2011年1月20日木曜日

キシさんの死を悼む

え?マジですか?

 と、驚いたのなんのって、
「ベトナム ホーチミン生活だより」というブログを書いていらっしゃる、秀さんの最新記事を見てびつくりしましたわmmm。

 事故ですかmmm。ご本人、バイク移動が多かったようで、キシさんのブログ
「ベトナム便所の落書」にも、これまでに見舞われた事故の話なんかがあったのですが、ワタシと違い豪快な性格からか、そんな目にあってもバイクには乗り続けていたようで、ワタシもキシさんは事故などではなく、酒の飲み過ぎで逝くのだろうと勝手に思っていましたが・・・。

 キシさんとは二~三度面識がある程度で、ワタシなんぞは普段は空気のように存在感が薄いので、キシさんはワタシの事なんぞは覚えていないでしょう。

 翻ってキシさんは、彼のブログがそのまま外に飛び出して来たような人物で、ブログを読むとキシさんの生活振りが手にとるように伺えました。言うなれば、ブログの中のキシさんと、現実のキシさんとの間に裏表が無く、匿名性で守られたインターネットの世界においては、「稀有な存在」でありました。

 ワタシとキシさんの間には、恐らく・・・というか、絶対に・・・見解の相違が山ほどあります。ですから、キシさんの記事を読んでも、「ウン、ウン、ソウダヨネmmm。」と、共感することはまずありません。・・・が、彼の歯に衣を着せない実直な物言いには好きでした。

 漢(おとこ)だな。

 ・・・と。そして、お互いの意見が違おうと、ストレートに物を言う彼を認めていました。彼に比べたらワタシなんて、ただの臆病者です。

 かれこれ10年前、レタントン通りに新しくオープンしたカフェ「ひろば」で、キシさんと初めて邂逅したワケですが、その当時彼はもう既にブログを立ち上げていましたから、ワタシなんぞの大先輩です。(年下ですが)

 何れにせよ、キシさんの「死」を図らずも知ることとなり、僭越ながら心よりご冥福をお祈りいたします。彼のような強烈な個性を持った人物が、このサイゴンから姿を消してしまったのかと思うと、とても残念でなりません。カレがそこに居るだけで周囲には、「キシ・ワールド」のオーラが立ち上っていましたからねぇ・・・。つぎはあの世で、「天国便所の落書」というブログでも始めて下さい。行けるようでしたら、そのうちワタシも逝きますんで・・・。

 さて、ひとしきりキシさんの事を思い出した後で、じゃあ「生き残ったワタシ」はこれから先、いつまでサイゴンで暮らせるのだろうか?とか、死ぬ前にやっておくことは何か?・・・などと、神妙な気持ちになりましたわ。

ヤラレてたまるかっ!


でわっ!