2009年11月14日土曜日

権力への欲望 7

朝日新聞のオンライン記事を、”読んだまま”の感想です。

<記事引用>

「日米同盟軸に指導的役割」 オバマ大統領がアジア演説

来日中のオバマ米大統領は14日午前、東京都内でアジア外交の基本政策について初の主要演説を行った。日米同盟を基軸と位置づけ、中国との連携も強調。米国がアジア・太平洋地域の問題に積極的に関与し、この地域で指導的役割を担う意欲を表明した。北朝鮮に対し、近隣諸国との関係正常化の前提条件として拉致問題解決を求めた。

日米同盟を基軸と位置づけ、中国との連携も強調
(内なる声:名ばかりで中身のない”基軸”より、実務的な”連携”の方を重視するのか?)

米国がアジア・太平洋地域の問題に積極的に関与し、この地域で指導的役割を担う意欲を表明した
(内なる声:何のことはない。アジアは”アメリカが仕切る”と?)

近隣諸国との関係正常化の前提条件として拉致問題解決を求めた。
(内なる声:クリントン、ブッシュ前大統領の時から、言ってる事は変わらないワケでしょ?)

 オバマ氏はまず日米同盟について言及。「両国の安全と繁栄の基盤であり続けてきた」と指摘した。

両国の安全と繁栄の基盤であり続けてきた
(内なる声:アメリカが軍事力、日本が経済力役割分担してきたワケだ。)

 オバマ、鳩山両政権が、ともに「変革」を掲げて政権交代をしたことや、来年が日米同盟の締結から50周年になることを踏まえ、「同盟の再確認にとどまらず、深化させる」と述べ、日米両国で地球規模の課題に共同で取り組む意欲を表明した。

同盟の再確認にとどまらず、深化させる
(内なる声:軍事、経済のみならず、エネルギー、環境問題にも”歩調を合わせて”取り組みましょう。と?温室効果ガスの排出量は2050年まで削減目標を先送りしましょう。と?)

 さらにオバマ氏は、太平洋に面した米国を「アジア太平洋国家」と定義。米国の将来が、急速な経済発展を遂げるアジア・太平洋地域と密接不可分な関係にあることを強調した。

アジア・太平洋地域と密接不可分な関係にあることを強調した
(内なる声:イヤイヤイヤ、アメリカが不可分であるべきなのは、海を隔てたアジアじゃなくて、今度”オリンピックが開催される”ブラジル(BRICS)を含むお隣、南アメリカ大陸諸国なんじゃないの?世界のバランスをアメリカが考えているのなら、南アメリカ大陸諸国との関係をおざなりにするのはどうか?と思うんですケド。)

 一方、アジアで急激に影響力を高める中国について、「21世紀に我々が直面する課題は、一国だけで解決できない。中国が世界規模の問題に積極的な役割を果たすことを歓迎する」と、実務的な協力を目指す姿勢を表明。「米国は中国を封じ込めるつもりはないし、中国との関係強化が(他国との)二国間同盟関係を弱めることにもならない」と述べ、米中の関係強化が、アジア・太平洋地域の利益になるとの考えを強調した。

米中の関係強化が、アジア・太平洋地域の利益になるとの考えを強調した。
(内なる声:アジア・太平洋地域の利益なのか?それともアメリカ・中国の利益なのか?いずれにせよ”利益”って何なのよ。”利益”って・・・。”カネ”か?)

 地域の経済問題については「今回の景気後退が我々に教えた重要な教訓の一つは、経済成長を米国の消費者と、アジアの輸出に頼ることの限界だ」とし、アジアの内需拡大を通じて、地域の経済構造を変革する必要性を訴えた。

アジアの内需拡大を通じて、地域の経済構造を変革する必要性を訴えた。
(内なる声:まぁ、中国、インドを合わせれば、どえらい規模の”市場”が見込めるワケですからね。ウハウハですわな、市場原理主義者は。)

 安全保障分野では、自らが掲げる「核なき世界」を日本と共に追求する考えを強調。一方で、日本や韓国などに対する核抑止力の提供(核の傘)は維持していくという方針を改めて確認した。

一方で、日本や韓国などに対する核抑止力の提供(核の傘)は維持していく
(内なる声:こうゆう”ダブル・スタンダード”がね?どうも・・・。アメリカが皆んなに信用されない理由のひとつの様な・・・)

北朝鮮に対しては、国際社会から孤立するより、6者協議に復帰して協調することが、北朝鮮の利益になると主張。日本人拉致被害者の行方がすべて明らかになるまでは、近隣諸国との関係正常化はありえないと警告した。

日本人拉致被害者の行方がすべて明らかになるまでは、近隣諸国との関係正常化はありえないと警告した。
(内なる声:”リップ・サービス”どうも。で、日本人拉致被害者も勿論なんだケド、日本人以外の拉致被害者もいたはずでしょ?”パンジョイ”さんはどうなったの?”パンジョイ”さんは?6者協議を否定はしないケド、6者以上であってもいいワケでしょ?拉致被害者がいる国全部が集まって協議を開いた方が、より解決の可能性が高まると思うのは素人考えか?)

 ミャンマー問題では、軍事政権と対話を通じて関与していく姿勢をみせつつ、あくまで自宅軟禁が続く民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの無条件解放を求め、民主化に向けた具体的行動を促した。

軍事政権と対話を通じて関与していく姿勢
(内なる声:ミャンマーに関して言えばね?問題の根源は民族間の対立を煽った”イギリス”。そのイギリスと関係が深いのが”アウン・サン・スー・チー女史”なワケで、民主化といっても”民族対立”が存在する国内でそうやすやすと民主化移行が叶うとは、ワタシには思えません。かえって”混乱”のもとになる様な気が・・・はたしてミャンマー国民にとってはどちらの方がマシなのか?取りあえず生活できる軍事政権か、はたまた毎日自爆テロが発生する、現在のイラクの様な民主化なのか・・・)


■オバマ大統領のアジア演説骨子

 ・日本はアジア太平洋地域における米国の取り組みの中心的存在であり続ける

 ・中国との実務的な協力を追求、米国は中国封じ込めを目指さない

 ・東アジアサミットにいっそう正式な形での関与を期待

 ・日米ほど核兵器がもたらす結果を知る国はない。我々は共に核なき世界を追求

 ・北朝鮮に貿易や投資、安全保障を与える用意。日本人拉致被害者の行方がすべて明らかになるまで隣国との完全な関係正常化はありえない

 ・米国は太平洋国家として地域での指導力を強化

</記事引用>


でわっ!