2011年8月22日月曜日

偏向報道?

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 大規模な「反韓流デモ」がフジTVの庭先・・・お台場で行われたそうですが、ワタシ自身は凄くムダな行為に思えたりするワケです。反韓流・・・もしくは、「反偏向報道」に異議を唱えてデモをする元気があるなら、その勢いを「反原発」に向けた方がよっぽど建設的に思えます。はい。

 3.11以降、日本にとって「原発事故汚染」をいかに速やかに収束させるかが、依然、「最重要課題」であることに変わりありません。その為に力を集中しなければ、事態は遅々として前進、改善しないと思うからです。「反韓流」などにうつつを抜かしている暇は無いハズでしょ?

 事故後5ヶ月も経つと、関心も薄れてしまうんでしょうかね?関心があろうと無かろうと、毎日「フク1」から、「放射性物質」が垂れ流されている事実に変わりは無いというのに・・・。中々改善しない事態・・・どころか、返って悪化?しているかの如き現状に疲れたんですかね?みなさん?で、あれば、今回の「反韓流(反偏向報道)」は、ちょうどイイ「ガス抜き」にはなった事でしょう。

 繰り返しますが、「最重要課題」は「原発事故汚染」の早期収束に向けたチームジャパンの結束であり、よそ見している暇は無いはずです。TV局が韓国ドラマや音楽を垂れ流すのと、原発が放射性物質を垂れ流すのと、どっちが実生活に被害を及ぼすかは明らかですよね?

 「反韓流」はアレとして、「反偏向報道」にしてもピントがズレているように思うワケです。そもそも・・・報道が偏向してるかどうかの判断は、誰が?どうやって決めるんですかね?え?極論を言えば、視聴者が納得できればOKで、視聴者が反感を持てば「偏向」しているというのであれば、それは・・・視聴者側からの「偏向報道」の誘導・・・にも、なりかねないと言えるからです。

 つまり、報道の真偽と視聴者の意識、好みがゴチャ混ぜにされて、視聴者の意に適った報道のみが流されるようになったとしたら、視聴者の意識を操作したものが最終的に世論を意のままに出来るという、洗脳支配の布石にもなりかねないと思えるからです。

 あるTV局が「偏向報道」・・・真実を歪曲して報道していると判断したなら、そのTV局は見ないとか、スポンサー製品を買い控えるとか、個人レジスタンス(抗議活動)を行えばいいだけの話です。それが個人革命の最初の一歩です。お台場に数万人規模の人が集まったらしいですが、同じ規模の人が「反原発」に結集した方がよっぽど建設的だろうと思ったりするワケです。デモに参加するには場所的、時間的な制約がありますが、「不買運動」などの個人レジスタンスには制約がありません。日本中でいつでも実行できます。警察の許可も要りません。日本中が個人革命戦線の最前線です。

 ワタシたちは今、古い価値観からの、古い支配体系からの、古い社会システムからの、変革の瀬戸際にあります。「原発事故」という高い代償を払い、みんなが「原発村」をはじめとする、旧来の既得権にまみれた亡者の存在に気付いたというのに、再び、およそ庶民の要望とかけ離れた社会に立ち戻るなど、日本の・・・庶民ひとりひとりの可能性を押し殺してしまう愚行です。


磁力抵抗「ゼロ」の発電機 草津の男性が発明


 穿った見方をすれば、今回の「反韓流(反偏向報道)」のデモを煽ったのは、「反原発」に向かう意識を逸らすという、意図が隠されているかも知れません。だとすれば、それだけ「反原発」は既得権者・・・支配者側にとって触れられたくない問題であるという事に他ならず、であれば尚の事、「反原発」の一点突破で力を合わせるのが、非力な庶民の正攻法と言えるワケです。




誰もがゲバラ


・・・になれるか、なれないかは・・・

 
あなた次第です。


でわっ!