2008年2月11日月曜日

岩国市民に問う!

<転載>

阿修羅
http://asyura.com/2003/war21/msg/676.html

外務省・警察庁・防衛施設庁の縦割行政の弊害暴露 :「統計ない」米軍犯罪、実は存在 【毎日】
投稿者 転載バカボン 日時 2003 年 1 月 22 日 11:04:03
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030122k0000m040172000c.html

1月22日 3:00
情報公開:「統計ない」米軍犯罪、実は存在

 95年の米兵による沖縄・少女暴行事件以降、一時は沈静化の兆しを見せていた在日米軍人による犯罪が急増している。01年の発生件数は、ついに事件当時の95年を上回った。21日には、少女暴行事件を契機にした在日米軍幹部対象の再発防止プログラムが始まったが、数字を見る限り、取り組みは成果を上げていない。犯罪の状況を示す各種統計も公開されないものが多く、在日米軍人の犯罪は、実態が国民に十分周知されないまま増え続けている。 【大治朋子】

◇役所の説明 二転三転

 在日米軍人による犯罪は全国でどれぐらい起きているのか。実は、この件数はこれまでほとんど知られていなかった。

 今年1月中旬、毎日新聞の取材に、外務省は「全国統計は把握していない。沖縄県警の統計を使用している」「沖縄には6割の米軍人がいるので、沖縄県警のデータで状況把握は十分可能だ」と回答し、警察庁の担当者は「軍人に限定した全国統計はない」と説明した。

 ところが、全国統計は存在していた。「毎年、警察庁に報告を上げている。全国統計はあるはずだ」(神奈川県警の担当者)という指摘を受けて、取材を続けたところ、警察庁側は説明を訂正し、犯罪統計の中の外国人犯罪のカテゴリーの1項目にあることを明らかにした。外務省は21日、いったん「全国統計があるのなら、今後は活用したい」とコメントしたが、同日夕になって「資料の中から全国統計が見つかった。活用したこともあったかもしれない」と訂正した。犯罪実態への関心の低さは、再発防止の意欲さえ疑わせかねない。

◇再び急増 5年で2.5倍

 一方、21日から始まった在日米軍幹部への「オリエンテーションプログラム」には、歌舞伎鑑賞が盛り込まれている。昨年までは、東京見物など観光日程が数多く組まれていたが、昨年12月、毎日新聞が報道でこの事実を指摘し、大幅に削減された経緯がある。川口順子外相は、21日の閣議後会見で、歌舞伎鑑賞が行われる理由を「日本を理解してもらうことが大事だ。歌舞伎には日本文化が凝集されている」と説明した。

 今回の取材で確認した警察庁の全国統計によると、少女暴行事件のあった95年、米軍人による殺人傷害など刑法犯や銃刀法、覚せい剤取締法など特別法違反事件(交通関係除く)は合わせて140件に上ったが、翌96年には67件に半減した。しかしその後増加傾向に転じ、01年には164件となり、5年間で約2.5倍に増えた。

 軍人に加え、その家族や軍属(基地で働く米国人)を含めた刑法・特別法違反事件も01年は223件で、113件だった96年の約2倍。軍人による特別法違反事件も01年は78件で、16件だった96年当時の約5倍になっている。

 背景にあるのは薬物事件の急増だ。年間数件前後だった麻薬等取締法違反事件が00年に12件(うち沖縄県警が1件検挙)、01年には37件(同)に増加。覚せい剤取締法違反事件も01年に17件(同3件)発生、総数を押し上げている。薬物事件の大半は、沖縄県以外の基地で起きている。

 沖縄には在日米軍全体の約6割の軍人が駐留しているが、01年の在沖米軍人、軍属、家族の検挙総数は78件で、全国223件の約3分の1にとどまり、残りは神奈川県の横須賀基地など他県で発生している。「沖縄県警のデータで状況把握は十分可能だ」としてきた外務省の説明とは食い違う実態が明らかになった形だ。

◇補償内訳は非公開 防衛施設庁

 被害者の要請を受け在日米軍側との補償交渉の窓口を務めている防衛施設庁も、全国の防衛施設局から在日米軍人やその家族、軍属による事件、事故の報告を集約している。

 それによると、認知した事件事故は96年度の1366件(公務上243件、公務外1123件)から、01年度の1733件(同345件、同1388件)と、5年で1.3倍に増えている。

 このうち日本や米国が補償金を支払ったケースは01年度で383件で、過去5年の件数はほぼ横ばい。認知総数が増えているため、補償に至った件数との差は年々広がっている。

 しかし、防衛施設庁はこうした認知件数、補償件数の内訳を明らかにしていない。理由はそれぞれ、「一義的な情報で正確性に欠ける」「内容別に分けると1件しかないものもあり、個人の補償内容が推測される恐れがある」ためとしている。

◇「対策に情報提供を」女性団体代表

 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」(那覇市)の共同代表を務める糸数慶子・沖縄県議は「さまざまな事情で警察に被害届を出せない被害者もおり、防衛施設庁は警察以上に詳しい情報を持っている。件数が急増している以上、住民が犯罪傾向を知り、十分な対策が講じられるよう、国や自治体は、もっと情報提供に努めるべきだ」と指摘している。

[毎日新聞1月22日] ( 2003-01-22-03:01)

</転載>



米軍兵士および軍属による日本国内での犯罪の
3分の1が沖縄で発生しているワケですが、これを、
「全体の3分の1だけ」と見るか、「全体の3分の1も」と見るか。
在日米軍全体の約6割が沖縄に駐留していることを思えば

案外犯罪発生率が少ないように映る反面、
沖縄以外での犯罪発生率が高いんじゃ?

でも、米軍兵士による犯罪と言うとすぐ「沖縄」って浮かんでくるんだよねw。

いずれにせよ残りの3分の2は、佐世保(長崎)か?岩国(山口)か?
横須賀(神奈川)か?
座間(神奈川)か?厚木(神奈川)か?
相模原(神奈川)か?横田(東京)か?三沢(青森)か?
・・・あたりで発生しているんでしょう。

で、米軍関係者による犯罪は、事件直後に「日本政府」「米軍」ともに

「大変遺憾だ。」

と、おざなりの言葉を繰り返すのみで、いつの間にかウヤムヤですよね?

・・・でだ、「岩国市長選挙」なワケだ。


<記事1>

当選の前衆院議員・福田さん、「岩国再生の第一歩」と勝利宣言
週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_08021104.htm

 大接戦の末に示された3度目の民意は、“現実路線”だった。米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐の是非を最大の争点に、10日投開票された山口県岩国市長選。2006年の住民投票と市長選で「移駐反対」の意思を示した市民は今回、移駐に柔軟姿勢を示し国の支援を前提とした地域振興を訴えた前自民党衆院議員・福田良彦さん(37)に基地の街の明日を託した。

 ただ、反対を貫いた前市長・井原勝介さん(57)との差はわずか1782票。移駐への賛否で二分された市民の融和という課題も背負っての船出となる。

 「今回の勝利は多くの岩国市民の力の結集。皆さんの力で岩国は変わることができるんです」

 同市南岩国町の事務所前で、当選を決めた福田さんが絶叫すると、詰めかけた支持者から歓声と拍手がわき起こった。

 午後11時すぎ、黒いスーツにイメージカラーの青いネクタイ姿で会場に現れた福田さんは、万歳が繰り返される中でステージに上がり、陣営幹部としっかり抱き合った。

 最大の争点だった艦載機移駐を含む基地問題について「市民の安心・安全を確保するために国と直接交渉する。市民の立場で話し合い、国の言いなりになるつもりはない」と声を張り上げると、支援者から「岩国に春が来たぞ」「これからの市政を任せたぞ」と激励の声が飛んだ。

 福田さんは「これは岩国市を再生する選挙であり、我々みんなの勝利。岩国再生の第一歩です」と高らかに勝利宣言。喜びに沸く支持者に胴上げされ、何度も宙を舞った。

 その後、支持者の握手攻めにあっていた福田さんの携帯電話が鳴った。衆院議員時代に所属していた派閥幹部の町村官房長官からだった。

 町村官房長官は「よく頑張った。おめでとう」と祝福した。福田さんが「今度、岩国市民の声を集めて、無理難題を言いに行きます。いろいろ注文を付けさせてもらいます」と伝えると「もちろんだ」と応じたという。

 経済界や移駐容認派の強い求めで、山口2区の衆院議員から転身した福田さん。急な立候補だけに準備不足が懸念されたが、告示までの1か月足らずで100回を超えるミニ集会をこなした。

 応援弁士を務めた市議の一人は「最大の勝因有権者の意識の変化」と語る。「いくら反対を唱えても、米軍再編は着々と進む。市民に『現実的な対応が必要』という意識が広がっていった」と指摘する。

 選挙中は、戦闘機の騒音が響く地区で200人近い市民の出迎えを受け、陣営幹部も「騒音に悩む住民に支持が広がっている。これなら勝てる」と手応えを感じたという。

 11日未明になっても支持者の熱気が冷めない事務所内の大型画面に、初陣を飾った福田さんの得票が映し出された。小差だった。「これは夢じゃないよね」。福田さんは大接戦を勝ち抜いた喜びをかみしめていた。

 ◆二井・山口知事が談話
 山口県の二井関成知事は「(艦載機移駐問題については)福田氏は選挙で示された有権者の意思を踏まえ、市議会と協議して意見をまとめると思う。お互いによく協議し、共同で国に要望するなど適切に対応していきたい」との談話を出した。

</記事1>



本当に「正しい選択」だったんでしょうかね?失礼を承知で言うならばだ、

「基地を受け入れるから、おカネをちょうだい。」

・・・てコトでしょ?


で、問いたいワケだ。

「自分の恋人、自分の娘の身の安全は心配じゃないの?」


<記事2>

沖縄県民の怒りは頂点 少女暴行容疑で米兵逮捕
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008021190180549.html

東京新聞:2008年2月11日 18時18分

 沖縄県警沖縄署は11日未明、中学3年の少女(14)を暴行したとして、強姦(ごうかん)の疑いで米海兵隊キャンプコートニー所属の2等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)=同県北中城村島袋=を逮捕した。「押し倒したりキスしたりしたが、暴行していない」と容疑を否認している。

 県の上原昭知事公室長仲村守和教育長は同日午後、ケビン・メア駐沖縄総領事を訪ね「13年前(1995年)も同様の事件が起き、このようなことが続くと県民の怒りは大変なものになる」と抗議し、再発防止の徹底を要請。メア総領事は「極めて遺憾で、米側としても真摯(しんし)に受け止め、捜査に全面協力していきたい」と述べたという。

 沖縄署の調べでは、ハドナット容疑者は10日午後10時半ごろ、同県北谷町北前の公園前路上に止めた車の中で少女に暴行した疑い。

 同署によると、ハドナット容疑者は同8時半ごろ、沖縄市の繁華街で、アイスクリーム店から出てきた3人連れの少女たちに英語と片言の日本語で声を掛け、5分ほど会話。「家まで送ってあげる」と1人の少女を大型バイクに乗せ、基地外の容疑者宅へ連れて行き、キスやわいせつな行為を迫った。泣きだした少女を、再び「送ってあげる」と車で連れ出した後、車内で暴行したという。

 心配した友人が何度も少女に電話したところ、「助けて」と短く答えて切れたため、午後10時20分ごろ沖縄署へ通報。少女は車を降りた後、友人の母親に電話し、現場近くで署員に保護された。少女の話から、署員が自宅前で車の中にいた容疑者を発見、任意同行を求め緊急逮捕した。

(共同)

</記事2>


「国の言いなりになるつもりはない」ったって、
アメリカは「日米地位協定」によって、「国」よりもなのよ?
そのアメリカに「国」が逆らえると思うワケ?
そっちの方がよっぽど『現実路線』が見えていないんじゃないの?

ま、『目先の生活路線』というのであれば納得しますが。
そのかわりね?自分の恋人の身の安全を天秤にかけたワケだ。
(チョット言い方がキツイですが・・・ご容赦 orz)

生活の苦しさゆえ、「目先の利益・発展が大切」と、
岩国市民の皆さんを追い込んだのはいったいなのか?
物事の本質を見誤っていては真の「岩国の春」はもちろんのこと、
「地方の春」は遠のくばかりで・・・

でだ、さらに言うなら、「国」「国民」対立するような図式も
本来は「オカシイ」ワケだ。
「国」を運営するのは「国民の代表」なハズでしょ?
つまり、「国」=「国民」というのが本来の姿であるべきなのだ。
「国」「国民」対立しているということはだ・・・
現在「国」を運営している連中がだ・・・

「国民の代表」としてふさわしくない。

ワケだと思うのだが、どうでしょうか?
「国」との対立の中で一喜一憂することよりも、

大切なのは、「正しい代表」「国」を任せるために「選挙」とゆう

貴重なチャンス

を生かさなければならない。と、ワタシは思うのですが?
いかがでしょうか?


でわっ!