2011年10月7日金曜日

日本における自殺者 年間3万人

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 今日は午後、薄日が差して気持ち良かったM。このところ台風の影響で雨が降ったり止んだりで、久しぶりに陽射しを浴びて心の中も暖まった気がします。人は本能的に陽の光を求めるのかも知れませんなあ。

 陽の光に限らず、心の中にも光はあります。有体な言葉で言えば「愛」とか、「正義」とか、「希望」とか。そして「心の光」を失ってしまうと生きる気力まで失い、人は自殺という道を進んでしまうのでしょうか。


自殺者統計

<抜粋>

①日本の自殺者数・自殺率

日本の自殺者数は、1997年の2万4391人から、1998年には3万2863人へと急増し、高止まりした状態が続いています。

平成17年における自殺者数は、3万2552人(警察庁統計)であり、交通事故死者数(平成17年6871人)の約5倍となっています。

これは、1日あたり90人近くが自殺している計算になります。約16分に1人、日本のどこかで誰かが命を絶っていることになり、毎年、市町村が毎年消えていっている計算になるのです。

さらに、自殺未遂者は、少なくともその10倍はいると言われています。このことを考えると、自殺者・自殺を考えている人は身近にいるはずで、自殺の問題は他人事ではありません。

</抜粋>


 人は本来、「光の中で生きることが好き」なのです。にも拘らず、この世界には「闇」が蔓延しているかの如きです。「利己的な心」という闇が。

 「利己的な政治」、「利己的な経済」、「利己的な文化」、「利己的な学問」、「利己的な人間関係」、etc。

 誰も自分が一番可愛い。一番大切。その事に罪は有りません。人間も一個の生物ですから、自分を守ろうとする本能が働くのは謂わば、


神に与えられた資質


であり、それを否定するは神をも否定するという事。しかし本能のままに生きるという事は、人間も獣の域を未だ脱していないという事です。

 どういうワケか人類だけが脳が発達したワケですが、その天恵を「利己的な本能」の道具としてのみ行使するならば、全ての生物の中で最も醜悪な存在に成り下り、共食いの果てに自滅するだけでしょう。

 で、そうならない為には、心の中の「光のムチ」で、「利己的な本能」という猛獣を調教しなければならず、それこそが「人間が人間たる所以」であるとワタシは信じます。恐らく神も、それを期待して人間を創造したんじゃないか?・・・と。 


光あるうち光の中を歩め



自殺率の国際比較


 ところでS.ジョブス氏は講演の中で、「ハングリーであれ。愚かであれ。」と言いましたが、その意味の捉え方は人それぞれでしょう。

 何を求めての「ハングリー」であるか、何を以っての「愚か」であるかは、言った本人しか知り得ませんが、確かな事は、「利己的な本能」の求めるままに「ハングリー」であれば、多くの人を不幸にするであろう事。

 「愚かであれ」にしても、ただ単に「学歴」の事では無いのは誰でも解りますが、ワタシが思うに「迎合するな。」と言いたいのではないか?・・・と。

 「資本主義」が行き渡った社会で、「それは違うんだよ。」と声を上げたところで誰も耳を傾けてはくれません。みんな「資本主義」が常識だと信じ込んでいますから、「愚か者」と言われてオシマイです。

 そこで、圧倒的多数に合わせて自らの主張を変えるか?それとも自分の考えを更に掘り下げ、揺ぎ無きものとするか?・・・S.ジョブス氏は、後者の道を進みなさいと言ってる様に思えます。ま、「資本主義」と呼ばれていますが、


拝金主義


・・・と呼んだ方が相応しい様には思いますケドね。ワタシは。

 そういった1%の拝金主義者がエゲツナイ事をするから、アメリカで大騒ぎになっているワケでしょ?アメリカに限らず、日本にも多いワケですが・・・。拝金主義者が。

 で、そういった「拝金主義者」がアメリカの社会を牛耳っているもんだから、ネット情報も規制されてしまい、ジッサイ「OCCUPY WALL STREET(ウォールストリートを占拠せよ)」のホームページへのアクセスブロックなんか、いともカンタンに出来ちゃうワケですね(ORアクセスが殺到して落ちた?)。


OCCUPY WALL STREET HP


でわっ!