2013年10月22日火曜日

国家反逆罪じゃね?

  
 何度でも言いますが、


「特定秘密保護法案」は違憲である!


・・・と、いうことです。


特定秘密保護法案

第二条 (定義)

 この法律において「行政機関」とは、次に掲げる機関をいう。
法律の規定に基づき内閣に置かれる機関(内閣府を除く)及び内閣の所管の下に置かれる機関
内閣府、宮内庁並びに内閣府設置法第四十九第一項及び第二項に規定する機関
国家行政組織法第三条第二項に規定する機関
内閣府設置法第三十九条及び第五十五条並びに宮内庁法第十六条第二項の機関並びに内閣府設置法第四十条及び第五十六条の特別の機関で、警察庁その他政令で定めるもの
国家行政組織法第八条の二の施設等機関及び同法第八条の三の特別の機関で、政令で定めるもの
会計検査院



日本国憲法

第九十条
第1項国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない。
第2項会計検査院の組織及び権限は、法律でこれを定める。



会計検査院法

第一条

 会計検査院は、内閣に対し独立の地位を有する。



日本国憲法

第九十九条

 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。



 会計検査院の仕事とは、主権者=日本国民に代わって税金の使われ方をあからさまにする事であり、「特定秘密保護法案」に見られる「特定秘密」の指定1号~4号などは論外。

 「防衛機密費」だとか、「外交機密費」だとかに名を変えた「税金の無駄遣い」をチェックするのが、会計検査院が国民から負託された任務であり、その任務は日本国憲法に定められています。

 その憲法を「捻じ曲げようとする連中」は、皇后陛下のお言葉を如何に?受け止めるのか。



【宮内庁】皇后陛下お誕生日に際し(平成25年)



皇后陛下お誕生日に際してのご近影


「5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」



 ま、多摩出身のワタシが言うのもアレですが、多摩地区(北、南、西、奥)は押しなべて自治意識が強いワケで、「五日市憲法草案」にしても、そうした風土が培ったもののひとつです。

 ワタシの地元にしても、縄文時代からの遺跡が残っているワケですから、多摩地区の人間は後世渡来してきた連中とは、


日本人としてのキャリア


・・・が違うワケですよ。キャリアが。

 そんなワケで、多摩地区の人間は自治意識が高い・・・つまり、外来政権である大和朝廷に媚びへつらうこともなく、ま、時代時代に即して生活を営みつつ、権力の横暴に対しては断固として抗ってきたワケです。「砂川闘争」のように。




砂川闘争




未完の多摩共和国


 話のついでに自慢しちゃいますが、京都を「千年の都」などと言い、京都で「先の戦(いくさ)」というと、「応仁の乱」のことだとか嘯いていますが、


それがどうしたの?


・・・と、いうのが、ご先祖様が頼朝公のお供のひとりとして京に上った、武蔵七党、西党の末席を汚すワタシとしての、率直な感想ですなw。

 無論、「新撰組」もそうした多摩地区における鎌倉武士の流れの末裔であり、でればこそ、「京」に気後れすることも無く、縦横無尽の活躍を繰り広げて名を馳せたワケです。はい。

 ま、そんなワケで、何が言いたいかというと


多摩地区は昔から自治意識が高い


・・・と、いうことであり、そんな多摩地区住民からすると、「補助金」欲しさに「原発」の再稼動を望んでいる、新潟県や福井県の周辺自治体の意識が信じられないワケですよ。


地元愛は無いの? 


・・・と。甲子園とかで大騒ぎする、アノ、地元愛、郷土愛って、イッタイなんなのよ?・・・と。

 ましてや一旦事故が発生すれば、その被害は地元だけに留まらず周辺の自治体にも及ぶワケで、福島第一原発の爆発事故による放射性物質の拡散は、遠く多摩地区にも及んでいるワケです。会津とは幕末、共に戦った仲なのにw。orz

 したがって地元を守るためには、遠く離れた地であろうと原発の稼動には危機感を持って当然であり、そうした「地元愛」の集積が、日本から原子力発電を駆逐していくワケですよ。でしょ?

 で、話を「特定秘密保護法案」に戻しますが、現在、


憲法を無視しようとしているのは誰なのか?


・・・という話であり、引用させていただいた皇后陛下のお言葉からしても、日本国民と同じく現行の日本国憲法の遵守を望まれているワケでしょ?違うの?

 と、いうことは、既に述べたように明らかに「違憲」である「特定秘密保護法案」を提出する自民党、公明党の行為は


国家反逆罪


・・・にも匹敵するのではなかろうか?・・・と。





地元を愛せよ!


でわっ!