2013年10月17日木曜日

最後の切り札

  
 「特定秘密保護法」に関して、共産党の見解では・・・と、いうか、大方の「人権派」の方々は


人権侵害である!


・・・と、反対しているワケですが、ワタシがオカシイのか?少しズレを感じるワケです。



【日テレ】特定秘密保護法案 公明が修正案受け入れへ
< 2013年10月17日 5:06 >

 機密情報を外部に漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案について、公明党は政府の提示した修正案を受け入れる方針を固めた。

 これまでの調整で、修正案では公明党の主張に配慮して、正当な取材行為は罰則の対象にならないと位置づけられたため、了承したもの。自民・公明両党の党内手続きを経て、法案は今月22日にも閣議決定される見通し。



 公明党が「特定秘密保護法案」の修正案を受け入れたということですが、公明党に限らず、「国家の機密」を守ることに賛成する議員は、他にもいることと思います。

 なぜなら、「国家機密」とは「最後の切り札」のようなもので、生き馬の目を抜くが如き国際交渉の舞台において、そう易々と披露できるものではないからです。

 ですから人権の問題と、国家機密保持の問題を別々に考えれば、人権も大切だし、国家機密保持も大切である・・・ということには、殆どの人が同意するかと思います。

 したがって、「人権を守りつつ、国家機密も守る」という、至難の業が求められるワケですが、


いまの政府に、そんな技量があるのか?


・・・という点が、ワタシが一番問題視する点です。

 で、共産党の「赤旗」でも、「特定秘密保護法案(秘密保護法)」の問題点を「Q&A」で示しているので、これに沿って「特定秘密保護法案」を再検証してみたいと思います。



しんぶん赤旗 日本共産党



秘密保護法案 Q&A 1 「秘密」範囲 歯止めなし


秘密保護法案 Q&A 2 ワイン購入まで闇の中


秘密保護法案 Q&A 3 国民・メディアも厳罰


秘密保護法案 Q&A 4 公務員を萎縮させる


秘密保護法案 Q&A 5 国会議員まで処罰


秘密保護法案 Q&A 6 身辺調査で国民監視


秘密保護法案 Q&A 7 「戦争する国」への入り口


秘密保護法案 Q&A 8 軍事司令塔づくり



 「Q&A 1」で述べられる、対象となる「秘密」については、「特定秘密保護法案」の第二章、「特定秘密の指定等」にその規定があります。その内容は、 


【 第1号 】 防衛に関する事項 (自衛隊法別表第4に相当)

【 第2号 】 外交に関する事項

【 第3号 】 外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項

【 第4号 】 テロ活動防止に関する事項


・・・と、されており、【 第1号 】は現行の自衛隊法に相当するということで、ま、ひとまず後回しにして、残りの【 第2号 】【 第3号 】【 第4号 】の内容について検証します。

 で、【 第2号 】の「イ」ですが、ひと頃「TPP」が国家安全保障の見地からも語られましたが、曰く・・・経済的な「中国包囲網」を形成することで、日本の安全が保障される・・・というアレです。

 そうなると、「TPP交渉」も安全保障分野の問題となり、「特定秘密」として外部に情報が出てこなくなります。したがって、「TPP加盟」に反対する人たちは、「特定秘密保護法案」に対しても反対を表明する必要があるんじゃないですかね?

 次に【 第3号 】ですが、「外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止」・・・というお題目が笑わせます。これも「TPP」絡みで言うならば、「外国の利益」=「外国企業の利益」を図るのが「TPP」であることは、すでに多くの日本国民に周知されているワケですよ。それを「防止」するというのであれば、「TPP不参加」が当然の流れとなるワケですよね?

 にも拘らず、先の【 第2号 】の拡大解釈に従えば、安全保障のために「TPP」が特定秘密とされてしまうと、【 第3号 】の、「外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止」・・・即ち、「外国企業による日本乗っ取りの防止」・・・と、矛盾してしまうワケです。

 最後に、【 第4号 】のテロに関しては特に説明の必要はありませんが、ただ、テロ・・・テロリズムとは


恐怖政治


・・・のことであり、その実行者をテロリストと呼ぶのなら、現在日本列島を「放射能の恐怖」に陥れている政治家たちこそが、


疑いようも無くテロリストである!


・・・と、言えます。

 あ、それで、藤原紀香さんや赤旗が心配する「特定秘密」の範囲についてですが、【 第1号 】は現行の自衛隊法に相当しているということで、一先ず脇にのけておいて、問題となるのは【 第2号 】から【 第4号 】までですが、既に述べたように、自己矛盾を来たしているワケですよ。

 それは解釈の問題である・・・との見解もあるでしょうが、そう解釈できることは事実であり、解釈によって「玉虫色」に変化する法律なんて、


意味あんの?


・・・と、したがってワタシから見ると、


法としての「体」を成していない


・・・としか言い様が無く、もっと言えば


中学生の妄想の産物か?


・・・というレベルであり、かかる法案を国会に提出しようとは、


イイ度胸してんなw!


・・・と。

 で、この法案、やっぱり「官僚」が書き上げたワケでしょ?東大卒か何かの?チガウの?京大卒?どこ?

 そこそも論になりますが、「特定秘密保護法」においては、「行政機関の長」に大きな権限があります(「特定秘密保護法案」 第二条 定義)。そして特筆すべきは、


会計検査院


・・・が、当該行政機関に指定されているということであり、これが何を意味するかと言うと、


税金の使われ方が秘密にされる!


・・・に、他なりません。


ロシアの国家予算は日本の5分の1w!?


 つまり、悪意を以って解釈するならば、「全公務員」に、税金を好きなようにチョロまかすことを、公然と認める法案である・・・とも言えるワケです。


それでイイんですかっ?ええっ?


・・・てな話にもなるワケです。

 あとあれです・・・宮内庁も係わっているのが香ばしいですなw。「仁徳天皇稜」を発掘すれば、「日本史」がより明確になる・・・とは、よく言われることですが、「天皇の権威」=「国体」と考えている、それを認めない勢力が存在するワケです。


アwホwかw?


・・・と。

 天皇ご自身も、朝鮮半島(百済)との血縁を公式の場で発言しているワケですし、いまさら「仁徳天皇稜」から何が掘り出されようと、


天皇は天皇、日本は日本。


・・・なワケで、世の中何も変わりません。

 それなのにビクビクしているのは、「天皇」ご自身よりもその権威を利用してきた連中であり、故に、「天皇」を「元首」に据える・・・だとか、「特定秘密」にする・・・だとか、トチ狂ったことを言い出しているワケです。


アwホwかw?


・・・と。

 いまこそ「歴史の闇」から解放され、「日本を再起動」させる時にあるというのに、「再起動」を妨害する「バグ」、「ウィルス」が、「日本システム」の深層に巣食っているワケです。

 で、そうした「バグ」、「ウィルス」を発見し除去するには、それなりの「知性」、「理性」が求められるワケで、


知性の勝負だ!


・・・と言ってきたのは、ま、そういう意味です。はい。


つづく・・・。





人間ナメんなよ!


でわっ!