2011年1月31日月曜日

鹿男PART8

ワタシ、ずっと茨城県鹿島の古豪族、「カウラザメ」のことが気に掛かっていて、「カウラザメ」とは「甲羅鮫」と書くのかな・・・?などと想像しつつ、


甲羅をつけた鮫?ナンじゃそら?


・・・と自嘲していたのですが、それでもこの思い付きがあきらめ切れずアチコチをググってみたところ、気になる一節に突き当たりました。


<転載>

防衛省OB太田述正の日本はアメリカの属国だ

<抜粋>

 シチリアの西岸のマルサラ(Marsala)沖の海底に横たわっているカルタゴの様々な船の残骸を研究した海洋考古学者達は、複雑な設計にもかかわらず、それが容易かつ迅速に組み立てられるよう、船のパーツ一つ一つに文字が記されているのを発見して驚愕した。

 カルタゴは、要するに、組み立て式(flatpack)戦艦を開発したのだ。

</抜粋>

</転載>



▲ポエニ戦争で沈没したカルタゴ船 【マルサーラ(イタリア)】



カルタゴと主な周辺国

 つまり、カルタゴ(現在のチュニジア)の船は、分解して陸上移動も可能だったらしいという事実から、鮫(海洋民族)が甲羅(分解した船のパーツ)を背負うという、合理的な見方も生まれるワケですわ。もしかしたら、本来住んでいた駿河国富士山麓から常陸の地まで、分解した船を担いで移住して来たのかも知れません。それに遭遇した先住民が「甲羅のついた鮫」だと揶揄したのが、古老の言う「カウラザメ(甲羅鮫)」・・・と?

オイオイ!マジですかmmm?

・・・とばかりに更に調べてみると、カルタゴの前身であるフェニキアについての記事を発見。


タルシシの船

<抜粋>

 弥生時代の出土品の中には、貝紫染めの絹の断片や、ソーダガラス製のビーズなど、フェニキアの交易品を連想させるものも僅かながらあるのだが、タルシシ船が日本に来ていたと言う人たちの大きな拠り所のひとつに大分県の国東半島にある重藤遺跡がある。この遺跡は出土した炭化物が九州大学の坂田武彦氏によりB.C.695±40年のものと鑑定され(1977年9月23日朝日新聞)、鉄滓や鉄剣も見つかったということから、鉱物資源を求めてタルシシ船でやって来たフェニキア人たちが鉄製品の生産加工拠点にしていた場所だという話になっていった。

 ところが、事の顛末はわからないが、国東市の文化財課に問合せたところでは、この重藤遺跡は実際にはそんなに古いものではなく古墳時代のものというのが現在の公式見解になっている。初めは皆が間違えたということだろうか、あまりの差に驚かされる。だがこの年代の真偽はともかく、確かにB.C.700年頃の中東情勢にはこのような渡来人の話を生みやすい状況があった。鉄器時代の担い手として活躍しながらも、かつての勢いを失い始めていたフェニキア人や、ソロモン王の没後200年ほど経って、イスラエル王国分裂(B.C.721年)の憂き目にあっていたユダヤ人たちが共に活路を求めて日本のどこかに入植し、鉄や他の金属を生産していたということは、時代背景から可能性としてあり得ることだった。

</抜粋>

そうなると、「カウラザメ」の推察もまんざらではないなmmm。・・・と。

 で、実際問題、フェニキア人(カルタゴ人)や、古代ユダヤ人が日本に来た証拠があるのか?・・・と、ここで思い当たったのが、沖縄の与那国島の海底に存在する巨大な石の神殿?ですmmm!

ワイドレンズで撮影した与那国海底遺跡



 確かこの遺跡を追跡取材していたTV番組では、古代のフェニキアの神殿と構造が酷似しているという結論だったように記憶しているのですが、そうなると、「カウラザメ」=「フェニキア人(カルタゴ人)」or「古代ユダヤ人」という可能性が見えてくるワケです。

 今回は「鹿」とはテーマが離れてしまいましたが、まあ、「鹿」だけが日本の歴史の全てでは無いワケで、何度も繰り返しますが、


日本人はハイブリット


・・・という事実をみんなが共有することが大事なのではないか?・・・と。

 最後に「鹿」ネタ?をひとつ。福井県の敦賀(つるが)ですが、古名は「つぬが」だったそうで、由来はこちら・・・


<転載>

「つぬがあらしと」


 むかしむかし、朝鮮からの渡来人、『都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)』という、額に角を持つ、朝鮮・任那の王子が当地の国司になりました。その彼の名にちなんで、「角鹿(つのが)」という地名がつけられました。これは、「つぬがあらしと」とは「つのがあるひと」という意味から由来したものだそうです。その後、文字のみが改められて現在の「敦賀」になったそうです。

</転載>


 この人も「鹿族(扶余系)」だったのか?まあ、現在日本に暮らすワタシたち(ワタシはベトナムですが・・・)には、か様に様々な渡来人の血が混ざっているという事ですわ。「純潔の日本人」なんて考え方自体が、荒唐無稽で陳腐ですわなmmm。ただ日々を真っ直ぐに生きる庶民がいるだけです。


でわっ!