2010年10月7日木曜日

文殊の知恵

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世銀、方針転換へ 途上国への米国的政策押しつけ終幕

 【ワシントン=尾形聡彦】世界銀行のゼーリック総裁が29日の講演で、米政府と国際機関が、発展途上国に米国的な政治・経済政策を押しつける「ワシントン・コンセンサス(ワシントン合意)」が終幕を迎えているとして、世銀の透明性を向上させる自己改革を表明した。世銀が、過去の手法の終わりを自ら宣言するのは異例で、新興国が台頭し、多極化が進む世界経済に対応するのが狙いだ。

 演説でゼーリック総裁は「世界経済に地殻変動が起きているなかで、思考の枠組みも変わらなければならない」と表明。金融危機後の景気回復では、新興国が、世界経済の成長の半分を占め、世界貿易の回復の先導役になっていることを指摘し、「新たな多極的な世界経済には、多極的な知識が必要だ」と述べた。

 知識が先進国から途上国に流れるという見方はすでに時代遅れだとして、「もはや一つの都市での政治経済政策の合意を、すべてに当てはめることはできない」と表明。

 そのうえで、世銀の持つ開発経済についての膨大なデータなどをネットを通じて公開し、途上国の最前線で働く人々と議論しながら、各国の事情や発展段階に合った開発支援を推進する考えを述べた。

 「ワシントン・コンセンサス」とは1980~90年代を中心に、米財務省、世銀、国際通貨基金(IMF)などワシントンの機関が一致していた「規制緩和」「貿易自由化」「財政規律」などの政治経済政策を、IMFや世銀を通じて途上国に推奨してきたことを指す。金融危機はこうした価値観を米国が世界に広げたことが原因だとの見方がある。

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 そうですかwww。世界銀行のずぇwwwりっく総裁まで、一元的な価値観の行き詰まりを認めましたかwww。現在の世界の趨勢から見れば妥当な・・・と云うか、今までがオカシかったんだとワタシは思うんですけどね?いよいよ
「八百万精神」の出番が回って来ましたか?時を同じくしてイギリスでも八百万精神のヨーロッパ版、ケルト文化の根源であるドルイド教が認知されたそうです。


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古代ケルト信仰ドルイド教を史上初めて公認、英国
 
【10月3日 AFP】古代ケルト民族が創始した宗教で、数千年にわたり異端視されてきたドルイド教を、英政府が史上初めて公認した。

 英チャリティ委員会(Charity Commission)が2日、英国内のドルイドの代表組織にあたるドルイド・ネットワーク(Druid Network)について「公益のために宗教を広めるという慈善的目的に特化して創設された」と認め、慈善団体資格を付与したと発表した。主流といわれるほかの宗教と肩を並べる存在となり、税制上の優遇措置も受けられるようになった。

 ドルイド教は古代アイルランドから古代ブリテン周辺に登場し、鉄器時代にはさらに広がって現在のフランスにまで渡ったが、その後は欧州の広い地域でキリスト教に取って代わられた。近年、エコロジー意識が高まるなか、すべての自然に神が宿るとするドルイド教の汎神論的な面に関心が集まっている。(c)AFP

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 ところで・・・ずぇwwwりっく総裁の言う、


「新たな多極的な世界経済には、多極的な知識が必要だ」


を取り違えると、世界がバラバラになってしまう可能性もあるので注意が・・・と云うか正しい理解が必要になります。

 世界の各地域が内向的独善的になり、資源の分配などで利己的になってしまっては、却って多くの人が不幸になってしまします。そして再び戦争の火種にならないとも限りません。「世界学級」というものを仮定したとき、クラスのルールを或る一人のガキ大将=ジャイアンが決めるか、みんなで決めるかの違いだと思うワケです。はい。

 クラスの中にはイロイロな級友がいます。気の合う奴もいれば、気に入らない奴もいる。前に紹介した級友(アラビヤン焼きそばをご馳走してくれた)もいい奴なんですよ。腹が減ってるだろうと、自ら調理して焼きそばをご馳走してくれたんだから。ただね?その後ワタシがウマイ、ウマイと絶賛したもんだから図に乗ってね?ま、そんなワケで奴の上を行くアラビヤン焼きそばを作ってやろうと・・・。いま思えば、随分ムダな事に情熱を燃やしたなと。はい。

 すみません。悪い癖が出ました。早い話が、個人レベルで見てもいろいろな人間(自分も含めて)がいるワケで、そのバラバラな人間を結び付けているのは何かと言えば、

同じ人間だろ?

と云う事に尽きると思うのです。イスラム教徒だろうと、キリスト教徒だろうと、ドルイド教徒だろうと、ピグミー族だろうと、みんな腹はへるし、眠らなければ生きてはいけません。

 アメリカで、WTC跡地の近くに
イスラム教寺院を建設する事に反対したりコーランを焼き捨てたりする人たちは、当然、イスラム教諸国から産出される石油を拒否して、車にも乗らないんですかね?ま、例えがちょっと幼稚ですが、地球上の資源が限られている事は事実です。それをどう分配するかに、これから世界中が頭を悩ませなければならないように思うワケです。その際に異文化に対する偏見だとか、過去の傷跡を乗り越えて、同じ人間として「シンパシー」が持てるかどうか?

 恐らくみなさん、ワタシがグダグダ言ってる事なんて、とっくに頭では分かっていると思います。が、心が・・・習慣が・・・邪魔をしているのではないかと?故にその
葛藤を乗り越えないと=個人革命が成されないと、

世界は先に進めない。

と云うのがワタシの思いでありまして、ま、「三人寄れば文殊の知恵」とか言うじゃないですが?であれば、世界中の庶民が知恵を出し合えばきっと乗り越えられる。と、ワタシは信じる次第です。はい。


でわっ!