2013年12月13日金曜日

トラウマ

  
心的外傷 - Wikipedia

心的外傷

<抜粋>

心的外傷(しんてきがいしょう)とは、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けた事で、長い間心の傷となってしまうことを指す。外傷体験 (traumatic experience) ともいう。これが精神に異常な状態を引き起こすとPTSDとなる。



用語

身体的外傷との混同のおそれがない場合には、単に外傷と呼ぶことがある。日本では、ジークムント・フロイトの著作の強い影響からトラウマ(trauma、古代ギリシア語で「傷」の意。比喩的に心の傷を trauma という語は1887年にピエール・ジャネによる)



概念

典型的な心的外傷の原因は、児童虐待(幼児虐待)や性虐待を含む虐待、強姦、戦争、犯罪や事故、いじめ、暴力、アカハラ、パワハラ、セクハラを含む悲惨な出来事、実の親によるDV、大規模な自然災害などである。

重度の心的外傷(トラウマ)によりPTSDなどの精神疾患が生じた場合は、精神療法(心理療法)や薬物療法などの治療が有効である。

症例の目安としては(成人であっても)幼児還り現象が見られることがある。これは保護を求めるSOS信号として罹患者から発せられるが、時に夜驚症の反応を交えるため、対応には慎重さが要求される。軽度の場合はヒステリー状態が短発的に継続発生(間を置いて寄せ返す波の様に)するのが平均の状態ではあるが、社会生活を営む上で若干の弊害があるため、専門的治療が必要な場合も有りうる。

全く治療せずに罹患者を放置した場合、自傷行動を含む危険行為を行う場合もある。仮に放置状況が継続しうる環境に患者がいても、本人自身による回復迄の時間と費用は対数規模になるため、治療優先の判断が必要と思われる。

</抜粋>



 突然ですが、今日は「13日の金曜日」でして、クリスチャンにとっては忌み嫌う日であります。もちろん?ワタシはクリスチャンじゃないのでアレですが、その昔、「13日の金曜日」というホラー映画が日本でもヒットしたことがあり、「ジェイソン」という名前を聞くと、「ホッケー」を連想してしまう人も多いのではないかと?



 所謂「トラウマ(心的外傷)」というやつの一種で、日本語で簡単に言うと「苦手意識」に近いのかも知れません。

 過去の「嫌な思い」が潜在意識に固定化され、「トラウマ」の対象に対しては「本能的」に回避行動を取るようになったり、「心理的」に苦痛を感じたりする症状が現れるアレです。

 自分でも自覚している場合が多いので、そうした、謂わば自分の「弱点」をカバーするために、「補償行動」を取る人が多いことも知られています。

 例として適切かどうかアレですが、幼少期に虐待を受けると、成人してから他人に対して「攻撃的」になる・・・と、いったようなケースも見られ、つまり、


仕返しをする


・・・という行為によって、意識下のトラウマの重圧を「外部に向けて放出」し、心が押しつぶされないようバランスを取るワケです。

 で、何で急にこんな話を始めたかというと、現在、日本人の心の中には


トラウマが溜まっているのではないか?


・・・という気がしたからです。

 あの、東日本大震災以降、福島の原発事故、自民党の独裁政権、TPP、オスプレイ、消費税増税、特定秘密保護法と、この3年の間に、たて続けに「嫌なこと」ばかりが続いて起きています。

 そしてそれらを「傍観」しているだけではなく、国民一丸となって「反対の声」を上げ続けてきたワケですが、残念ながら「議会」という自民党の独壇場では、尽く無視されてしまったワケです。

 そうした中で「無力感」「諦観」に苛まれている人もいると思いますが、これがトラウマとなって「他人」に向けられるようになると、


分断して統治せよ!


・・・を、より堅固なものにしてしまう。・・・とも考えられるワケです。

 「在日外国人排斥運動」なども、自分より弱い立場にある人間に対しての「攻撃」であり、「トラウマの捌け口」とも受け取れます。


トラウマに負けない強い心を持て!


・・・と、口にするのは簡単ですが、ひとりでそれに立ち向かうのは大変です。

 拠って、仲間や宗教に頼りたくなるのも無理からぬ話ではあるのですが、「カルト集団」のように、トラウマを克服するためではなく、トラウマを増幅するために人が集まってしまう危険性もあるワケで、「心の問題」には、「これだっ!」・・・という明快な答えはありません。


それが人間というもの。


 一人一人の「脳の構造(脳細胞)」に個人差があるよう様に、「心の問題」にも、同じように見えて個人差があるのは当然です。

 最終的には、「心の問題」を克服するのは自分自身でしかないワケですが、だからといって孤独に苛まれるのは間違いだ。・・・とするのが、ワタシが繰り返している


人間回帰


・・・の、ひとつの答えです。

 「脳幹(恐竜脳)」の部分はみんな共通であり、「生きること」においては全員が共通の立場にあります。トラウマは「大脳辺縁系(犬猫脳)」に記憶されるデータであり、トラウマの補償行動は「大脳新皮質(人間脳)」の働きによるものです。


 こうした脳の一連の機能を理解すること=人間回帰の一端であり、そこから導き出される結論?は、


人間は本質的に平等である。


・・・という事実です。

 人間を分断しているのは「人種」であるとか、「性別」であるとか、「経済力」であるとかといった、「社会的な立場」に過ぎないのであり、「社会的な立場」という「柵」を取り除けば、


人間は孤独ではない!


・・・という、「新しい世界の枠組み」が見えて来るワケで、その兆しは現れ始めていると信じたいですなw。はい。



国家による監視の制限、世界の作家500人が国連に要求
2013年12月12日 08:39 発信地:ロンドン/英国 




【12月12日 AFP】500人を超える世界の著名作家が10日、国家による大衆監視は基本的自由を侵害する行為だとして、国際法の制定を求める署名を国連(UN)に提出した。南アフリカのJ・M・クッツェー(J.M. Coetzee)氏やドイツの ギュンター・グラス(Gunter Grass)氏などノーベル文学賞受賞者も名を連ねている。米政府による監視活動については今年6月、米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)に勤務していたエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者によって暴露された。

「大衆監視に反対にする作家たち(Writers Against Mass Surveillance)」と銘打った署名は、国家による広範囲なインターネット通信傍受を民主主義の侵害と位置づけ、そうした監視を制限する「デジタル著作権」を定める国際法の新設を求めている。世界80か国以上、562人の作家が署名し、英ガーディアン(Guardian)紙など各国の新聞約30紙に掲載された。

 作家たちは署名と共に声明を発表し、大衆監視がすべての市民を容疑者と疑って扱うものだと批判した。

「大衆監視の規模は、この数か月で誰もが知るものとなった。マウスを数回クリックするだけで、国家は個人の携帯端末や電子メール、ソーシャルネットワーク、インターネット検索などにアクセスできる。インターネット企業との連携の下、個人の政治的な傾向や活動を追跡することができ、個人のデータを収集・保管している」

民主主義の基礎となる柱は、人格を不可侵のものとする個人の尊厳である。すべての人には、見張られず、妨害されない権利がある。しかし大衆監視を目的とした国家と企業による技術開発の乱用により、この基本的人権がまったく無効とされている」

「監視下に置かれた個人はもはや自由ではなく、監視下に置かれた社会は民主主義ではない。民主的権利の有効性を保つには、実世界と同様に仮想空間でもそれが認められなければならない

 作家たちはまた、自分のデータがどのように収集され、保管されるかを自分で決め、そのデータがどのように使用されているのかを知り、不正な利用があれば削除を要求できる権利を求めた。

「すべての国家と企業に、これらの権利を尊重するよう要求する。国連には、デジタル時代における市民的権利の保護が最重要課題であるとの認識、そしてデジタル著作権に関する国際法の制定を求める。また各国政府にはその協定に調印し、従うよう求める」

■署名した主な作家

 ノーベル文学賞受賞者ではクッツェー氏とグラス氏に加え、オーストリアのエルフリーデ・イェリネク(Elfriede Jelinek)氏、スウェーデンの詩人トーマス・トランストロンメル(Tomas Transtroemer)氏、トルコのオルハン・パムク(Orhan Pamuk)氏の計5人が署名している。

 ブッカー賞受賞者ではマーガレット・アトウッド(Margaret Atwood)氏、ジュリアン・バーンズ(Julian Barnes)氏、トーマス・キニーリー(Thomas Keneally)氏、カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)氏、イアン・マキューアン(Ian McEwan)氏、マイケル・オンダーチェ(Michael Ondaatje)氏、アルンダティ・ロイ(Arundhati Roy)氏らが署名した。

 さらにコルム・トイビン(Colm Toibin)氏やマーティン・エイミス(Martin Amis)氏、ライオネル・シュライバー(Lionel Shriver)氏、ルイ・ド・ベルニエール(Louis de Bernieres)氏、アービン・ウェルシュ(Irvine Welsh)氏などの著名作家も名を連ねた。(c)AFP



特定秘密保護法に反対する学者の会


2013年12月9日月曜日
抗議声明

3181名の学者の抗議声明


特定秘密保護法の強行可決に強く抗議します


 特定秘密保護法案は、憲法の定める基本的人権と平和主義を脅かす立法であり、日本の民主主義を戦後最大の危機にさらすものです。この法案に対して広く市民の間に反対や懸念の声がかつてなく広がったにもかかわらず、審議を尽くさないまま衆議院にひきつづき参議院においても強行採決が行われたことに、私たちは深い憂慮と強い憤りを覚え、この暴挙に対する抗議の意思を表明します。

 特定秘密保護法は、指定される「特定秘密」の範囲が政府の裁量で際限なく広がる危険性を残しており、指定された秘密情報を提供した者にも取得した者にも過度の重罰を科すことを規定しています。この法律によって、市民の知る権利は大幅に制限され、国会の国政調査権が制約され、取材・報道の自由、表現・出版の自由、学問の自由など、基本的人権が著しく侵害される危険があります。さらに秘密情報を取り扱う者に対する適性評価制度の導入は、プライバシーの侵害をひきおこしかねません。

 民主政治は市民の厳粛な信託によるものであり、情報の開示は、民主的な意思決定の前提です。特定秘密保護法は、この民主主義原則に反するものであり、市民の目と耳をふさぎ秘密に覆われた国、「秘密国家」への道を開くものと言わざるをえません。

 さらに、特定秘密保護法は国の統一的な文書管理原則に打撃を与えるおそれがあります。公文書管理の基本ルールを定めた公文書管理法が2011年に施行され、現在では行政機関における文書作成義務が明確にされ、行政文書ファイル管理簿への記載も義務づけられて、国が行った政策決定の是非を現在および将来の市民が検証できるようになりました。特定秘密保護法はこのような動きに逆行するものです。何が何でも特定秘密保護法を成立させようとする与党の政治姿勢は、思想の自由と報道の自由を奪って戦争へと突き進んだ戦前の政府をほうふつとさせます。

 いったい今なぜ特定秘密保護法を性急に立法する必要があったのか、安倍首相は説得力ある説明を行いませんでした。外交・安全保障等にかんして、短期的・限定的に一定の秘密が存在することを私たちも必ずしも否定しません。しかし、それは恣意的な運用を妨げる十分な担保や、しかるべき期間を経れば情報がすべて開示される制度を前提とした上のことです。行政府の行動に対して、議会や行政府から独立した第三者機関の監視体制が確立することも必要です。

 困難な時代であればこそ、報道の自由と思想表現の自由、学問研究の自由を守ることが必須であることを訴えたいと思います。そして「秘密国家」・「軍事国家」への道を開く特定秘密保護法案の強行可決に、私たちは学問と良識の名において強く抗議します。2013年12月7日            

特定秘密保護法案に反対する学者の会




 日本と世界がリンクして動いているようで、話がまとまったような、まとまってないような?



【宮内庁】皇后陛下お誕生日に際し(平成25年)



皇后陛下お誕生日に際してのご近影


「5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」







 
人間ナメんなよ!