2012年1月16日月曜日

クロサギ


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 飯山センセイが、中国と北朝鮮の密接な関係を語っているのですが、なんで中国(胡錦濤)が北朝鮮(金正恩)に肩入れするのかワタシなりに整理して見るに、故金正日総書記はどちらかと言えばロシア寄り?であったのの反動として、金正恩新総書記との関係を深めているようにも見えます。

 なんせ故金正日総書記は、韓国をも巻き込むロシアからのガスパイプラインの敷設をロシアと合意しているワケで、この計画がウマく運べば朝鮮半島のイニシアチブをロシアが握るのは誰の目にも明らかです。


<転載>

ロシアと北朝鮮、ガスパイプライン建設計画で合意
24.08.2011, 14:28


 ロシアと朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、ロシアから北朝鮮を経由して韓国へガスを供給するガスパイプライン建設プロジェクトの実現に向け、作業を進めていくことで合意した。

 ロシアのメドヴェージェフ大統領が記者団に声明を表した。メドヴェージェフ大統領は24日、北朝鮮の金正日総書記と会談した。

  ロシアと北朝鮮は、会談結果に基づき、専門の委員会を設置する。同委員会は、北朝鮮を経由するガスの輸送に関する両国の具体的な協力条件などを定める。

 メドヴェージェフ大統領は、北朝鮮がロシアと韓国との3カ国によるプロジェクト実現に大きな関心を持っているとの考えを表し、現在は技術的な作業が進められていると述べた。

</転載>


 中国にとっては、この計画は頓挫してくれた方が都合がいいワケで、金正日前総書記が急逝した事でこの計画がどうなるのか、今後が気になります。

 ここからワタシ、妄想モードに入らせて貰いますが、飯山センセイが言われる様に、故金正日総書記が存命中から金正恩氏を中国(胡錦濤)が厚遇していたのであれば、中国の魂胆が薄っすらと窺い知れます。その・・・暗殺したとまでは言いませんが、故金正日総書記の急逝が中国にとっては願ったり叶ったりであったには違いありません。

 で、もしもですよ?故金正日総書記の死因が暗殺であった場合、ワタシ思うに・・・当然、アメリカもその事実を知っていたと思うワケです。つまり・・・「アメリカは黙認」していると。

 アメリカとしてもロシアが朝鮮半島のイニシアチブを取る様な事態は望ましいワケが無く、中国とアメリカの利害は一致。当然?日本にもこの事実は知らされ、日本も共犯に巻き込むには、現野田政権のポイント稼ぎへの贈り物のとして、


拉致被害者問題の解決


という「カード」に使うでしょうなあ。で、そういった裏事情を日本政府が把握していればこその、日本国政府としての弔辞を差し控えるという、およそ日本らしからぬ振舞いにも合点がいきます。

 ワタシは金正恩新総書記の器を知るものではありませんが、27歳という年齢は如何にも若い。中国の老獪な政治家の手に掛かれば、いとも簡単に篭絡されてしまうだろうコトは、ま、それなりに年を重ねて来た身としては察しがつきます。

 中国が北朝鮮に肩入れしてると飯山センセイは見ますが、同時にアメリカとも取引したとなると、朝鮮半島が今後もパワーゲームのゲーム盤として利用されるのは明らかで、拉致被害者のご家族には申し訳ないのですが、日本に駐留するアメリカ軍基地、特に沖縄の基地問題解決への道が遠のくのが目に見えるようで、素直には喜べませんなあ。


あこがれの北朝鮮




 斯様な裏取引は、最終的には何処の国の為にもなりません。結局、それぞれの国の「権力者」の都合に振り回されるだけなのです。

 今後はロシアの出方に注意する必要があります。もしですよ?前金正日総書記が暗殺されたのだとしたら、ロシアも黙ってはいないでしょう。関係がこじれて、中東での代理戦争から「第三次世界大戦」に発展というシナリオだってあり得るワケです。 

 そう考えると、ロシアが日本の武器輸出三原則の緩和にクギをさした理由も、中東での紛争を見越したものだったと考えられます。


武器輸出三原則緩和に過剰反応するロシア


 さて、以上の妄想から、飯山センセイが言われるように、もし、拉致被害者=横田めぐみさんが開放されたとしても、ワタシは全く現野田政権を見直す気になれませんし、逆に、「薄汚い取引をする連中」として、ますます信用する気になれませんなあ・・・。

 何でもアメリカの次期大統領選挙で台風の目になりそうな「ロン・ポール下院議員」は、海外に展開する駐留米軍基地を撤収することを公言しているそうですから、所謂「安保マフィア」や、戦争で金儲け?を企てる「金融マフィア」の連中は、何とか自分たちの「利権」を守ろうと必死なのでしょう。


米大統領選・予備選:ロン・ポールが急上昇(2)【藤井厳喜】AJER


 

 聡くなければならないというコトです。確かな「情報分析力」を持たなければならないというコトです。「戦争屋」「金融屋」にダマされて、「日本100年の計」を損なわない為に。

 尤も、ワタシの妄想の産物ですケドね?上に書いたコトは全部。・・・で、「インテリジェンス」とは、そういったデマに流されない「確固たる信念」を磨く為のものですから、たまにはこういったヨタ話にもお付き合い下さい。

 ま、この程度の深読み(妄想)は、「日本の独立」という大事業を成し遂げるに世界と渡り合うには、必要なスキルなワケで、キレイ事だけじゃなく、時には・・・詐欺師を騙す詐欺師、「クロサギ」になれなければ・・・


愛する人も守れんだろう!


・・・とも、思うワケです。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!