2013年3月28日木曜日

一週間

     
 アレから一週間、毎朝、「フォー・ハー」に通いましたw。二日目で味がガラッと変わってしまったことはお伝えしましたが、その後、ハーさんに伝えたワタシの想い(もちろんフォーの味のことです)を、聞き入れてもらえたのかどうかが気になって、三日目、四日目と、味見に参じたワケです。

 で、結論から先に言うと、三日目には「ほぼ」、元の味付けに戻り、四日目以降今日までは、初日の「アノ味」に再度巡り会うために通ってしまったワケですが、昨日、おそらく「アノの味」と思われる一杯を食したのですが、ま、人間の記憶なんてアテにならないかも知れません。

 「初日の一杯」は、いうなれば「初対面」の印象であり、無意識下で必要以上に美化している可能性もあります。つまり、実際には存在しない「幻の一杯」、もしくは「初恋の一杯」・・・と。

 ただ、はじめに書いたように、「透き通ったスープ」という厳然たる物理的証拠・・・というのは大げさですが、記憶という曖昧な領域の外にある事象をこの目で確認しているので、まず最初にスープに目が言ってしまうわけですが、昨日、「再現してるかな?」・・・というカンジでした。

 今朝のスープは少し濁っていて、(ん?)・・・と思ってると、フォーを作っているお兄ちゃんが「塩気が多いですか?」・・・と、聞いてきたので、(ああ、本人も分かってるんだ)・・・と、安心?しました。本人が自覚しているのなら、「幻の一杯」を再現することも可能なワケですから。

 そこで思ったのは、「仕事」をする上で一番大切なのは、「自分が何をしているのか?」を理解することであり、何も考えずにしている仕事には「改善」「向上」も生まれない。・・・ということです。

 考えてみれば当たり前のことで、人間とロボットとの違いはそこにあるワケです。将来的には「AI(人工知能)」の研究の成果によって、ロボットも自発的に、「仕事」、「作業」の「向上」ができるようになるのかも知れませんが、現状では「人間には遠く及ばない」ワケです。

 そう考えれば、人間というものが「いかに可能性を秘めたすばらしい存在であるか」・・・が分かります。


人間サイコwww!


・・・といったところですが、そんな「人間」を振り返った時に、「ワタシたちはその素晴らしさを、活かし切れているのだろうか?」・・・という疑問が生じます。

 「戦争」、「金儲け」、「格差社会」・・・。そんなことのためにこの、「人間の素晴らしさ」があるとは、ワタシには思えません。また、それらに腐心して一生を終えるということは、人間として生まれながら、人間の素晴らしさを知らずに死ぬ・・・人間としてこの世に生まれた意味が無い・・・ように思えてなりません。

 強引なこじ付けでアレですが、おりしも先日、「BRICS」=ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが、「開発銀行」を設立する合意に達したそうで、「IMF」によらない世界経済の発展に向けた「青写真(ブループリント)」が敷かれたということは、従来の欧米金融資本の裁量による世界経済のコントロールからの脱却を意味します。


BRICS会議は開発銀行の正式交渉開始で合意、具体的な成果乏しく
2013年 03月 28日 08:22 JST

[ダーバン(南アフリカ) 26日 ロイター] 南アフリカのダーバンで26─27日開かれた新興5カ国(BRICS)首脳会議は、「BRICS開発銀行」の設立に向け、正式な交渉を開始することで合意した。

会議は大部分が非公開で行われたが、具体的な成果に乏しかったとみられる。

開発銀行の設立構想は1年前の首脳会議で議論しており、各国の状況が異なることを踏まえても、実現に向けた歩みは遅いといえる。

議長国・南アフリカのズマ大統領は「BRICS主導の新開発銀行を設立するため、正式交渉に入ることが決まった。われわれのインフラニーズは多大であり、今後5年間で4兆5000億ドル前後に達する」と表明した。

大統領によると、開発銀行は、将来的には他の新興国・途上国との協力も目指す方針。

開発銀行は、国際通貨基金(IMF)や世銀を補う存在になり得るともされているが、具体的な内容はほとんど明らかになっていない。

ズマ大統領は、金融危機などの際に利用できる外貨準備の共同積立基金(1000億ドル)を設立するBRICSの「決意」も表明。ここでも協議に実質的な進展がなかったことをうかがわせた。


 ロイターなどいわゆる「西側」のメディアは、欧米金融資本の「出先機関」であり、上記のような「BRICS銀行」に対する悲観的な記事を書いていますが、確かなことは、「IMF」以外にも銀行があって、より良い条件で「融資」が受けられるのなら、そっちからお金を借りたいと思っている国は山ほどいるということです。

 いうなれば、今までは「世界」という借り手に対して、お金を貸し出す銀行が「IMF」一行のみの、「独占市場」であったということです。市場の健全性からすれば、借り手にとっての選択の余地が広がることは歓迎すべきことであり、「ロイター」や「日本のマスコミ各社」のように、「BRICS銀行」について批判的な記事を書くのは「お門違い」、もしくは「商売敵に対する攻撃」としか受け取れません。

 で、何が言いたいかというと、今後世界は、欧米金融資本によるコントロールから脱却し、


大きく変わろうとしている


・・・ということであり、そうした時代の変化、転換をもたらし、世界を、そして個人の人生をより充実したものにするのは、「人間の素晴らしさ」=「無限の可能性と創造力」であると言いたいワケです。

 いうなれば、フォー屋のお兄ちゃんであろうと誰であろうと、「自分の仕事」、「自分のしていること」の意味を理解していれば、「改善」、「向上」の方向に進むのは自然の流れであり、それらの集積が・・・


世界を変える!


・・・というのは、全くの荒唐無稽な話ではないということです。

 本来であれば、もっと早く世界は変わっていたハズなのですが、先に述べたような欧米金融資本による世界経済のコントロール、そしてそうしたコントロールの下での「金儲け主義」に心を縛られ、あらゆる人が、「人間の素晴らしさ」を発揮できずにいたワケです。

 そこに「BRICS銀行」が登場することで、未来の選択肢がひろがり、選択肢がひろがるということは、「人間の素晴らしさ」を発揮する機会もひろがるということで、ワタシとしては大歓迎するワケですし、ワタシが弱小途上国の指導者であったなら、


祝電のひとつも打ちたい!


・・・そんな心境です。はい。

 とまあ、一杯のフォーで、またしても遠大なことを考えてしまった朝だったワケですが、ちなみに本題のフォーは、味に若干の波はあるにしても「誤差範囲内」だと思います。尤も、「人間の仕事」ですから「ゆらぎ」があって当然なワケで、これ以上アレコレ言うのは野暮

 ハーさんも、「夜は日本人のお客さんが来て、おいしいと言ってくれます。」・・・と言ってたし、「アメリカ人のお客さんも、高級店のフォーよりおいしいと言ってくれました。」・・・そうなので、おいしいものは「普遍的に伝わる」という、ワタシの自論も間違ってはいなかったらしく、フォーのレポート?は、また何かあったら続けることにして、一旦終わります。さすがに一週間連続は・・・


食べ飽きたわwww!orz





人間ナメんなよ!


でわっ!