2013年3月19日火曜日

日本もヒドイが、キプロスもエゲツナイ

    
 「ロシアの声」からのニュースですが、キプロスでは「個人の銀行口座」から、政府によって勝手に預金が抜かれるという事態が発生しているそうです。


キプロス預金封鎖 ロシア人預金者の損失は約15億ユーロ
17.03.2013, 11:01




 欧州連合(EU)ユーロ圏財務相会合がキプロスへの財政支援と引き換えに、10万ユーロまでの銀行預金へは6,75%、それ以上の預金へは9,9%の課税を決めたが、この措置はキプロスに大きな動揺を呼び起こした。人々は特に、もし議会がそれを承認すれば、月曜日にもすでに合意が効力を発する事に大きな怒りを感じている。土日には預金者が、お金を十分引き出す事ができないからだ。

 土曜日は銀行が休みのため、人々は未明から現金自動預払機(ATM)の前に集まり始め、それは長い行列となった。その後まもなく、預金者達は、ATMのあるものは働いでおらず、別のものは600ユーロ以上引き出せない事を知った。さらに土曜日、オンライン・サービスも凍結された。

 キプロスの銀行口座保有者の半数近くはロシア人と見られているが、その損失額は、およそ15億ユーロになる見込みだ。

 新しい税金は、EU及びIMFによるキプロスへの財政支援プログラムの一部で、口座保有者から約58億ユーロの資金を強制徴収する事により、EUとIMFはキプロスに対する自分達の財政支援額を100億ユーロ程度縮小する事ができた。

 イタル・タス,リア・ノーヴォスチ


 ま、キプロスの議会は承認するでしょうなw。なんたって、バックには「NATO」が控えてますから、「安保条約」でがんじがらめの日本の政府が、国民の声を無視して「TPP」に加盟しようとしているのと同じ構図です。

 また、先にイタリアの選挙の件でも触れたように、ユーロ圏の国々は自国で通貨を発行できない・・・つまり、金融の主権を自ら放棄してしまったワケで、欧州中央銀行が日本の日銀に相当し、キプロス国内で流通するユーロは、全てドイツのフランクフルトで造幣されているワケです。

 キプロスの経済は、遠く離れたドイツでコントロールされているうようなもので、キプロスのみなさん・・・「ユーロに加盟して幸せですかw?」・・・と、聞いてみたいものです。

 日本の政治家もアレですが、キプロスの政界、財界も相当エゲツナイですなw。早い話が、「国債」をドカドカ刷って「国の借金」を膨らませた責任は政治家と財界人にあるのに、その借金を国民に強引に肩代わりさせようってんだから、


暴動が起きても不思議じゃありません。


 日本も、安倍(歪)総理の独裁政治が続いていますが、ワタシが日本を離れていたこの10年の間に、日本は独裁国家になってしまったんですねw。

 しかもマスコミに巧妙にカモフラージュされ、独裁国家であることを隠していますが、結果として見れば、支配層の都合によって「不正選挙」がまかり通り、その結果誕生した「独裁政権」は、国民の声などことごとく無視し続け、「原発の継続」、「消費税の増税」、「TPP加盟交渉の参加」と、どこをどう見ても国民の利益=国益にならない政策ばかりを推し進めています。

 声を上げて反対しようが、それを無視して実行するのだから「独裁政権」以外の何物でもありません。今は未だ強硬な言論弾圧も行われていないので、危機感・・・というか現実として受け止められないのでしょうが、今回のキプロスのように、「ある日突然」・・・「権力の暴走」が始まるとも限りません。

 そもそも昨年末の衆議院選挙にて、数々の不正選挙疑惑が報告されていたにも拘らず、そのことを真摯に検証しようともせず、次の選挙があるさ・・・と、高をくくっていた自己本位の欲ボケ政治家たちや、


新しい現実が始まった。


・・・などと現状を素直に受け入れ、不正選挙の疑惑の追及に及び腰であったメディア関係者の責任は重いと言わざるを得ません。

 とにかくそこに不正選挙の疑惑がある限り、それを検証する権利が主権者である国民には在るワケで、「もし論」になって恐縮ですが、もしあの時・・・不正選挙の疑惑が報告された直後に、開票結果を徹底的に検証していれば、よしんばそこに不正が無かったとしても、そうした国民の政治に対する監視の目と行動は、政治家に対して相当のプレッシャーとして効力を発揮するワケですよ。

 「選挙公約」を180°翻すなんてサギまがい・・・というかサギですよね?嘘つきですよね?主権者との「契約違反」ですよね?・・・そうした政権を誕生させることもなかっただろうし、したがって現在の、「原発」や「TPP」に生活を脅かされる心配もしなくて済んだワケですよ。

 今日のキプロスの姿は、あした、あさっての日本の姿でもあります。・・・が、その日が来る前に行動を起こせば、


未来は変えることができる!


ワケですよ。そしてそれには、「望む未来の姿」が明確に頭の中に描けなければなりません。だから・・・


ヴィジョンを持て!


・・・と、クドクド繰り返しているワケです。

 3.11以降、マスコミや知識人といった人たちの「化けの皮」が剥がれ、ついでに?旧来の権威」のいかがわしさが露呈してしまいましたが、だからといって「別な権威」を求めるというのも、「宗旨替え」するだけの話で根本的には何も変わりません。「何を信じればいのか?」・・・と、迷ったら、


自分の「良心」を信じる。


・・・それが一番確かです。人間の「良心」は普遍的なものなのです。したがって、社会を形成する上での最善の「ものさし」なのです。

 家を建築する際に、大工さんがバラバラの「ものさい」を使ったら「マトモな家」が建つハズがないのです。そんな家はアチコチが歪み、少しの衝撃で倒壊してしまうでしょう。

 社会にも全く同じことが言えるワケですよ。現在の日本は、様々な「村」が独自の「モノサシ」を持ち寄り、とても正常な状態にあるとは言えないワケで、その最たるものが、安倍(歪)政権による「独裁政治」に現れているワケです。


独裁政権を許してはならない!


 これは、戦前・戦中にかけて「軍事独裁政権」を経験した、日本人全ての共通認識=「ものさし」ですよね?でありながら、憲法改正によって再び「軍国主義」を復活させ、今度は「経済独裁」によって国民を苦しめようとしている安倍(歪)独裁政権の支持率が70%もあるなんて、ワタシには自分の「良心」にかけて、とても信じられません。

 自分の「良心」をモノサシにして社会を、世界を見渡せばオカシイ事だらけですが、マスコミは往々にしてそうした問題を素通りするので、オカシイのは自分なのか?・・・と不安に駆られる時もありますが、それでもワタシは言いたい。


自分の「良心」を信じなさい。


・・・と。

 そして、そもそも自分の「良心」とは何なのか?何を基準にしているのか?・・・を、再確認するために、


人間回帰


・・・の必要性もクドクド繰り返してきたワケです。はい。

 ま、とにかく、現在の安倍(歪)独裁政権が排除されなければ、北朝鮮に対しても、「日本は民主主義国家である」・・・などとは、とても言えませんわwww。

 ちなみに今回のキプロスの一件ですが、ギリシャとキプロスの違い?は何処にあるんだろうかと考えるに、一番初めに述べたようにキプロスは「NATO」の拠点であり、しかもシリアの内戦に「NATO」が加担している事実からすれば、イギリスやフランスがシリアの反政府軍に武器を供給するための資金の補充として、キプロスが絶好の「お財布」になったとも考えられます。

 尚且つ、ロシア人の銀行口座が半数を占めると言う状況からすれば、シリアへの軍事介入を非難しているロシアや中国への牽制にもなります。

 ただ、ロシア人の銀行口座が「外国人口座」であった場合でも、ECBの課税対象になるのか?またそうなれば事は外交問題に発展する可能性もあり、プーチン大統領が黙っちゃいないだろうと・・・。

 また、ロシアはベトナムの潜水艦艦隊の設立に協力するそうで、アメリカの一方的なアジア戦略の防波堤にもなりつつあります。つまり、ベトナムが潜水艦艦隊を持ち、それをロシアがバックアップすることで、中国脅威論でこり固まったアジアの安全保障の旗手であったアメリカの影響力が低下するのは必至なワケです。

 だからこそアメリカは「ボロが出る」前に、アジアの安全保障を「エサ」に強引とも言える「TPP」の枠組みを固めたいのだろうとも推測できます。謂わば「TPP」は、


ショック・ドクトリン


・・・の一種と考えることも出来るワケです。はい。

 



人間ナメんなよ!


でわっ!