2013年11月13日水曜日

現代の身分制度

  
 山本議員の一件で、一躍その名が認知された「田中正造」翁ですが、厳しい見方をすれば、その業績に目を見張るものがあるワケではありません。足尾銅山の鉱毒の被害を受けた谷中村は、結局は廃村(棄村)とされてしまったワケですから、


田中正造は、国家権力に負けた。


・・・のです。

 そうした、「敗者」を英雄の如く持ち上げる論調も見られますが、昨今、山本議員を田中正造翁と重ね合わせて論じる人たちは、山本議員をも「敗者」にする気なんですかね?・・・と。

 「マスコミに載らない海外記事」さんのトコロにも書いてありますが、田中正造翁の最晩年の言葉・・・


「みんな正造に同情するだけだ。正造の事業に同情して来ている者は一人もいない。」


・・・の意味を、真摯に受け止めているんですかね?

 「正造翁の事業」に同情する・・・即ち、正造翁と共に闘った人はどれほどいたのか?山本議員を持ち上げるのは結構ですが、山本議員を「弾除け」にして「安全圏」から物を言っているだけでは、


「みんな太郎に同情するだけだ。太郎の事業に同情して来ている者は一人もいない。」


・・・と、「足尾鉱毒事件」と同じ結果を繰り返すことになるワケですよ。

 福島第一原発周辺地区は「核のゴミ置き場」にされ、永久に人が住めない汚染地区にされてしまうワケですが、


それでイイんですか?


 世界中の核のゴミが日本に捨てられるであろう事は、安倍(歪)首相の「原発セールス」を見ても明らかです。なんたって、


核のゴミは日本で引き取ります!


・・・という条件で、世界中に原発を売り歩いているワケですから、ハナっから放射能汚染地区の住民なんて眼中に無いのがミエミエです。



不吉な地図:WW2以降の新世界

検疫地区:日本



 ま、それはアレとして、正造翁の言葉に戻りますが、正造翁の嘆き?怒り?も、ご尤も・・・orz

 ただし、当時は「大日本帝国憲法」の下に、国民に「主権」など認められず、「国家」に対して服従することを強いられ、国会議員のみが、「物申す」ことを許された存在であったワケで、何の力も無い農民には、正造翁を神輿に担ぐしかなかったことは想像に難くありません。

 然るに、「国民主権」が謳われている現在の「日本国憲法」の下で、明治期の農民と同じような闘い方というのはチョッと・・・


進歩が無い。


・・・と、言うほかはないでしょう。

 してみると、正造翁もそうした国民、農民の事情は理解していたハズなので、先の言葉・・・「正造に同情はするが、正造の事業に同情しない云々」・・・とは、当時の議会に列席していた、他の議員たちに対する憤りだったと考える方が「スジ」が通ります。

 そして、こうした状況は、今も全く変わっていないのではないか?


YYNewsLive

なぜ日本の国会議員722名はこれほどまでに劣化し腐敗してしまったのか?!



 現在、「原発」、「TPP」、「増税」、「特定秘密法案」等々、さまざまな問題が同時進行している状態で、どれもこれも「国民主権」に係わる重要な問題であるが故に反対意見が分散されてしまい、ひとつの大きな勢力にまとまり難いのですが、これらの諸問題の本質とは、


特権階級の存続


・・・に他ならないワケです。ごく一部の人間=特権階級のみが利益を享受するような、「アンフェア」な社会へまっしぐらです。

 
イッタイ、いつの時代の話なんだよ!?


 特に「特定秘密保護法案」は法案の内容からしても、「行政機関の長」の審査が一切無い事実からして、そうした「身分制度」を固定化する危険性が高く、近代理性を貶めるものである。・・・というのがワタシの見解です。

 もう一度言いますが、「原発」、「TPP」、「増税」、「特定秘密法案」などの諸問題は、一見するとバラバラのように観えますが、これらの問題に一貫して存在する事実は、「1%」の人間のための「利権の確保」なのです。したがって、「1%」の人間のための特権を確立することを目的するのが


特定秘密保護法案


・・・だとしたら、何よりも先ず、


特権階級の打倒


・・・即ち、理性ある国会議員諸氏が国民の代表であることを自認しているのであれば、「特定秘密保護法案」を廃案に追い込むか、このような法案を提出した内閣を糾弾し、「内閣不信任」を決議するのが道理である・・・と。



日本国憲法

第五章 内閣

第六十九条

 内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。









人間ナメんなよ!


でわっ!