2012年11月24日土曜日

2012年もあとひと月あまり


 素人の勝手な憶測に過ぎませんが、ワタシは「ムスリム同胞団」はイギリスの工作機関だと思っていますし、今回イスラエルと交戦した「ハマス」も、「ムスリム同胞団」を母体としています。

 ムバラク大統領時代のエジプトは、「ハマス」に武器が供給されることを防ぐために、エジプト側からの「ガザ地区」の出入りを厳しく制限していましたが、ムルシー新大統領(「ムスリム同胞団」出身)になってから、ガザ地区への出入規制は大幅に緩和されました。

 当然の結果として「ハマス」は武器を入手しやすくなったワケであり、イスラエルに向かって撃ち込まれたロケット砲の殆どが、エジプト側から持ち込まれたものと考えられます。

 即ち、ムバラク政権下よりもムルシー政権下のほうが、「ガザ地区」において「武力衝突」が起こりやすい状況にあると言えるワケです。

 先鋭化する武力組織・・・「ハマス」などの武力行動により巻き添え被るのは、いつだって力なき者なのです。その危険性、弊害を考えれば、「親イスラエル」とアラブ諸国から非難をされようが、「ガザ地区」への出入を規制したエジプトの旧政策は人道的には間違っていなかったと評価できます。

 汎アラブ主義と、ムスリム同邦団などの「イスラム原理主義者」とは相容れない関係にあるワケですが、ナセルから引き継がれてきた汎アラブ主義をムルシー新大統領は踏襲しないでしょう。

 したがって今後も、「ガザ地区」における先鋭的なイスラム原理主義グループが引き起こす


武力衝突


必ず発生すると予想され、そのための武器は「イスラム原理主義」を掲げるアラブ諸国から供給され続けるでしょうが、そのような状況になってトクするのは誰なのか?


イスラエルとハマス、停戦合意
NOVEMBER 23, 2012 08:51 東亜日報

<転載>

パレスチナ自治区ガザで8日ぶりに砲声が止んだ。イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスは21日、戦闘を止めて停戦に入った。米国など国際社会は歓迎を示した。

エジプトのアムル外相は同日、カイロで、クリントン米国務長官と記者会見を行い、両者が停戦に合意したと発表した。停戦は、同日午後9時(韓国時間22日午前4時)に発効した。

クリントン長官は、「この地域に非常に重要な時だ」とし、「米国は平和構築のために、地域のパートナーと協力する」と述べた。ガザでは市民が通りに出て、祝砲で停戦を祝った。

主な合意内容は、双方の攻撃停止とガザの封鎖緩和。イスラエルは、ガザに対する陸海空の攻撃や暗殺を止め、パレスチナすべての政派は、イスラエルに対するロケット攻撃をしないということ。

また、イスラエルは、停戦24時間後にガザの国境を開放し、人と物の移動を許可することで合意した。2007年のハマス政権発足後、イスラエルはガザを封鎖してきた。

イスラエルとハマスの指導者は、停戦がいずれも自分たちの勝利だと主張した。ハマスの指導者マシャル氏は、「イスラエルは戦略的に失敗した」と述べ、イスラエルのネタニヤフ首相は、「ハマスがこれまで交戦で高額の代価を支払った」と述べた。

特にイスラエルは、今回の空襲で地下の数百のロケット発射台と密輸トンネル140ヵ所、武器製造・保管施設数十ヵ所を破壊し、目標を達成したと自評した。

今回の停戦合意文には、両者の主張どおり、自分たちが勝利したと主張するだけの要素があるとAP通信は分析した。ネタニヤフ首相は、ロケットの脅威を取り除き、来年1月の総選挙で有利な足場を確保できた。米国から武装テロ団体と指定されたハマスは、ガザの実質的支配勢力として国際的に承認される実利を得た。

8日間の戦闘で、パレスチナ人161人、イスラエル人5人が死亡する被害を出し、停戦合意に至ったものの、まだ克服しなければならない問題が多い。

何よりも国境封鎖がどの程度緩和されるかが変数だ。ハマスは、エジプトとのラパ国境検問所を含め、すべての国境の開放を要求しているが、イスラエルは武器密輸を防ぐためには検問が避けられないという立場だ。ガザの封鎖によって失業率が30%を超え、不満が常にイスラエルに向かう可能性がある。

また、両者は、「相手が停戦合意を破る場合、いつでも攻撃する」と明らかにするほど不信が深く、不安な平和はいつまで続くか予測できない。

</転載>


 「ムスリム同胞団」がイギリスの工作機関であるとして、イスラエルの背後にもイギリスが控えているのは周知の事実であり、そうすると今回のイスラエルのガザ攻撃は、仕組まれた「マッチポンプ」である可能性も考えられます。


何のために?


 ひとつ確かなことは、エジプトが今回の調停に乗り出しアラブ世界での存在感を増したことと、「ハマス」との停戦を無難な形で納めることで、ネタニヤフ首相が来年の選挙に向けてポイントを稼いだということです。


日本の出番がなく終わったガザ停戦とその検証の必要性
2012年11月23日 [公式] 天木直人のブログ


 逆に見れば、そのためにも「ハマス」との交戦は必要だったとも言え、「ガザ地区」の住民は政治的野心の犠牲者になったとも考えられるワケです。ワタシ的に見れば。

 オバマ氏が大統領に再選された状況を、「イスラエルロビーの敗北」と分析する向きもありますが、であれば尚のこと、尻に火が点いたイスラエルの現政権が「失地回復」のために、「ハマス」とプロレスごっこを仕組んだという「筋書き」も考えられるワケです。

 で、「ハマス」にしてもイスラエルにしても、背後にはイギリスの影がチラついているワケですから、今回の調停役をエジプトが買って出たことが、これから先の「シリア」を巡る国際情勢にも、「ジャブ」のように効いてくるのではないか?・・・と。


フランス、シリア反体制派統一組織を承認
2012年11月14日19時47分 朝日新聞デジタル

<転載>

 【アテネ=稲田信司】フランスのオランド大統領は13日、パリで記者会見し、シリア反体制派の新しい統一組織「シリア国民連合」を承認すると表明した。前日のアラブ連盟による承認を受けたもので、フランスは今後、米英など他の主要国の支持を促す考えだ。

 オランド氏は会見で、11日に発足した「シリア国民連合」について、「シリア国民の唯一の代表組織」と位置づけ、「アサド政権に終止符を打つ将来の暫定政府として承認する」と明言した。ただ、武器提供については、他国と協議してから是非を決めるとして、慎重な姿勢を示した。

</転載>


 「シリア」侵略を推し進める上でも、エジプトは重要な役回りをするようになるでしょうし、それはイスラエルにしても、欧州にしても望むところなワケですよ。

 シリア国内の反政府勢力の実態が、「イスラム原理主義者の外国人テロリスト」であることが周知されてしまった以上、これ以上彼らを「錦の御旗」として使い続けるワケにもいかず、一方的な「暫定政府」の承認という荒業?にでたのでしょう。


国民連合への参加拒否 シリアのイスラム武装組織「欧米がつくったもの」
2012.11.20 14:53

<転載>

 シリア北部アレッポでアサド政権の部隊と戦闘を続けているイスラム武装組織十数団体が20日までに、反体制各派が結成した統一組織「シリア国民連合」への参加を拒否するとのビデオ声明をインターネット上で発表した。

 声明を出したのは、アレッポで死亡したジャーナリスト山本美香さんに同行していたとされる「タウヒード旅団」や、国際テロ組織アルカイダとの関連が疑われる「ヌスラ戦線」など。

 声明は、国民連合は欧米がつくったものだと批判し、十数団体はイスラム国家樹立で合意したとしている。

 一方、中東通信によると、国民連合のハティーブ議長は19日、本部をエジプトの首都カイロに置く方針を明らかにした。10日以内にカイロで会合を開く予定だという。(共同)

</転載>


 ニュースにも書かれているように、シリア侵略の次の拠点はエジプトのカイロに設定されたワケで、欧州のシリア侵略に向けた意気は未だ衰えず?・・・と、いったところでしょうか?

 で、アメリカの立ち居地はこの先、若干欧州から・・・特にイギリスから離れていくようにワタシには思えるワケです。あくまでも希望的観測に過ぎませんが。

 例のCIA長官の辞任騒動にしても、大統領選挙後の最初の訪問国がミャンマーだというのも、アメリカとイギリスとの関係に変化が現れはじめた兆しかも・・・。と、思えたりするワケです。

 そしてイギリスとの関係の変化の大きな要因は、やはりアメリカの経済というか、金融面での改革に起因するのではないか?と。

 つまりアメリカとしては、金融システムの根本的な改善?改革?によって国内経済を建て直すつもりであり、「銀行家至上主義」のイギリスと、「袂を分つ」覚悟を決めたのではないか?・・・・と。

 ま、そんな妄想は一先ずアレとして、もしオバマ大統領がその気になっているとしたら、暗殺される可能性も高まるのでしょうなw。





人間舐めんなよ!


でわっ!