2010年4月19日月曜日

困った時はお互い様

 16日にエールフランスの機材でバンコクから戻ってきたのですが、首の皮一枚で戻ってこれた感じですか?いまヨーロッパの各空港は軒並み閉鎖されてますから、間が悪ければワタシだってバンコクから「陸路」で戻ってこなければならないところでした。ので、他人事とは思えないワケです。はい。


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火山噴火:ぐったり 空港寝泊まり150人
2010年4月19日 11時50分 更新:4月19日 13時13分

 「いつになったら飛べるのか」--。アイスランドの火山噴火の影響で欧州に飛ぶ日本発着便も航路が断たれて、19日で5日目を迎えた。空港で足止めされベンチなどで寝泊まりしながら運航再開を待つ外国人が徐々に増え、同日、成田国際空港で約100人、関西国際空港でも40~50人が朝を迎えた。成田だけでもこの日、出発、到着合わせて運航を取りやめたのは44便。旅行者の疲れといら立ちが目立つ。

 午前5時、成田国際空港第1ターミナルの出国ロビー。一斉に照明が点灯し、ベンチや床に横になった旅行客が眠そうに目をこすりながら起きあがる。さっそく、帰国便を確保しようとパソコンや携帯電話を使って必死に情報を求める人も。チェックインカウンターには、まだ係員が来るまで1時間以上あるというのに、運航状況を問い合わせようとする乗客の長い列ができた。

 気象条件による欠航では原則として航空会社は宿泊提供義務を負わない。乗客の中には周辺のホテルに自費で宿泊している人もいるが、格安旅行の旅行客には想定外の出費になる。

 フランスから1週間の予定で京都や広島を観光に訪れた電子部品販売会社員、ボリス・ソロミックさん(24)は搭乗予定だったエールフランスのパリ行きが飛ばず、17日からロビーに滞在。「アジア、中東経由での帰国も考えたが、運賃が高すぎる。予約できたのは30日のフライト。安く宿泊できる方法がないかフランス大使館に相談してみる」と途方に暮れた様子。「非常にストレスを感じる。ヨーロッパの空港で簡易ベッドや軽食が用意されたというニュースも目にした。対応が全然違う」と不満を訴えた。

 2週間の休暇を日本で過ごし、リヒテンシュタインへ帰国するためにルフトハンザドイツ航空のミュンヘン行きの搭乗を待つ高校教諭のピーター・ブッシェルさん(44)は、19日が新学期の初日だった。「メールで勤務先に状況を伝えた。航空会社に聞いても『再開のめどは分からない』と繰り返すだけ。日本の桜は素晴らしかったのに、最後にトラブルに巻き込まれて参った」と疲れた表情。「ニュースを見たり、航空会社のサイトを見るためにインターネットを使いたいのだが、空港のパソコンは料金が高いので困る」と話した。【山田泰正、酒井雅浩】

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 このニュースを読んで思うに、例えばね?代々木の旧オリンピック村施設とかを困っている外国人旅行者のために解放するとかすればいいのに、そう云う発想は出来ないんですかね?政府関係者は?今回の件はある意味、日本の外交上、非常に有効に利用できるチャンスのように思うワケですよ。ワタシは。

 
エルトゥールル号の事例もある事ですし、いま困っている旅行者の中に、将来ヨーロッパの某国の指導者になるような人物が居ないとも限りません。それに「150人の親日派」をつくれる絶好の機会と考えても、ここで多少税金を使おうが国民の同意は得られるでしょ?ODAとかで「顔の見えない援助」をするよりも、目も前に暖かい食事、快適なベッドを用意してあげた方がどれほど効果的か?その辺の外交センスが無いんですかいな?外務省には?

 噴火の影響は今しばらく収まらないでしょうから、ここは日本人の「お人好しぶり」を是非、発揮していただきたいものです。はい。


困った時はお互い様


でわっ!