2013年2月25日月曜日

蝿の王

     
 最近ネット上に出回っている写真に、こんなのがあります。




 オバマ大統領の、ひたいのど真ん中に「蝿」がとまっている写真なのですが、で、これを見て、以前読んだ「蝿の王」という本のタイトルが連想された次第です。はい。



蠅の王 (新潮文庫) [文庫]
ウィリアム・ゴールディング (著), 平井 正穂 (翻訳)


 「蝿の王」=ベルゼブブとは如何なる存在であるのか?「Wikipedia」によれば・・・


ベルゼブブ

概説
ベルゼバブ、ベールゼブブとも表記される。新約聖書にもその名がみえる。この名はヘブライ語で「ハエの王」(一説には「糞山の王」、「糞の王」)を意味する。

本来はバアル・ゼブル (בַעַל זְבוּל)、すなわち「気高き主」あるいは「高き館の主」という意味の名で呼ばれていた。これはおそらく嵐と慈雨の神バアルの尊称の一つだったと思われる。 パルミュラの神殿遺跡でも高名なこの神は、冬に恵みの雨を降らせる豊穣の神であった。一説によると、バアルの崇拝者は当時オリエント世界で広く行われていた、豊穣を祈る性的な儀式を行ったとも言われる。

しかし、イスラエル(カナン)の地に入植してきたヘブライ人たちは、こうしたペリシテ人の儀式を嫌ってバアル・ゼブルを邪教神とし、やがてこの異教の最高神を語呂の似たバアル・ゼブブすなわち「ハエの王」と呼んで蔑んだという。これが聖書に記されたために、この名で広く知られるようになった。


・・・とあり、バアル信仰における「神」であった存在が、ユダヤ教、キリスト教の広まりにより、「YHWH」に駆逐され「悪魔」とされてしまった・・・と。

 しかし、ユダヤ教、キリスト教に民衆の信仰が移る理由も、バアル信仰にはあったワケです。その一番大きな理由は、


生贄を捧げる


・・・という、残酷な信仰形態にあったと考えられます。


バアル信仰の神々 「モレク神」


 バアル信仰のルーツは古代エジプトまで遡るそうですが、「生贄を捧げる」という信仰形態の変化が、古代における一大宗教改革であったことは確かでしょう。

 シナイ山で「YHWH」より「十戒」を授かったモーセが下山してみると、彼を待っていた人々はエジプトにいた頃と同じく「バアル神(モレク神)」を信仰していた・・・。

 それに怒ったモーセは「十戒」が刻まれた石版を粉々に砕き、黄金の牛(モレク神)を破壊すると同時に、偶像(黄金の牛)を崇拝した者たちの殺害を命じます。

 つまり、それほど「偶像崇拝」という生贄を伴う信仰と、「姿なき絶対神」に対する信仰とは、断絶されなければならなかったということです。

 「生贄」を捧げる「神」とは、「生贄」によって「ギブ・アンド・テイク」の関係にあり、「神」と呼ぶにはあまりにも世俗的な関係になります。「生贄」次第で望みを叶えてくれるのですから、「お金」次第で望みが叶う現代社会とは、謂わば「生贄社会」とも考えられるかも知れません。

 そうした「現代的生贄社会」の頂点に立つ「神」が、「新自由経済主義」だとしたら、それを推し進めるアメリカなどは「バアル神」の使い・・・すなわち、「蝿の王」の使いであり、してみると、オバマ大統領のひたいに蝿がまとわり付くこれらの写真は、


示唆に富んでいる


・・・と、思えるワケです(ワタシ的にはですが・・・)。

『蝿の王様』 アンジー
作詞:水戸華之介





鈍色の煙の中 王様のお出ましだ
ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!

資本主義のイロハってやつを教えていただける
ゼニゲバ! ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!

「ボランティアじゃねえぞ!」

「ボランティアじゃねえぞ!」

カラオケで大合唱だ 王様に首ったけ
ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!

銭ゲバが上手になる 有難やエゴイズム
ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!

「寝ぼけるな!」

「ヘソが茶沸かすぜ!」

蝿の王様!地獄のエリート!

蝿の王様!地獄のエリート!

バイバイ、落ちこぼれ!バイバイ、ぼろっかす!
バイバイ、落ちこぼれ!バイバイ、ぼろっかす!


いつだって見下してるぜ

いつだって見下してるぜ

いつだって見下してるぜ

いつだって見下してるぜ

いつだって見下してるぜ・・・


「ボランティアじゃねえぞ!」

「ボランティアじゃねえぞ!」

蝿の王様!地獄のエリート!

蝿の王様!地獄のエリート!

バイバイ、落ちこぼれ!バイバイ、ぼろっかす!
バイバイ、落ちこぼれ!バイバイ、ぼろっかす!

ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!ゼニゲバ!・・・


銭ゲバwww!


トモダチ作戦の見返りはおもいやり予算1880億円×5年


「トモダチ作戦」の米空母・乗組員が東電を訴えた(詳報)


 意味が無いことのように思えても、「予兆」と呼ばれるものは存在します。無闇に心配してうろたえる必要はありませんが、「予兆」を感じ取ったなら身の回りに気を配り、来るべき事態に備えておく心構えは必要でしょう。


Oh! アメリカ: オバマ政権下の4年間で新たに6千万人が銃を購入し、1億5千万人の米国民が銃を所有する計算に




人間ナメんなよ!


でわっ!