2015年2月7日土曜日

人質事件は終わったのか?

 日本人人質がテロリスト?によって殺害されてしまったのだとしたら、とても残念な結果を迎えたことになり、お二人のご冥福をお祈りする他ありませんが、お悔やみを言うにはまだ早いですよね?その前にひとつ・・・

一番大切なことが残っていますよね?

 それは殺害されたと見られる湯川氏後藤氏両人の・・・

遺体の本人確認作業です!


政府・与党、邦人安全確保へ総力=安倍首相「テロには屈せず」-人質事件

 政府・与党は2日午前、過激組織「イスラム国」に後藤健二さんが殺害されたとみられる映像が公開されたことを受け、安倍晋三首相も出席して臨時の連絡会議を首相官邸で開いた。首相は、テロ封じ込めのため国際社会と協力する意向を重ねて強調するとともに、「日本がテロに屈することは決してない。政府・与党の総力を挙げて日本人の安全を確保する」と表明した。

 連絡会議で首相は、国内テロの未然防止に向け、水際対策や重要施設警備の強化に全力を挙げる考えを示すとともに、「残虐非道のテロリストたちを絶対に許さない。罪を必ず償わせるため、国際社会と連携する」と改めて訴えた。

 首相はさらに、「今回の事件によって、テロの恐怖におびえ、わが国の(国際社会との)足並みが乱れるようなことがあれば、卑劣なテロリストたちの思うつぼだ」と指摘、安倍政権の外交姿勢に変化はないことを強調した。

 首相は2日午前の参院予算委員会でも、民主党の那谷屋正義氏の質問に答え、「湯川遥菜さん、後藤さんの2人がテロの犠牲になられたことに哀悼の誠をささげる。日本人の命が奪われたことは無念であり、痛恨の極みだ」と表明。「日本人の安全確保にさらに全力を挙げるとともにテロ対策、海外の邦人保護に万全を期す」と述べた。

 一方、米軍主導の有志連合による対イスラム国空爆作戦に自衛隊が後方支援を行う可能性について、首相は「考えていない」と否定。空爆への参加も「あり得ない」と述べた。

(2015/02/02-10:23)


 人質解放交渉が残念な結果に終わったにしても、遺体の引き取りは世界的な・・・というか宗教を超えた普遍的な風習であり、これを拒否することはイスラム教徒をも含めた世界的な世論のバッシングを浴びることになり、「イスラム国」らしきグループはイスラム教徒としての正統性を一瞬で失うワケで、イスラム教徒からも・・・

アラーを利用する、反イスラム集団

・・・と認定されることになります。それ故日本政府としては今後の「イスラム国」対策への「布石」としても、必ず遺体の返還を要求する必要があるということです。

 目的を達成したのなら遺体を返還するのがスジであり、日本政府は先ずこの点で、「イスラム国」らしきグループに「強い態度」で臨むことができるワケで(交渉パイプを持っていれば)、まさか?要求しないなんてコトはないですよね?

 事件の結果はどうであれ、ケジメを付けなければお亡くなりになった?湯川氏、後藤氏も浮かばれませんし、日本の墓地に埋葬してあげなければカワイソウです




 政府、マスコミは「怒り」という感情を煽り、直情的に「テロとの闘い」に突き進もうと「プロパガンダ」を展開しているかのよう?ですが・・・

その前にやることがあるだろう?

・・・という話です。はい。


【主張】後藤さん殺害映像 残虐な犯罪集団を許すな 対テロで国際社会と連携
産経ニュース 2015.2.2 05:02更新

 過激組織「イスラム国」に拘束されていたジャーナリストの後藤健二さんが殺害されたとみられる残忍な映像が、インターネット上に公開された。

 後藤さんとともに拘束されていた湯川遥菜さんも、すでに殺害されたとみられている。残虐で卑劣な犯罪行為である。どんな主張があるにせよ、暴力や恐怖によって相手を屈服させようとするテロリズムを許すことはできない。

 安倍晋三首相は「テロリストたちを決して許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携していく」と述べた。

 日本の歩むべき道は、テロと戦う国際社会とともにあることを強く再確認したい


≪覚悟持つ社会の醸成を≫

 後藤さんはこれまで、主に紛争や貧困など厳しい環境にある子供たちの姿を追い、書籍や映像で伝えてきた。後藤さんを知る多くの人が、彼の生還を待っていた。彼の新たな報告や作品を待っていた。殺害が事実なら、それもかなわぬこととなる。

 後藤さんと湯川さんが拘束された映像が流れたのは1月20日だった。ナイフを手にした男は身代金として2億ドル(約236億円)を日本政府に要求した。安倍首相が中東歴訪中に表明した、避難民に対する人道支援の額と同額である。

 金額の多寡に関係なく、これを受け入れるわけにはいかなかった。テロに屈すれば新たなテロを誘発する。身代金は次なるテロの資金となり、日本が脅迫に応じる国であると周知されれば日本人は必ずまた誘拐の標的になる。

 音声は日本政府を批判し、日本国民には政府に圧力をかけるよう要求した。これに呼応する形で国内の野党や一部メディアから同様の批判の声が相次いだが、日本の国民は冷静だった。

 産経新聞社とフジニュースネットワークが実施した合同世論調査によると、イスラム国による脅迫事件への政府の対応について58・9%が「取り組みは十分」と評価し、67・3%が身代金を「支払うべきでない」と答えた。

 後藤さんを殺害したとみられる映像は再び音声で日本政府を批判し、「日本にとっての悪夢の始まりだ」と脅した。理不尽な脅迫に対峙(たいじ)するためには、政府が毅然(きぜん)とした態度をみせるとともに、国民一人一人がテロに対して揺るがぬ心を持つ、覚悟を持った社会の醸成が必要となる。事件の責任を日本政府に求めるのは誤りだ。憎むべきは、テロ集団である

 イスラム国は2度目の脅迫画像をネット上に公開した際に身代金の要求を引っ込め、イラク人死刑囚の釈放を要求した。3度目の画像で後藤さんはイスラム国に捕らわれたヨルダン軍パイロットの写真を持たされ、パイロットの殺害も予告していた。

 死刑囚は2005年にアンマンで60人以上の尊い生命を奪った連続爆破テロの実行犯である。逮捕されたのは自爆装置の起爆に失敗し、不発に終わったためだ。釈放には多くのヨルダン国民が反対し、ヨルダン政府もパイロットの生存確認を最優先させた。

 ヨルダンの懸命の対応には感謝すべきで非難することは誤りだ。テロに屈しない。自国民の保護を優先させる。いずれも批判の対象とはなり得ない。両国の立場が逆だったとしても同様である。


≪日本として責任果たせ≫

 オバマ米大統領は「安倍晋三首相や日本国民と連帯し、この野蛮な行為を糾弾する。われわれは中東や世界の平和と繁栄を前進させるため、日本が着実に取り組んでいることを称賛する」などとする声明を発表した。

 キャメロン英首相「人命を一顧だにしない悪の権化」だと、イスラム国を強く非難した。

 中東やアフリカなどイスラム圏の20カ国・地域からなる「在京アラブ外交団」は1月27日、「イスラムの気高い教えや原則をかたってこのような野蛮な行為が行われたことに対し、遺憾の意を表する」と声明を発表していた。

 忘れてならないのは、「イスラム国」は国ではなく、犯罪集団であり、イスラム社会にとっても敵であるという事実だ。

 安倍首相は改めて「日本がテロに屈することは決してない」と述べ、中東への人道支援をさらに拡充することを表明した。今後もイスラム諸国を含むテロと戦う国際社会と連携し、日本としての責任を果たさなくてはならない。


 繰り返しますが湯川氏、後藤氏両人のご遺体の引取りと本人確認は・・・

絶対にやらなければならない!

・・・ということで、それなくしては今回の事件そのものが・・・

本当にあったのか?

・・・ということにもなりかねないワケです。なぜなら先般も述べたように・・・

犯人すら特定されていない

・・・というのが実態なワケで、テロリストに誘拐されたのは確かでも、それが「イスラム国」であると確定されたワケではなく、また湯川氏、後藤氏にしてもネット上の動画を根拠に・・・

殺害されたらしい

・・・と結論付けているだけで、「証拠」として確実なものは何も無いワケです。アレですか?裁判所ではこんなものを証拠として採用するんですか?だとしたら・・・

都市伝説を証言として採用する

・・・ようなもので、とても論理的かつ合理的な人間の振る舞いとは思えず、日本の裁判において「冤罪」が頻発するのも頷けます。

 そしてそうした「冤罪」の発生にマスコミが一役買っているとしたら・・・

その罪は重い!

・・・と言わざるを得ません。はい。


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ビンラディン容疑者殺害:米政権の説明にぶれ 不自然さも
毎日新聞 2011年5月8日

【ワシントン白戸圭一】国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(54)の殺害を巡り、オバマ米政権の説明がぶれている。遺体の扱いなどイスラム教の常識とは相いれない措置もあり、当局者の発言内容が食い違うなど不自然さが際立っている

 オバマ大統領は6日夜放映の米CBSテレビのインタビューで、ビンラディン容疑者を殺害した場合、「どのように遺体を処理するかを事前に考えておくことが重要だと思った」と発言、イスラム法の専門家らに相談して水葬に付す方針を作戦前に決めていたことを明らかにした。当初は、遺体を引き受けるイスラム国がなかったため水葬されたと伝えられていた。

 遺体の扱いを巡っては、ブレナー大統領補佐官(対テロ担当)が2日の記者会見で「複数の(イスラム教の)専門家に相談し、全員が海に葬ることに賛成した」と述べていた。だが、土葬が常識のイスラム社会では海へ葬ったことへの反発が強まっており、墓所がテロリストの「聖地」になることを懸念した政権の作為が疑われている。

 一方、ビンラディン容疑者殺害の状況について、ブレナー補佐官は2日の会見で「抵抗しなければ生きたまま拘束する準備をしていた」と述べたうえで、同容疑者が「銃撃戦に加わっていた」と明言した。ところが、カーニー大統領報道官は翌3日の会見で、同容疑者は「武装していなかった」と発言。「他に武装した人物が多数おり、銃撃戦が発生した」と釈明し、殺害を正当化した。

 しかし、各国メディアによるパキスタンでの取材などで、米特殊部隊が一方的に容疑者を殺害した疑いが浮上。米NBCテレビは5日、米政府高官の話として、部隊の任務は当初から「殺害」だったと伝えた。NBCによると、部隊が潜伏先の建物を急襲した際、ビンラディン容疑者側で発砲したのは1人だけだったという。

 4日発表された米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビの世論調査では、ビンラディン容疑者の殺害を受け、オバマ大統領の支持率は57%と、4月の前回調査から11ポイント上昇した。だが、作戦に関する政権側の不自然な説明に、米メディアは殺害は計画的だったとの疑念を深めており、批判の矛先が政権に向かえば、支持率上昇は一過性の現象に終わる可能性がある。


知力勝負だw!






人間ナメんなよ!


でわっ!


追記:

イラク邦人殺害: 香田さんの遺体が福岡空港に到着
毎日新聞 2004年11月3日 21時05分

 イラクでイスラム過激派の人質となり殺害された香田証生(こうだしょうせい)さん(24)=福岡県直方市出身=の遺体が3日、日本に到着した。父真澄さん(54)、母節子さん(50)、兄真生さん(26)らが福岡空港で迎え、証生さんが旅に出た今年1月以来となる無言の対面をした。

 遺体は同日夜、福岡県警直方署に運ばれた。実況見分の後、4日にも司法解剖される。通夜は4日午後7時、葬儀は5日正午、同市頓野の善光会館直方会場で行われる。

 現地時間の2日午後(日本時間3日未明)に民間機でクウェートを出発した証生さんの遺体は、アラブ首長国連邦のドバイ、関西国際空港を経由し、午後8時28分、福岡空港に到着。遺族らとの対面後、9時半すぎに郷里に向かった。遺体に同行していた現地対策本部長の谷川秀善副外相や麻生渡福岡県知事、向野敏昭直方市長が空港内で家族と面会し、お悔やみを述べた。 【清水健二】


◇香田証生さんが無言の帰国

 「見聞を広めたい」と旅立った息子の無言の帰国。3日夜、福岡空港に到着した香田証生さんは、やっと両親のもとに戻った。だが「また日本に戻りたいです」という香田さんの望みは、生きてかなえられなかった。

 「一人の若者のために国を挙げて努力していただき、ありがとうございます」。父真澄さんは、空港で面会した谷川副外相らに、こう言って頭を下げたという。

 家族らは緊張した様子で、テーブルの飲み物にも手をつけない。谷川副外相は「残念なことになりましたが、やっと日本に連れて帰ることができました」と話し、アンマンのホテルにあった香田さんの遺品とみられる死海の石と紙ナプキンを手渡した。

 約10分の面会を終え、濃い色のスーツの真澄さんと、黒いワンピースの母節子さんは、うつむき加減で固く手をつなぎ、息子のもとへ向かった。

 証生さんの遺体は午後8時半、長さ約2.5メートルの銀色のコンテナに入ったまま機体から降ろされ、トレーラーで貨物エリアに運ばれた。遺族の意向で、ひつぎの霊きゅう車への移し替えは、シャッターが下ろされた格納庫内で行われ、9時半すぎ、カメラのフラッシュを浴びながら、遺族とともに空港を出発した。直方署に着いたのは午後10時43分。10カ月ぶりの“帰郷”だった

 真澄さんはこの日午後6時半、自宅前に姿を見せた。そのひじに、節子さんがつかまるように腕をかける。約100メートル離れたマイクロバスまで、ゆっくりとした足取りで進み、兄真生さん、叔母由美さん(40)らとともに乗り込んだ。



菅長官「遺体の帰国、実質的には難しい」
日本テレビ系(NNN) 2015年2月2日(月)12時6分配信

 国会では2日、参議院の予算委員会が始まり、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人2人の殺害事件を巡り、野党側は今回の事件を巡る政府の対応をただした。首相官邸前から槻木亮太記者が中継。

 官邸の玄関前には、弔意を表すため、半旗が掲げられている。予算委員会の質疑でも、安倍首相は、「テロに屈することはない」と改めて強調した

 民主党・那谷屋正義参院議員「これまでの政府の対応について、安倍総理に説明を求めたい」

 安倍首相「結果として2人の日本人の命が奪われたことは誠に無念であり、痛恨の極みであります。テロに決して屈してはなりませんし、テロに屈することはありません。テロの脅かしに屈すれば、さらなるテロを招きかねない

 さらに安倍首相は、アメリカなどの「有志連合」が行っている「イスラム国」への空爆について、「日本が参加することはあり得ないし、後方支援をするということも考えていない」と明言した。

 一方、菅官房長官は2日午前の会見で、2人の遺体の帰国をどう実現させるかについて次のように述べた

 菅長官「あのようなテロ集団相手の極めて危険な箇所でありますので、政府としてはご遺体についても最善の情報収集、最大限、詰めてまいりたい

 菅長官はこのように述べ、帰国の実現は実質的には難しいとの認識をにじませた


このちがいはナンなのよ!?