2006年4月29日土曜日

い・ま・さ・ら

竹島近海 韓国、7月に海流調査 日本のEEZで実施も

 日本固有の領土・竹島(島根県)の近海を含む海洋調査問題で、韓国が今年七月に竹島の西部海域で海流調査を予定していることが二十八日、明らかになった。政府関係者は「調査予定海域は日本の排他的経済水域(EEZ)が含まれている」と指摘している。竹島を不法占拠している韓国側は、これまでも日本の抗議を無視して日本のEEZ内で海洋調査を実施しており、今回も調査を強行する可能性が高い。

 複数の政府・与党幹部によると、韓国の海洋調査院は七月三日から十七日まで韓国南東部の蔚山沖合から竹島までの海域で、水温、塩分、海水の流れなど海流の変化を調べる予定になっている。

 韓国が主張するEEZは竹島を組み込む形になっており、竹島を基点とした日本のEEZと重複している。このため、韓国は過去四年間、竹島近海を含む日本のEEZ内で日本の抗議を無視して海洋調査を強行している。

 韓国が七月に実施する海流調査について、政府関係者は「EEZに関する日本と韓国の主張が重複するこの海域でも実施される」と指摘している。外務省幹部は「海底の調査ではなくあくまでも海流の調査で海底地形の名称とは関係ない」と説明。しかし、政府の一部からは韓国の海流調査について「海流調査となっているが、海底地形名称問題とも微妙に絡んでくる」(国土交通省幹部)と警戒する声が上がっている。

 竹島近海の海底地形名称をめぐる問題で、日韓両政府は二十二日の外務次官会談で、韓国がドイツで六月に開かれる国際機関「国際水路機関」(IHO)の「海底地形名称に関する小委員会」に海底地形に関する韓国名提案を行わず、日本も海上保安庁の測量船による海洋調査を中止することで合意した。

 ただ、韓国の柳明桓外交通商省第一次官は海底地形の名称提案を適切な時期に推進するとの考えを示しており、「今後、韓国が海洋調査を繰り返して実施し、データの収集を重ねるのは確実だ」(外務省筋)との指摘が根強く出ている。

 日本は竹島近海を含む海域で昭和五十年以降、海洋調査を実施しておらずデータの精度や新しさの面から、韓国に分があると判断される可能性もある」(海上保安庁関係者)との懸念も出ている。

(産経新聞) -4月29日3時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060429-00000001-san-int&kz=int


「我、事に及んで(臨んで?)後悔せず。」


と、言ったのは宮本武蔵さんだったでしょうか?
国際政治の舞台に限らず、

私生活の場面においても交渉力と言うものは非常に重要です。
極論を言えば、交渉力とは己の生死にも関わる重要なスキルです。

さらに、交渉に長けた人間であれば
交渉により解決を図るべき問題か否かを瞬時に判断ができ、
交渉以前の段階で問題を処理するか、
交渉がスタートしてからも自分側に有利に事を進めることが出来るでしょう。
(武道で言うところの「間合い」、「見切り」に例えられるかも知れません)

私見として、日本が予定していた海洋調査は交渉以前の問題に見えます。
なぜ?あの局面で交渉する必要があったのでしょうか?
交渉したことによって、本来の日本の正当性が
泥にまみれてしまったのではないでしょうか?

過ぎ去ってしまった時間を取り戻す事は出来ません・・・
状況は日々変化しており、
この件を挽回するのは一筋縄ではいかないでしょう。
よっぽど気合を入れていかないと。


「我、事に及んで(臨んで?)後悔せず。」


潔い言葉ですが、
この言葉を実行するには「覚悟」が必要です。
今の日本の政治家、国民に、
まだ「覚悟」の精神は宿っているのでしょうかネ?