2006年5月3日水曜日

夏は心のカギを

中国、急転「日本と関係改善」

 中国の外交当局トップは小泉首相の靖国参拝をはじめとする歴史問題で行き詰まっている両国関係を改善する意志を表明した。
 中国の唐家璇外交担当国務委員は北京の釣魚台迎賓館で武部勤自民党幹事長と会談、現在、中日関係は困難に直面している。この局面を迅速に転換させなければならない」と述べたと国営新華社通信が2日、報道した。


 唐国務委員は「中国政府は中日友好の基本方針を確固として支持している。今年3月に胡錦濤国家主席が中日友好7団体の代表と会談した際に述べた発言は、中国が日本との関係改善のために出した重要な外交的措置だった」と説明した。


 胡主席は3月、日本の代表団に「中国政府は戦略的で長期的な角度から中日関係に対している」と強調していた。


 この日、唐国務委員は日本の主要人物に会うたび繰り返していた「日本の指導者たちの靖国参拝は中日関係の障害」という表現の代わりに「歴史を模範として未来に向おう」という遠回しな表現だけを使い、これまでとは違う態度を示した。


 唐国務委員は去年12月には「中日関係は国交正常化以来最悪」と述べ、日本を強く批判していた。中国の外交消息筋は「唐国務委員の発言は中国が対日関係を改善しようとするはっきりとしたメッセージを伝えたもの」と解釈する。一方、中国の戴秉国外務次官と日本の谷内正太郎外務事務次官は7~9日に北京で両国間の友好的な意思疎通促進策について話し合う、と日本の外務省が1日、明らかにしている。
北京=チョ・ジュンシク特派員 朝鮮日報


http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/03/20060503000027.html


まぁ、中国が態度を豹変させる時は何がしかの目論見があるわけで・・・

1.小泉首相後の新首相および日本政府の懐柔を図って、今から青写真を引いているのかも知れないし・・・

2.北朝鮮拉致被害者の問題が中国にも飛び火しそうなんで、今のうちに日本に対して「日中関係」をカードに予防線を張っているのかも知れないし・・・

3.「反日」が思ったより人民の共感が得られなくて、それよりも「エネルギー問題」や「環境問題」で日本から援助を引き出した方が得策と方向転換したのかも知れないし・・・

等等。

気になるのは、中国の経済成長率が政府の予想以上であったという発表。
つまり、市場が政府のブレーキが効かないオーバーヒート状態にある?
これを共産党が押さえようとすれば、党が人民の反感を買うのは必至。

(さんざん「豊かになれる者から豊かに」と煽ったのは誰でしたっけ?)

ひいては国を挙げて成功させなければならない
「北京オリンピック」の開催に
重大な支障を来たす恐れもあるのではないでしょうか?

今の中国は何としても「北京オリンピック」
成功裏に終わらせたいはず。

いくら神州を打ち上げたところで、
国内が不安定では他国にナメられる。
いわば家庭が崩壊し、妻に浮気されてる孤独な大富豪の様なもの?
同情はされますが、結局は「身から出た錆」。
他人(他国)の信頼、尊敬を得ることは難しいでしょう。
(同じような立場にある人以外には・・・)

まぁ、ここはひとつ小泉首相に続投してもらうのはどうかと?
中国の出方(本心)を探るためにも・・・

中国には「厚い碁」という諺があるそうです。

「今は負けているように見えても最期に勝てば良い。」

ご用心。ご用心。