2012年7月10日火曜日

ラヴロフ外相(ロシア)の気持ち


 シリアの問題で、欧米の武力介入勢力と対峙しているロシアですが、その先鋒に立っているラヴロフ外相がテレビで、


ハラショー!


な、発言をしてくれました。日本の政治家にも


耳の穴カッポじって


よく聞いて貰いたいものです。はい。


<転載>

露外相「ロシアにとって現在の世界の経済システムは満足いかない」
09.07.2012, 21:19 V.O.R.



 9日ラヴロフ外相は「ロシアの声」の番組「コサチョフと語る」に出演し「ロシアを忘れ、誘惑してきた経済システムが、システム上の乱れを起こし始める時、それが不安だ」と述べた。

 番組の中で、ラヴロフ外相は次のような考えを示した―

 「世界のすべてが、我々に約束したようであるよう望む。つまり、民主主義があり自由な経済があるよう望んでいる。しかし大変しばしば目にするのは、国際舞台で民主主義がなぜか適用されていない様子であり、最も大きな経済的金融的可能性を持つ主要国が時折、決定を下している姿だ。 彼らは、ロシアを含め他のパートナー諸国の利益を考慮せず、かなりエゴイスチックな決定を下している。 

 欧米で考え出され、すでにいくつもの危機の原因となったバーチャル・インストルメントの助けによって、市場経済の規則は侵され歪められている。それゆえ、このシステムに自由を拘束され、我々のストックをドルやユーロといった世界通貨に投資した後で、システムがますます大きな試練に見舞われている事に、我々は無関心でいるわけにはいかない。

 このシステムの維持に責任のある人々は、世界の運命よりも自分達の国内で政治的に生き残る事の方を、まず優先して考えているようだ。

</転載>


 「バーチャル・インストルメント」とは何か?日本語に直訳すれば仮想道具?じゃあ、「仮想道具」って何なのよ?というと、


金融工学(信用捏造)


に他なりません。

 現在銀行が「通貨の発行権」を持っていますが、その発行量は、所有資産を遥かに超える額です。つまり、資産(担保)の裏付けの無い、「子ども銀行」のお遊びと何ら変わりません。

 銀行が発行する「通貨」=「銀行券」に正当性を与え、社会で流通させているのは「信用」に過ぎません。


 これから経済がもっと発展するという思い込みや、「GDP」などで示されるその国の経済状況。また、新たな資源、技術の開発などにより、


あいつは、お金を持ってそうだ。


と、他国が思い込むから「国債」も売れるし、その国の「通貨」も強くなるワケです。

 したがって基本的には、「通貨の強さ」はその国の「国力の強さ」を示すワケですから、例えば「円が強くなった」という状況は、日本としては喜ぶべきことなワケですよ。違います?

 ただし、これら経済状況は「様々な数字」で表されるワケですから、そこに数値を「盛ったり」して、意図的に操作することも可能です。これを巷では、


サギ


と言います。そして近年では、「格付け会社」なるものが勝手に経済判断をし、世界経済を引っ掻き回していると「亀ちゃん」は言うワケで、ワタシも全く同感です。





 IMFも同様。今回の強引な消費税増税には、明らかにIMFの政治的な圧力があり、...ま、それはまた別な機会にして、ラヴロフ外相の話に戻ります。

 で、ラヴロフ外相は、この欧米が考案した「金融システム」=「信用サギ」に対して、


いい加減にしろ!


という意思を、明確に表明したワケです。はい。

 今までは欧米経済が世界をリードしていたので好き勝手させてきましたが、もう時代が変わったということです。最近サッパリ報道されなくなった「BRICS」にしても、着実に世界経済の一翼を担いつつあるワケです。尤も、欧米の金融システムとは一線を画しながらですが。


<転載>

BRICS自らのゲームのルールに従って
コンスタンチン ガリボフ 1.04.2012, 14:15 V.O.R.



 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカをまとめるBRICSは、世界金融市場において、自らのゲームのルールで活動するつもりだ。BRICS諸国はIMF(世界通貨基金)の改革テンポが遅いことに不満を表明している。デリー・サミットの総括宣言では、BRICS諸国が今年中にもIMFにおける議決権について、さらに多くの割当を受けることが出来るよう要求している。

 新興国への議決権割当を拡大するという合意は、すでに2年前、G20で行われており、さらにIMF自体もその必要性に合意していた。

 BRICSは世界銀行における改革が遅いことにも不満を示している。BRICSサミットの総括宣言では、ドナー国と受入国の壁を脱却し、新しい金融メカニズムを作ることで、対等の協力を促進していく必要性がうたわれている。

 デリー・サミットは、多極的な通貨システムへの一歩を踏み出すものだった。BRICS諸国の銀行は、相互融資および国別通貨での決済などに関する合意を結び、ドル準備を経由しないことが目指されている。これによって、BRICS諸国による開発銀行の設立という考えの実現が早まるだろう。そしてその融資は、アジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどにおける貧困国にも提供されることになる。そして、それらの国がインフラ整備や技術的な遅れをより迅速に克服し、食糧問題の解決や生活水準の向上にもつながる。

 金融アナリストのナタリヤ・スミルノワさんは次のように指摘している。

 ―世界銀行とIMFは、先進国が覇権を握っていた時代に作られたものです。それらの組織が選ぶプロジェクトは欧米諸国にとって利益が上がるものです。ですから、BRICSは自前の開発銀行を設立し、欧米諸国の意向に関係なく、プロジェクト支援を行おうとしています。欧州にはすでに資金はありませんし、米国はすでに債務にまみれています。それと違ってBRICS諸国は資金を有しており、また欧米諸国が望まないプロジェクトの実現を目指しています。

 ニューデリーでのBRICSサミットは全体として、世界金融システムの改革へのより強い決意を示すものとなった。

</転載>


 EUが「金融サギ」の火消しにやっきになっていますが、BRICSはそんな金融サギからは


イチ抜けたwww!


と、いなくなってしまい、後に残されたのは...。そういうことなんです。


毟り取れるヤツから毟り取る。


それが、「サギ師」の常套手段です。そしてさらにタチが悪いのは、力づくで金を巻き上げる


恐喝まがい


国際紛争さえ厭わない連中が、一部に存在するということです。よね?


<転載>

三菱UFJ 英の金利不正問題
2人を自宅待機に

東京新聞 2012年7月10日 夕刊

 三菱東京UFJ銀行はロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作問題に関連しトレーダー二人に自宅待機を命じた。三菱東京UFJ銀は「自宅待機は当行への入行後の行為に関わるものではない」と説明。自行がLIBORの不正操作に関与したことを否定している。

 自宅待機となったのは、三菱東京UFJ銀のロンドンにある拠点で勤務するデリバティブ(金融派生商品)のトレーダー二人。いずれも数年前に入行した外国人で、それまでは今回の問題で欧米の金融当局の調査を受けているオランダのラボバンクに勤務していたという。

 LIBORの不正操作をめぐっては、英金融大手バークレイズの関与が発覚し経営トップが引責辞任した。欧米各国の金融当局は、他にも不正に関わった金融機関があるとみて調査を進めており、日本の大手銀行も対象に含まれている。

 三菱東京UFJ銀は「複数の金融当局によるLIBORの関連調査に真摯(しんし)に対応している」と話している。

</転載>





<転載>

LIBORスキャンダル:悪徳銀行家
JB PRESS  2012.07.09(月)

(前略)

信用が壊れる時

 舞台は今後、世界中の民事裁判所に移るだろう。それは長いプロセスになるかもしれない。

 公共の利益という観点では、2つの課題が行く手に控えている。1つ目の課題は、実際にあったことを正確に究明し、関与した者を罰することだ。動機が単なる強欲だけである場合、直接不正に手を染めた者は投獄されるべきだ。

 仮に、金利を実際より低く申告したのは銀行を破綻から守るためで、金融規制当局も関与していたのなら、銀行と規制当局は、そのようなやり方でシティの評判を自ら危険にさらした理由を説明する必要がある。

 英国について言えば、独立機関が調査を実施するのが理にかなっている。それも早ければ早いほど良い。したがって、政府が望んでいる議会による調査の方が、野党の主張する司法による調査よりも良いだろう。

 2つ目の課題は、金融業界の慣行と、銀行業務の文化を変えることだ。そもそも、価格操作スキャンダルは今回が初めてではない。ウォール街でも過去に何度かあった。魔女狩りをしても、悲惨な結果になるだけだろうが、文化は構造から生まれる。

 リテール銀行と投資銀行の分割を正当化する「倫理的な」根拠は弱いが、各銀行にはもっとできることがあるはずだ。一例を挙げるなら、賞与基金から罰金を徴収してもいいだろう。

 規則も変える必要がある。LIBORの集計は、規制当局ではなく、業界団体である英国銀行協会(BBA)の後ろ盾で行われている。「総裁の眉」の動き1つで銀行に規律を守らせることができた紳士的な時代なら、それでうまくいったかもしれない。だが、現代のシティは、世界最大の国際金融センターだ。

(後略)

</転載>


 ま「IF論」なので言っても詮無きことですが、もし、プーチン大統領のような首相が、ラヴロフ外相のような大臣が日本にいたら、日本が「世界最強の国」になることは、ほぼ間違いないでしょうなあ。何たって、「国民」のポテンシャル=ひとりひとりの能力は「最高水準」にあるワケですから。

 あとは「心がけ」ですかね?「驕り高ぶらずに、謙虚であること。」という、昔からの「まっとうな教え」を守っていければ、日本はきっと安泰でしょうし、「欧米のお役に立つ」ことばかりでなく、「もっと多くの国のお役に立つ」こともできるでしょう。

 あ、あと「ロシア」に言いたいのは、ロシア(ウクライナ)も


ハヤク原発ヤメロ!


ってことですかね?「ノー・モア・チェルノブイリ」...ということで。




人間ナメんなよ!


でわっ!