2011年1月11日火曜日

自由貿易の罠

 ヒロシさんトコのツィートに面白いと言ったら失礼ですが、重要と思われる動画が紹介されていたので、僭越ながらワタシも拡散させていただきます。

中野剛志先生のよくわかるTPP解説―日本はTPPで輸出を拡大できっこない!



 つまり、経団連やらの金儲けできればそれでイイという、あまりに自己中心的な考え方に政府が同調しようとしているらしいことは、何となく分りましたmmm。

 でも、それってどうなの?自分さえ儲かればイイの?じゃ、やってる事は「バード・カフェ」と変わらんでしょ?
お客様あっての商売

・・・という、商人の基本から逸脱してるでしょ。お客様(消費者=庶民)を大切にするという、商売人のモラルは何処へ行っちゃったワケ?

 経団連とかいう、商売人のトップに君臨?する、本来、全ての商売人の規範でもあるべき様なお方たちが、率先して自分の利益のみを追求するあさましい姿を見れば、ま、「バード・カフェ」に見られるような商道徳の堕落も、起き得るべきして起きたと言えますかねmmm。あぁmmm情けないわ。自分の同胞さえも、「お金」の為なら進んで見殺しにしようとわ。

 何度でも言いますが、日本がこの先、激動の時代を生き残るには、
チームジャパン

・・・として結束しなければならないように思うのですよ。

 ワケあって、現在ベトナムに身を寄せている身ではありますが、それでも日本の地元のことを思い出さない日はありません。何しろ、
生まれ育った場所

・・・なのですから。その大切な思い出の詰まった場所、さらに広げれば日本という場所が、「経済戦争=お金儲け」の為だけの修羅場になってしまうなんて、切なすぎます。

 尤も、ワタシ個人の感傷と言われれば、それまでですが、前に話した
「レッド・オーシャン」の話に立ち戻れば、スポーツの世界が「レッド・オーシャン」であってもみんなが好きなのは、そこに「切磋琢磨」、競い合うことでお互いを高め合うという、ある種の「人間の理想」を見るからではないか?・・・と。

 これがね?単なる生存競争で、檻の中でただ殺し合う、食い合うだけのショーだったらどうでしょうか?ボクシングや柔道の重量級の差別が無く、巨漢の選手が軽量級の選手や、ましてや男女混合で競技されたら、みなさんはスポーツが好きになれますかね?

正々堂々

 使い古された言葉ですが、この言葉は紛れも無く「世界中で通用する」普遍的な庶民の価値観です。だからこそみんなスポーツに熱中するワケです(サッカーのワールドカップとかオリンピックとか)。当然、正々堂々と立ち向かってくる来る相手に卑怯な真似をすれば、世界中から批難されることになります(今回の「おせち」のように)。

 闘うことから目を逸らしていては、社会の実体は見えて来ないでしょう。闘うことが善い悪いではなくて、生きることそのものが闘いなのだと、心得る必要があると思ったワケです。しかしその闘いにおいて、ルールがなければケダモノと一緒です。

 人間は何かとルールを作ります。そのルールは、全ての人に公平でなければなりません。・・・よね?トラがウサギを捕食するのと違い、ワタシたちは人間であり、白人だろうと有色人種だろうと、「ヒト科」としては同類であり、同じルールに従うことができます。

 そして同じルールの中で正々堂々と闘うから、世界中の庶民が「スポーツ」に熱中するワケですが、もしオリンピックがですよ?「白人に有利なルール」を採用してたら、白人以外の諸国はオリンピックに参加しますかね?しないですよね?

 TPPの話に戻りますが、その内容、ルールが日本にとって、日本の庶民にとって不利なものならば、正々堂々と「不参加」でいいじゃないですか。
それを「開国」だの、「鎖国」だのという話にすり変えるのは、じゃあ、あんた達は不公平なルールの中で、日本選手がボロ負けする姿をワザワザ見たいのか?・・・と、逆に聞き返してみたいですわ。


でわっ!