2006年12月3日日曜日

ワレワレは何処から来て、何処へ向かうのか?

金曜日の朝、陸路プノンペンに向かい
翌土曜日に、毛沢東通りにあるMondail Centerにて
「国際貿易フェアー」なる展示会を覗いてきました。

結論から言うとベトナムで開催される展示会に比べ
規模も小さく会場も閑散とした状態で、
カンボジアの経済発展もまだまだこれからという感じでしたが、
出展していた台湾の企業やマレーシアの企業には
結構前向きな姿勢が感じられました。
あ、ベトナムからの出展企業も数社ありました。
今回の展示会直前にたまたまケーブルTV(aliranチャンネル)で
カンボジアの経済状況や工業団地の特集番組があったので、
展示会場に韓国企業の出展が見られなかったのがチョット意外。

ま、ざっと見てチョコチョコッと某台湾企業のブースでお話して
ソソクサと会場を後にした次第です。
(にしてもMondail Center横の携帯電話市場!デカいっ!)

で今日、ホーチミンへ戻るバスの車窓から
広々と広がるカンボジアの水田をボーっと眺めながら、
(これ全部ジャングルを切り開いて作ったんだよなぁ~、スゲ~なぁ~)
などと感心しつつ、先人達の自然との格闘に想いを馳せた次第です。
はい。

太古、自然は常に人間の生活と生命を脅かしていたワケで、
その恐怖心から自然崇拝という宗教が生まれ。
そして木の実などの採集や狩猟といった文明レベルから前進して
農耕という文明を手にしてからも、
自然に対しての従属的な立場には変わりなく、
そんな状態が日本では明治維新まで続いてたワケですねぇ。
   


社会実情データ図録・人口の超長期推移
(縄文時代から2100年まで)


明治の文明開化以降、
新生児の死亡率が激減したということは
西洋の医学のほうが優れていたという事実の表れなんでしょう。
その他にも諸々の西洋の最新技術も日本に輸入され、
最早自然は恐れるに足らず、逆に支配可能な対象となり
ひいては自然破壊的な行為を繰り返しながら今日に至っている?

ま、それはさて置き、戦争などの人災を除けば、
日常的に命を脅かす自然の恐怖をひとまず克服するに至った
我々現代人に残されたこれからの課題とは?

少子化問題を紐解く鍵もその辺にあるような気はするのですが・・・


 
平成16年版 少子化社会白書(全体版)
 
考えをまとめてからまた改めて続きを書きます。
尻切れトンボで御免!
 
でわっ!