2012年12月2日日曜日

人を小馬鹿にした選挙なのねw。


 政治家や役人は、常に監視される立場にある。・・・というのが、「民主的社会」の在り方だと思うワケで、支持者のみなさんにはお聞き苦しいでしょうが「苦言」を述べさせていただきます。


「日本未来の党」のブレっぷりは、イッタイ何なんですか?え?


 「びわこ宣言」とかいうのにも胡散臭さを感じましたが、今度は「原発容認」とも受け取れるような発言をし、「マズイ!」と気づいたのか、前言を撤回するようなことを言っていますが、その内容は「官僚」の答弁と似たり寄ったりで、言葉のレトリックにまみれているワケですよ。


原発再稼働容認に言及=その後に打ち消し-嘉田代表【12衆院選】
時事ドットコム

<転載>

 日本未来の党の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)は1日、原発再稼働を容認する可能性に言及した。しかし、嘉田氏は「卒原発」を掲げて同党を結成した経緯があり、事実上の衆院選公約である「2022年の原発ゼロ」の主張がぶれたと受け止められかねないと懸念したとみられ、その後に打ち消した。

 嘉田氏は同日午前の読売テレビの番組で「原子力規制委員会が安全性を担保し、必要という判断を政府がした場合は再稼働になる」と述べた。一方で「安全基準があるなら(原発は)動かしていいというのは、理屈として正しそうだが、私たちはまずは(核の)ごみをこれ以上増やさない」とも語った。

 しかし、嘉田氏は同日夜、再稼働に関する自身の発言について、都内で記者団に「手続きがそうなっているということだ」と指摘。現状での再稼働は認められないとの考えを強調し、軌道修正を図った。 

 嘉田氏はこれに先立ち、未来に合流する国民の生活が第一の小沢一郎代表とインターネット番組で対談。小沢氏は「コストの問題と化石燃料による二酸化炭素さえ解決すれば、原発を止めることに何の問題もない」と指摘し、早急に原発稼働ゼロを目指すべきだとの見解を示した。(2012/12/01-21:57)

</転載>


 「核のごみをこれ以上増やさない」と言いつつ「2022年の原発ゼロ」とは、どwゆwこと?なんですかね?

 2022年までに原子力発電への依存をゼロにするという事であれば、それまでは原子力発電を継続するワケで、当然、「核のごみ」も増え続けるワケですよ。と、いうことは、「核のごみをこれ以上増やさない」という言葉とは、明らかに矛盾しますなw。

 じゃw、原子力発電は即時停止して、2022年までに全ての原発を廃炉にする?・・・なんて、物理的に当然無理筋な話なワケで、言っている「ゼロ」の意味が曖昧であるというか、結局、「エセ脱原発」としか映らないワケですよ。ワタシには。

 「卒原発」というのも、なかなか虚栄心をくすぐる言い回しですなw。自分たちは「反」や「脱」の上を行くが故に「卒」なのだと言葉で虚飾しようとも、その言葉のそこかしこに「馬脚」が現れて見えますわ。

 言葉に力・・・というか、「魂」が感じられないんですよね、嘉田さんは。なんつーか、テレビドラマによく出てくる「品のイイPTA会長のオバハン」というイメージがピッタリです。ワタシ的には。

 嘉田さんと小沢さんの対談もヒドイもんだったなw。前日の「失言」を打ち消すための「アリバイづくり」的な?イッタイ何のための緊急対談だったのか、お互いにヨイショし合うだけの、何とも内容の無い対談でしたわ。orz

 具体的な政策を話し合うワケでもなく、ジジババが縁側でひなたぼっこしながらの昔話なんて、何の意味があんの?あの対談を見て「素晴らしい」とか思っている人は、ちょっとアレですな・・・、アレ。

 小沢さんにしても、ドイツまで行って何を見てきたのか?再生可能エネルギー?


揺れるドイツの自然エネルギー政策


 原発を止めると電気代が値上がりする最大の原因は、原価総括式で電気料金を設定しているからに他なりません。運転を止めた途端、原子力発電所は電力会社にとって負債になるワケですが、その負債を消費者に転嫁するから電気代が高くなるワケですよ。

 結果、原発を停止しても電力会社にとっては痛くも痒くも無いワケで、いつも通りに給料が支給され、いつも通りにボーナスを受け取るだけの話です。

 で、火力発電用の燃料費が嵩むからと尤もらしい理屈をつけますが、原発を停止すれば原発の広告費が浮くワケですよね?その金額、東京電力だけで一年に116億円ですか?まずそれを火力発電用燃料の購入分に回して、尚且つ、燃料購入価格も「適正な価格」にすれば、電気料金を値上げするにしても、僅かな値上げで済むんじゃないんですかね?イッタイ何処の誰が「中抜き」してるんですかw?

 ま、年間100億円以上の原発広告費にぶら下がっていたメディア関係者は顔面蒼白でしょうが、そういった交々の悪弊を正してから、再生可能エネルギーなり何なり、ロマンを語っていただきたいものです。

 それが「具体的なロードマップ」とやらであり、はじめから「原発継続ありき」のような政策を「卒原発です」とは、


片腹痛いわw。


 と、いうワケで、この先「日本未来の党」がどう化けるのか見ものですし、「未来の党」に首の皮一枚で合流しなかった「みどりの風」の谷岡共同代表には,個人的に同情いたします。はい。
 
 他にも、「社民」「共産」「新党日本」などが、「三反(反原発・反TPP・反増税)」で選挙に臨むワケですが、それぞれが独自路線を貫いていますし、それでイイと思うワケですよ。大所帯の政党よりも、少人数の政党の方が議員ひとりひとりの個性も尊重されるでしょうし、働き甲斐もあるんじゃないんですかね?

 末期の民主党のように党議拘束で議員を縛り付け、「数の力」で法案を押し通そうとするのは間違っていると思うワケですよ。

 ひとりひとりの議員が、自らの良心に基づき「是非」を判断する、そんなフツーの議員がいれば、ワタシたちにはそれだけで十分なワケです。


山本太郎:衆院選出馬!「新党今はひとり」立ち上げ
2012年12月02日

<転載>

 俳優の山本太郎(38)が1日、都内で会見し、「新党今はひとり」を立ち上げ衆院選に立候補することを発表した。

 東京電力福島第1原発事故以降、脱原発活動を続けており「自分が出馬することで選挙に注目してほしい」と強調。新党結成については「どこかの党に入ると党議拘束や党の歩調に合わせないといけない」とした。

 脱原発、反環太平洋連携協定(TPP)、反増税を掲げ「日本を悲惨な状態にした民主党の枝野さん、細野さん、野田さんのところにけじめをつけに行きたい。橋下徹大阪市長が出馬するならガチンコで勝負したい」と小選挙区での対決を希望する一方、「比例単独という形になるかも」とも。「自民党や民主党の中から合流してほしい」と呼び掛けたが、4日の公示までに勢力を拡大するのは難しそうだ。(スポニチ)

.</転載>


 つまり、従来の政党政治こそが「村社会」そのものであったワケで、村の垣根を越えられない政治家・役人は、これからの時代=新世界には対応できないであろう・・・と。




人間ナメんなよ!


でわっ!