2011年3月10日木曜日

中東民主化?

 現在中東で「民主化運動?」が盛り上がりを見せているようですが、「民主化」という「ひとつの雛形」があるとは、ワタシは思えないんですわ。一例ですが、ブータン王国の場合、国王自身が自主的に王室を廃止すると宣言したところ、庶民が王室の存続を望んだと、以前TV番組で見た記憶があるのですが、この場合、ブータン王国は王室による「独裁政治」の下にあると言えるのですかね?それとも立派な民主主義(自主的な決定)なのか?ワタシは後者だと思っています。

 庶民の考え方や、生活様式、モラルの基準は各国バラバラです。したがって「金太郎飴」のような民主主義はありえないのです。日本には日本型の民主主義があり、ベトナムにはベトナム型の民主主義があって当然であり、また、そうであるのが自然なのです。日本や、先進国と呼ばれる国の物差しで他国の民主化についてとやかく言うのは、隣の家の「家風」に口を挟むのと同じようなものだと、先ず認識する必要があるでしょう。

 とは言っても、DV(ドメスティック・バイオレンス)の恐怖に怯えている家族を、他人だからと知らん振りするのも、いささか人情味に欠ける話なので、そこはそれ、ご近所が嗜めて、困っている家族に救いの手を差し伸べた方がイイのでしょうが、あくまでも当の家族の「尊厳」を尊重しながら、押し付けがましい親切は控えるのが大人の分別というものでしょう。

 で、ご近所でよく知っているお隣同士でさえ気を使うのですから、遠く離れた、しかも「家風」も全く違う他国に対して、軽々しく干渉するのはどうか?・・・と思うワケです。ワタシわ。

 イスラム教に対しても、ワタシを含め殆どの人は多くの知識を持っていないのでわ?例えばイスラム教と一言で言っても、
「スンニ派」と「シーア派」に分かれていて、ワタシなんぞは、(ん?「カソリック」とプロテスタント」みたいなもん?じゃ、北アイルランドみたいに、「キリスト教同士」で殺し合いもするかもねmmm。)とか連想してしまい、案外、現在中東で起きている事って、宗派間の勢力争いの関係もあるんじゃないの?・・・とも思ってしまうワケですよ。で、その宗派間の争いを煽っている連中もいるかも?・・・と。ま、


 
イスラム教とは何ぞや?


と、少しは予備知識を持ってニュースなり、ネット情報に接した方が、より、情報に惑わされなくて済むのではないか?・・・と。


でわっ!