2010年10月25日月曜日

反社会的勢力?

 ワケわかりません。この記事。


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反社会的勢力と関係、相撲案内所1軒を契約解除


 日本相撲協会は25日、大相撲春場所(大阪)のチケットを代行販売している9軒の相撲案内所のうち、1軒について、入場券販売契約の更新を中止した、と発表した。

 協会が実施した内部調査で、代表者が反社会的勢力と関係があることが確認されたという。

 相撲協会は、名古屋場所前の6月にも、暴力団と関係があった相撲案内所1軒と契約を解除しているが、8月に「暴力団等排除宣言」をしてからは初めて。

 放駒理事長(元大関魁傑)は「これで(相撲案内所の問題は)終わると思う。契約の解除は、先方も了解している」と語った。

(2010年10月25日18時17分 読売新聞)

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 ナンなんですかね?この記事の「反社会的勢力」って?ヤクザ、暴力団の類であればそう書くんだろうし、ヒョッとしてあれですか?アルカイダの関係者とか?想像が膨らみます。

 ワタシこの記事を見て、一瞬ですが背筋が冷たくなりました。と云うのも、「反社会的」などと軽々しく公共の媒体?に書く、その神経が恐ろしくて。それともオンラインニュースは私物なんですかね?

 まるで戦時中の特高の如きですな。「反社会的」だなんて。ま、やくざ、暴力団と分けられているようですから、一応、やくざ、暴力団は「社会的」の範疇にあると思ってイイんですかね?

 ハナシは戻って「反社会的」ですが、何がどう「反社会的」なんですかね?ハッキリ書けないのなら、「反社会的」などと云う威嚇的な表現は使わず、もう少し別な表現があったんじゃないんですか?例えば・・・違法行為団体とか、脱法行為団体とか?

 ワタシ思うんです。「法律」と「社会」とはイコールじゃないと。もしも人の集団である社会が法律でガンジガラメだったら、非常に住み難い社会だと思うワケです。本来人間同士の間では、「情」がほとんどの事は解決してくれるのではないか?と。

 「愛により為される事は善悪の彼岸に在る。」とはニーチェの言葉ですが、善悪の問題は置いておくとして、現実問題として社会には利害が存在します。その利害関係を公平に解決する為に法律が必要だと思うのです。しかも法律の適用にしたって、「情状酌量」ってあるくらいです。

 過ちを犯しても「法律」を遵守すれば社会から阻害される必要はないはずで、「反社会的」となると、いったい・・・

どんだけwww

と、ドン引きしてしまいます。「オーム真理教」並みの団体ですかね?

 ところで、「反社会的」と云う言葉を使いたいのであれば、現在世界中に金融危機を巻き起こし、庶民の生活を苦しめている「金融関係者」こそ、「反社会的」と呼ばれるにふさわしいと思うのですが?

 イラクにとって、アフガニスタンにとって、「反社会的」なのは誰なんですかね?日本にとって本当に「反社会的」なのは誰なんですかね?ぶっちゃけ昨今、検察は十分に「反社会的」な組織のように見えますが?なんせ、「無実の人間」に罪を被せるのがお好きなようですから。

 さらに言えば、「反社会的」なんて言葉を軽々しく使ったり、いいかげんな「世論調査」とかで庶民を煽り、社会不安を掻き立てるようなマスコミも十分、

反社会的

と思わざるを得ませんな。え?まさか相撲協会が「反社会的」なんて言葉を使ったワケじゃないでしょ?

 社会とは庶民が集い暮らす、庶民の為の場所であり、したがって庶民の中から「反社会的」という言葉が上がるのは納得できますが、マスコミや政治家といった、所謂「権力者側」が「反社会的」という言葉を使うとき、何らかの意図を感じずにはいられません。はい。


でわっ!