2011年7月13日水曜日

まだ甘いなmmm

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 故忌野清志郎氏も、草葉の陰で喜んでいるかと。


<転載>

首相、「脱原発依存」を正式表明
2011/7/13 18:12

 菅直人首相は13日夕の記者会見で、今後のエネルギー政策について「これからは原発に依存しない社会を目指すべきと考えるに至った」と述べ、「脱原発依存」を目指す意向を正式に表明した。「計画的、段階的に原発の依存度を下げ、将来原発がなくてもきちっとやっていける社会を実現することが我が国の目指す方向だ」とも語った。

Web刊日本経済新聞

</転載>


素晴らしきこの世界
作詞・作曲: 真心ブラザース 歌・アレンジ: 忌野清志郎




 いずれにしても、まだ「脱原発」に向けてスタート地点に立ったに過ぎず、気を緩めると「ドミノゲーム」みたいにパタパタパタっ!・・・と、情勢が逆転することもあります。まだまだ「原発」に固執する人たちがいることを、くれぐれも忘れてはなりません。

 「脱原発」に向けて揺ぎ無いコースを進むためには、ひとつに、「原発」は本当に必要なのか?を再検証しなくてはなりません。つまり「原発」が無いと、本当に電力が賄えないのか?・・・を。最終的に必要なのは電力であり、別に「原発」が最終的に必要なワケではないことを、皆が再確認する必要があります。

 つぎに環境に対しての影響です。安全性は言うに及ばず、発電の過程で生成される核廃棄物の処理。「夢の島」のように東京湾に埋め立てればイイというワケには行きません。現状ですら何万年分もの核廃棄物を、日本のみならず原発を所有する各国が保管?しているワケです。中国は?韓国は?どう保管してるんですかね?まさかウイグルとかチベットに捨てているとか?失礼かもしれませんが、中国や韓国が日本以上に厳重な体制で核廃棄物を保管しているとも思えませんので・・・。

 毎年ゴビ砂漠からの「黄砂」が降りますが、核実験場だったワケでしょ?ま、当然中国の・・・例えば北京あたりは黄砂で大気が黄色くなる程ですが、大丈夫なんですかね?中国の庶民は?

 コストの問題もあります。「原発は発電コストが安い」というのが推進派の根拠のひとつとしてありますが、原料から発電後の廃棄物の処理までのトータルコストだとどうなるんですかね?先に述べたように核廃棄物は無害化が出来ず、この先何万年も「管理」し続けなければならないワケです。その、何万年か何十万年か何百万年か知りませんが、途方も無い未来までの「管理費用」なんて計算しようが無いハズで、つまり「原発」の発電コストが安いなど、まったくの「嘘八百」だと子供でも解ります。・・・であるならば、「原発」以外の方法で電気を作る方が理に適っています。

 そこで「自然エネルギー」が今更ながら注目されるワケですが、「自然エネルギー」の弱点は「局所的」だという点にあります。風の吹かない所では「風力発電」はできません。晴天日の少ないところでは「太陽光発電」はできません。水の無いところでは「水力発電」はできません。・・・が、それを逆に見れば、その土地の気象特性や地理特性を生かした発電方法もあるということです。

 それに、ひとつの発電方法に拘る必要はありません。それよりも分散型のエネルギー形態(発電)を推し進めた方が、天災などに見舞われた場合のリスク管理として有効です。ひとつの電力網から全ての工場が電力の供給を受けていた場合、その電力網が機能不全に陥ったら全ての工場が操業停止を余儀なくされます。しかし各工場が独自に発電設備を備えていれば、生き残った工場は操業を続けられ、生産力の極端な低下に起因する経済の混乱を、多少なりとも緩和することが可能です。

 ま、ワタシたちの先祖は、この自然災害の多い日本という土地を選んで生活圏と定めました。それを今更嘆いてもはじまりません。それに、確かに日本は自然災害が多いにしても、その分を補って余りある素晴しい四季の自然があります。この日本という土地と共棲する為のより良い方法を模索するのが、現代を生きるワタシたちの役目ではないでしょうか?


でわっ!