2011年2月17日木曜日

挑戦者mmm!出て来いやmmm!

 都知事選に「ワタミ」とかいう企業の社長が立候補するそうですが、

東京を経営する

というスローガンを目にして、都民のみなさん(江戸っ子)はどう感じるのでしょうか?彼が都知事になった暁には、ワタシたちは東京都という「企業」の、「社員」か何かになるワケですかね?

 ワタシは大いに違和感、嫌悪感を感じますね。如何なる共同体・・・「村」であれ、「町」であれ、「市」であれ、「区」であれ、「都道府県」であれ、「国」であれ、共同体の根幹は「互助意識」に他なりません。そこに「企業意識」を持ち込むことは、共同体の崩壊、破壊を招きます。

 強い者も居れば、弱い者も居る。それが共同体であり、競争原理を持ち込んで、強い者だけが生き残る社会や都政を目指すが如き立候補者を、ワタシは受け容れられません。(と言っても、現在ベトナム在住ですが・・・)

 時は今、あたかも「下克上」の時代。旧来の権力システムが揺らぎつつあるワケですが、それに「引導」を渡せるか否かは、ワタシたちの意識次第です。心ある都民であれば、「我こそわ!」・・・と、是非!都知事選に名乗りを挙げて欲しいものです。

 政治の知識・経験が有ろうが無かろうが、庶民の声を真摯に受け止めることが出来る者であれば、市井に身を沈めている有能な人物が、必ずや助っ人に現れるでしょう。官僚なんかに頼らなくても、人材には事欠かないはずです。星の数ほど居る庶民の一人一人が個性と才能を持っており、いわば有機的な「巨大データベース」のようなものです。その「巨大データベース」を活かすも殺すも、共同体への帰属意識・・・「共感」が持てるか否かにあります。

 「東京を経営する」なんぞは、金融資本主義者が口走る台詞。金融資本主義が現在の世界をいかに歪めてしまったか・・・即ち「人の心」を、「地域共同体」を、どれだけ歪めてしまったか、グラミン銀行の例からも推察できます。

噂のマイクロファイナンスが破綻!?




 先の、エジプトの「革命サギ」にしても、中東に伝染しつつある新たな「革命サギ」にしても、「民主化」などという美辞麗句の裏には、生活に窮した庶民の不満の爆発があります。で、そういった不満の元を作ったのは、独裁政権だけの責任ではありません。独裁政権に寄生して甘い汁を吸っていた「金融資本」の方が、より根本的な貧富の格差の原因なのです。資本主義だろうと共産主義だろうと、

庶民が、庶民の生活をまっとう出来る社会

であれば、ワタシは気にしないと以前に書きましたが、ひとつだけ確かなことは、「金融資本」だけは、庶民を食い物にすることしか考えてないだろうという事です。そういった類の人間に東京を任せるワケにはいかないのです。東京ローカルとしてわ。・・・となれば、

挑戦者mmm!出て来いやmmm!

・・・と、都知事選に立候補する強者(つわもの)、江戸っ子の登場を、遠く異国の地より切に願う次第です。・・・はい。

でわっ!