2012年3月11日日曜日
一周忌
昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
あの日から早一年。一周忌を向かえ、重ねて、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げますとともに、新たな気持ちで復興に取り組むにあたり、本日で一区切りにしたいと思います。
天皇陛下 東日本大震災追悼式典でのお言葉(12/03/11)
過去を嘆くばかりではなく、より良い明日、未来の為に、
出来ることから始めよう!
・・・と。
さて、前回ご紹介した動画、「中東全域に拡大する反体制デモの行き着く先は!?1/8~8/8」の中で、フィフィさんが口にしていた「アラブ人の誇り」とはナンなんだろう?と、アレコレ考えましたが正直・・・よくわかりません。
「アラブ人」と括れば、ユダヤ人だってアラブの一員になるワケですよね?尤もそれは、セファルディム系のユダヤ人であり、宗教改革によってユダヤ人を名乗っているアシュケナジム系のユダヤ人とは違うのでしょうが。
ユダヤ教徒≠ユダヤ人なワケで、少々ややこしいです。イスラエル内部でも、セファルディム系とアシュケナジム系の、人種的な確執があるとも聞きますし・・・。
宗教の問題として見た場合、以前にも示しましたが「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」は、その出自が同じなワケで、あくまでもワタシの個人的な見解ですが、堕落?した「ユダヤ教」を正そうとした(キリスト教におけるプロテスタントのような)のが「キリスト教」であり、「ユダヤ教」の厳格な戒律に回帰したのが「イスラム教」と捉えているワケです。はい。
更に「イスラム教」にしても、シーア派だのスンナ派だの、同じ宗教なのに派閥争いを繰り返しているところを見ると、そういった宗派間の確執を超越した「アラブ人の誇り」など存在し得るのか?そうなるとワタシのような部外者には、そもそも・・・
アラブ人とは?
という定義づけが不明瞭なワケで、是非、「アラブ人」であるフィフィさんに、ご教授願いたい。・・・と。
<引用>
バルフォア宣言
バルフォア宣言(バルフォアせんげん、英:Balfour Declaration)とは、第一次世界大戦中の1917年11月に、イギリスの外務大臣アーサー・ジェームズ・バルフォアが、イギリスのユダヤ人コミュニティーのリーダーであるライオネル・ウォルター・ロスチャイルドに対して送った書簡で表明された、イギリス政府のシオニズム支持表明。
概要
バルフォア宣言では、イギリス政府の公式方針として、パレスチナにおけるユダヤ人の居住地(ナショナルホーム)の建設に賛意を示し、その支援を約束している。
しかし、この方針は、1915年10月に、イギリスの駐エジプト高等弁務官ヘンリー・マクマホンが、アラブ人の領袖であるメッカ太守フサイン・イブン・アリーと結んだフサイン=マクマホン協定(マクマホン宣言)と矛盾しているように見えたことが問題になった。すなわち、この協定でイギリス政府は、オスマン帝国との戦争(第一次世界大戦)に協力することを条件に、オスマン帝国の配下にあったアラブ人の独立を承認すると表明していた。フサインは、このイギリス政府の支援約束を受けて、ヒジャーズ王国を建国した。
オスマン帝国の最大領土(1683年)
一方でパレスチナでの国家建設を目指すユダヤ人に支援を約束し、他方でアラブ人にも独立の承認を約束するという、このイギリス政府の矛盾した対応が、現在に至るまでのパレスチナ問題の遠因になったといわれる。しかし、フサイン・マクマホン協定に規定されたアラブ人国家の範囲にはパレスチナは含まれていないため、この二つは矛盾していないし、フサイン・イブン・アリーも、エルサレム市以外のパレスチナへの関心は無かったことが、後の息子ファイサルとハイム・ワイツマン博士との会談で証明されている。なお、バルフォア宣言の原文では「ユダヤ国家」ではなく「ユダヤ人居住地」として解釈の余地を残す「national home」(ナショナル・ホーム、民族郷土)と表現されており、パレスチナ先住民における権利を確保することが明記されている。加えて民族自決の原則が若し適用されるならば、大多数がアラビア人である以上、主権がアラビア人のものであることは明示的であり、少なくとも移民(ユダヤ人)のものにならないことは、特に協定の必要なく理解されていた。
さらに、この2つの約束は、1916年5月にイギリス、フランス、ロシアの間で結ばれた秘密協定、サイクス・ピコ協定とも矛盾しているように見えたために問題になったが、内容を読めば実際のところはシリアのダマスカス付近の線引きが曖昧なこと以外、特に矛盾していないことがわかる。バルフォアは議会の追及に対して、はっきりと内容に矛盾が無いことを説明している。
・メソポタミアはイギリスの自由裁量→保護国としてのアラブ人主権国家イラク誕生
・レバノンはフランスの植民地→レバノンはフサイン・マクマホン書簡で規定されたアラブ人国家の範囲外である
・シリアはフランスの保護下でアラブ人主権国家となる→これまたフサイン・マクマホン書簡の内容とはそれほど矛盾しない
・パレスチナに関しては、上記のとおり「居住地」としての解釈もあり、またフサイン・マクマホン書簡のアラブ人国家の範囲外である。居住地である以上、国際管理を規定するサイクス・ピコ協定とは矛盾しない。従って、少なくともバルフォア宣言と他の二つの協定の間には、文面上はなんの矛盾も無い。
和訳文
外務省
1917年11月2日
親愛なるロスチャイルド卿
私は、英国政府に代わり、以下のユダヤ人のシオニスト運動に共感する宣言が内閣に提案され、そして承認されたことを、喜びをもって貴殿に伝えます。
「英国政府は、ユダヤ人がパレスチナの地に国民的郷土を樹立することにつき好意をもって見ることとし、その目的の達成のために最大限の努力を払うものとする。ただし、これは、パレスチナに在住する非ユダヤ人の市民権、宗教的権利、及び他の諸国に住むユダヤ人が享受している諸権利と政治的地位を、害するものではないことが明白に了解されるものとする。」
貴殿によって、この宣言をシオニスト連盟にお伝えいただければ、有り難く思います。
敬具
アーサー・ジェームズ・バルフォア
</引用>
つまり、パレスチナ問題・・・イスラエル建国には、「ロスチャイルド家」が絡んでいると。で、イギリスも当事者なワケだから、イギリスがイスラエルに肩入れするのも当然であり、イスラエルの安全保障もしくは、イスラエルの完全建国に向けて、今後もパレスチナに介入し続ける?
英国の特殊部隊-革命の予告者
9.02.2012, 20:52
ROCKWAY EXPRESS
アメリカ主導のNATO軍が既にシリア内で作戦遂行
シリアのイドゥリブ市の反政府武装勢力
Could Fly Today
NEW WORLD MAP
「アラブ人の誇り」の話に戻りますが、オスマン帝国(1299年 - 1922年)といったら、現在のトルコ。で、オスマン帝国はイスラム教国家であったワケですから、その支配下にあったアラブ人が独立を求める・・・「マクマホン宣言」を支持するということは、即ち、「アラブ人の誇り」と「イスラム教」は別問題という解釈でイイですかね?
不思議なモノですな。例えば同じ宗教を「国教」とするA国とB国があってですよ?で、同じ神を信仰するのであれば、お互いが戦争を引き起こすなど論理矛盾のように思えるのですが、ジッサイは・・・戦争するワケです。
となると「宗教」は二の次にされ、所謂は「国益」とやらが優先されるワケで、それって「神の御心」に背いているように、「無宗教」のワタシですら思えるワケです。あんたらの「信仰」「信心」とは、所詮その程度なのか・・・。と。
さて、中東の諸問題に関してはアメリカの介入が目立ちますが、それもこれも「イスラエルのロビー活動」が成せる業と言え、本来はイギリスが深く関与する問題であるものが、恐らく?イギリスの影を隠すためにアメリカが利用されている観も否めませんなあ。
英国屋、お主も悪よのう・・・。
人間ナメんなよ!
でわっ!