出て栄えた場合など、他の集団は「羨み」、「嫉妬し」、場合によっては「足を引っ張る」・・・といった、いうなれば「負の公平感覚」に陥りやすいのも、「和の精神」の裏返しの感情かもしれません。それは



強制的な横並び

を求める、ワタシたち日本人の悪い面でもあるしょう。


 で、なぜこのような精神性が日本人に特に強いのか?というと、繰り返すようですが、日本にはもともと様々な民族が雑居していたからで、本来この日本と言う土地には、誰がエライとかいう絶対的な権力は不在であり、大和朝廷による日本の統一の過程でも、「天皇」を要(かなめ)とする共同体が、一番統治形態に適していたのでしょう。そして各共同体は、お互いに監視し合う関係になったものと思われます。


 基本、自分の集団以外には不信感を抱いている状態が長く続き、明治期に時の政府が「天皇制」を復活させ、「挙国一致」を掲げるまでは、独立採算の藩政が群居した国内は、「国」としてはバラバラだったとも考えられます。


 明治政府により「強制的な国内再統一」が為されたワケですが、人の心まではそう易々と変えることは出来ません。依然として「村意識」は残り、その「村意識」の発展形として「海軍」VS「陸軍」の対立だとか、政治家・政党の間における「足の引っ張り合い」が発生するのは当然と言えば、当然の成り行きだったのかも知れません。


 つまり「村意識」を自覚し、克服しない限り、より大きな「全体意識」には進めないということです。それを如実に示しているのが、今回の事故における、東電などの「村意識」に思えるのです。自分の村の利益の為なら、全体の利益を見殺しにしても構わないかのような「意識」を感じるのは、ワタシだけでしょうか?政治家にしても同じです。自分の選挙区の「村意識」に縛られてはいないでしょうか?


 みんなが「村意識」に縛られている限り、「村意識」同士の確執から生ずる対立を解消するには、「村意識以外の存在」に頼る局面があるでしょう。それは先の大戦での広島、長崎への原爆投下後の「ポツダム宣言」受諾であり、今回の原発事故における、フランスやアメリカ等の海外技術の支援という形にも表れているのでしょう。


 東電が早い段階で「村意識」を捨てていれば、災害初期でもっと多くの手を打つ事が出来ただろうにと思うと、残念でなりません。


 地方の活性化は素晴しい事ですが、それが地元への利益誘導という「村意識」のみであれば、早晩、他の地方からの批判の対象になるだけでしょう。全体観を持ち、近隣の地区も相互発展出来るような地方の発展がベスト(理想)なのだと思いますが、その為には「村意識」を根底から洗い直し、より広い意識を持つ必要があります。


 その為に先ず日本の歴史を、「善い面」も「悪い面」も、初めから勉強し直す必要があると思う次第です。徹底的に「日本人」の在り方を見つめる。そして、過去の「閉ざされた村意識」を乗り越え、全体の中での「開かれた村意識」を受け容れる感性こそが、「現代理性」と呼ぶにふさわしい「理性」のように思うのです。


不明を恥じる

 という言葉がありますが、「日本人のダメなところ」とは、未だに自らの歴史に「不明」である事が全ての原因であるように思えた次第です。ワタシたちは今、日本の「歴史という亡霊」と正面から向き合わなければならない時代に在る。・・・と、思う次第です。


 最後に・・・

 一日も早い放射性物質の拡散防止、停止を切に願います。





でわっ!

2011年3月30日水曜日

混沌(カオス)


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



人は信じられるものを失った時、混沌に陥ります。このままズット平穏に続くと持っていた日常。今まで信じてきた社会の価値観。学校の先生や政治家、博識の評論家やマスメディアの情報。・・・それらに信頼が置けなくなった時、人は混沌(カオス)に陥ってしまうのでしょう。


 ・・・で、そういった時にまずどうしたほうがいいのか?を考えてみるに、



徹底的に現実を見つめる。



しかない様に思えます。はい。


 現在の日本が置かれた現実とは、


・地震・津波による災害で多くの死者が出ている。そして津波による原子力発電所事故で、その近辺の被災地には立ち入る事も儘ならず、災害復興も遅々として進まず、遺体も野ざらしの状態にあり腐敗が始まりつつある。


・原子力発電所から半径30Km以内の住人は突然生活の場を奪われ、今までの築き上げてきた生活が一変してしまった。


・被災地から遠く離れた東京にしても、停電、ガソリン価格の高騰、物不足にみまわれ、庶民の心は揺らいでいる。


・地震・津波被災地、原発被災地から各地に疎開した避難民の今後の生活の問題。


・いまだに放射性物質を吐き出し続けている、先の見えない事故原発の処理の問題。


・飛散する放射性物質による健康被害、そして農業や飲料水に及ぼされる影響。


・日本からの輸入品に対する各国の検疫の問題。


「技術大国日本」という国際的なブランド力の失墜。


・・・などが挙げられますが、早い話が「原発事故被害」と「地震・津波被害」の二点です。


 そのどちらを優先的に対処すべきか?と考えるに、ワタシは「原発事故被害」を最優先で対処すべきに思えます。とにかく一刻も早く、



放射性物質の拡散を止める。



のが肝心でしょう。放射性物質の拡散が止まれば、みんなひとまず安心します。そこから先の未来に対しての展望が持てるようになります。


 天災・人災被災の難民の方々にしても、自分の故郷がこれ以上汚染されないという安心感から、避難生活にも多少心のゆとりが生まれるでしょうし、それは日本中の庶民にしても同じ事です。最悪の時期を脱したということで、



前向きな心が芽生える



でしょう。災害復興には前向きな心が何より必要だと思うのです。事故原発からの放射能拡散が続く限り、「目に見えない恐怖」「捉えどころの無い恐怖」を抱えながら、毎日を暮らさなければなりません。その様な心理状態の中では被災地の復興も日本の復興も、思うようには進まないでしょう。


 してみると、「国」とか「社会」とかの根本的な活力になるのは、そこに暮らす人々の気持ち=心の状態になるのではないでしょうか?「花見を自粛しろ」という人もいますが、それ以前に、選挙を先延ばしすべきだと思いますが・・・


 先ず一日も早く事故原発からの放射性物質の飛散・拡散を止める。そのために「オールジャパン」の力を結集し、それでも足りなければアメリカだろうとフランスだろうと、恥も外聞も無く助けを求めるのが正しい道のように思えるのですが・・・。




<転載>


【仏国ブログ】日本がフランスに支援要請、ロボットは拒否されたが【社会ニュース】
2011/03/30(水) 09:51


 フランスのベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相は28日、ラジオで東京電力から支援の要請があったと発表した。同氏によると、東京電力はフランス電力公社(EDF)、アレバ、仏原子力庁(CEA)に支援を求めたという。  


 このニュースはフランスで各メディアが報じている。仏ルポワン紙は、ベッソン氏が「現場は危機的状況で、大変深刻。発生から現在までに、東京電力による事態の収束がならなかったと理解している」と語ったと伝えている。これを受け、アレバ社は、放射能汚染された水の処理の専門家を日本に向け派遣する。

 フランス政府とアレバは原発事故後、いち早く防護服やホウ酸などを日本に向けて送った。また汚染された場所で作業を代替するロボットの貸し出しも同時に申し出ていたが、当時の状況では効果がないという理由で日本側から拒否されたと21日付の仏フィガロ紙が報じていた。



 今回、改めて日本がフランスに支援を要請したと伝える記事のコメント欄には、「1週間ほど前、今回の支援で送られる予定のロボットの貸し出しを申し出たのに、日本は現場でロボットを試すこともなく、特に有用でないという理由で断った」「東京電力は、ようやくフランスの原子力技術が必要と考えたようだ」など、東電の事故対応の甘さなどへの批判が見られる。


 今回の事故で漏れ出した放射性物質は世界各地で検知され始めており、もはや日本国内だけの問題ではない。「福島原発事故の収束に向けては、国は関係なく世界中が収束に向けて協力するべき」といった意見が上がっているほか、技術大国として名高い日本に「フランスの原子力技術の高さを見せるチャンスでもある。収束に向けフランスも全力で支援してほしい」と、収束を願うコメントが寄せられている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)

</転載>




 原発事故の対応に関して様々意見があり、「安全」という人もいれば「危険」と言う人もいますが、現実的な対応はひとつしかありません。現実を徹底的に見つめればどうすればいいか自ずと明らかなのではないでしょうか?



ヤラレてたまるかっ!




でわっ!

2011年3月27日日曜日

2.26 と、3.11

 
 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。  


 時に、世の中には皮肉があるものですなあ・・・。



311 x 2 = 622


右から読めば
226・・・。

 やはり歴史は繰り返そうとしているのか?それとも繰り返そうとしている「誰か」がいるのか?

 自然災害辞しても人災にしても、必ず「予兆」があります。その「予兆」を見逃さない事、そして来るべき未来に備える事。






昭和史発掘 <新装版> 8 (文春文庫) [文庫] 松本 清張 (著)





<抜粋>

 農村の疲弊は、慢性的に続いていた農業恐慌の上に、更に昭和 6 年と昭和 9 年に大凶作があって深刻化した。農家は蓄えの米を食い尽くし、欠食児童が増加し、娘の身売りがあいついだ。農村出身の兵と接触する青年将校が、兵の家庭の貧窮や村の飢饉を知るに及んで軍隊の危機を感じたというのはこれまでくどいくらい書いてきた。

 そして青年将校らは考えた。結局独占資本的な財閥が私利私欲を追求するために、こうした社会的な欠陥を招いたとし、それは政党がこれらの財閥の援助をうけて庇護し、日本の国防を危うくする政策を行っているからだとの結論に達した。

</抜粋>





 そういえば松本清張さんでしたか?共産党と創価学会の大連合を取り持とうとしたのは?遠い昔の記憶なんで定かではありませんが・・・。





「昭和史発掘(8)」/クリック20世紀





過ちを繰り返してはならない!





 それが生き残ったワタシたちに課せられた使命であり、死んでいった者たちへの「最高の供養」なのではないでしょうか?


でわっ!  

クーデターの悪寒


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます


 さて、現在の状況を冷静に見てみるに・・・

1.原子炉の制圧に手間取り、いつまでも放射能が垂れ流しの状況が続いている。

2.自衛隊による救援活動は続けられているが、どちらか言えば活動が目立っているのは米軍の方である。

3.災害復興に向け陣頭指揮を取る政治家の姿が見えず、国民は不信を募らせている。

 以上の3つだけを見ても、現在の政府が「革命」によって転覆させられるヨウ素・・・もとい、要素は十分に有るでしょう。

 さて、ここでまたお得意の妄想癖を働かせるならば、見えてくるのは「自衛隊によるクーデター」ですか?

 確か2.26事件で決起した青年将校は、東北地方の農家の窮状を見かね、社会の不条理に憤慨し、政府に対して反旗を翻したハズでしたが、現在の状況はそれと酷似してはいないでしょうか?

 歴史は繰り返すと言われますが、現在の政府が「東電」という大企業に対して強硬な態度、行政指導が取れず、今以上に放射能汚染を広げ、ワタシたちの生活に負担を強いるのなら、不満はやがて頂点に達するでしょう。

 そして、そのタイミングで自衛隊がクーデターを起こしたとしても、「大儀」は自衛隊の側にあり、多くの国民がそれを支持するであろうし、恐らく現内閣の事故処理に対する対応を非難している海外メディアも同情、支持するのではないでしょうか?

 つまり、国際的にも自衛隊のクーデターは認められる可能性があるワケです。そこで思うのですが、自衛隊が・・・

単独でクーデターを起こすか?

 ・・・チガイじみた妄想で恐縮ですが、ワタシには・・・アメリカが後押しするように思えてなりません。

 日本国内にある米軍基地の問題・・・日本がTPPに加盟するか否かの問題・・・アメリカ国内の金融不況の問題・・・さらにはアメリカ国内の景気刺激策としての原子力開発・・・それらを一挙に解決するには、日本を乗っ取ってしまうのが一番手っ取り早いと考えられるからです。・・・はい。(してみると、東電とアメリカはグル?)

 その為に開票操作等により菅政権を樹立し、前原氏らをエージェントとして使おうと画策したのが思うように行かず、最後の手段として「運命の強制力」を使うことにした。・・・と。

 現在の菅政権は初めからアメリカに首輪をつけられており、実態はアメリカと組んだ「官僚」によって運営されてきた。だからこそ、本当に日本の事を考える政治家、小沢氏とか、鳩山氏とか、亀井氏などは様々な妨害工作を受け、前原氏がいともアッサリと辞任したのも、アメリカの計画を知っていたから・・・。

 つまり、いずれアメリカに後押しされた自衛隊のクーデターによって政権は転覆させられる。その後でまた政治の舞台に返り咲けば好い・・・と。そして、小沢氏がこの大変な時に姿を見せないのも、アメリカの策略を察知して身の危険を感じているから・・・。

 もし、自衛隊のクーデターによる政権が出来てしまったら、そのとき日本は名実ともにアメリカの「植民地」と成り果てるでしょう。そして日本人は、「手先の器用な便利な道具」としてしか扱われなくなるでしょうし、独立国としてのプライドなど、どの国にも認められなくなるでしょう(表向きはともかく)。

 ・・・以上はワタシが妄想した最悪の近未来シュミレーション(現在は未だ最悪ではない)ですが、そうならない為にはどうしたらいいのか?

 2,26事件の時、ワタシたち庶民がどうしていれば、その後の軍国主義的な社会を回避できたのか?ひいては世界大戦などに巻き込まれずに済んだのか?その事をよく考える必要があります。

 あの時、どうしていれば良かったのか?青年将校たちは東北地方の農家の窮状を見て、それを代弁するために立ち上がったんですよね?しかし、本来はワタシたち庶民が立ち上がるべきだったのではないですか?自分とは関係のない事と、多くの人が無関心であった事が2.26事件以降の日本の未来を決めてしまったのではないのですか?

 今回の原子炉事故の被害にしても、関東以北は切実な問題として捉えていますが、日本全体が同じような危機感を持っているのでしょうか?つまり、「意識レベル」が分断された状態にありはしないでしょうか?

 東日本と西日本は元々庶民意識に差がありますが、今回の原子炉事故でそれが更に増幅される可能性もあります。庶民の団結する力が削がれる可能性もあります。

 以上はあくまでもワタシの妄想ですが、このまま政府に任せていてもラチがあかないのなら、まずは政府に対して徹底した抗議活動をするのが民主主義の「王道」でしょう。

 つぎに民間の知力を結集して、原発事故を1日も早く終息に向かわせなければなりません。1日遅れればそれだけ被害が増えるだけです。

先ず行動を起こす。

 自分の身を守る為に、そして子供たちの為に「日本」という国を、生活圏を残さなければなりません。

 繰り返しますがこれ・・・自衛隊クーデターはワタシの妄想に過ぎません。しかし過去、同じ様な状況に日本が、社会が置かれた事実があります。であるならば、同じ過ちは繰り返さないと言うのが、進歩した庶民の証なのではないでしょうか?
 
 
でわっ!

2011年3月26日土曜日

エネルギー問題の本質

 
 
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。

 いつものように
ヒロシさんトコの「つぶやいたー」を覗いたら、「新型原子炉」とか、「小型原子炉」とかの文字が見えたのですが、


<原発>中国が先進的な小型原子炉に高い関心 2009/08/07(金) 08:52:45 [サーチナ]:
http://bit.ly/hGNxVO via @addthis ほんとうに安全なのかねえ・・・・


about 10 hours ago webから .東芝、ビル・ゲイツ氏と次世代原子炉開発を検討 国際ニュース : AFPBB News:
http://bit.ly/fixwXs via @addthis
about 10 hours ago webから


オバマ米政権の小型原子炉開発計画、雇用と輸出に寄与も-商務省 - Bloomberg.co.jp:
http://bit.ly/erWPoI via @addthis
about 10 hours ago webから


米WH、小型原子炉開発へ-政府に補助金申請:日刊工業新聞:
http://bit.ly/dR5NND ジェイムズ・アワーは新型炉についてずいぶん詳しいな。原子力業界のロビーでもやっているのだろうか。
about 10 hours ago webから


ナンダカなmmm・・・

という感は否めないのですわ。テレビで垂れ流される原子炉事故のニュースを見てると、原発の問題は「施設の安全性」にあると思い込んでしまいますが(もちろん安全であることは大切です)、では現在、なぜ原発が危険なのかとその根本を考えるに、決して安全管理が杜撰だったから、施設の設計がイイカゲンだったからではありません。発電燃料その物が危険だったからです。

 放射性物質には、人体に影響を及ぼすものと、そうでないものがあります。人体に影響を及ぼさない放射性物質を燃料に使用していれば、今回に様に自然災害に見舞われ発電施設が損傷し、放射性物質が外部に漏れ出る様な事態になっても、あわてる必要はなかったワケでしょう?・・・それがまず第一。

 二番目に、新型原子炉が従来のタイプより格段に安全だとしても、また、害の少ない燃料を使用するタイプであったとしても、結局は「燃料の争奪戦」は起こり得るだろうという事。従来の石油を巡る争奪戦が、今度はウラン?などを巡る新しい争奪戦に取って代わるだけで、

結局、何にも変らない

のではないでしょうかね。

 そして三番目に、電気・電力の独占支配が今後も企業によって続くという事です。みなさん今回の原発事故の影響で、嫌というほど思い知ったんじゃないんですかね?生活の根幹が第三者に委ねられている現実を。電気は停まるは、電気料金は値上される?わで、電力会社はやりたい放題ですなあmmm。

 
「独占から分散」という考え方、それに基づいた社会インフラの再整備が、これからのワタシたちには必要とされるのではないでしょうか?自家発電中に酸欠でお亡くなりになった方のニュースを見て心が痛みますが、そういったリスクは常にワタシたちの生活にはつきまとっています。自動車を運転中に事故に見舞われる可能性は、誰にも平等に存在するのです。

 「独占から分散」という考え方の背後には、責任やリスクも分散されるという覚悟が必要なのです。電力会社の「独占」を非難したところで、その「独占」を許してきたのはワタシたちの怠慢・・・「責任の回避」に他なりません。してみると、現在原発事故で矢面に立たされている関係者から責任感が欠如しているように感じられるのは、彼らもワタシたちと同じような思考回路・・・「責任を取りたくない」という気持ちが根底にあるからかも知れませんなあ。電力会社の「国営化」という話も見られますが、恐らく同じ事でしょう。

 「独占から分散」という考え方は、例えるなら「ピラミッド型」から「アメーバ型」への社会変革とも言えます。ピラミッド型の社会・・・頂点(独裁・独占)が存在する限り、底辺は頂点に従わなければなりません。服従しなければなりません。階層・階級が存在し、そのことによって底辺は常に、「抵抗しようの無い強制力=運命」を一方的に受け容れざるを得ないのです。早い話が「奴隷」です。それが100人だろうと、1000人だろうと、1億人だろうと、

奴隷であることに変わりはない。

のですが、アメーバ型の社会においては、横の繋がりが基本となります。インターネットの様に。

 従来のピラミッド型の社会においては「奉仕する者」と「奉仕される者」は階層・階級によって分かれており、所謂「先進国による途上国の搾取」もそのひとつです。そして、そのシステムを構築している根幹が「お金(マネー)」なのです。したがってピラミッド型の社会においては必然的に「お金」も「独占」・・・ピラミッドの頂点へ収束して行くのです。このようなピラミッド型の社会システムを維持していく為には・・・

底辺層がどうしても必要なのです。

 この事は逆に、底辺層は創り出されるという事も意味します。そしてそれは上層の人間?にとっては造作も無い事なのです。何故なら殆どの庶民は「抵抗しようの無い強制力=運命」に従う事しか知らないのですから。今回の停電のように・・・。

 で、話を原子炉に戻しますが、以前書いた様に原子炉が小型化されて、究極には各家庭に設置できるくらいの大きさになったとしても、ワタシは自宅に原子炉を置く気にはなれないのですが、それが「原子力アレルギー?」であることも事実でしょう。「核」とか「原子力」という言葉に、特に日本人は敏感に反応します。ユダヤ人が「アウシュビッツ」という言葉に敏感に反応するように。

 しかしながら最近、放射能、放射線の人体や自然への実質的な影響を調べ進むうちに、「実はまだ良く解って無いんじゃないか?」という思いが強くなりつつあります。だからといって原子力発電に賛成する気にもなれないのは、前述の理由によるものと、良く解らないものであるならば、キチンと解るまではまでは手を付けないで、先ずは検証するのが「フェイルセーフ」「リスク管理」根本的な考え方だと信じるからです。

 一か八かの、博打のような見切り発車をするにしても、じゃあ「GO」の指令を出した人間が、後々トラブルが発生した場合に責任を取るのか?・・・という状況を考えると、現在の東電、保安院、委員会、そして政府の対応をニュースで見て、みなさんはどう感じるでしょうか?・・・ね?


 したがって、福島の事故原発をコンクリートで「石棺」にしてしまえという考えに変りはありませんし、その他の原子炉も即座に停止した方がイイという考えも変りません。


ヤラレてたまるかっ!


でわっ!

2011年3月25日金曜日

根底から疑え

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 原発事故後の放射能汚染についてアレコレ調べている途中での、一時的な記事ですが・・・


<転載>
ポロニウムを知るとタバコがやめられる?
ポロニウムの毒性と致死量

 ポロニウムと言う元素は、2006年11月にアレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死により大きく世界に報道されました。

 イギリスに亡命していた元ロシア連邦保安庁の情報部員だったリトビネンコ氏は、発病からわずか20日ほどで死亡し尿から放射性物質ポロニウム210が検出され、死因は体内被曝と推測された事により陰謀めいた疑惑が取りざたされました。

 放射性物質ポロニウムは自然界に存在し、ウラン鉱石に極微量含まれウラン鉱石や鉱物の化学処理で発生し土壌や空気中にも存在していますし極微量は体内にも存在していますが、尿から検出される量のポロニウムは何らかの方法で体内に取り込まれない限りありえない事です。

 自然界に存在するポロニウムにも種類があり、その多くは短命で数日で壊変してしまいますが、危険性の高いポロニウム210は半減期が約138日あり強いアルファー線はウランの約100億倍で1億分の4.7グラムで50%致死線量の被爆を受けます。

 但し、アルファー線は紙一枚で遮断できるので皮膚の角質からの侵入はできない為、何らかの方法で体内に取り込んだ場合非常に危険な状態となります。

ポロニウムはどんな物に使われているのか

 ポロニウムを発見したのは、ノーベル物理学賞を受賞したマリ・キュリー婦人で、夫のピエール・キュリー氏の協力の下新たな元素の可能性を探求した結果ポロニウムとラジウムを発見しました。

 両新元素発見の功績により1911年にノーベル化学賞も受賞し女性として二つのノーベル賞を受賞しました。ピエール・キュリー氏は1906年に事故死しましたが、マリ・キュリー夫人は白血病で亡くなりました。マリ・キュリー婦人の死は実験による放射線を浴びた為と推測されています。

 ポロニウム210は、人工衛星の原子力電池や紡績などの製造機械に発生する静電気除去の装置に使われていますが核兵器の起爆装置にも使用されています。

 自然界に存在するポロニウムは至極微量で、1キログラムのウラン鉱石に最大で0.00007ミリグラムほどしか含まれていません。現在の年間生産量は100グラムほどで、その多くがロシアで造られています。イギリスに亡命後、ロシア批判を続けていたリトビネンコ氏の不審死の背景に、ポロニウム210が検出されている事からロシアに大きな疑惑が持たれています。

タバコにポロニウムが含まれている事実

 ポロニウム210は放射線を発し体内に取り込んでしまった場合、内部被爆を起こし発癌性を持つ事が確認されていたが1960年代にタバコとタバコ煙にポロニウム210が含まれている事が証明されました。

 さらに、アメリカのタバコ会社が調査結果の中で、喫煙者のポロニウム210の摂取の事実を1968年発表しました。その後、各国より非喫煙者に比べ喫煙者のポロニウム210の摂取量の多さが報告されています。

 タバコに含まれるポロニウム210は、大気や化学肥料による物と推測されていますが、タバコ会社が公表していない添加物の可能性も示唆されています。一日に1,5箱のタバコを吸う人は一年間でレントゲン撮影を300回した事になるという記事がニューヨークタイムスに掲載され日本の週刊現代でも取り上げられましたが喫煙によるポロニウム210の摂取量と発癌性の関係は明確な答えが出てはいないようです。

 しかしタバコにポロニウム210が含まれている事とポロニウム210をある一定量を超えて摂取すると体内で被爆する事は明らかです。

それでも、タバコを吸い続けますか?

</転載>


<転載>
レファレンス協同データベースポロニウムの毒性について知りたい。

質 問:
ポロニウムの毒性について知りたい。

回 答:
『元素の百科事典』p.544-548の「ポロニウム」に,「既知の化学物質中もっとも毒性の強いものと見なされている」,「シアン化水素に比べると,重量比にして約一兆倍の強い毒性をもつ」,「強力なα(アルファ)放射体であるために,どこであろうとDNAを損傷させて発癌の原因となる」など毒性に関する記述あり。『元素の事典』p.250-251,『元素111の新知識』p.344-346,『図解雑学元素』p.262-263にもポロニウムの毒性に関する記述あり。また,『放医研NEWS No.125』p.1の「Flash NEWS」に「ポロニウム210事件時に滞在していた日本人の汚染検査を実施」とあり,「尿中ポロニウムの分析結果」などに関して掲載あり。『緊急被ばく医療研究センターホームページ』に「英国で発生したポロニウム210事件に関する情報」があり,「ポロニウム210の人体への影響」,「ポロニウム汚染を心配される方へ一般的な留意事項」などの掲載あり。

</転載>


<転載>
ポロニウムの致死量とwikipediaの罪
mobanama69号


<抜粋>

rag 2006/11/30 23:03
たいへんに失礼をいたしました。今日自分で調べて、わかりました。「ウランの300倍」は、キュリー夫人がピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)から分離した「ビスマスを含む成分」の放射能です。これは、当時、新しい放射性金属の含有が示唆されたもので、単品として分離された「ポロニウム」ではありません。詳しくは、Yahoo掲示板に書きました。http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=NW&action=m&board=552019567&tid=a5a4a5ia5afa4gffckdcbfm94bab&sid=552019567&mid=280682

</抜粋>


 MMMMMMM・・・・。そうするとワタシはかなりの長期間、レントゲン撮影を受けまくっていたことになります(喫煙者なもので)。でも正直なところ、放射能に被爆(体内被曝)したという実感が沸かないんですケド・・・。ワタシは何10年も喫煙によって体内に取り込んできたワケですね?ウランの約100億倍のα線を出すポロニウムを・・・。(今日もタバコを吸っています)


放射線の種類と強さの目安




 そういえばリトビネンコさん・・・。何度もテレビのニュースで取り上げられていたのを思い出しますわmmm。


<転載>
暗いニュースリンク
リトビネンコ事件:主要登場人物をまとめてみる

2006/11/30


元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件はあまりにも衝撃的だったが、その後の事件調査の展開も実に複雑で、情報が錯綜しており、今後の展開も全く予測がつかない。

リトビネンコ氏周辺の人々は、プーチン露大統領を暗殺犯として批判しているが、死に至る過程がこれほど派手に報道された事件を指して暗殺というには少々違和感があると言わざるをえない。それに比べると、今年10月7日に自宅前で射殺体として発見されたロシア女性ジャーナリスト・ポリトコフスカヤさんの事件はまさしく『暗殺』だった。この二つの事件を同列に並べようとするPR企業側の努力と、それに素直に従うメディア報道の単調さには目を見張るものがあるが、二つの事件の背後にある犯行動機はかなり性質が異なるように思われるし、手法も全く異なり、事件の影響力もまるで違っている。(今回の事件では、ロシアの資源マフィア筋が“商品”を使って仇敵に復讐したようにも見える。)

<後略>

</転載>


 ウランだとか、プルトニウムだとか、ポロニウムだとか、所謂「放射性物質」の人体への害、毒性を明確に知りたいと思い、いろいろ検索してみたのですがどうもシックリしません。例えば・・・


<転載>
ウランの健康影響検討専門研究会
平成16?17年度の中間報告書 (PDFファイル)


<抜粋>

1)ウランの人体影響は化学毒性と放射線影響の両方によって生じる。ウラン摂取による急性障害は、化学毒性による。放射線影響は非放射能が低いため、慢性障害の原因となる可能性が示唆されている。しかし、これまで人より寿命の短い実験動物では放射線照射によると考えられる明確な発癌などの影響はほとんど報告されておらず、種々の慢性障害は化学毒性と放射線毒性の相乗作用あるいは相加作用であるかについては今後の検討課題である。

2)ウラン摂取による急性影響は、化学毒性による腎機能障害である。急性障害の発現量は化学形や摂取経路によって異なる。硝酸ウランの腹腔内注射によるラットのLD50/24h は128~305mg/kg、LD50/14-21days は1-2.5mg/kg で摂取量が少なくても遅延性に毒性が発現する。人にウラン2mg/kg 注射投与した場合にはラットのような死亡はみられないが、人を含む多くの種類で注射および吸入投与されたウラン2mg/kg の摂取で障害が発現する可能性がある。摂取後、時間経過とともに症状として潜在的に進行する骨障害も発現し、結果として、カドミウムなどの金属毒性による腎臓および骨障害とよく類似した症状が起こると推察される。

3)人におけるウランの初期代謝や排泄は動物とよく類似しており、摂取後1~2日以内に糞(便)尿に排泄されるが、その後の排泄は急速に減少する。体内滞留や排泄率は化学形や摂取経路によって大きな差がある。ウランはpH によって,とりわけpH3-8 領域で著しく多様な化学形に変化することが、体内代謝や毒性だけでなく、排泄や薬剤の治療効果にも深く関係している。

4)事故によるウラン摂取者は、緊急被曝医療施設に受け入れられることになる。現在、ウラン摂取量の放射線被曝線量および化学毒性の評価基準(腎臓1g あたり0.3μg)はある。しかし、ウラン摂取による急性腎障害を尿や血清を用いた現行の臨床診断方法によって、正確に判定することは容易ではない。とくに、基準値前後の摂取量や体内沈着量による障害有無の識別は難しい。さらに、劣化ウラン弾が体内に埋没した人では、ウランの尿排泄量や臨床診断指標から腎臓障害を診断することは困難である。

5)事故摂取に伴うウランの腎臓や骨障害を効果的に低減化する方法は、ウランが腎臓を通過する時に、組織障害を起こすので、摂取直後から積極的に体外に排泄することである。現時点では、重金属治療に用いられる重炭酸ナトリウムの投与が準備されているが、期待できる効果は低い。障害および長期影響リスクを低減する方法は、除去剤を用いることである。ウランの体外除去剤の開発試験によりこれまでも国内外で薬剤が選択されており、その多くは実験動物で高い効果のあることが確認されている。さらに最近では早急に適用できる薬物を得る方法として、いくつかの疾患の治療薬を応用する検討も進められている。

 これまでの検討結果、ウラン摂取による影響は、その強い化学毒性によって急性腎臓障害が現れ、その後体内に沈着したウランおよび障害を受けた腎機能によって骨などの障害が重症化かつ慢性的に進行すると考えられ。事故摂取に対しては、できるだけ早い治療開始が必要であり、そのためには被曝医療施設におけるウランの迅速な定量や評価方法、および治療方法の確立と統一化が今後の早急な検討課題であることが明確になった。副作用のない治療(体外排泄促進)薬の獲得により、影響評価が不明確な汚染環境による障害の判定も明確にできるようになると考えられる。

</抜粋>


 良く解らないのですが、放射線の影響よりも、化学的な毒性の方が問題なんですかね?放射能や放射性物質については、まだまだ未知の部分が多いような感じを受けるのですが、ここで大胆な仮説を立てて、もし、「実は放射能って大して害が無い。」・・・とすると、その先に見えてくる「ストーリー」って何なんだろう?・・・と。


<転載>
吹風日記
2006年5月25日
死者600万人、劣化ウランはなぜ「問題」か、感覚はあてにならない

<抜粋>

要するに、劣化ウラン弾を使うかどうかは、我々が「選べる」ような気がするんですね。そういう、自分が選択できる(と感じた)ときの被害というものを、我々は過大に評価する。一方、カラシニコフのほうは、もうコントロールできないという感じがする。だから、過小評価する。しかし、こういった感覚は、人類の総死者数を減らすという見地に立つと、ほとんど有害でしかありません。多くの場合、「最も重要」とは言えない問題に目が向いてしまうからです。
</抜粋>

</転載>


重要な事から目を逸らす。

・・・というより大きな企みが存在するとしたら?先の日本隔離政策?みたいな地図にしても、日本に危険な新型ウイルスが蔓延するか、危険な放射能で汚染されているという理由が必要です。放射能が危険であるという前提で。


 そこで、もしもですよ?「実は放射能って大して危険じゃないんだ。」ということが周知の事実になれば、二番目の・・・放射能汚染による
日本隔離政策(NEW WORLD ORDER)は成立しなくなるワケですよ。

 何か・・・突拍子もない事を今回は書きましたが、この事は大変重要な事のように思えたもので・・・。ワタシ自身も、日本人全体も、世界全体も、知らず知らずのうちに、「放射能アレルギー」を刷り込まれている可能性は無いのか?・・・と。それを確認する為にも、日本の科学者は総力を挙げてこの問題の解明に当たって頂きたいものです。

原子力保安院の大ウソ暴露!(関東エリア未放送)




ヤラレてたまるかっ! 


でわっ!

いまなら未だ間に合う

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 さっそく日本産の農作物の輸入禁止措置が始まったようですが・・・


<転載>
日本産品の輸入制限 米国、香港などに広がる
2011.3.23 23:53


 【ワシントン=柿内公輔】福島第1原発の放射性物質漏れ事故をめぐり、日本産品の輸入制限などの影響が広がっている。事故との関連が疑われる放射性物質も各国で検出され始めた。

 米食品医薬品局(FDA)は22日、福島、茨城、栃木、群馬4県の乳製品や生鮮野菜、果物などの輸入停止を決めた。日本政府の出荷制限に関連した措置だが、ほかの食品の監視態勢も強化する。

 また、報道によると、香港当局は23日、4県に千葉県を加えた地域からの乳製品、野菜、果物の輸入を禁止すると発表、韓国当局も4県からの食品輸入禁止を検討中だ。中国やタイでも日本からの食品輸入検査を強化している。台湾では玩具や工業製品など658品目にまで検査対象を広げた。

 世界保健機関(WHO)報道官は22日、日本産品の健康被害への懸念に関し、「国連と共同で危険性評価を実施したい」と指摘。水産物に含まれる放射性物質を測定することも重要との認識を示した。

 放射性物質は直接、各国にも到達し始めている。米カリフォルニア州では18日、事故との関連が疑われる放射性物質が検出され、カナダでも21日、同国西部で放射線レベルの上昇が確認された。カナダ保健省は「健康被害の可能性はない」と強調するが、市民の不安は増している。

 アイスランドのレイキャビクでも22日、事故に由来するとみられる放射性物質が欧州で初めて観測された。

 一方、日本と各国の通関で過剰反応によるトラブルも目立ち始めている。ドイツでは日本からの植物が現地の輸入業者に拒否される事例が発生。中国では16日、大連空港で全日本空輸の航空貨物が「放射線量が基準を超えた」として日本に送り返されている。

</転載>


 この事態の意味を真摯に受け止めている人は、どの程度いるでしょうか?不安を煽るようで申し訳ありませんが、このまま事故原子炉の制圧に手間取り、更なる事故が発生し、更なる放射能汚染に晒されたとします。・・・あくまでも仮定です。で、そうなった場合は最悪・・・

日本人の入国拒否

が発生する可能性も考慮に入れなければなりません。チョット前にSARSが流行した時の事を覚えているでしょうか?


<転載>
SARSの影響でマレーシアが観光目的の入国を一部制限
2003年4月11日


 マレーシア外務省は4月10日現在、特定の国・地域籍の外国人について、観光目的の入国を禁止していることを明らかにした。入国できないのは、ベトナム、中国、台湾、香港、カナダ籍の外国人。他国に住んでいても該当国・地域籍の観光客は入国できない。期限は未定。

 これまでマレーシアは、ベトナムとカナダ国籍の外国人はビザ無しで入国を認めてきたが、現在はこの制度を停止している。

 同国は、ビジネス・就労目的、技術者などの入国は認めている。ただし、入国には、健康診断を受けてから7日以内という制限を設けている。

(小川 計介)

</転載>


 マレーシアの場合は極端なケースかも知れませんが、他の国がマレーシアと同じような措置を取らないという保障はありません。恐らく海外に在住している日本人であれば、マレーシアのようなケースが発生する確率の方が高いと考えるでしょう。どの国も先ず、自国の国民の安全を考えるのが当然だからです。動かない野菜でさえ輸入禁止されるというのに、動き回る人間がどうして?入国を許可されるでしょうか。

 輸出産業は真っ先にダメージを受けます。人も物も海外に出て行けないワケですからね。だから今回の原発事故の問題は、日本の輸出産業の存亡にも関わっているのですが、政治家のみなさんは・・・経団連のみなさんは・・・そいった認識を持っておられるのでしょうか?

 もちろんこのまま何事も無く、事態が沈静化に向かうことを望んでいますが、事を仕損じれば日本は諸外国から

強制的に鎖国

されてしまう可能背もあるということです。ええっ?!どうするんですか?

TPPで平成の開国

だなんてのたまっていたみなさmmmん?下手すりゃ、

原発で平成の鎖国

になりかねないんですよっ!

 海外に在住する邦人としても、日本の地を踏めなくなる様な事態になったら、どうしてくれるんですかっ!もう・・・サクラの花も、富士山も、この目で見ることが出来なくなったら悲し過ぎます。

 ・・・ま、ワタシの考え過ぎかも知れませんし、当然この先の事態の展開が読めるワケでもありませんが、確かなことは、

今の時点で原発を封鎖

してしまえば、被害総額を見積もるにしても早急に目処がつくという事です。それは東日本の復興に向けても、非常に重要な事なのです。高学歴で聡明な官僚の方々であれば、ワタシの言い分がご理解頂けますよね?そして国の運営は博打ではなく、常に「転ばぬ先の杖」をモットーにしなければならないことも。

 親が子を思う心に、「心配し過ぎ」はありません。母国を想う、全ての海外在留邦人の心とて同じです。・・・差し出がましいようですが。


オールジャパンに栄光あれ!


でわっ!


追記:不吉な地図

2008年8月1日金曜日WW2以降の新世界


検疫地区 日本

2011年3月24日木曜日

人は都合のいい事実しか見ない。


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



"TSUNAMI" 失敗は伝わらない




 これはワタシ自身にも言える事なのですが、今回の原発事故後の放射能汚染被害に関して、「非常に危険だ。」と言う人もいれば、「影響の無いレベルだ。」と言う人もいます。そんな中で、どちらの情報を選択するか・・・信じるかを迫られたとき、往々にして、自分にとって都合のいい情報を選択するように思うのですよ。

何故なんだろう?

 自分にとっての都合とわ?・・・突き詰めてみると、「失う物の大きさ」に関係するような気がします。先の大戦末期、大本営が行き詰った戦局を認めたがらなかったのも、「敗戦国」となれば戦争を指揮した自分らの身が危うくなり、地位名誉も一瞬で失ってしまうのを恐れるあまり、「大本営発表」にて庶民を欺き、多くの無駄な血が流されたのではないでしょうか。

 これは「恐怖の比重」が何処にあるかという事の様にも思えます。財産とか名誉にあるのか、それとも生命にあるのか、きっとそれは人様々で、その違いによって情報を捉える視点が視点が180°違って来るのでしょう。

 で、ワタシを含め、現在様々な情報がメディアやネット上で交錯しているワケですが、以前に書いた
「宏観異常現象」に絡めて言えば、予兆(情報)の捉え方は各人違ったとしても、起こり得る結果はひとつだけです。現在飛び交っている情報のどれを信じようと、起こり得る未来はひとつだという事を、みなさんご理解いただけるかと。

 情報とは、「起こり得る未来に対する予兆」であり、例えば「今年の冬は風邪が流行しそうだ。」との情報が入れば、うがい薬を買い込んだり、生活習慣に気をつけたり、神経質な人もいれば、無頓着な人もいますが、寒い冬は必ずやって来るワケで、その時にどういう結果が出るかは「自己責任」でしかないのです。・・・結局は。

 この期に及んで無責任かも知れませんが、後になって後悔し、「Aさんはこう言った。」「Bさんはこう言った。」と他人を非難しても、それを信じ従ったのは「自分自身」なのです。何を信じ、どの情報を選択するかは自分で確認するしかないのです。「バカの壁」で養老先生が書かれているように、他人の言う事なんてせいぜい50%くらいです。正しいのわ。

 そういった諸々の点を踏まえて貰った上でですが、どうやら横田基地の軍属が・・・

避難開始

を始めたようです。2日ほど前から、目立たないよう夜間に発着する機が増えたとの事です。ただし軍属だけとは限りませんが・・・。各国の民間チャーター機が、自国民を一時避難させるために飛来している可能性も在ります。

 この事実をどう理解するかで今後の対応が分かれます。あくまでもワタシの見解ですが、ひとつは、原発からの放射性物質の飛散量が増えている可能性。


 ・・・この可能性に基づけば、現在、政府などの公共機関が公表しているデータが、デタラメの可能性があります。つまり、米軍の軍属の方がより正確な被害状況を把握しており(当然ですワナ)、それに基づいて非難を始めた可能性。

 つぎに、やはり米軍は収集したデータに基づき、原子炉が再度爆発を起こす可能性があると考えていること。現在の日本政府や東電のやり方では、原子炉の暴走を抑えられないと判断したとも考えられます。逆に言えば、米軍にはどうすべきか解っているのが、日本側がそれを受け容れない。・・・と?

 いま為しうる最善策は何なのか?ワタシにはチェルノブイリと同じように、福島第一原発の全施設にコンクリート(中性子遮蔽タイプ)を流しこんで、「石棺」とするしかないように思われます。

 この期に及んで東京電力が「企業利益」にしがみ付き、再度原子炉の爆発などを招く事態を引き起こした場合は、関係者全員・・・政府の関係閣僚全てを含め、重大犯罪者として後日法廷にて裁かれる覚悟をして頂きたい。

 また、東京電力と一蓮托生の経団連、その他の全国の北海道から九州までの電力会社も、この期に及んで尚、原子力発電所によって庶民を危険に晒している事実において同罪です。

 そしてワタシたち庶民も、「夏場にエアコンが使えないのは辛い。」などと、トボけた事を言っている暇があったら、ドンドン自発的に自家発電に切り替え、放射能汚染の無いクリーンな環境を子供たちに残す方向に、頭を切り替えた方がいい様に思う次第です。・・・はい。

 大多数の人は認めたくは無いでしょうが、時代と社会はもう変わり始めています。今は時代の過渡期・・・「産みの苦しみ」の中にあると考えられます。
進歩か、後退か



でわっ!

苫べッチがいいコト言った。

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。

 
<転載>
長期間飲んでも影響なし…入浴・洗髪もOK

 東京都内の水道水から、乳児の摂取基準を上回る放射性ヨウ素が検出された。どのように受け止めたらよいのか。

 今回検出された放射性ヨウ素の値は、一般の基準である水1キロ・グラム当たり300ベクレルには達していないが、乳児の基準である100ベクレルは超えたものだ。乳児の方が放射性ヨウ素の影響を受けやすいため、より厳しい基準が設定された。

 笠井篤・元日本原子力研究所研究室長によると、基準は健康への影響が出る数値よりはるかに厳しく定められたものだ。

 今回検出された水1キロ・グラム当たり210ベクレルという値は、乳児が長期間飲んでも影響が出る心配はない。入浴や洗髪に使っても体内に取り込まれる心配はなく、通常通りに使用して問題ないという。

 放射性物質の人体への影響に詳しい石榑(いしぐれ)信人・名古屋大医学部保健学科教授(放射線防護学)によると、国際放射線防護委員会(ICRP)の計算では、1キロ・グラムあたり210ベクレルの水を1リットル飲むことで乳児が受ける放射線の量は約0・038ミリ・シーベルト、母親が1リットル飲むことで母乳を介して乳児が受ける量は約0・012ミリ・シーベルトであり、短期間摂取をするだけでは健康に害が出る数値ではない。

 佐々木康人・元放射線医学総合研究所理事長は、「飲まないに越したことはないが、代わりの飲み水がないからといって、水道水を無理して飲まずにいると、かえって乳児が脱水などを起こし、健康への影響が大きくなる」と話す。

 乳児期を過ぎた子どもや妊婦、授乳中の母親については、厚労省は「乳児以外はすべて300ベクレルが指標値となる。乳児の指標値を超えていても、300ベクレルを下回っていれば、乳児期を過ぎた子ども、妊婦や授乳中の母親でも普通に飲んで大丈夫だと考えている」としている。

 ところでなぜ、福島第一原発から約200キロ・メートル離れた東京都内の水道から検出されたのか。

 国立環境研究所広域大気モデリング研究室の大原利真室長は、福島第一原発から放出された放射性ヨウ素131が風で運ばれ、金町浄水場やその取水域の江戸川周辺に、雨とともに降下した可能性が高いと推測している。

(2011年3月23日22時03分 読売新聞)

</転載>


 どうにも不思議な記事ですなあ。・・・と、いうのも、


<転載>
財団法人 環境科学技術研究所
第63号・放射性ヨウ素とヨウ素剤投与

<前略>

 原子炉事故の時に真っ先に検出されるのは、気体か、気体状になり易い放射性元素です。放射性の希ガス(クリプトンやキセノン)やヨウ素がこれに相当します。希ガスは、化学反応しないので、人体に蓄積されることはなく、大気中に拡散し、薄められていきます。しかも半減期に従い放射能を失っていきますので、人に与える影響は極めて小さいのです。


<中略>

ヨウ素剤の投与

 放射性ヨウ素が大気中に放出されるような事故が起きた時に備え、ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)が準備されています。甲状腺を放射性でないヨウ素で満たしておけば、放射性ヨウ素の甲状腺への移行を阻止できるという訳です。放射性ヨウ素が体内に入る前にヨウ素剤を飲めば、最も効果 的です。しかし実験によれば、同時に飲んでも、飲まない時の98%以上抑えることができるそうです。放射性ヨウ素が体内に入ってしまってからの時間が長くなればなる程その効果は低くなります。3時間後位でも50%以上の効果が期待できますが、半日後では殆ど効果はありません。

 ヨウ素剤の飲み方は、成人の場合、ヨウ素剤130mg(ヨウ素として100mg)を1日1回、必要に応じ3日間から7日間連続して飲みます。子供は成人に比べ甲状腺が小さく、通常含まれているヨウ素の量も少ないので、子供に対しては成人の半分の量を投与することになっています。ヨウ素を摂りすぎると害になることがありますので、妊婦や子供は注意を要します。

(大桃 洋一郎)

日本で用意されているヨウ素剤

</転載>


・・・で、同じコトを苫べッチも言ってます。


<転載>
ドクター苫米地ブログ 
- Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog

2011年03月20日05:13 カテゴリ茨城・福島の牛乳、ほうれん草は無害だ。ヨウ素131の半減期は既に過ぎている

<抜粋>
この話については、一昨日このブログに書いた。官房長官もNHKも残念ながら私のブログを読んでなかったようだ。NHKが言う放射性ヨウ素とは、放射性同位体のヨウ素131のことだが、一昨日書いたように、ヨウ素131の半減期は8.02日である。既に昨日で半減期を過ぎている。放射線量は半減期の指数関数で減衰するから、半減期を超えると放射線量は一気に弱まるのは一昨日説明した通り。つまり、これらの牛乳やほうれん草が市場に出回る頃には、ベータ線の放射はほとんどないか、ヨウ素131そのものが無害の安定同位体キセノン131に変わっているということだ。

</抜粋>

</転載>


 ま、正直なところ・・・
「胡散臭いヤツmmm」とズット思っていましたが、この件に関しては正鵠を射ている。・・・と思います。

 ジッサイ、みなさんチャンと解かってます?「放射性物質」について・・・。一口に「放射性物資」といっても様々です。人体に影響の無い放射性物質もありますから。それを、「放射性物質」という言葉、活字に触れただけで右往左往するようじゃあ、今までよく原子力発電所を平然と受け容れてきたもんだと、呆れてしまいますわ。ホント。

 先に揚げた読売新聞の記事、一番最後に「ヨウ素131」の文字が出てきますが、それまでは「これでもかっ!」といった具合に、「有識者」の言を借り、数値を並べ立て、「漠然とした不安」を煽ってくれます。簡単に言えば、「一週間経てば無害ですよ。」というだけに過ぎないのに・・・。一種の「記事を読ませるテクニック」ですかね?ダラダラ無意味なことを書くのわ?何がしかの「意図」さえ感じてしまいます。

 ま、この件はヨウ素131に限った事なので、他の「放射性物質」に関してはこの限りではありませんが、下記資料を検討してみるに・・・


<転載>
厚生労働省

福島県産及び茨城県産食品から食品衛生法上の暫定規制値を超過した放射性物質が検出された件について(福島原子力発電所事故関連)


<抜粋>

2.茨城県産食品について
 茨城県より別添2の通り、報道発表したとの連絡がありました。
◦(別添1)(PDF:KB)
◦(別添2)(PDF:KB)

</抜粋>

</転載>


 福島県産の牛乳(原乳)からは、セシウム134、および137は検出されておらず、ヨウ素131が検出されたのみ。茨城県産のホウレン草からは基準値以下のセシウム134、136、137と基準を上回るヨウ素131が検出されていますが、ヨウ素131は8.05日で無害になるので一旦保存しておき、無害になったとこれで摂取すれば何の問題もありません。

 みなさん、日本の冷凍保存技術がどれだけ優れているか、テレビなどでご覧になったことはありませんか?一ヶ月くらいは楽勝で鮮度が保てます。野菜だろうと鮮魚だろうと、半減期を過ぎれば何の問題も無く食することが出来ます。つまり全てを8.05日ズラせばいいだけの話です。もちろんその管理を疎かにする事は出来ませんが、管理さえシッカリすれば特に心配する必要は無いのです。


<参照>
2011年03月17日 23時59分38秒
放射能泉である「ラジウム温泉」はなぜ安全なのか - GIGAZINE



放射線の種類と強さの目安


 つまりヨウ素131は8.05日間ベータ線を出し続けた後に、無害なキセノン131に変化するワケです。より詳しい情報は・・・
東京大学医学部附属病院 放射線科 放射線治療部門
福島原発における放射線被ばくの解説 (PDF)

にてご確認ください。

 それよりも、この事実を知りながら風評被害を増長し、食料品で一儲けしようとする、火事場泥棒のような輩が跋扈する事態の方が重大な問題です。関係省庁(食糧庁?)には是非とも綱紀を引き締めて、食糧管理に当たっていただきたものです。・・・はい。

 ・・・と、以上の結論はヨウ素131についてですが、その他にも放射性物質が拡散しているとなると対応はまた変わってきます。つまり・・・

今、何が起きているのか?

を正確に知らないと、対処方法が決まらないということです。したがって政府には、ありとあらゆる「放射性物質」の・・・

観測データを公表する義務がある!

・・・ということです。
ヤラレてたまるかっ!

でわっ!

2011年3月23日水曜日

独占から分散へ

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 ・・・さて、生活の根幹を他人任せにしていいのか?・・・という思いは、今も変わりません。・・・というか、ますます強くなっています。原発事故の後の計画(何の?)停電に皆さん辟易していることと思いますが、ここで・・・「電気を何とかしろ!」と、今までと同じように他人(企業)に依存するライフスタイルを送り続けるか、「足りない分(電気)は自分で作ろう。」と、発想を転換するかで、

これから先の世界は大きく変わります。

 ワタシたちが今考えなけれならないのは、被災者の方々を含めた日本全体のこれからの在り方です。その第一歩として「脱原発」、そして「脱石油」型の社会形成を考える時なのです。現在巷では「ガソリン不足」に陥っていますが、もし電気自動車ばかりであったら、ガソリンが不足してもここまでのパニック状態にはならなかったでしょう。

 電気を作るのには発電機用の燃料(石油)が必要になりますが、電気だけを考えれば原子力発電がどうしても必要と言うワケではありません。また燃料そのものにしても、石油に限定する必要はありません。天然ガスや、水素ガス、これまで何度か紹介したHHOガスなど、いくらでも代替燃料が候補に上がります。

 必ず「コスト」が問題として上がりますが、それはあくまでも「企業収益」を視点に据えた議論であり、個人で発電する限りにおいては、「コストよりも安全性」が重要なポイントとなるのは明白です。仮に「原発」が、非常に安価でコンパクトになり、各家庭にも設置可能な状況になったとしても、ワタシは自分の家に導入したいとは思いませんし、それが一般的な「安全感覚」だと思えます。

 現在、スグにでも実現の可能性がある自家発電システムとして、「HONDA」製の自家発電機を流用した「プロパンガス発電機」が考えられます。HONDAでは既に「カセットボンベ式」の発電機を販売しています。これを「プロパンガス式」にモディファイするのは造作も無いことでしょう。現在はキャンプ用の小型発電機のみですが、プロパンガス式の自家発電機を製造すれば、家一軒分くらいは十分に賄える発電量が得られるはずです。




 災害時の特別措置として、政府は国内の各発電機メーカーの自家発電機による電力の自給を、民間・・・一般家庭に早急に認可するべきですな。でないと、自宅で闘病生活を送っている人たちが、停電時には医療機器が使えなくなり、最悪の場合は命に関わります。

 国内の発電機メーカーも、ガソリン、灯油の供給がこの先十分に行き渡らない状況、もしくは価格が高騰する事態が予想されるのですから、「プロパンガス式」の発電機を生産・増産する必要があるでしょう。これは人命に関わる事であり、人助けである事を発電機各社には認識して欲しいものです。

 加えて、自宅に発電機を設置する際の安全基準、工事の認可などの暫定ガイドラインの設定が求められますが、飲料水の「放射能基準値」をイキナリ30倍に引き上げた政府にしてみれば、明日にでも可能なはずです。違いますか?

 自家発電は、最終的は「自己責任」の範疇に入るのですが、それでも自家発電を希望する人たちに対しては、何らかの法的な枠組みが必要であり、法的な枠組みがあればそこに新たな「仕事」も生まれます。

 具体的に言うならば、今まで夏場のエアコン取り付け工事がメインの仕事だった「街の電気屋さん」が、自家発電が普及することで忙しくなるでしょうし、新たに参入する業者も現れるでしょう。何より地元に仕事が生まれることで、地方の活性化にも一役買うのではないかと。

 以上がワタシが考える、東日本復興に向けた、具体性があると思われる暫定案のひとつです。で、電気(エネルギー)もそうですが、食糧にしても、物流にしても、情報にしても、「独占」という状態は非常に危険、かつ脆いワケで、これからの社会はすべからく「分散」により、リスクをコントロールする方法を考える必要があると思う次第です。はい。


でわっ!

2011年3月22日火曜日

分散現象

2011年3月6日夜 モスクワ上空に現れたUFO



Ovni Tsunami 2011 Japon Marzo UFO
津波の上空を飛ぶ白い飛行物体




東北放送の記者が津波に襲われるも間一髪で避難し、住民と協力して逃げ遅れた人を次々と救出



自衛隊、第1原発3号機への地上放水開始 (03/18)




<転載>

副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場 - 今日のぼやき(広報) 「1202」 強運により、原発事故の凶悪事(強度の放射能汚染)から日本国民全体が、逃れることができました。 2011.3.20

副島隆彦です。 今は、2011年3月20日 午前12時10分です。 すなわち、19日から20日に変わったばかりです。  私は、福島第一原発から8キロメートルのところまで行きつけました。下の、「292」番で、アルル君が、私からの電話連絡を、緊急の報告文にして載せたとおりです。  私は、この原発事故地から、8キロの地点で、自分のガイガー・カウンターで計測して、放射能の線量(せんりょう)が、わずか、15マイクロシーベルト毎時(15μSv/h) であることを、自分の目で目視し、確認しました。

<後略>

</転載>


東京kittyアンテナ(@w荒
3月20日に富士山でUFOが目撃された模様(@w荒




富士山上空にUFO現る watch@2チャンネル




↑3月21日頃の3号機


さてはてメモ帳 Imagine & Think!
- イスラエルの会社が、福島原発の安全管理をやっていた! by 千早


ネットゲリラ
海江田経産相は東電にハメられた



二階堂ドットコム
福島原発は本当に人災だった



福島原発上空を飛行するグローバルホーク
無人偵察機 Global Hawk




「北方領土、即時返還を」ロシア大衆紙が異例のコラム 2011.3.19 20:28





いただきました。


でわっ!

ひとつの見本

<転載>
原発は重要エネルギー源=地震多いのは運命―与謝野経財相
時事通信 3月22日(火)10時20分配信


 与謝野馨経済財政担当相は22日の閣議後会見で、福島第1原発事故に関連し、「日本中どこの地域を探しても環太平洋火山帯の上に乗っている国だから(地震が多いという)その運命は避けようがない」と述べた。これは原発推進の立場から地震が多いことは原発を止める理由にならないとの考えを強調した発言。

 同相は「将来とも原子力は日本の社会や経済を支える重要なエネルギー源であることは間違いない」と語り、あくまでも原発を続けるべきだとの考えを示した。

</転載>

 経済発展・・・早い話すが「金儲け」の為に、自分の命を危険に晒すか?という話なワケですね。・・・で、原発の近くに住んでいる人たちにとっては、「命の危険」は日常的に降りかかっているワケで、与謝野とかいう大臣の言う「運命」なんて、とても受け容れられない理屈です。

 原発から遠く離れて暮らしている都市部の住人にしても、今回の一件で原発の危険性が十分に理解できたと思います。原発事故の際には「放射性物質」の拡散が発生し、一次的な事故よりも、放射能汚染という二次的な被害の方がより深刻な問題であることを。

 TPP加盟の是非が話し合われる際、よく農業部門の反対が取り沙汰されますが、その反論として、「安全な日本の野菜、高品質な日本の野菜なら、みんなが喜んで買う。」・・・などと論ずる経済学者プロパガンダ番組で見かけた気がしますが、かの学者は今の様な事態になっても同じことが言えるんでしょうかね?

 輸出とは何か?・・・と考えてみるに、「余剰物資のお裾分け」であるとワタシは思うのです。つまり、既に自分はもう十分に持っているという状況があってこそ、輸出という余力が生まれるのだと。これも考えてみれば当然で、最近でもいくつかの国が穀物の輸出規制を行ったのは、記憶に新しいところです。

レアアース輸出規制策はWTOのルールに合致―中国

苫小牧港が19年ぶり道内1位 10年外国貿易船


 最優先されるのは国内の産業と需要のはずです。これは日本に限らず、どこの国も同じ考え方でしょう。一人前の独立国であれば、自国の国民生活の安寧を図るのが近代における「国」という集団の基本理念であり、政治を行う者であれば、第一信条として身に付けていて欲しいものです。 

 然るにこの与謝野とかいう大臣は、地震は日本の「運命」だから原発の危険性は当たり前であり、その危険性を受け容れろと言っている、アタマがおかしいとしか思えない大臣ですなあ。この人を大臣にしておいたら、庶民は皆殺しにされてしまうんじゃないですかね?「運命」などとホザいてますが、「運命だから諦めろ。」・・・と?

 前回も書きましたが、
「抵抗しようの無い強制力」について考えてみるに、確かに日本はその立地条件上、地震が避けられないのはみんなが承知しています。・・・で、自然条件としての「運命」には、今のところ抵抗する術はありませんが、「原発」の建設という人為的な「運命(危険)」の追加に関しては、ワタシたちはいくらでも抵抗することが出来ます。この与謝野とかいう大臣が、国民に・・・

死ね!

と言うのであれば、ワタシたちはこの与謝野とかいう大臣を、

全力で排除しなければなりません。

そうしないと、ワタシたち庶民が殺されてしまいます。・・・ですよね?それがワタシたちに残された自由意志なのです。

 ワタシたち庶民はもっと賢くならなければなりません。何が本当に正しいのか、誰が真実を語っているのか、シッカリと見極めていかなければ、これからの東日本の復興を、新しい民主主義の砦とすることは出来ないでしょう。間違っても復旧(旧来に戻す)してはならないと思う次第です。・・・はい。
ヤラレてたまるかっ!
 

でわっ!