2010年5月19日水曜日

タイの状況を勝手に整理してみる

 タイで暴動が頻発する背景には、武器・火器の入手が容易であると云う社会状況があるのでは?これはベトナム戦争以来の武器ブラックマーケットの存在があり、当時よりCIAが深く係わっている。

 同時に
「黄金のトライアングル」との麻薬ビジネスにもCIAは係わっておりバンコクを中継地とした麻薬ビジネスに目をつむると云う密約CIA(アメリカ)とタイ政府の間で交わされたとしてもさもありなん。

 アメリカはアメリカで、
アジアの共産化阻止(ドミノ理論)のためにもタイは押さえておきたい。

 そうすると、CIA(アメリカ)=タイ軍部=タイ政府(王室?)と云う権力者の利害のトライアングルが形成されたのではないか?・・・と。

 過去から現在までCIAタイの裏社会に深く係わっていることは容易に想像がつくが、タイがCIA(アメリカ)にとっての独壇場だったのだが、最近になって(リーマンショックとかで)状況に変化が現れたのではないか?と。

 今までアメリカの独壇場であったタイに、
ヨーロッパ勢(特にイギリス?)「こっちにもパイを分けろ」と進出しつつあり、その軋轢がイギリス系のスーパーの襲撃などに現れているのではないか?また今回の騒動も、あえてタイ国内を混乱に陥れ、混乱に乗じてパイを掠め取ろうと画策しているムキもあるのではないか?

 世界経済・・・特に欧米の地場経済が振るわない昨今、彼らがアジアに市場を開拓しようと凌ぎを削っている事を考えれば、ASEAN地域が独立した経済地域となることを懸念したとしても不思議ではない。逆に言えばアジアがバラバラであった方が、欧米勢には商売がし易いワケだ。つまり欧米の経済界としてはアジアの一体化など望んではいない。

 経済的な目で見れば、いままさに欧米勢によるアジアの切り分けが画策されつつあるのではないか?そのためにアジアに紛争の火種を絶やしたくないのではないか?例えば北朝鮮とか・・・

 ここからは勝手な推論(ここまでも勝手な推論)だが、「赤シャツ」はもともと一枚板ではなかった。タクシン元首相を慕う者と、真に民主化を望む者との相乗りであったのが、
アビシット首相の譲歩提案によって二者の利害に齟齬が生じ、タクシン元首相シンパの強硬な態度(自己の利益確定)により、今回の騒乱になったようにワタシには見受けられる。

 迷惑を被ったのは真の民主化を求める者たちで、きっかけはタクシン元首相の復権を求める運動だったとしても、最終的に目指すのはタイ国政の民主化であり、
タクシン元首相を神輿に担いでいたに過ぎない。


 タイは東南アジアにおける要衝である。タイの国情は隣の
ミャンマーやカンボジアにも影響を及ぼす。さらには「東アジア構想」の経済的なバックボーンとなるASEANの安定にも大きく係わる。

 日本はこの先どちらを向いて混沌とした未来を切り開いて行くのか?欧米追従の従来思考か?それとも同じアジアの仲間と協力し合うのか?

 ひとつ確かな事は、欧米はアジアが団結することを恐れているという事。ワタシが思うに欧米、特にヨーロッパ諸国には過去、アジア人に侵略(モンゴル帝国)された時の記憶が残っているのではないか?その復讐としてアジアの国々を植民地化したのではないか?復讐として人種差別したのではないか?

 戦時中アメリカなどに見られた
「黄禍論」などは、根底にモンゴル人の襲来に対する恐怖のDNAがなせる業だった様にも思えるワケです。はい。

 以上。今回も支離滅裂にて・・・


でわっ!