2012年2月6日月曜日

真実の断片


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 ひとまず「シリア非難決議」は廃案になったようですな。で、やっと、現地発の情報も出だしたようです。


シリア非難決議案廃案、中露への非難と称賛交錯
(2012年2月6日13時08分 読売新聞)


<転載>

ROCKWAY EXPRESS
アラブ連盟のシリアに対する工作


ロシアの拒否権行使を喜ぶシリア市民

<抜粋>

●アラブ連盟のシリアに対する工作
http://www.atimes.com/atimes/Middle_East/NB04Ak01.html
【2月4日 Pepe Escobar Asia Times】

 GCC(湾岸協力委員会)というよりもアラブ連盟の”民主的”速成工作がこれだ。六カ国の湾岸諸国で構成されるこの汎アラブ組織が二つの湾岸君主国によって利用されたのだ。この二カ国は湾岸反革命クラブとも言われる、カタールとサウジアラビアである。

 GCCはアラブ連盟監視団を結成し、シリアに向かわした。NATOメンバー国であるフランスとトルコに拠点を持つシリア国民評議会は、熱狂的にこれを支持した。

 この160名に上る監視団メンバーが一ヶ月の調査をしてその報告書を発表したが、驚いた事にこの報告書の内容は公式のGCCの言ってきたこと、すなわち、悪辣なバシャール・アル・アサド政府は無差別に、一方的に自国民を殺戮しているので、政権交代は不可避である、という主張内容と矛盾するものだった。

 アラブ連盟の閣僚委員会はこの報告書内容を承認した。賛成票を投じたのは、アルジェリア、エジプト、スーダン、オマーンである。一票だけ反対票があった。想像してみてくれ、カタールである。このカタールはアラブ連盟を率いる椅子をパキスタンから買い取ったのだ。

 それで、この報告書は欧米メディアによって無視されるか、アラブ・メディアによって無慈悲に破壊されるかしたのである。このアラブ系メディアは殆どがサウジアラビアかカタールによってファイナンスされている。報告者の内容は議論さえされなかったという。それはGCCがこの報告書内容をアラビア語から英語に翻訳することを、またアラブ連盟ウェブサイトに掲載することを阻止したからである。それがリークされるまで。以下にその全文が見れる。

http://www.columbia.edu/~hauben/Report_of_Arab_League_Observer_Mission.pdf

 この報告書内容は断固としたものだ。シリア政府による組織された致死的な弾圧は無かったということだ。それに代わって、報告書は怪しげな武装ギャングが市民バス、ディーゼル運搬列車、警察バス、橋梁、パイプラインなどに対する爆弾攻撃を行うことで、数百人の一般市民と1000名以上のシリア軍兵士らの死にたいする責任を負っている、と指摘している。 
 
 公式のNATO・GCC版のシリアの情況は、民衆の反乱に対する弾丸と戦車による弾圧というものだ。しかしそれに代わって、BRICSメンバーのロシアと中国、それに発展途上国の多くの諸国は、シリア政府が重武装した外国人傭兵と交戦している、というように見ている。そして今回の監視団の報告書はそれを裏付ける内容となっているのである。・・・以下略

</抜粋>

</転載>


<転載>

シリア:中露に非難集中…ミュンヘン安保会議


 【ミュンヘン(独南部)篠田航一】シリアのアサド政権に暴力停止などを求める国連安全保障理事会の決議案が、常任理事国のロシアと中国の拒否権行使で否決されたのを受け、欧米やアラブ諸国には怒りや無力感が広がっている。約60カ国の外交・国防担当閣僚らが出席したミュンヘン安全保障会議は最終日の5日、中東情勢などを協議。当初はイランの核開発疑惑も一定時間討議される見通しだったが、シリア情勢の緊迫を受け、シリアや中露に対して非難が集中した。

 イエメンの女性民主化活動家で、昨年のノーベル平和賞受賞者のタワックル・カルマン氏は5日、ミュンヘン会議の演説で「ロシアと中国は、アサド大統領の犯罪的政権を支えている」と非難。さらに討議ではチュニジアのジェバリ首相が「シリアを外交的に孤立させるため、まずアラブ諸国駐在のシリア大使を全て追放すべきだ」と提案した。

ミュンヘン安保会議で演説するノーベル平和賞受賞者のカルマン氏=2012年2月5日、AP

 一方で、弾圧から逃れる市民の保護についても話し合われた。シリアの隣国トルコのダウトオール外相は「アサド政権の弾圧から逃れる人々を、トルコは全て受け入れる。それが隣国としての人道的責任だ」と述べ、シリアからの難民受け入れを表明した。

 ラブロフ露外相は4日、ロシアが拒否権を行使する直前の講演で「決議案採択の望みがないとは言わない」と述べたが、講演後に行ったクリントン米国務長官との協議は不調に終わった。クリントン氏は4日夜、「(決議案)否決によって、さらなる流血と内戦の懸念が拡大している」と危機感をあらわにし、5日には訪問先のブルガリアの首都ソフィアで、「アサド政権の資金源と武器を枯渇させなくてはならない」と述べ、武器禁輸など国際的な制裁強化の必要性を強調した。

 決議案否決への失望の声は、決議案作成を主導した英仏からも上がった。英BBC放送などによると、サルコジ仏大統領は中露の拒否権行使を「(アサド政権による)非情な政策の続行を後押しした」と非難。ヘイグ英外相は「ロシアと中国は大きな過ちを犯した」と述べたが、「英国や同盟国は、シリアへの軍事行動を考えてはいない。昨年のリビア(での軍事作戦)と違い、国連のお墨付きがない」と付け加えた。

毎日新聞 2012年2月6日 13時12分(最終更新 2月6日 14時30分)

</転載>


 どんなに情報が入り乱れようと、


真実はひとつ


なのですよ。・・・ワタシ思うに、真実とは動物の「象」のようなものかも知れません。


群盲象を評す。


という諺(ことわざ)がありますが、盲人が象に触れ、「象とは蛇のような生き物だ。」とか、「象とは壁のような生き物だ。」とか、「象とは大きな羽のある生き物だ。」とか、「象とは丸太のような生き物だ。」とか、「象とは大きな牙のある生き物だ。」とか、てんでバラバラに「象」をとらえたとしても、象=真実に触れている事実には違いないのです。

 個人が真実の全体像を捕らえるには、能力の限界があるのかも知れません。であれば、様々な情報を統合する必要があるのではないでしょうか?一元的な情報のみに頼らず、多元的な情報を組み合わせて真実を浮かび上がらせる。それが所謂・・・


メディアリテラシー


と呼ばれるものなのでしょう。

 そこで重要なのは、正しい情報とか、間違った情報とか、情報をふるいにかける「検閲システム」ではなく、如何なる情報も公開するインターネット環境ではないでしょうか?

 個人情報保護だとか、著作権保護だとか、いちいちごもっともですが、それを理由に、情報の流通を遮断するような規制が行われてはならないのです。

 
カレイドスコープ
グーグル、ツイッターが国ごとに検閲を始めると発表



 

 己の能力の限界を知る。認識力の限界を知る。そこから武田センセイが仰るトコロの・・・


大知


が始まるように思います。そして「大知」こそが、ワタシたちの「共通財産」として、「人類の英知」として、後世に受け継ぐものであるならば、その為にも、ごく一部の人間たちによる「情報の独占」だけは、ゼッタイに許してはならない!・・・と思う次第です。はい。


<転載>

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機械翻訳

</転載>


人間ナメんなよ!


でわっ!