2012年2月26日日曜日

アルカイダはアメリカの “マブダチ”


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 シリア情勢が混迷の色合いを深めていますが、そのひとつの原因として、「マスコミによる情報の撹乱」があるようにも思えるワケです。前々から、「人道的救援」の必要性を訴えているワケですが、ここに来て、国際赤十字が重い腰をやっと上げたかと思ったら、何やら政治的思惑も見え隠れしてたり・・・。


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シリア情勢で国際社会が打開模索 赤十字の救援活動は中断
2012.02.26 Sun posted at: 12:54 JST

昨年12月のホムスの様子。同市をはじめとする各地の状況は大幅に悪化しつつある


(CNN) 反体制派への武力弾圧が続くシリア情勢で、国際社会が事態打開に向けた動きを強めている。赤十字国際委員会は24日、中部ホムスに救援チームを派遣して負傷者らを搬送したが、25日には政権側の同意が得られなかったとして活動を中断した。

赤十字の報道担当者によると、24日には政府軍が短時間ながら戦闘停止に応じたため、負傷者7人と女性や子ども20人を救出した。赤十字はさらに、ホムスなどに人道物資を届けるためとして毎日2時間の戦闘停止を求めたものの合意に至ることができず、25日の活動は断念すると発表。ただし、政権側との交渉は今後も続けると表明した。

反体制派によると、ホムスでは3週間前から政府軍による砲撃や銃撃が続き、医薬品や食料、飲料水の不足が深刻化している。反政府団体の地域調整委員会(LCC)によると、25日にはシリア各地で計100人が死亡し、このうちホムスの死者は少なくとも47人に上った。

事態の打開に向けて、国連とアラブ連盟は23日、コフィ・アナン前国連事務総長をシリア危機担当特使に任命した。また、国連安全保障理事会の対シリア非難決議案がロシアと中国の拒否権で否決されたことを受け、欧米、アラブ連盟諸国など約70カ国・組織が有志グループ「シリアの友人」を結成。24日にチュニジアで会合を開き、アナン氏の指揮で近隣諸国に救援物資を集積する案などを協議した。

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 先ず、反体制派と呼ばれるグループの背後には、アルカイダが控えているワケでしょ?前にも指摘しましたが、そうであればアメリカの論理からすれば、反体制派はテロリストですよね?アフガンやパキスタンでのアルカイダ掃討作戦・・・アレは何なのよ?アフガン、パキスタンではアルカイダと戦い、シリアではアルカイダと手を組むワケですか?


筋が通らないダロ?


 ワタシの目には、アメリカ及び欧州、産油国首長独裁国家連合による、「大義名分」無き外部干渉にしか映りません。そしてシリアの次にはイランを想定しているであろうことも、カンタンに想像がつきます。産油国首長独裁国家連合にとってイランは、石油の輸送ルート上の重大な障害ですから。


イラン危機の本質―ホルムズ海峡と日本、そして日本経済への影響



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シリア、弾圧で市民ら66人死亡 赤十字の救援作業難航
(02/26 10:12)

25日、シリア北部の「自由シリア軍」が支配する町で、子供の手を引いて歩く女性(AP=共同)


 【カイロ共同】英国を拠点とする「シリア人権監視団」は25日、アサド政権の反体制派武力弾圧が続く西部ホムスなどシリア各地で同日、政権側の攻撃により少なくとも市民50人が死亡したと明らかにした。治安部隊側16人も死亡した。フランス公共ラジオが伝えた。

 一方、赤十字国際委員会(ICRC)は25日、ホムスのババ・アムル地区からの負傷者の緊急搬出などが難航していると述べた。24日には政権、反体制派双方の了解の下、初めて救急車を同地区に送り負傷者7人と病人20人を搬送したが、25日は双方との交渉がまとまらなかったという。

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 相も変わらず、「シリア政府軍による弾圧」という論調が垂れ流されていますが、よくよくニュース記事を検討すれば、CNNのニュースにしても、「政府軍側との停戦交渉」という表現から、事態は政府軍による一方的な弾圧ではなく、反体制派改め、「反政府軍」との交戦状態にあることが判ります。

 北海道新聞からは、「双方との停戦交渉がまとまらなかった」という下りから、政府側が停戦に合意した場合でも、反政府軍が停戦に合意しないケースもあるワケで、ホムスにおける被災者の増加を、一方的に政府軍の攻撃のせいにする論調は、真実を伝えるにしては片手落ちと言えますなあ。


 先ず人質?にしているホムスの住民を開放しない限り、反政府軍w/アルカイダは支持を得られないでしょうし、このまま「シリアの友人」とやらが反政府軍w/アルカイダを支援し続けるなら、「シリアの友人」=アルカイダの友人という事なのでしょう。そうすると・・・


アルカイダはアメリカの “マブダチ”


と考えてイイんですよね?そうなるとアフガン、パキスタンに米軍が介入する理由も無くなるワケで、ま、それはそれで、喜ばしいんじゃないんですかね?両国の国民にとってわ。


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シリア反対派にアルカイダの戦闘員まぎれている
17.02.2012, 13:06



米国は、シリアの反対派勢力のなかに、アルカイダの戦闘員らがまぎれているという懸念を表明した。インターファックス通信が、米国のジェームズ・クラッパー国家情報長官の上院軍事委員会での発言として伝えた。

インターファックス通信の引用によれば、「イラクで活動するアルカイダの細胞がシリアでもより積極的に活動し始めていると考えている。」と述べたとのことで、シリアの首都ダマスカスで昨年12月に発生したテロ事件および先週アレッポで発生したテロ事件などは、アルカイダの戦闘員によって起こされたものだと指摘している。

クラッパー国家情報長官は、シリアの反対派勢力はいくつかの勢力に分裂しており、統一された反政府運動が欠如していると述べており、「自由シリア軍は、実際には統一されていない様々な反対派勢力の集合体である。」と指摘している。また反対派勢力自身、アルカイダの戦闘員の潜入について知らない可能性もあると指摘している。

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人間ナメんなよ!


でわっ!