2013年10月27日日曜日

時代を超えた名演説

  
【DoShin】特定秘密保護法案 成立後シミュレーションしてみると・・市民生活脅かす恐れ
(10/26 11:41)

 国家機密を漏らした公務員らに厳罰を科す「特定秘密保護法案」が25日、国会に提出された。法案が成立すると、国民の「知る権利」や報道の自由が脅かされるだけでなく、市民生活にも重大な影響を及ぼしそうだ。どのような事態が想定されるのか。札幌弁護士会が「法案成立後に起こりうる」(秘密保全法制対策本部)とする三つのケースをシミュレーションしてみた。

●ケース1 同窓会で~防衛システム概要を恩師に話し、本人も恩師も逮捕

 システムエンジニアのAさんは、大学の同窓会で「自衛隊向けのシステム開発に関わっている」とあいさつ。恩師から内容を聞かれ、つい大まかな仕組みなどを話した。3カ月後、Aさんは特定秘密の漏えい、興味本位で聞いただけの恩師も教唆(そそのかし)の容疑で逮捕された。

 法案は不当な方法で特定秘密を入手しようとした側にも罰則を設け、「教唆」や「扇動」も罰せられる。不当や教唆の線引きはあいまいな上、何が秘密指定されたかは公表されない可能性が高い。

 札幌弁護士会秘密保全法制対策本部事務局の竹之内洋人弁護士(43)は「特定秘密は防衛や外交に限らず、広い範囲に適用できる。この恩師のように興味本位で聞いただけでも、逮捕される事態が起こりうる」と解説。本部長代行の藤本明弁護士(65)も「処罰対象が秘密を保持する国家公務員に限らず、受注業者やマスコミ、一般市民にも及ぶのは問題だ」と指摘する。

●ケース2 自衛隊と米軍の共同訓練~誤射事故発生も詳細公開されず

 法案成立から数年後。自衛隊と米軍の共同訓練中、演習場外に砲弾が飛び出す誤射事故が発生。砲弾の性能など詳しい状況が「特定秘密」を理由に公開されなかった。地元からは「以前はもっと情報が出ていたのに」と戸惑いの声が上がる。

 矢臼別演習場(根室管内別海町など3町)では6月、米海兵隊による砲弾誤射事故が発生。8月と9月には恵庭市の北海道大演習場でも陸上自衛隊の戦車の砲弾が行方不明になった。

 防衛省は「法案成立後も今までと対応は変わらない」(広報課)とする。だが、防衛に関して特定秘密に指定される事項は「自衛隊の運用」などと法案には漠然と書かれているだけ。解釈拡大を懸念する声もある。

 住民団体「矢臼別平和委員会」の吉野宣和事務局長(81)は「現状でも事故の原因を問い合わせると簡単な回答しか返ってこない。そそのかしなどが違法となれば、しつこく問い合わせることもできない。結果的にますます情報が出てこなくなるのではないか」と疑問を投げ掛ける。

●ケース3 適性評価~肉親の逮捕歴、借金有無などプライバシーが人事に影響

 特定秘密を扱う部署への異動が内定した国家公務員のBさん。特定秘密を扱うのにふさわしいかを調べる「適性評価」を受けたところ、父親がかつて学生運動で逮捕されたことが判明し、不適格と判定された。Bさんの代わりに同期がその部署に配属され、Bさんは外郭団体に出向を命じられた。

 特定秘密を扱うには借金などの経済状況や飲酒の節度、家族の状況などを調べる適性評価で「情報を漏らす可能性がない」と認められる必要がある。

 ある自衛隊員は「今でも内部では(同様の調査を)しているが、借金の有無や飲酒の程度まで調べるのはちょっと…」と表情を曇らせた。適性評価の対象は自衛隊員などの国家公務員だけでなく、国と契約を結んだ民間業者の社員らも対象。市民のプライバシーが侵害される恐れが強い。

<北海道新聞10月26日朝刊掲載>



 まw人間、「ウッカリ口が滑る」ということも、特に親しい間柄では往々にして起こりがちなワケで、それでいきなり「10年の懲役」というのも、


たまりませんなw。


 現実的にはそれなりに調査されるのでしょうが、「特定秘密保護法案」では調査を担当する人間の裁量に拠る部分が大きく、決まったガイドラインが存在するワケではありません。

 自衛隊に限ってシュミレーションしてみるならば、秘密の漏洩に対しては今以上に厳格な組織とならざるを得ず、そのことは必然的に、隊員同士による相互監視システムの導入へと発展する可能性も大です。

 果たして、そのような「相互信頼の欠如した組織」が、一致団結して行動できるのか?・・・という疑問も生じるワケです。元自衛隊員の知り合いが言ってましたが、「自衛隊員は命を捨てる覚悟があえる。」・・・とのことで、世間的にはどう言われようと、そうした自己犠牲の精神をワタシは尊敬します。

 しかしそこで重要となるのは、


何のために命を懸けるのか?


・・・という「大義」です。

 ひとつしかない命を懸けるワケですから、「愛する者のため」に、「信頼する仲間のため」に、己の命を懸けたいと思うのが人情でしょう。

 そこでですよ?「相互監視システム」のようなものが導入された場合、隊員相互間の信頼関係に悪影響を及ぼすことはないんですかね?そしてそのことによって、自衛隊員の「士気」が低下するようなことはないんですかね?・・・と。

 このことは自衛隊に限らず、警察組織にも、他の組織にしても同じ事が言えます。

 例の、「尖閣諸島ビデオ」を流出?させた海上保安庁のセンゴク氏にしても、あれは正しい行いだったのか?それとも、間違った行いだったのか?・・・を、振り返ってみるに、当時の国土交通省大臣、前原氏の対応は非常にお粗末なものであり、中国漁船の非道を繰り返すだけでした。曰く、


中国漁船が体当たりしてきた


・・・と。

 確か?やはり当時の石原東京都知事も、中国漁船の乗組員に、海上保安庁職員が傷つけられた・・・というようなこと言っていたように記憶しています。

 で、件のセンゴク氏による動画の流出となるワケですが、それまでの国土交通省の説明やマスコミの報道とは違い、中国漁船が体当たりをしてきたというよりは、逃げ惑う中国漁船を海上保安庁が追い掛け回し、その最中に船体が接触したようにも見受けられ、正直、


たかが漁師相手にそこまでやるかw?


・・・という思いを持ったのは事実です。それ故、「キッチリ事故検証をしろ」・・・とブログの中でも書いたワケですが、結局、事故検証はなされずに、いつの間にか有耶無耶になってしまいました。

 海上保安庁が所蔵するオリジナルの事故ビデオが国会議員にのみ公開された際にも、ビデオを見終わった議員から、「体当たり」といえるかどうかビミョw?だという意見がチラホラ聞かれたのを覚えています。

 もしセンゴク氏による動画の流出がなかったら、事故当時の状況は政府=国土交通省の発表を鵜呑みにするしかなく、日本国内の世論は、中国に対して反感を募らせていたことでしょう。

 そう考えれば、一般の国民が事故状況を知り得たことで、一連の状況が「一触即発」となるような事態に発展することを「回避」できたワケですから、ある意味センゴク氏は、


「安全保障」に貢献した


・・・ともいえます。

 そうなるとセンゴク氏の立場も、「内部告発者」という少し?肩身の狭い身分から、


公益通報者


・・・という、感謝すべき存在になるのでは?


日中対立の再燃
2010年9月17日  田中 宇

▼米国が前原をそそのかして好戦策?


 現在アメリカでは、「良心的反戦兵士」が増えているとの由。




 「大義の無い軍事行動」は、アメリカ兵をしても精神的ストレスを蓄積させ、PSD(心身症)に悩まされる兵士が増えているワケで、ただ単に


上からの命令


・・・に従うだけの「ロボット」には、ナカナカなれないということです。

 「大義」が必要なんです。「モチベーション」が必要なんです。特に、命を懸けるような局面に立ち向かうには。

 そしてイラクに派兵されたアメリカ兵の多くがPSDを発症するのも、そこに「戦う大義」が無いことを兵士自身が知っていて、「精神的苦痛」に苛まれた結果でもあるワケです。もしくは精神が崩壊して、非人道的な拷問も平気でやってのけるとか・・・。

 そうした状態に一般兵士を追い込んだのは、


イラクに大量破壊兵器がある!


・・・というアメリカ政府のデッチアゲ、情報操作の結果です。

 「正義なき戦い」が、どれほど多くのアメリカ兵にとって苦痛であったか?

 その偽善を暴露した「マニングス上等兵」は、「秘密漏洩」の罪により軍事裁判にかけられています。


【デモクラシー・ナウ】内部告発した米軍兵士ブラッドリー・マニングの人生は「アメリカそのもの」


 どちらの「非」が問われるべきなのか?「正義なき戦い」に兵士を送り込み、その人格を歪めてしまうアメリカ政府なのか?はたまた、そうしたアメリカ政府や軍部の「偽善」を告発した、マニングス上等兵なのか?




映画「独裁者」より


諸君にはすまないが、私は「皇帝」の地位など望んではいない。

他人を「支配」したり「征服」することなど、私にとってはどうでもいいことだ。

できることならみんなの力になりたい。

ユダヤ人だろうと異邦人だろうと、黒人だろうと白人だろうと、

「誰かの力になりたい」という欲求を持っている。


「人間」とはそういう存在なのだ。


私たちはお互いの「不幸」ではなく、お互いの「幸福」に寄り添って生きたいのであって、憎しみあったり、見下しあって生きることを望んではいない。

この世界にはみんなのために部屋が用意されており、「豊かな大地の恵み」は公平に分配され、「束縛の無い素晴らしい人生」を送ることができるのだ。


それなのに、私たちは道を誤ってしまった。


人々の魂は「貪欲」に毒され、悲劇と流血の中へと列をなして進み、世界を憎しみで「分断」してしまったのだ。

私たちは「スピード」を開発したが、「工業化」がもたらす「富」を求める「欲望の檻」の中に、自らを閉じ込めてしまったのだ。

「見識」は私たちを「悲観的」にし、「知識」は厳格で「不寛容」だ。

私たちは考え過ぎることで「心」をすり減らしている。


「機能性」よりも、「人間性」が大切なのだ。

「賢さ」よりも、「親切」や「優しさ」が大切なのだ。


これらが無ければ人生は「暴力」で満たされ、全ては失われてしまうだろう。


飛行機やラジオが私たちの「相互理解」を深めてくれたように、「文明の進歩」が私たちの「良心」や「博愛精神」に、お互いの「団結」を呼びかけるのは「自然の成りゆき」なのだ。

この私の声も、世界中の多くの人々に届いているだろう。

多くの「絶望した男たち」や、多くの「嘆き悲しむ女たち」や、「幼い子供たち」のもとへと。

「罪無き人々」を傷つけ投獄する者たちこそ、哀れな「システムの犠牲者」なのだ。

私の声が聞こえている人たちに伝えたい。


「絶望してはならない。」


私たちを覆う「不幸」とは、いずれは過ぎ去る「貪欲」であり、「人類の進歩を恐れる者たち」が発する「ニガリ」である。

「憎しみ」は消え去り、「独裁者たち」は死に、彼らに奪われた「力」は、やがて人々の手に戻る。

そして「人間」が生き続ける限り、「自由」が滅びることは決してない。


兵士諸君!

「獣たち」に身を委ねてはならない!


諸君を見下し、「奴隷」にし、「規則」で生活を縛り、何を言うか?何を考えるか?何を感じるか?を「調教」し、食事を制限して「家畜」のように扱い、諸君を大砲の「弾」としか考えていない連中。

そんな、自然に反する「機械的な思考」と、「機械的な心」を持った「機械人間」たちに、諸君の身を委ねてはならない!


諸君は「機械」でもなければ「家畜」でもない。

諸君は「人間」なのだ!


諸君の心の内に在るのは「人間愛」であり、「憎しみ」ではない。

「愛情の欠落した者」だけが「憎しみ」を抱くのだ。

「愛情の欠落した者」と、「自然に反する者」たちだけが、「憎しみ」を抱くものなのだ。


兵士諸君!

「奴隷システム」のために闘うのではなく、

「自由」のために闘うのだ!


「ルカ福音書」の第17章には、こう書かれている。


<“神の王国”は人の「内」に在る。>


ひとりの人間の「内」にではなく、一握りの集団の「内」にではなく、全ての人の「内」に“神の王国”は在る。


諸君の「内」にも“神の王国”はあるのだ!


だから諸君には「機械」を創造したり、「幸福」を創造したりする「力」があるのだ。

諸君には人生を「自由で素晴らしいもの」にし、「最高の冒険に満ちたもの」にする「力」がある。

「民主主義」の名の下にその「力」を用い、「団結」しようではないか!


「新しい世界」のために闘おうではないか!


人々に「労働の機会」と「将来」を保障し、老人には「福祉」が整備された「まともな世界」。

こうした「公約」を掲げて「獣たち」もその「権力」を手に入れたが、彼らは「公約」を守らなかった。

「公約」を実行する気も無いし、「独裁者」のように身勝手に振る舞い、市民は「奴隷」として彼らに奉仕させられるのだ。


闘おうではないか!

「公約」を実現させるために!

闘おうではないか!

世界を「解放」するために!


国と国とを隔てる「バリアー」を取り払い、「貪欲」から生じる「憎しみ」と「不寛容」を排除するために。

「科学の発展と進歩」によって、全ての人を「幸福」へと導く「世界」を実現するために。


兵士諸君!

「民主主義」の名の下に「団結」しよう!








人間ナメんなよ!


でわっ!