2012年1月30日月曜日

お前らっ!サイコーだっ!


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 ちょこっとマイクロバブルについて検索していたら、驚愕すべき資料に遭遇しました。


2011年 マイクロバブルを使った塩害土壌の再生研究 (765KB)


 この研究をまとめたのが女子高生だという事実にびっくり!恥ずかしながらワタシが高校生の頃なんて、何にも考えていないタワケ者でしたから。

 それが・・・今時の高校生って、レベルが高いんですねっ!

 しかも、知的レベルだけでなく精神レベルの高さにも驚かされた次第です。はい。

 彼女たちのブログおよび上記の論文に目を通しましたが、いちばん心を打たれたのは論文中の次の下りです。


<抜粋>

4 活動のまとめと今後の展望

  思いもしない津波の被害によりたくさんの花壇が塩害を受けている。日頃から草花の研究をしている私たちはこの4月、急遽、除塩と土壌改良が同時にできるマイクロナノバブルを活用した新しい土壌再生技術を開発した。

 極秘に特許取得を勧める方もいたが、この技術は早く被災地に花を咲かせ子供たちの笑顔を取り戻すために開発したものである。私たちは一切隠さず、考案した技術で土壌再生ボランティア活動に取り組んできた。その甲斐あってさまざまな花壇にもう一度花を咲かせることができた。

 またそれ以上に、たくさんの方々と知り合うことができ、学校をあげた交流へと発展している。今後は技術を公開することで、技術が更によいものになるよう望んでいる。

</抜粋>


 東日本大震災の被災地復興を「金儲け」のチャンスとしか考えていない「大人」たちは、


恥を知れっ!


・・・と、言いたいですな。


<転載>

官民連携、宮城沿岸部に先端農場
被災地250ヘクタール借り上げ LEDで害虫駆除 農作業ロボ農業再生モデルに
2012/1/5付 情報元 日本経済新聞 朝刊

 農林水産省は東日本大震災で被害を受けた宮城県沿岸部に、最先端技術を実用化するための大規模農場をつくる。敷地は東京ドーム50個分にあたる200~250ヘクタールで、津波による塩害で早期復旧が難しい農地を国が借り上げる。富士通や日立製作所、シャープなど民間企業と連携、IT(情報技術)やロボットなどの技術を融合させ、農業の生産性を高める。被災地だけでなく、日本の農業再生につなげる狙いがある。…

</転載>


 街宣車に乗って、人の迷惑も考えず「軍歌」を大音量で撒き散らすしか能の無い「右翼」より、彼女たちのように純粋な気持ちで復興に貢献する心の方こそが、よっぽど・・・


真の愛国心


と呼べるのではないですかっ!?

 ホント「大人」ってのは(ま、ワタシもその端くれですが)、利権とか、慣習だとか、自分の生活だとか、そんな事ばっかりで、「自己本位な知性」の塊のような連中ばっかりで情けなくなります。

 子供たちは絶対、見習ってはいけません。反面教師として、腹の底でバカにしながら見ていればイイんですよ、テレビでエラそうな事を言っている、所謂「恥識人」なんて。

 ま、彼女たち(青森県立名久井農業高等学校)のような若者がいる限り、日本は必ず復興します。ワタシはそう信じます。思えば昨年、「なでしこジャパン」にも日本中が元気付けられたワケで、


日本の「おなご」はスゲエな!


・・・と、男としては何とも情けない限りです。



 現在、脱原発に向けて、子供の放射線被爆からの回避に向けて、真剣に行動を起こしているのが女性たちメインなのを見るに付け、すべての「やまとなでしこ」に感謝したい気持ちでいっぱいです。日本は、


貴女たちのお陰でもっている!


・・・と。で、男としても、個人的にも、「何とかせにゃ・・・」とは思うのですが、ま、いまのワタシに出来るのは自分のブログを利用して、みなさんの役に立ちそうな情報を発信するくらいが関の山なので、ま、当面はこのままのスタンスで行くしかないか?と。 



 いずれにせよ、これからの日本を担っていくのは「硬直した思考の大人」に代わり、変化に対応できる「柔軟な思考の若者」であるのだから、ワタシら大人は彼ら、彼女らの為に、せめて「道を整えておく」のが、


大人としての勤め 


なのかも知れません。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月28日土曜日

情報が出て来ない


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 昨年の3.11以降、ずっと同じ過ちが繰り返されています。それは・・・


情報を公開しない


・・・という過ちです。

 武田センセイも仰っている様に、いま一番問題なのは「放射性物質の飛散」であり、それは原発事故発生からずっと変わっていません。

 除染にしても、放射性物質の飛散が収まらない限り、何度も同じ事を繰り返すだけになりかねず、地表をイッタイ何cm?何十cm?それとも何m?削り続ければイイのかさえ、答えは見えません。住民が安心して暮らせる環境を確保する為に、どれだけの費用が掛かるのかは未知数なのです。

 そこで論理的に考えるならば、汚染の深刻な地区とそれ程でもない地区とを区分し、先ず、汚染が深刻な地区の住民は避難させる。その為に補助金・義捐金を使うのが先でしょう。

 ハッキリ言って、無駄な除染で貴重な義捐金を浪費してしまうよりも、汚染地区からの避難住民の生活を保障する方が先決です。

 ま、ジッサイ?地震・津波による被害者と原発事故による被害者とでは、補助金・義捐金の使用区分が違う?のでしょうが、とにかく、急を要する案件から先に片付けるのが「スジ」でしょ?

 次に、放射性物質の飛散に関しては、過去にも提案したように事故施設をスッポリ覆う外装を建設し、排出される放射性物質をろ過すればイイんですよ。


 ここまで対処した上で気象庁は、事故原発から排出される微量の放射性物質に関する注意勧告として、毎日の気象ニュースの中で情報を提供すべきで、こんな事は当初から分かっていたハズです。

 この期に及んで「スギ花粉」の飛散と「放射性物質」の飛散と、どっちがより重要な情報か?イイ大人である「気象庁職員」の方々であればお分かりですよね?


えぇっ?!どうなんでいっ!


 それでもなお情報の開示、提供を拒むのであれば、もはや気象庁には存在価値がありませんなあ・・・。自然災害の多い日本の「国民の安全」に寄与するのが気象庁の役目であり、仕事なワケでしょ?

 ま、気象庁に限らず、各省庁が軒並み情報の隠蔽を図るようであり、既存のメディア・情報機関がそれに同調するという事であれば、新たな「国民情報局」のような、何処からも圧力の掛からない第三者機関が必要とされますな。・・・自分の身を守るためには。



 そこでひとつのヒントとして、ドイツのハッカー集団が自前の通信衛星の打ち上げを考えているというニュースをご紹介します。


<転載>

ドイツのハッカー、検閲を避けるため独自の通信衛星の打ち上げを計画中

地球上のあらゆる回線は、ある日突然政府によって運用を停止させられる危険があります。2011年のエジプト革命では、政府の手によってあらゆるインターネットや携帯電話網が完全遮断されたことが国際的な批判をあびました。こうした事態に備え、ドイツのハッカーグループがいつでも誰でも自由に使えるオープンな衛星回線を確保するため、独自の通信衛星の打ち上げを計画しています。

アメリカで物議を醸している「オンライン海賊行為防止法(SOPA)」は著作権の保護を強化する法律案。最大の特徴は、これまで著作権の保持者でないと訴えることができなかった権利の侵害について、司法省など国の機関でも訴えることができるようになった点です。

これまでも違法なポルノサイトへのアクセスを捜査機関がブロックした事例がありますが、これを拡大して「著作権違反」を理由にそのサイトへのアクセスをブロックする権限を国がもつことになると、将来「検閲」に用いられる不安もあり、議論となっているようです。

ドイツのハッカーグループは、こうした動きに対し「どの国の持ち物でもない宇宙空間に通信衛星を浮かべ、地上局から通信すればいいのでは」というアイディアにつきあたりました。


人工衛星の打ち上げについては費用さえ工面できれば民間企業でも可能ですが問題は打ち上げたあとの追跡。衛星はじっとしているわけではなく、かなりフラフラと動き回るので追跡が必要になりますが、これには莫大な費用がかかります。以前、日本の東大阪宇宙開発協同組合が打ち上げた「まいど1号」は、管理費が工面できずに運用を中止することになりました。

これについては、衛星使用料を含む100ユーロ(約9900円)で配布されるオープンソースの小型地上局キットを開発・配布、多数の地上局でグリッド「Hackerspace Global Grid」を作れば大がかりなシステムがなくとも衛星の位置を追跡できると考えているようです。

代表のNick Farr氏は「目的はあくまでも技術的な興味から」とコメント。宇宙でも使える信頼性の高いハードウェアの開発し、将来はアマチュアとして月に人を送り込むという壮大な計画ももっているようです。

この衛星は単に通信経路を提供するだけで、データそのものは地上に置かれるわけですが、将来こうした衛星に巨大なストレージを積み、絶対に取り締まれない「データ・ヘイブン」ができあがるのかと思うとそら恐ろしい思いですね。

</転載>


 著作権は著作権として、情報は全ての人の共通財産であるというのがワタシの考えで、ま、情報を売買する人たちもいますが、道路に例えれば「有料道路」のようなもので、お金を払わなくても「一般道」を使えばイイのと同じで、「本質」は、インフラとしての「道路」=「情報経路」にあるワケです。或る日突然、「道路封鎖」されてしまったら「孤立」してしまうのですから・・・。

 で、ドイツのハッカー連中はサスガ!・・・というか、現状の情報管理体制に危機感を持ち、リスク回避の為に衛星を打ち上げようってんだから、惰眠?を貪る「ウサギ」とは大違いですな。ワタシたちも少しは考えた方がイイかも知れません。

 ちなみに日本においても、現在タイの企業が衛星インターネットの運用を開始しているので御参考までに。


IPSTAR衛星ブロードバンド


 ワタシが理想?と考えるのは、BC無線・・・所謂ハム通信(アナログ波)をネット化できないか?というアイデアで、これが実現されれば、個人個人が放送基地局を開設するのと同じで、全く誰の規制も受けずに情報の発信・受信が可能であると同時に、例え大災害に見舞われようと、どこかしらの生き残ったネットワークの一部が情報を発信し続け、災害・天変地異に負けないネットワークの実現が可能です。

 衛星もイイのですが、維持・メンテナンスや、宇宙線・太陽風などの影響を考えると、ハム・ネットワークの方がより信頼性が高い様に思えるのですよ。ま、「ダイ・ハード4.0」に感化されたのかも知れませんが・・・。

 要は、現代社会のシステムは、金融にしろ、情報にしろ、物流にしろ、人の移動にしろ、


一局集中に向かっている


ワケで、その原因は「効率」にあるワケです。で、何故?「効率」を重視するかというと、「コスト」の削減にあります。根本思考が「お金」優先なのです。

 で、その結果がどうなったかは、タイでの洪水の被害を見れば明らかです。「お金」の事ばかりを考え、「危機管理」を疎かにした結果、おそらく現在でもHDD(ハードディスク)の価格は、洪水前の2倍の価格で秋葉原の店頭に並んでいることでしょう・・・。


平時において、乱世を忘れず。

乱世において、平時を忘れず。



人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月27日金曜日

ネフェリムとフリーメイソン


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 ベトナムは旧正月の真最中で、今週いっぱいは休んでる人が多いんですわ。そんなワケでワタシの仕事も暇してまして、ついつい妄想癖が頭をもたげるワケです。

 で、インターネットを徘徊してたら、旧約聖書について解説されたHPを見つけ、そこで自慢?の妄想が疼き出したワケです。旧約聖書といっても「正典」じゃなくて、「外典」とされる「エノク書」なんですが。


ヘブライの伝承とイエスの霊性

7章 巨人たちの暴虐


 えmmmと、まずワタシはDNAの解析にiは一応の信頼を置いています。日本人が、アフリカ発祥の人類の4グループ全てのDNAタイプを宿していることは、もう何度も書きました。日本人は、社会権力構造はどうあれ、様々な人種・民族の「ハイブリット」であることも。

 で、それはそれとして、人類の進化の過程の中でミッシングリング?として、「巨人族」の存在の痕跡を無視することも出来ないワケです。


でかっ!南アフリカにある2億年前の巨人の足跡




巨人ネフィリム?ギリシャで発掘された巨大な人骨



「世界一背の高い男性」のギネス記録を破る2m30cm台の巨人がまた1人



巨人症 - Wikipedia


 さて、「巨人族」の存在を肯定した上で話を進めます。ナンたって、「妄想」ですから・・・。で、上記の「エノク書 7章 巨人たちの暴虐」によれば・・・


<抜粋>

■『第一エノク書』7章注釈

1.彼らも共にいるすべての者たちも、自分たちの選んだ女たちから一人ずつ妻をめとった。彼らは彼女たちに入り込み、彼女たちと交わりはじめた。また女たちに魔術と呪(まじな)いを教え、(薬)草の根や灌木の断ち方を教えこんだ。

2.すると彼女らは彼らによってはらみ、とてつもない巨人を生んだ。巨人たちはネフィリムを生み、ネフィリムにはエリウドが生まれた。すると彼らは、その大きな背丈に応じて成長した。

3.彼らはすべての人間の労苦の実を食いつくしてしまい、人間はもはや彼らを養うことができなくなった。

4.そこで巨人たちは、人間をむさぼり食おうと彼ら(人間)を殺し始めた。

5.彼ら(巨人たち)は鳥や獣、(地を)這う生き物や魚に対して罪を犯し、互いの肉を食らいあい始めた。彼らはまた、血をすすった。

</抜粋>


・・・と、いう下りがあるのですが、これって正に、「サタニスト」の所業なワケですよ(金融業の所業にも似てますが・・・)。そして巨人族=ネフェリムは、「堕天使」と人間の女との交配によって生まれたと。そして、創世記第6章4節に書かれているように、

「当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは神の子らが人の娘たちのところへ入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たち(ギバーリーム)であった」

としたら、巨人族は「天使」の血を引く種族であり、同時に存在した「人間」とは「別種」という事になります。

 民数記13章33節には、モーセがカナンのネゲブ地方に偵察を送っ時に、戻って来た偵察隊の中に

「そこで我々が見たのはネフィリムなのだ。アナク人はネフィリムの出なのだ」


と告げた者がいたという事なので、「ノアの洪水」を免れたネフェリムの子孫が生存していた可能性が伺えます。

 で、エノク書7章2節の、

「すると彼女らは彼らによってはらみ、とてつもない巨人を生んだ。巨人たちはネフィリムを生み、ネフィリムにはエリウドが生まれた。すると彼らは、その大きな背丈に応じて成長した。」

の意味するところを推測するに、世代が下るに連れて身体も小型化していったのではないか?と。

 したがって、モーゼが放った偵察隊が目にした「アナク人」とは、巨漢ではあっても、初代の「巨人」や「ネフェリム」に比べたら大分小さくなっていた可能性もあります(それでも十分大きかったのでしょうが)。

 そして「アナク人」は、「神の命」により、ヨシュアに滅ぼされる運命となるのです。


ヨシュア記 アナク人の絶滅


 で、初代の「巨人」から世代が下るに連れ、絶滅を逃れた「アナク人」の身長が、「普通の人間並み」になったとしても不思議はないワケで、ひょっとしたら、世界の支配を企んでいる「フリーメーソン」とか「イルミナティ」とかの正体って、「アナク人」の生き残りの可能性というのも考えられるワケですよ。ワタシの妄想によれば・・・。

 つまり、彼らが崇拝する「サタニズム」とは、遠い祖先の記憶であり、その記憶、習性に従えばこそ、搾取的な所業も当然と考え、「血をすする」などという忌まわしい儀式も、先祖崇拝の表れと理解することも出来ます。例の「髑髏のマーク」も、ひょっとしたら先祖の遺骨を表現しているのかも知れませんなあ。ワタシの妄想によれば・・・。

 また、自分たちを迫害した現在の人類に対して「復讐心」を抱いていればこそ、人類滅亡などという計画も平気で実行するでしょう。ワタシの妄想によれば・・・。

 以上、本当のような嘘のような、ワタシの妄想の世界でした。ま、陰謀系の新解釈としては面白かったでしょ?世の中にはまだまだ解明されていない事象が沢山あるという事で、妄想というのもね?「頭の体操」と考えれば、捨てたモンじゃないワケですよ。
 

人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月26日木曜日

優生学=人種差別のルーツとは? 3


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 その2から時間があきましたが、続けたいと思います。優生学≒人種差別についておさらいすると、第一に、「黄渦論」が欧米で勃興した事。その原因、背景として考えられるのは、極東の島国・・・「ジパング」に棲む人種は、欧米人に匹敵、若しくはそれ以上の能力を秘めていると、来日した宣教師や貿易商が本国に報告し、そのポテンシャルが「日露戦争」での日本の勝利で証明され、欧米に警戒心が芽生えた事。

 本来、固体の優性と「種」とは無関係であり、「環境の変化に強い種が生き残る。」・・・というのが、当初のダーウィンの主張であり、それを捻じ曲げ、「アーリア人」が優れているなどとホザいたヒトラーは、まったくナンセンスだどいう事。

 そして、ヒトラーをバックアップしたアメリカ優性学会も同様に「本質」を捻じ曲げ、ただただ、「人種差別」の大義名分として「優生学」なる学問?を利用した事。

 ま、そんなカンジですかね?とにかく、「優生」の「優」が意味するところは、「種」として優れているという意味ではなく、環境変化の適合性に「優れている」という意味での「優」だとワタシは理解しています。


変化に適合する種が生き残る。


 さて、優生学のルーツを遡って行くと、ギリシャの哲学者プラトンにまで遡るワケですが、何故プラトンが斯様な考えを持つに至ったのか、当時の時代背景やプラトンの人と成りを知りたいと、ウィキペディアで検索するに・・・


<引用>

プラトン
(紀元前427年 - 紀元前347年)

1.プラトンは紀元前427年、アテナイ最後の王コドロス(Codrus)の血を引く貴族の息子として、アテナイに生まれた。

2.若い頃は政治家を志していたが、やがて政治に幻滅を覚え、ソクラテスの門人として哲学と対話術を学んだ。
  
3.紀元前367年、恋人であったディオンらの懇願を受け、生涯に2回目となるシチリア島のシュラクサイへ旅行した。シュラクサイの若き僭主ディオニュシオス2世を指導して哲人政治の実現を目指したが、着いた時にはディオンは追放されており、不首尾に終わる。

</引用>


・・・ということで、生い立ちは今風に言えば「ボンボン」なワケです。で、ガタイもよかったらしく、「レスリング」が得意であったと。

 当時の「都市国家」においては「奴隷」を持つことは当たり前であり、戦争は主に「奴隷」、「植民地」の確保の為であり、プラトンの住むアテナイも、ペロポネソス戦争(紀元前431年 - 紀元前404年)に破れ、一時スパルタの支配下に置かれます。

 当時23歳であったプラトンがアテナイの敗北を大いに憂いたとしても、その血筋、年齢からすれば至極当然です。そして、何故戦争に敗れたかを推察した時、戦勝国スパルタの、子供の「優生」選別による強い軍事力の維持という点に着目したとしても・・・。


<抜粋>

先駆としての古代ギリシア優生思想

人種改良は、少なくともプラトンまで遡ることが可能である。彼は、人間の生殖活動は国家によって管理されるべきであると考えた、次のように記している。

「最も優れた男性は、意図して最も優れた女を妻に娶ったに違いない。そしてその反対に、最も劣った男性についても同じことが言える」 -プラトン『国家』

プラトンは選択法則に気付いて人々の心が傷つけられるのを防ぐために、偽りのくじ引きで(人為的)選択が行われるべきであると提案している。その他の古代の事例としては、虚弱な新生児を都市の外れに遺棄したスパルタの伝説的な慣行が上げられる。このスパルタの事例については、のちにエルンスト・ヘッケルも参照している。

</抜粋>


 つまり、「優生思想」の根源にあるのは、戦争における「軍事力(強力な兵)」の確保という側面が伺えるワケです。ワタシには。



 ちなみにプラトンといえば「イデア論」ですが、弟子のアリストテレスは師に逆らい?「目に見えないイデアなる概念よりも、現実世界を観察しよう!」と、世界を分類することを最初に始めた人で、故に欧米では「科学の祖」と崇め奉られているワケです。はい。

 しかしそのアリストテレスにしても、アレキサンダー大王に・・・「ギリシア人だけを人間として扱い、他の征服した民族は動物か植物と考えるように助言した。」・・・ということですから、真に科学的な視点に基づき「分類」をしていたかどうか疑問ですな。

 ギリシャにおける過去の植民地戦争と、アレキサンダー大王による世界統一とが重なって見えたのでしょうが、少なくともアレキサンダー大王には、ギリシャ人を特別視する考えは無かったようです。

 さて、現在においてなお「人種偏見」を持つ人たちとは、ギリシャ時代(紀元前)からの偏見に縛られている人たちとも言えます。バカげてますね、一言で言うと。

 しかもギリシャ人がギリシャ人以外を差別したように、アーリア人がアーリア人以外を差別し、ユダヤ人がユダヤ人以外を差別し、日本人が日本人以外を差別するといった様な、まったく「自己本位の知性」による根拠の無い「選民意識」は、未だに一部に存在するのでしょう。

 はじめに戻りますが、ダーウィンが当初述べていた、 


変化に適合する種が生き残る。


を、もう少し拡大解釈するならば、人間という種には「大きな個体差」は無いワケですが、その集合体である「社会=システム」に差が現われるならば、システムの構成要素である「社会階層」も当然、変化の影響を受けます。

 で、その際に、社会的変化を拒み、変化に適合できない階層は、ダーウィン風に言えば、


淘汰される


という事になるのでしょうが、ワタシ流に言えばこれは「村社会」の存在問題に繋がります。

 一部の「村社会」が自らの利権に固執し、社会全体の変化を拒むのであれば、社会全体として変化に対応できない・・・「生存率の低い社会」にならざるを得ないでしょう。

 何度でも言いますが、「村社会」の先にある「もっと大きな共同体」を意識できなければ、一部の「村社会」のワガママで、「全体」が滅び行くしかないワケですよ。ワタシのロジックからすれば・・・。

 ま、最後は主旨からだいぶ飛躍しましたが、このシリーズは今回で〆とします。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月22日日曜日

欲望メルトダウン


昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 気になる記事を目にしたので先ずは。


<転載>

「金持ちを否定する人は金持ちにはなれない」は本当か?
自由人


 「金持ちを否定する人は金持ちにはなれない」

 たまに、成功法則的な本や心理学的な本を読んでみると、上記のような言葉を見かけることがある。こんな言葉を聞くと、鼻で笑って一笑に付す人もいるのではないかと思うが、今回はこの言葉の意味を少し考察してみたいと思う。

 「金持ちにはなれない」などという挑発的な言葉を聞くと、条件反射的に「そんな馬鹿なことがあるか!」と否定する人が大勢いると思われるので、ここでは論理はそのままにして言葉だけを少し変えてみたいと思う。

 「犯罪者を否定する人は犯罪者にはなれない」

 これなら、納得する人が大部分だろうと思う。この「犯罪者」という言葉を「殺人者」や「泥棒」「詐欺師」という言葉に置き換えても同様である。精神論的にストレートに述べると拒絶する人であっても、少し具体性を持たせて述べれば、その言葉の持つ意味を冷静に分析することができるようになる。

 ここで言えることは次のことである。

 「人間は普段から憎しみを抱いている対象には成り得ない」

 常日頃から犯罪者を憎んでいるような人が意識的に犯罪を犯すなどということは、余程のことがない限り有り得ない。
 この理屈が理解できれば、難解な潜在意識論を述べるまでもなく、「金持ちを否定する人は金持ちにはなれない」という言葉には一理あることが解る。

 昔、『人間は自分が考えているような人間になる!!』という本を読んだことがあるが、この言葉を裏返すと、「人間は自分が考えていない人間にはならない」となり、もう少し掘り下げて言うと、「人間は自分が拒絶している人間には絶対にならない」ということになる。
 もし、この言葉が本当であれば、「金持ちを拒絶している人間は金持ちにはならない」ということになる。なぜなら、その人は、自分が金持ちになるということ自体も自ら否定してしまっていることになるからだ。

 本心ではお金が欲しいのに、「お金は嫌いだ」
 本心では家が欲しいのに、「家は嫌いだ」
 本心では車が欲しいのに、「車は嫌いだ」

 普段からこういった本音とは裏腹な台詞を吐いている人は、皮肉なことに本心とは裏腹にその言葉が実現してしまうような人生を歩むことになる場合がある。

 少し誤解される方がいるかもしれないので補足しておくと、“金持ち”ではなく、“金持ちの言動”などを否定する行為はまた別である。“金持ちの行為”を否定することと、“金持ちという概念”自体を否定することは全く違う。

 例えば、ある金持ちが悪質な脱税行為を行ったとかいうなら、その罪を否定するのは当然のことであるし一向に構わない。“金持ち”ではなく“罪”を否定する行為であるなら、何の問題もない。ただ、その罪を断罪する行為の裏に“嫉妬”という感情が入り込むと、また話は逆転してしまう場合がある。

 例えば、あるIT企業経営者が粉飾決算を行ったということで、その罪の真偽を確かめようともせずに、嫉妬の感情を出発点として(罪を憎んでいる振りをしながら)批判するという行為は「金持ちを否定する」ことになってしまうということである。

 日本には「罪を憎んで人を憎まず」という諺があるが、「罪を考えずに金持ちを憎む」ではいけないのである。
 数年前に実際にこの例と同じ事件が起こったが、当時、そういった人が大勢現れたことは記憶に新しい。そのせいもあって現在の日本経済は“貧乏”になってしまった。

 「金持ちを否定する人は金持ちにはなれない」という法則を理解している人であれば、感情的に金持ち(という概念)を否定するような愚かな行為(=心の貧しい行為)はしないと思う。

 マーガレット・サッチャーの「お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちになりません。」という言葉と「金持ちを否定する人は金持ちにはなれない」という言葉はどこか似ている。この2つの言葉の根底にあるものが、人間の「嫉妬」という感情であることが理解できれば、日本経済の発展を阻害しているものが何であるかがよく解るかもしれない。

</転載>


 ワタシもついでにひとつ・・・。


幸福を否定する人は幸福になれない。


 そこでワタシからも問いたいのですが、みなさんは、「幸福」になりたいのですか?それとも、「お金持ち」になりたいのですか?

 みなさん何となく、「幸福お金持ち」とは感じているハズです。日々のニュースで、「お金」にまつわる痛ましかったり、愚かな事件に触れる度に・・・。違います?

 「お金」は労働の対価であり、「収入」は生活の資本です。そう・・・生活の資本ではありますが、生活そのものではないのです。では、「生活」とは何でしょう?家族の安泰を願い、健やかな子供や孫の成長に触れ、親しい友人との交流を楽しむ・・・etc。それらを「お金」に換算できます?どれもこれも、


「お金」には換算できません。


 ま、当たり前すぎて、今更ワタシ如きが言うのもおこがましいのですが・・・。

 「お金持ち」に対して貧乏人が「嫉妬」していると「自由人」さんは言いますが、確かに、「嫉妬」が無いとは言い切れません。・・・が、それが全てとも言い切れません。そんな事は「大人」であればみんな知ってます。

 したがってワタシには、「自由人」さんの理屈はとても幼稚な理屈にしか聞こえませんし、件の木元孝子内閣府原子力委員のように、田原総一郎氏のように、「自己本位な知性」しか持ち合わせていないように思えてなりません。 

 何度でも言いますが、幸福とお金ではイコールではないし、少なくともワタシが本質的に求めるのは「幸福」でり、本来「お金」とは労働の対価(自分の時間の価値)であるのだから、無闇に「お金」を求めるという行為、衝動とは、それだけで暗に「人間の尊厳」を軽んじる事にも繋がり、その顕われが後進国での労働力の搾取であったり、欧米金融業の自分勝手な経済政策であったり、日本における諸問題にしても、全ては「自己本位な知性」の成せるワザだと・・・。


詭弁に騙されてはいけない!


のですよ。ま、こんな「詭弁」に引っ掛かる人もいないと思いますが・・・。



 「詐欺師」は常に人の心の弱みに、言葉巧みに付け込んできます。蛇蝎の如き、「自己本位な知性」を振りかざすヤツらの、「欲望のメルトダウン」「欲望のチャイナ・シンドローム」から身を守る術はひとつだけです。


聡明であれ!


 それには「本質」を見失わないことです。「本質」を見失なえば「本質」は奪われてしまうでしょう。「人間の尊厳」という、いちばん大切な「本質」が・・・。

 ま、そんなトコですかね?


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月21日土曜日

或る科学者の独白


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 「科学」を正しく用いていれば、ワタシたちは現在のような、「不幸な世界の住人」となることも無かったハズなのに、どこでどう「ボタンの掛け違い」をしてしまったのか・・・。

 「無能な権力者」がどんなに虚勢を張ろうと、それに加担する者がいなければ、ワタシたちは何の問題も無く日々を送れていたワケですよ。

 では、「無能な権力者」に加担したのは誰か?「科学者」であり、「企業人」であり、「金融家」であり、「メディア」であり、メディアに煽られ、欲望のままに人間の本質、人生の本質を見失い、考えることを止めた「ワタシたち」なのです。

 くしくも元旦の「朝まで生テレビ」で司会の田原氏が、


「企業は儲けちゃいけないのか?」


と、パネリストの一人に喰ってかかっていましたが、もうね?


この人・・・ヴァカ?


としか思えませんでした。


醜いなあ・・・。


・・・と。

 企業にしろ、個人事業にしろ、やってる事は同じなワケでしょ?「商売をして生活の糧を得る。」・・・に尽きるワケですよ。

 そこでですよ?街角の魚屋さんが、「儲け優先だ!」・・・とばかりに「汚染された魚」を、お客=社会に提供したら、社会からスポイルされるのは当然ですよね?そんな・・・「社会に害を及ぼす魚屋」は、消費者から見放され営業停止に追い込まれて当然です。違いますか?



 それが「大企業」ともなると、何か違うんですかね?現在、東京電力をはじめとする権力・・・もとい、電力各社は、十分社会に迷惑を掛けながら、何故か?何のお咎めも受けません。零細ながらも商売を営む身としては・・・


ザケンナよ!!!


・・・と、いった心境ですなあ。市場を独占しているが故に、電力各社はやりたい放題。だったら、「街角の定食屋で食中毒が発生したくらいで、新聞、テレビが何日もガタガタ大騒ぎするんじゃねえやっ!」・・・というのが、ま、ワタシのごくごく私的な心情なワケです。



 田原氏がとても醜悪に見えたのは、ひとえに「儲け最優先」の思考に脳みそが凝り固まっているからで、そこから「安全」だとか、「社会貢献」といった倫理観がスッポリ抜け落ちているからです。こういった「恥識人」が幅を利かせているのが、日本の言論界(笑)らしいですなあ。


アホか?


・・・と。木元孝子内閣府原子力委員に至っては、「ワタシの生活レベルが・・・」とか、「日本の生活レベルが・・・」とかホザいてましたが、


ヤツらはきっと宇宙人


なのだろう・・・と。こういった自己本位の知性しか持ち合わせていない「恥識人」が先進国?には多いから、原発は言うに及ばず、後進国からの搾取や貿易摩擦、国家間の紛争が絶えないんだろうと納得しましたわ。

 木元女史は年齢的にビートルズ世代でしょから、僭越ながらジョン・レノンの言葉を贈らせて頂きます。




 前置きが長くなりましたが、「或る科学者の独白」をお読み下さい。


<転載>

「役に立つ研究」で崩壊した日本の学問・・・苦しむ国民


4号機の再爆発が懸念され(私はそれほどの危険は無いと思っています)、福島を中心としてセシウムが再飛散しているのに、これまで「原発は安全」と言って来た専門家からはほとんど情報が提供されません。

その基本的な理由は「お金だけの社会」にあるのですが、より直接的な原因は「役に立つ研究」、「国立研究所重視」の政策にありますが、それは1990年ごろ、日本社会が支持したものだったのです。


・・・・・・・・・


それまでの日本の学問は大学が主体となっていて、簡単に言うと大学の教授に「均等」に研究費が配られ、先生方が「勝手」にそのお金を使っていました。ある学者は夜の10時まで懸命に研究し、ある学者は適当に、そしてある教授は海外に「学会に行く」といっては外国でワインを飲んで帰ってくるという具合でした。

そこで、東大教授、文部省、そして一部のマスコミなどが連合して「役に立つ研究に研究費を出す」という運動がおこりました。その当時、「こんなひどい大学教授もいる」というような本を読んだことがありますが、大学教授も100人いれば、2,3人は変な人(大学教授はもともとやや変ですが)がいますから、その人たちを取り上げればどんなことも言えるという感じでした。

かくして「役人が決める「役に立つ研究」」にお金が出るようになったのです。もちろん、役人は形式は整えますから、科研費(かけんひ)と呼ばれるものを含めて、さまざまな研究費の分類を作り、それに東大教授を中心とした「審査システム」を作り上げました。


・・・・・・・・・


その結果、簡単に言うと、まず第一に普通の研究費は大学の先生が文部省や経産省、厚労省、環境省などの申請をだし、それを東大教授が審査するというシステムができ、東大教授にゴマをするか、またはその時の国の政策にあった研究を申請することになりました。

第二には、「大型研究」でこれは、「偉い先生」が文科省、経産省、NEDO、JSTなどの外郭団体と親しくなり、「地球温暖化研究」、「DNA研究」、「ナノテク研究」、「太陽電池研究」などとして数10億円から数100億円のお金を獲得し、それを隠語で「青虫」として「配下の教授」に配るシステムです。


・・・・・・・・・


20世紀の初めに「共産主義」の国家が誕生したときでも、未来はバラ色でした。なにしろ、国民が団結して上下もなく、私欲もなく、理想郷を作るのですから、それまで圧政の下で呻吟していた人たちにとっては素晴らしいものに感じられたのです。

でも、ソ連(ロシア)では、すぐに権力闘争が起こり、スターリンが「大粛正」という名前の殺戮を行い、後をついだ権力者も高級車を6台も保有するということになったのです。「素晴らしいシステム」があっても「人間がそれに応じるだけの人格があるか」の両輪が必要なのです。

「役に立つ研究」も同じでした。理想は素晴らしいのですが、現実には神様がおられたら神様に「役に立つ研究」を決めていただくことができるのですが、神様がおられないので、その代わりを東大教授、高級官僚、政治家などがやることになり、その人たちは「私利私欲」をもとで動きますから(人間としては当然かも知れませんが)、結局「御用学者」と「ごますり学者」が幅をきかせるようになったのです。

それに加えて、学問が大型化するとともに「国立研究所」などの力が大きくなり、環境問題では「地球温暖化計算のためのスーパーコンピュータ」、「環境観測の大がかりなシステム」などを国立研究所が進め、その結果、「政府が温暖化と言えば温暖化」、「東海地震と言えば東海地震」というように、学問とは無縁の情報が社会に流れることになったのです。

本来、学問には「反政府」などは存在しないのですが、私も政府の政策に反する研究は申請が通りませんでした。その時に、ある高級官僚が「武田先生、実際におやりになる研究は別にして、申請だけは政府に合わせておけば良いのですよ」とアドバイスをしてくれました。つまり、「ウソつき先生」がお金を取ることができるということです。

この「役に立つ研究」の被害者は、第一に日本の子供たち、第二に真面目な研究者、そして第三に国民でした。

日本の学問的研究のレベルは、「役に立つ研究」によって大きく後退し、将来に役立つ研究はほとんどすべてカットされました。なにしろ「現在、役に立つと考えられる研究」にお金がでるのですから、「どうなるか判らない」という研究(もともと研究の8割はどうなるか判りません)にはお金が出ません。

なにしろ申請書に欄のある「何の役に立つか」と「社会への波及効果」を書かないとお金が出ないのです。研究ですから何の役に立つかが最初から判るものは、ややレベルの低いものですから、結果的には研究のレベルはさがりました。当然、真面目な研究者は淘汰されます。

国民は口八丁手八丁の世間的に受けの良い「御用学者」や「ごますり学者」の研究のために税金を払うことになり、審査の機関などの天下り組織の人の人件費も負担することになります。

さらに、今までは「均等」に分配していたのをいちいち審査するのですから、その事務量は膨大で、「役に立つ研究」というのをマスコミが騒ぎ始めた頃、役人は「これはよい、大幅に天下り先が増える」とほくそ笑んだでしょう。

そして、今回のような原発事故が起こると、御用学者は「国民を被曝させる」、「データを出さない」という政府の方針に従いますから、またここで国民が損害を受けることになります。


・・・・・・・・・


冷たく言えば、「研究とはなにか」、「何が将来の子供たちの日本に大切か」をよく考えなかった国民側にあるとも言えるのですが、福島原発事故が起こっても4500億円の原子力開発予算のことが報道もされず、お金も出ないのは、「役に立つ研究」によって日本の学問の中枢がすっかり「御用学者」で固められた結果です。

一つ一つの原発に反対することも大切ですが、それより、その根源にある「役に立つ研究」を撲滅しないと、セシウムの変化も解説されないことでわかるように、日本の将来はきわめて危ないのです。


(平成24年1月21日)

武田邦彦

</転載>


 武田教授のように、いたってフツーの社会通念を持ち合わせている科学者、知識人ばかりであったなら、日本も世界も、もうチョットはマシな今日を迎えていたかも知れません。

 しかし、武田教授が過去の過失と向き合い、科学者の本分(未知の探求)に立ち戻られたように、その他の多くの科学者(特に東大学閥)も、政治・権力に加担するのを止めるならば、日本も世界も、これから幾らでもやり直しが出来ると信じる次第です。はい。

 そして今、この不条理な社会や世界に異議を唱える全ての有志たちと共有したいのは、ワタシたちの言動・行動は・・・


反社会的行為ではなく、





新社会的行為なのだ!


・・・という「誇り」です。




人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月20日金曜日

ツバメとネズミ


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 飯山センセイが過去に書かれていたのですが・・・


<転載>

◆2012/01/06(菌) 老人が若者をイジメてる…

先日、「論争のお知らせ」をした、あのバトル、まだ継続中です。
若いおにいちゃんが、悪意などないのに、老人(私)にズタボロにされてます。
可哀想に。
でも…、
私の意図、というか真意は…、
   詐欺師たちは…、
   「波動」、「ソマチッド」、「強アルカリ」、「強発酵」、などといった
   大衆・シロウトを騙す用語を駆使して、不当・不法な高額商品を
   売りつけ、ボロ儲けをしてきました。
   「波動」という“騙し言葉”の実態が、どんなに酷かったか?
   ためしに東京都庁に行き、東京都生活文化局が被害の実態を
   まとめた報告書に良~く書かれています。


   「波動」、「ソマチッド」、「強アルカリ」、「強発酵」…、こんな詐欺
   用語をつかっている商品は買うな!!!
   これが、今、神助さんの「コミュニティ」がやるべき運動なのです。
   それなのに、その「コミュニティ」のボスが、「波動の数値データ」
   がウンタラ・クンタラと抜かしてる…。


   ともかく、今、「波動」の、「強アルカリ」のと、放射能の恐怖心に
   つけ込む詐欺商法が、恐ろしいほど蔓延してきています。
   呉々も用心し、気をつけましょう!>皆さん
…ということなのです。
皆さん、ほんと、今、「放射能に効く!」と言う商品は、たとえ千円のモノでも
買ってはいけません。損するだけです。
何つったって、私たちには、あのタダみたいな菌チャン達がいるのですから…。

</転載>


 と、いうことで、飯山センセイは「ソマチッド」を否定される立場のようですが、一方、達人さんのブログ記事では「ソマチッド」の存在が肯定されてまして、で、ワタシとしては正直、父の胃癌の件もありまして達人さんのブログに書かれた「AWG治療」に望みを託したい心境です。それが病人を抱えた家族の心情というものでしょ?

 しかし当然の事ながら、そういった患者や家族の心の弱みに付け込んで「詐欺」を働く連中が存在することも・・・又事実。出来る事なら現地に飛び、「AWG治療」によって治癒されたという患者さんたちに直接真相を聞いてみたいところですが、ベトナム住まいの身ではそれも儘ならないのが何とも歯痒い限りです。


医師が本当に教えたいAWGがん治療器


 自分で確認のしようが無いのでドッチが正しいとは判断できないのですが、詰まる所、「抗酸化物質」に関係があるのではないか?と思う次第です。はい。

 昨年末に放送された、フランスのTV局が製作した「チェルノブイリ 再生の歴史」というドキュメンタリー番組の中で、チェルノブイリ原発周辺の避難区域内に生息するツバメとネズミの生態調査が報告されていたのですが、ツバメは放射能の影響を受けバタバタ死んでいるのに対して、ネズミはさほど影響を受けずに生息しており、その違いが何によるか調べたところ「抗酸化物質」の体内保有量に違いがあったという事です。


抗酸化物質とは


 ツバメは、長い距離を「渡って」くる間に体内の「抗酸化物質」を消耗してしまい、チェルノブイリに辿り着いたときには放射線の影響を受け易いというか、DNAの損傷が修復できない体になっていると。

 ま、DNAの損傷が原因となり癌などを発症するケースと、すでに発症している癌などを治療するケースとを並べて考えることは出来ないのでしょうが、キーワードが「自然治癒力」であれば、自然治癒力を高める要因として、「抗酸化物質」の摂取は有効だろうと思った次第です。はい。


健康への試行錯誤 
抗酸化物質を含む食品の簡単な見分け方や特徴


 飯山センセイが推奨する「豆乳ヨーグルト」も、「抗酸化物質」を含む食品のひとつなんですかね?それとも乳酸菌で放射能を捕捉する、「機能食品?」に分類されるんでしょうか?

 それはそれとして、「種(タネ)」のある食物(果実など)の場合、放射能物資は「種」に凝縮され、果肉には含まれない・・・とも、彼のドキュメンタリー番組では報告されていましたので、それが事実だとすれば食用に耐える食品(果物)の種類が拡がるんじゃないですかね?例えば「柿」とがはOKかも?ま、ワタシには確かめようがありませんが・・・。

 あとネズミの例ですが、放射線被爆のストレスは各種ホルモンの分泌を司る「脳下垂体」に顕われるそうで、免疫力をフル活動させる為にストレスが溜まるのか?とも思った次第ですが、ホルモンのバランスが崩れると、精神活動にも悪影響を及ぼすと思うんですよ。

が放射能ストレスを受けたネズミの脳下垂体
「チェルノブイリ 再生の歴史」より

 ネズミは本能の赴くままに生きればいいワケですから、何も考える必要はありませんが、人間は社会生活を営む上で正常な判断力が必要とされます。自分の頭で考えてこその「人間」なワケで、それが出来ないのなら


家畜


と何ら変わりありません。極論を言えば。

 現在、放射線被爆の影響調査は肉体に対してのみ行われているのでしょうが、先のネズミのケースから、「脳下垂体」に影響が出ることは十分に考えられます。その結果として、よく言われる「原発ブラブラ病」ですか?が、誘引されることだって理に適うワケですよ。



 したがってワタシとしては、低放射線区域と呼ばれる地区に住む住民の、「脳の検査」も実施すべきだと思う次第です。それを怠れば、もし自分の体が「ブラブラ病」に罹ってしまったとしても、本人の「気力」の問題だと責任を転嫁されてしまうでしょうし、最悪の場合、まともな思考力さえ奪われ、「人間家畜」にされてしまいかねないと危惧する次第です。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!


追記:
達人さんのトコロに「松浦博士」の連絡先が追加されましたので転載します。

<転載>

松浦博士の事を最近ブログで読ませて頂きました。ひょんなご縁で、博士の所にお邪魔させて頂いた事があります。達人様は、もうご存知のことかもしれませんが博士は浜松市の三方原町で、今現在もひっそりと治療をなさっています。連絡をすればどなたでもAWGを受ける事が可能と思います。(電話番号053-430-1111)

</転載>

AWGの技術が全ての悩める人を救い、日本を再生へと導くことを願う次第です。以上。

2012年1月16日月曜日

「脱原発世界会議2012 YOKOHAMA」 宣言文


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 勝手に告知させて頂いた2012年1月14日(土)、15日(日)の2日間にわたる「脱原発世界会議2012 YOKOHAMA」が無事閉会し、宣言文が公開されましたので、またまた勝手に転載させて頂きます。


<転載>

1.「東アジア脱原発・自然エネルギー 311人宣言」

 今年 3 月 11 日、大自然は巨大な津波によって東アジアでは初の近代物質社会を開いた日本を直撃しました。日本の東北地方の福島原発の爆発により、安全な原子力という根拠のない世界的な神話は崩壊しました。この大震災は豊かさや消費に基づいた文明に対する深い省察を、アジアを越えて人類史的に求めています。

依然として原子力への執着から抜け出せていない、韓国・中国・日本

 ドイツを始め、ヨーロッパ諸国の核放棄の約束や宣言は、チェルノブイリや今回の福島原子力発電所事故から始まっています。ドイツは、老朽化した原発 7基の即刻閉鎖と2022 年までの脱原発を宣言しました。原発の保有密度が世界で 2番目に高いベルギーも原発を放棄することにしました。スイスも原発の設計耐久期限を超え次第、完全閉鎖する脱原発政策を確定しました。

 最も直接的な当事国である韓国・中国・日本は驚いたことに依然として原子力への執着から抜け出せていません。既に、14基の原発を持つ中国は 3・11大震災の後にも27 基の原発を中国の東海湾岸に追加的に建てています。日本は国民の 80%が脱原発を支持しているという世論にも関わらず、50%を原子力に頼るという電力政策を公式的に廃棄していません。韓国は 21 基の原発を 2024 年まで 34基に拡大し、また、200兆ウォンをかけて原発産業を拡大するという計画を持っています。これは 4大河川の土木工事費用の10倍であり、朝鮮半島の東側を事実上原子炉化する破滅的な発想です。

 環境汚染や生態、気候変動において既に日中韓には国境がありません。韓国は国内の原発以外にも中国の東海岸や日本の西海岸の原子力発電所に囲まれています。日本の九州・島根の原発は東京よりも韓国の方に近いのです。東アジアにおいて、核の危機は互いに絡み合ったまま、悪循環しています。これを平和と生命の輪に変えることは日中韓の市民社会の逆らえない運命的な任務として浮かび上がりました。

日中韓が脱原発を実現するために、東アジアの市民社会の連帯を

 歴史から学んできたように、核は反平和であり、反生命で、また、反市民的です。核と原子力なしにも人類は長く生き続けてきており、核放棄後にもこの文明社会はいくらでも持続できます。大自然は人類が生き抜く力や知恵を初めから必要なだけ公平に与えてくれました。太陽・風・水がその美しい答えです。核放棄はエネルギーの放棄ではなく、自然エネルギーへの転換を意味します。長い間、幻想だとして無視されてきた風力エネルギーや太陽エネルギーは年平均 30%の速度で発展しています。

 世界で最も危険な原発地帯である日中韓が脱原発を実現するためには、東アジアの市民社会の連帯が切実です。北朝鮮を含む朝鮮半島の非核化の実質的な解決もここで初めてできます。核の危険性に関する情報を共有し、自然エネルギー技術と知恵を分かち合うことによって、東アジアにおいて対立ではなく平和が、破壊ではなく生命が中心に位置づけられることになるでしょう。我々はこの宣言とともにこれを実現する枠組みとして、東アジア脱原発・自然エネルギーネットワークを発足させます。

韓国・中国・日本・他の 311 人による、東アジア脱原発・自然エネルギーネットワーク

 東アジア脱原発・自然エネルギーネットワークは、3・11大震災を教訓にするという意味から311人で構成されます。韓国、日本それぞれ 100人ずつ、残りの111人は中国やその他の国の人々が参加する計画です。この宣言は日韓市民連帯の新たな歴史を切り開くだけでなく、3・11大震災を平和や生命の自然エネルギー時代へと進んでいく立派な知恵の第一歩になると信じます。電気を使用している市民の皆さんでも脱原発と自然エネルギーへの転換をめざすこの歴史的なネットワークに参加して、東アジアの偉大な記憶を築きましょう。



2.「原発のない世界のための横浜宣言」

 2011年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原発のメルトダウン事故は、日本の人々に多大な苦難をもたらしたのみならず、地球全体にわたって放射能汚染を広げました。これは、原子力がもたらす長期的な健康、環境、経済への危険についての警鐘を、世界中に対して鳴らしています。

 スリーマイル島やチェルノブイリと同様、福島における事故は、核技術はいかなる小さな過失をも許さないものであり、ひとたび事故が起こればそれは取り戻しのつかない結果をもたらすということを改めて私たちに見せつけました。福島における事故の現状は、日本政府が言うように収束などしてはいません。原発はいまだに不安定であり、労働者はきわめて過酷な業務を余儀なくされています。

 放射能汚染は広がっています。これは地域的また地球的な緊急事態です。人々は子どもとともに避難するか、あるいは許容しがたい健康上の危険と長期化する放射線被ばくの下で生活することを強いられています。福島県において母親の母乳と子どもたちの尿から放射性物質が検出されたことは、将来の世代を含む生命が脅かされていることを物語っています。地域経済は破壊されました。

 核燃料の連鎖におけるすべての段階でヒバクシャが生み出されています。ヒバクシャとはもともと広島・長崎の原爆被害者を指す言葉でしたが、その後あらゆる放射能被ばくの被害者を意味して用いられるようになりました。ウラン採掘、核実験、原発事故、核廃棄物の貯蔵と輸送などすべてにおいてヒバクシャが生み出されてきたのです。

 これら世界中のヒバクシャの経験は、隠蔽され、不名誉と沈黙を強いられるものでした。情報、健康記録、治療および補償を得る権利は、「国家安全保障」あるいはコストを理由に、不十分であるか否定されてきました。説明責任の欠如は、日本に限った問題ではありません。あらゆる国の原子力産業において、政府と原子力産業の腐敗した関係に伴う問題が、本質的に存在するのです。

 私たちはいま岐路にあります。私たちは、核燃料の連鎖と決別し、効率がよく、健康と環境を脅かすことのない、再生可能で持続可能なエネルギーを選ぶことができます。将来の世代のためにそれを選び取ることが、私たちの責任です。原子力からの脱却は核兵器廃絶とも共鳴し合い、世界の平和に貢献します。

 福島の人々への世界的な連帯と「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」に集まった人々の精神は、人々のつながりこそが私たちの未来を築く土台であることを示しています。

私たちは、次のことを呼びかけます。

1. 東京電力福島第一原発の事故で被害をうけた人々の権利を守ること。避難の権利、健康対策、除染、補償を受ける権利、そして、2011年3月11日以前と同様の水準で生活する権利が保障されなければなりません。

2. 日本政府および東京電力は完全に情報公開し、説明責任を含むあらゆる責任を果たすこと。これまで行ってきた情報の隠蔽や矛盾した情報の提供を改め、公衆に情報を普及する独立機関を設置すること。

3. 人体、食料、水、土壌および空間における継続的かつ包括的な放射線測定とデータ収集を行い、住民の放射線被ばくを最小化するための緊急かつ必要な措置を公衆に知らせること。データ収集は数世代にわたって必要であり、省庁間連携による取り組みと国際社会による支援が必要です。原子力産業から利益を得てきた企業は、これらのコストを分担しなければなりません。

4. ウラン採掘から廃棄物に至る核燃料サイクルから段階的に脱却し、原発を廃炉にしていくための世界的な工程表をつくること。「安全神話」は崩れました。核技術はこれまでも決して安全ではなく、莫大な公的補助金無しには生き延びて来られるものではありませんでした。自然エネルギーはすでに立証されており、固定価格買い取り制度のような地域経済を支援する政策さえ実施されれば、地域において地方分権的な形で実施可能になっています。

5. 現在稼働が停止されている日本の原発を再稼働すべきではないこと。法制化された固定価格買い取り制度を実施し、送発電分離などを通じて自然エネルギーを拡大すれば、日本のエネルギー需要は満たすことができます。

6.アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパなどの途上国に対して原発やその部品を輸出することを禁止すること。

7. 原子力に頼らない社会をつくるために重要な役割を果たしている地方自治体を支援すること。コミュニティを強化し地方分権とボトムアップを進め、経済、人種、性別に基づく差別のない社会をつくるために、地方自治体の長、地方議会および市民社会の間の連帯を強めましょう。

8. 2012年3月11日に世界中で行動、デモ、セミナー、メディアイベントなどを行い、福島の人々が置かれている状況に抗議し、原発のない世界を呼びかけること。

 以上のような原則に基づきながら、世界会議の参加者たちは、具体的な行動を盛り込んだ「原発のない世界をつくる行動の森」を立ち上げました。その提言の数々は、日本政府や各国政府、国連持続可能な開発会議(リオ+20)などに適宜提出される予定です。

 「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」には1万人以上が参加し、インターネット視聴者は10万人にのぼりました。参加者たちは、福島を支援する国際ネットワークを進め、グローバル・ヒバクシャのネットワークを通じて放射線の被害者の間の協力を強め、東アジアの脱原発宣言運動を展開し、地方自治体の長のネットワークを広げていくことを確認しあいました。

2012年1月15日
「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」にて発表
横浜、日本

</転載>


 ワタシもベトナムでネット配信を視聴していた、1/10万です。んで、そこに進むべき道があるなら・・・


迷わず進むだけサmmm!


中沢新一の新党結成宣言



 
 賛否両論入り乱れるでしょうが、ま、口先ばかり達者で、実社会にコミット出来ない「恥識人」たちに比べ、どんだけマシかと。



人間ナメんなよ!


でわっ!

クロサギ


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 飯山センセイが、中国と北朝鮮の密接な関係を語っているのですが、なんで中国(胡錦濤)が北朝鮮(金正恩)に肩入れするのかワタシなりに整理して見るに、故金正日総書記はどちらかと言えばロシア寄り?であったのの反動として、金正恩新総書記との関係を深めているようにも見えます。

 なんせ故金正日総書記は、韓国をも巻き込むロシアからのガスパイプラインの敷設をロシアと合意しているワケで、この計画がウマく運べば朝鮮半島のイニシアチブをロシアが握るのは誰の目にも明らかです。


<転載>

ロシアと北朝鮮、ガスパイプライン建設計画で合意
24.08.2011, 14:28


 ロシアと朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、ロシアから北朝鮮を経由して韓国へガスを供給するガスパイプライン建設プロジェクトの実現に向け、作業を進めていくことで合意した。

 ロシアのメドヴェージェフ大統領が記者団に声明を表した。メドヴェージェフ大統領は24日、北朝鮮の金正日総書記と会談した。

  ロシアと北朝鮮は、会談結果に基づき、専門の委員会を設置する。同委員会は、北朝鮮を経由するガスの輸送に関する両国の具体的な協力条件などを定める。

 メドヴェージェフ大統領は、北朝鮮がロシアと韓国との3カ国によるプロジェクト実現に大きな関心を持っているとの考えを表し、現在は技術的な作業が進められていると述べた。

</転載>


 中国にとっては、この計画は頓挫してくれた方が都合がいいワケで、金正日前総書記が急逝した事でこの計画がどうなるのか、今後が気になります。

 ここからワタシ、妄想モードに入らせて貰いますが、飯山センセイが言われる様に、故金正日総書記が存命中から金正恩氏を中国(胡錦濤)が厚遇していたのであれば、中国の魂胆が薄っすらと窺い知れます。その・・・暗殺したとまでは言いませんが、故金正日総書記の急逝が中国にとっては願ったり叶ったりであったには違いありません。

 で、もしもですよ?故金正日総書記の死因が暗殺であった場合、ワタシ思うに・・・当然、アメリカもその事実を知っていたと思うワケです。つまり・・・「アメリカは黙認」していると。

 アメリカとしてもロシアが朝鮮半島のイニシアチブを取る様な事態は望ましいワケが無く、中国とアメリカの利害は一致。当然?日本にもこの事実は知らされ、日本も共犯に巻き込むには、現野田政権のポイント稼ぎへの贈り物のとして、


拉致被害者問題の解決


という「カード」に使うでしょうなあ。で、そういった裏事情を日本政府が把握していればこその、日本国政府としての弔辞を差し控えるという、およそ日本らしからぬ振舞いにも合点がいきます。

 ワタシは金正恩新総書記の器を知るものではありませんが、27歳という年齢は如何にも若い。中国の老獪な政治家の手に掛かれば、いとも簡単に篭絡されてしまうだろうコトは、ま、それなりに年を重ねて来た身としては察しがつきます。

 中国が北朝鮮に肩入れしてると飯山センセイは見ますが、同時にアメリカとも取引したとなると、朝鮮半島が今後もパワーゲームのゲーム盤として利用されるのは明らかで、拉致被害者のご家族には申し訳ないのですが、日本に駐留するアメリカ軍基地、特に沖縄の基地問題解決への道が遠のくのが目に見えるようで、素直には喜べませんなあ。


あこがれの北朝鮮




 斯様な裏取引は、最終的には何処の国の為にもなりません。結局、それぞれの国の「権力者」の都合に振り回されるだけなのです。

 今後はロシアの出方に注意する必要があります。もしですよ?前金正日総書記が暗殺されたのだとしたら、ロシアも黙ってはいないでしょう。関係がこじれて、中東での代理戦争から「第三次世界大戦」に発展というシナリオだってあり得るワケです。 

 そう考えると、ロシアが日本の武器輸出三原則の緩和にクギをさした理由も、中東での紛争を見越したものだったと考えられます。


武器輸出三原則緩和に過剰反応するロシア


 さて、以上の妄想から、飯山センセイが言われるように、もし、拉致被害者=横田めぐみさんが開放されたとしても、ワタシは全く現野田政権を見直す気になれませんし、逆に、「薄汚い取引をする連中」として、ますます信用する気になれませんなあ・・・。

 何でもアメリカの次期大統領選挙で台風の目になりそうな「ロン・ポール下院議員」は、海外に展開する駐留米軍基地を撤収することを公言しているそうですから、所謂「安保マフィア」や、戦争で金儲け?を企てる「金融マフィア」の連中は、何とか自分たちの「利権」を守ろうと必死なのでしょう。


米大統領選・予備選:ロン・ポールが急上昇(2)【藤井厳喜】AJER


 

 聡くなければならないというコトです。確かな「情報分析力」を持たなければならないというコトです。「戦争屋」「金融屋」にダマされて、「日本100年の計」を損なわない為に。

 尤も、ワタシの妄想の産物ですケドね?上に書いたコトは全部。・・・で、「インテリジェンス」とは、そういったデマに流されない「確固たる信念」を磨く為のものですから、たまにはこういったヨタ話にもお付き合い下さい。

 ま、この程度の深読み(妄想)は、「日本の独立」という大事業を成し遂げるに世界と渡り合うには、必要なスキルなワケで、キレイ事だけじゃなく、時には・・・詐欺師を騙す詐欺師、「クロサギ」になれなければ・・・


愛する人も守れんだろう!


・・・とも、思うワケです。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月15日日曜日

地球のオナラ


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 昨年の年末からずmmmっ・・・と、地震のコトが頭から離れないのですが、ま、今年は元旦早々から地震があり、大自然からの「啓示」のようにも思えたりするワケです。


油断するなよ。


・・・という。

 自然災害にしても、交通事故などの人災にしても、災害は、起きる時には、起こります。ただし、人災に関しては「未然に防ぐ」ことが可能です。なんせ同じ人間のしでかす災害ですから。

 放火犯を捕まえれば火災は発生しませんし、核施設の運転を停止すれば、フクイチのような放射能汚染被害を未然に防げます。

 で、石田理論にしろ、角田理論にしろ、プレート・テクトニクス理論にしろ、地震の正体を「これだっ!」と見極めた理論は未だ無いように思え(ワタシには)、それなら初心?に戻って、そもそも大地の造成活動とはどういう過程を経ているのかを知らねば・・・と思っていたところ、ピッタリの動画がありました。


日本列島の誕生 1/3




日本列島の誕生 2/3




日本列島の誕生 3/3




 上の動画を見る限り、プレートの移動によって「日本列島が誕生」した事は地層の調査から疑い様が無いのでしょうが、それ(プレートの移動)が、イコール「地震の原因」とも断定できないのは、今回の「東日本大震災」の地震発生パターンが、気象庁の地震予報の根拠・・・P波とS波に合致しなかった事実からも伺えます。



 石田理論、角田理論にしても、「東日本大震災」前後の群発地震(余震)を説明づけるのにはイマイチ?説得力に欠けるように思え、


結局、地震て何なのよ? 


という疑問に立ち戻ってしまうのです。ワタシ的には。


【東日本大震災】
一週間の震源地の推移





 地震の発生記録を見る限りでは、「東日本大震災」に北米プレートが関係している事が窺えます。

<日本列島周辺のプレート>

 で、地震直後から「北米プレート」の挙動に気付いている人たちもいました。

<転載>

ヤバいのは北米プレートじゃないのか?

1 : M7.74(広島県) : 2011/03/13(日) 00:27:06.95 ID:nqdexe/z0 [1/10回発言]
震源地を地図上にプロットしていったら見事に北米プレートの3方向沿いにぐるっと囲んでいる
【3/11からの震源地の推移】
岩手、宮城、茨城、東京湾、長野、新潟

http://www.city.higashiosaka.osaka.jp/010/010050/zisinnhenn/zisinnpureto.jpg

プレート内と周辺の原発いったん停止にすべき
【日本の原発マップ】
http://pall1110.blog.bbiq.jp/photos/uncategorized/2009/01/22/3fqedsxz.jpg

その後起こってるのは余震なんてものじゃなく全部本震じゃないのか?
やばいのは北米プレートじゃないのか?

</転載>

 ワタシも上記の資料類を検討してみるに、同意見です。


北アメリカプレート


 で、何故か?青森県庁のHPに各プレートの詳細な図があったので転載させていただきましたが、この図によれば「北米プレート」は遠く大西洋で生まれ、はるばる日本まで移動して来たワケで、関東以北はアメリカと同じプレートの上にあるという壮大な話ですなあ。


 とは言っても、同時にユーラシアプレートと太平洋プレートにサンドイッチされた状態、おしくらまんじゅうで押されている状態にあるワケですから、不安定な状態にある事も想像が付きます。

 さて、「そこでワタシたちは、地震とどう付き合うか?」と、考えなければならないワケですが、一番始めに述べたように「来る時は、来る。」のであれば、その際の「災害を想定」しておくのが、聡明な文明人であろうと思うワケです。

 天災=自然災害を止める術は今のところ有りません。それに地震などの自然災害は、人間にすれば災害ですが、地球にしてみたら「屁」をするようなもので、「屁」を無理やり止めてしまえば健康を害しますよね?地球が健康を害するという事は、即ち、人間が地球に棲めなくなるという事なワケですよ。

 つまり、どんなに科学技術が発達しようと、ワタシたちは地球の自発的活動を阻害してはならないワケで、自然災害・・・というか、地球の「屁」と上手に付き合ってゆくのが、ま、正しい人間・・・いやさ、地球に寄生する生命の在り方かと?

 しかし、災害(屁の被害)を最小限に抑える努力は、それはそれで人間の自由というか、許容範囲なワケで、「防災」大いに結構。そこで、「災害」の原因になる要因・・・人災要因を取り除くのは、


至極当然!


な判断であり、当然の如く「核施設」はその筆頭に挙げられるかと?

 何れにせよ、核廃棄物の処理が出来ない現状では、核の平和利用なんぞ「子供の火遊び」の域を出ることは無いワケで、


大人になって出直して来い!


・・・というのがワタシの論理です。はい。


科学と火遊びとはチガウでしょ?


・・・と、全ての科学者に伺いたいですわ。


メルトダウン





人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年1月13日金曜日

どこまでも「理詰め」で闘うしかない。


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 もし、「この世は道理(スジ)が通らない。」・・・と絶望感や無力感に苛まれているのだとしたら、それは未だ「道理」を見失っていないということです。「正気を失っていない」ということです。

 そして「道理」を理解したり、「正気を失わない」ためには健全な精神が必要であり、健全な精神を維持するには健全な肉体が必要だと思う次第です。ま、ワタシの持論ですが、


精神は肉体を超えられない。


・・・というワケで。

 勿論、「遺志を継ぐ」・・・という、個人の肉体の限界(死)を超えた「思想の伝達」もあるワケですが、思考という脳の生理的な活動は、あくまで「個人の生体活動の範囲(人生)」に限られます。

 例えば「吉田松陰の教え」にしても、オリジナルはあくまで吉田松陰の「思考の産物」であり、吉田松陰の「思考」は吉田松陰の「脳の活動」からしか生まれません。吉田松陰が病弱で短命であったなら、恐らく自分の思想の完成=脳内からのアウトプットを終了する前に死んでしまい、「吉田松陰の教え」というものはこの世に存在しなかったでしょう。

 そんなワケで、「健全な思考活動」には「健全な肉体」が必要だろうと考えるワケです。ま、中には「苦行僧」の如く?肉体を痛めつけることに価値観を見出す人たちもいますが、「苦行」は強制的に脳内ホルモンの分泌を促す行為であり、「思考」という「脳内活動」とは別次元の行為です。そして大多数の人にとって、社会生活を営む上で必要なのは「健康な肉体」である。・・・と、ワタシは確信?していますし、それは「苦行」に価値を見出せなかった釈尊の教えとも合致します。

 ところで、ワタシも長々と反原発・脱原発を訴え続けて来たワケですが、現在の様な事態になる前に止めて欲しかったというのが、全ての反原発・脱原発論者のみなさんの苦々しい思いでしょう。それなのに、この期に及んでまだ「原発推進」を口にする輩がいることが信じられません。「原発推進論」は既に破綻しているのです。どこからどう見ても、「原子力発電」のメリットは見当らないのに何故?この上「原発推進」を口に出来るのか理解に苦しみます。



 政府や電力各社が無理矢理「原発」を推進するような真似は、断じて許されません。この日本は、政府の物でも、電力会社の物でもありません。日本で暮らす全ての人の共通財産です。しかも日本は「民主主義国家」を標榜しており、みんなの「合意」=「調和」が優先されます。その「調和」を乱すということは、「不調和」=「悪」なのです(ワタシの中では)。  

 で、みんなの「合意」が何に基づくかといえば、それは「道理(スジ)」であり、それを見失わない「正気」であり、「正気」を維持する健全な肉体である。・・・というのがワタシのロジック(論理)なのですが、如何でしょうか?

 健全な肉体を維持するために必要なもの・・・きれいな空気、きれいな水、きれいな土壌、そこから採取される食べ物。それらを守らなければ、ワタシたちは生きていけないどころか、「道理」さえ見失ってしまうでしょう。「原発」以前、この日本はワタシたちに多くの恵みを与えてくれました。何人をも差別することなく、無条件に自然の恵みを分け与えてくれました。

 それが現在はどうです?お金持ちは安全な食品を食べ、そうでない者は「放射能汚染」された食品を食べる。こんな状況を、ワタシたちの先人たちが知ったらどう思うでしょう?先の大戦で日本を守るために命を落とした先人たちに顔向け出来きますか?「靖国」に何と報告する気ですか?戦争の是非はともかく、日本を守ろうと戦場に散った先人たちの想いを無駄にする真似は許されません。 

 政府、電力各社がみんなの意思に反して原発事業を推進しようというのなら、少なくともワタシはトコトン反対します。何の力も有りませんが、ドクター根銘路が示してくれたように、「理詰め」でトコトン闘うしかありません。民主主義の大儀の下に、自分の意見を主張し続けるのみです。

 日本人は「理(ことわり)」を尊重する民族だと、彼のフランシスコ・ザビエルの記述にもあるように、ワタシたちには本来、正しいロジックを求める気質が備わっているのです。
 

欧米から見た日本

フランシスコ・ザビエル『書簡』
河野純徳訳『聖フランシスコ・ザビエル全書簡』東洋文庫579-582, 平凡社, 1994.

<抜粋>

彼らは道理にかなったことを聞くのを喜びます。彼らのうちで行なわれている悪習や罪について、理由を挙げてそれが悪であることを示しますと、道理にかなったことをすべきであると考えます。 (3巻, p. 98)

</抜粋>


日本国憲法前文

<抜粋>

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、

その権威は国民に由来し、

その権力は国民の代表者がこれを行使し、

その福利は国民がこれを享受する。

これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。

</抜粋>


 ワタシの叔父が南方戦線に出兵したことは以前にも書きましたが、先の大戦で無念の死を遂げた多くの先人の想いに報いる為にも、これ以上、日本を汚してはならないのです。そしてワタシたちの最強の武器になるのは、一時的な感情の爆発などではなく、民主主義に則った「意見」、「道理」の調和なのだと信じる次第です。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!