2012年2月27日月曜日

エルピーダ経営破綻、残念!


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 いきなりでアレですが、エルピーダの経営破綻について私情を交えて語りたいと。


「会社の行く末見届ける」エルピーダ坂本社長、続投に意欲
記者会見の一問一答
2012/2/27 20:26


 とは言ってもワタシ、エルピーダとは全く関係無い人間なんですケド、もうずいぶん前に、たまたまNHKの「プロフェッショナル」という番組で、エルピーダという会社と坂本社長の人物を知り、その印象が強烈に残っていたワケです。

 番組の記憶を辿って坂本社長を評するなら、「実直」の一言に尽きます。学生時代は野球に打ち込み、所謂「体育会系」の人と受け取りました。どういった経緯でエルピーダの社長になったかは失念しましたが、就任当初から「茨の道」を歩んだと記憶しています。

 時にはオシッコに血が混じるほどのストレスを抱え、それでも日本の半導体産業の礎にならん?と奮闘し、ようやく台湾に協力企業が現れて、さあこれから台湾に新工場を立ち上げるぞ・・・というところで、番組は終了した様に記憶しています。

 ま、番組として多少?盛っている部分もあったかも知れませんが、当時から状況は厳しく、明るい題材なんて少しも出て来ないワケですよ。常にギリッギリ。

 そんな苦境にあえて挑む坂本氏に、「サムライ」の風格さえ感じた次第ですが、いよいよ経営破綻とは・・・。


刀折れ、矢尽きた。


といったことでしょうか・・・。


プロフェッショナル 仕事の流儀
第50回 2007年5月8日放送
「勝負の決断はこうして下せ」

経営者 坂本幸雄


DRAMの需要はこれから、エルピーダ坂本社長が予測する今後
セミコンポータル 2007年8月27日
エルピーダメモリ 代表取締役社長 坂本幸雄氏



生き様が他人に感銘を与える


 と、前にも書きましたが、ま、ワタシは坂本氏の生き様に、「コロッ!」と感化されてしまったのでしょう。いや、坂本氏にしろ「キックの鬼」の沢村氏にしろ、その生き様のバックボーンとなっている「武士道」の在り様に感化されたとも言えます。

 出家であろうと、であろうと、百姓であろうと、「死の覚悟」をすることにおいては、武士と何ら変わるものではない。謂わば「死の覚悟」が出来ない武士の方こそ、「武士に非ず!」

 ・・・というワケで、今日的に言い換えるならば、八百屋だろうと、魚屋だろうと、大工だろうと、「必死で頑張る」ことが「武士道」を体現することであり、例え大企業であろうと、高学歴であろうと、「利権」「既得権」にしがみ付き、「必死で頑張る」ことを怠るのであればそれ即ち、「武士道」に背く。・・・と、いったところでしょうか?


 今後エルピーダがどうなるのかはワタシ如きには考え及びませんが、坂本幸雄という一人の男の名は、生涯忘れないでしょう。望むならば善き提携企業と巡り合い、日の丸エルピーダを存続させて頂きたいものです。

 なんならロシアの企業とか?提携相手として当たってみたらどうですかね?坂本氏の「人間力」からすれば、プーチンと対面しても臆することなく、ビジネスの話が出来そうな気もします・・・。

 ま、プーサンも「武道」を嗜む身。もし対面する機会があったなら、お互い相通じるものがあるかも知れません。商売って、案外?最終的には「金勘定」だけじゃない様にも思うんでよね。

 特に「半導体メモリー」って、全ての家電製品に使われているワケで、それ以外にも様々な製品に必要とされ、「産業の米」と呼ばれているんでしたっけ(ウル覚え)?であれば、「米の自給自足」は国策と考えてもイイんじゃないか?・・・と。

 ま、そんなワケで、100%私情絡みでホント!どうでもイイ話題でしたが・・・


人間ナメんなよ!


でわっ!