2011年2月16日水曜日

電気を止められた朝

 朝からパソコンに向かっていると呼び鈴が鳴り、階下に降りて行くと紺色のデニムの作業着と黄色いヘルメットを被った男が立っていました。電気公社の作業員が停電でも知らせに来たのか?と思っていると、案の定・・・「COP DIEN(コップ・ディエン)=電気を止める。」と言うので、「何時から?」と聞くと「今直ぐ。」と言うやいなや、家の中に入ろうとするではありませんか!「チョイ・オイ?何なの?」と、押し留めると、「電気代払ってないから。」

 確かに未払いでしたmmm。テト前に一度、集金人が来たのは知っていたのですが、集金人が来たのが朝早く、ワタシは未だ熟睡中。で、玄関のシャッターに電気使用量の伝票が挟んであったので、そのうちまた出直してくるだろうと放っておいたのです。

 その間も、インターネットと携帯電話の集金人は来たのですが、電気代の集金人は現れず、「来月分に繰越か?」と思っていたら・・・イ・キ・ナ・リ!

「電気を止めます」

ワタシ(以下「ワ」): 「いあや、それは困ります。コンピューターが使えなくなります。」

ワ:「今ここで電気代を支払えますか?」

作業員(以下「作」):「ワタシは只の作業員なので、ココに支払いに行ってください。」

・・・と、伝票に書かれた「電力公社」の住所を示し、

ワ:「支払いが済んだら、電気は直ぐ復帰しますか?」

作:「会社から直ぐに別な人間が来て対応します。」

・・・と言いながら、ブレーカーに手をかけたので、

ワ:「チョット!待ったmmm!コンピューターの電源を切ってからにしてmmm!」

作:「早くお願いしますよ。」

・・・と、いった次第で、大急ぎで「電力公社」に電気代を支払いに・・・。

 幸い「電力公社」は自宅から歩いて5分のご近所。不幸中の幸いというか、電気代は即効で支払いを済ませられたのですが、窓口の女性職員に「いつ電気が使えます?」と尋ねると、「夕方5時前には復帰します。」

ワ:「それじゃあ遅すぎますよ。仕事が出来ません。」

女性職員(以下「職」):「多分、午後2時か3時には復帰しますから・・・」

ワ:「それでも遅すぎますよ。たった今(午前10時半)切られたばかりなんですよ。」

職:「それでしたら、あちらで相談してください。」

・・・そして年配の職員に向かい、

職:「すみませmmmん。外国人がゴチャゴチャ言ってまmmmす。」

ワ:(・・・orz)

・・・と、責任者とおぼしき男性職員の机に案内され・・・

ワ:「仕事中に電気を止められたんです。直ぐに復旧して下さい。」

課長?(以下「課」):「そうは言われても、作業員はもう移動しているでしょうし。」

課:「アチコチ電気を止めて回ってるんですよ。」

・・・(ほほう?ワタシ以外にもテト前に電気代を払いそびれた人が多いのか。)

ワ:「じゃあ、きっと未だ近所にいます。何せ住宅密集地ですから。」

ワ:「作業員の携帯電話に電話して、居場所を確認してみて下さい。」

課:「判りました、お待ちください。ブツブツ・・・」

・・・で、課長?が連絡を取ると、作業員はやはり近所にいたようで・・・

課:「これから作業員がお宅に向かいます。」

ワ:「ありがとうございます。」

課:「電気代の支払いは、お早めにお願いしますよ。ブツブツ・・・」

ワ:「以後、気をつけまmmmス♪」

・・・と、いった次第で、ワタシが自宅に戻った時には既に作業員が待機していて、電気は無事復旧。こうしてブログを書いている次第です。はい。

 にしても、このところ停電が多くて。テト前、テト中は珍しく?停電も無く、(電力公社がんばってるなあmmm。)と思っていたのですが、テトが明けて電力公社も息切れしたんですかね?まあ、停電には慣れっこではありますが、電気を止められたとなると、アクションのひとつも起こしたくなります。

 それにしても、
「電気=エネルギー」に現代人(ワタシ)がどれだけ依存しているか、身をもって味わったワケですが、「じゃあ、このままでいいのか?」という想いもズットあるワケです。ベトナムがエネルギー争奪を目的とした戦争を引き起こすとは思いませんが、世界にはそういった国もありますからねmmm。ましてやタイなんぞは、遺跡を巡ってカンボジアと紛争中です。なぜ?今のご時世に、そこまで過去の遺物に拘りますかね?

 話が逸れましたが、やはりワタシとしては、
エネルギーは自給自足が一番イイんじゃないかと再確認した、「電気を止められた朝」のひとコマでした。これが日本だったら、たぶん「凍死」してるかも・・・。ま、いずれにせよ、今住んでいるトコが便利なトコ(1区)で良かったですわ(家賃高いケド)。はい。

過去記事:

新しい夜明け
http://saigon-ronin.blogspot.com/2010/07/blog-post_20.html

弱者を人質に取る
http://saigon-ronin.blogspot.com/2010/08/blog-post_24.html


でわっ!