昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
私事で恐縮ですがつい先日の朝、デスクトップ
PCがトラブ竜まして、使用中にいきなり電源が落ち、作成中だった
データがふっ飛んでしまいました。・・・
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例によって
停電か?と思ったら、室内の扇風機は回っているのでどうやら
PC自体のトラブルらしく、再度電源を入れてみたら
「ピッ!」という起動音の後、
ハードディスクが走り始めた途端、また電源が落ちてしまいます。
過去の経験からするとこういう症状の場合、
CPUの「熱暴走」が原因とも考えられるので、PCをクールダウンさせるのに一時間ばかり放って置くことにして、
二度寝してから再度起動すると今度はOSが立ち上がる段階まで進んだのですが、
何か?もたつく感じなので、まだCPUが十分に冷えていないのかと念のためにPCの中を覗くと、
CPUファンが回ってない!
チョイ・オmmmイ!つい先日、CPUファンは
新品と交換したばかりなのに
何で?
CPUファンのソケットの差込が甘かったのかと、再度差し込み直そうとしたら、
黄色の線がファン側から
「スポッ!」と抜け落ちてしまい、
原因はコレか?と。
抜けた線の先端の状態を見ると、どうもCPUファン内部の基板への
ハンダづけがイイカゲンというか、ほとんど
ハンダついてないジャン!という状態で、先日交換し、捨てずに
予備品としてた持っていたCPUファンを取り付け復旧させた次第です。はい。
ま、それにしても
ベトナム?では良くあることです。PC関連に限らず、安い東南アジア製の製品や中国製の製品が市場に溢れ、みんなある程度、
「安かろう、悪かろう」を覚悟して使っている観があります。
ベトナムに居を落ち着けてかれこれ10年経ちますが、はじめの頃はよくベトナム人に、
日本の製品はNO.1だ。
・・・と、言われたものです。勿論、現在も潜在的にはみんなそう思っていることでしょう。
「お金があったら日本製を買いたい。」というのは、まあ、ベトナムの庶民の常套句かと?
まあね?今回のCPUファンの件にしても、
安い中国製のCPUファンならではとも言えますが、おかげで作成中だったデータがふっ飛んでしまい、逆に
被害をこうむったワケですよ。
個人レベルならいざ知らず、
会社レベル、国家レベルとなったときに、
価格と信頼性を秤にかけてドッチをとりますか?となると、価格よりも信頼性を優先するでしょ?ワタシはそこに
「日本製品」の生き残り方を見るワケです。
ベトナムに来られた方なら誰もが、
洪水の如きバイクの交通量に驚くでしょう。そして知っておいて欲しいのは、あの、洪水の如き
バイクの殆どが、「HONDA」のバイクだということです。
「エルピーダ」の話にも関連しますが、「半導体」もそうですが、
「バイク」だって設備があれば何処の国でも作れます。
韓国が大型設備投資をすれば
「HONDA」より安くバイクを作ることも可能でしょうし、現に
韓国のバイクメーカーが無いワケではありません。
しかし韓国のメーカーが安いバイクを売り出したところで、おそらく多くのベトナム人は、
「高くてもHONDA」を買うでしょう。それは「HONDA」のバイクが
絶対的な信頼を得ているからです。
「HONDA」がコレほどまでの信頼を勝ち取るには大変な苦労もあっただろうし、また現在も、
「信頼を裏切らない」ために努力を重ねていることと思いますが、それが、
「日本のモノづくり」なのです。
「カブ」ひとつとっても、同じ車種を
「半世紀以上」つくり続けているワケですよ。そしてそれが、
現在も売れ続けているという事実。
人の心は、お金だけでは動かない。
人の心を動かす一番大きな力は、やはり、
同じ人の心なのですよ。きっと・・・。「HONDA」の、
お客様の信頼を裏切らないという
心意気が製品にも顕われ、その心意気を感じればこそ、
「HONDA」のバイクを買うのではないでしょうか?
ま、こんな話、
「経済学」とやらから見れば
「チャンチャラ可笑しい。」となるのでしょうが、
ジッサイ自分がモノを購入する時、値段だけで決めますか?
「HONDA」と「エルピーダ」を並べて論じても、業種が違うので詮無きことかも知れませんが、
日本人がモノをつくるという点では、その根底には
共通した理念が流れているはずです。それは、過去何100年にも渡って
受け継がれ、研鑽されてきた、日本人の
「特性」とも言えます。
「日本人のモノづくり」とは、実は斯様に
「奥が深い」ということを、ここベトナムで
考えさせられた次第です。・・・はい。
人間ナメんなよ!
でわっ!
追記:
Honda Cub is the No.1 MC!
カブをイジメるなYo!