2010年11月17日水曜日

鬼束ちひろさんへ

鬼束ちひろ 「月光」

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた

How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

突風に埋もれる足取り
倒れそうになるのを
この鎖が 許さない

心を開け渡したままで
貴方の感覚だけが散らばって
私はまだ上手に 片付けられずに

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた

How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

「理由」をもっと喋り続けて
私が眠れるまで

効かない薬ばかり転がってるけど
ここに声も無いのに
一体何を信じれば?

I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪跡を付けて

I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い

不愉快に冷たい壁とか
次はどれに弱さを許す?

最後になど手を伸ばさないで
貴方なら救い出して

私を 静寂から

時間は痛みを 加速させて行

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた

How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪跡を付けて

I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い

How do I live on such a field?






 もうイイ年なんでね。オジサン目線で見てしまうんだけど、そんなオジサンにも思春期があったワケで、若者の苦悩?ってやつも、全く解らないワケではないのですよ。てか、イイ年した今でも、「日々苦悩」しているワケですが・・・。

 たかが「歌」と言ってしまえばそれまでだけど、所謂、「アーティスト」って職業は、自分の作品・・・音楽だろうと造形だろうと、その中に自分を投影させ、自己を表現するワケでしょ?それを前提に鬼束ちひろサンに、勝手に話かけてみようかと・・・。はい。

 で、「月光」を取り上げたワケですが、オジサンから見れば、
 
あなたを産んだのは誰?
 
と、諭したくなるワケです。神の子?チガウだろっ!お腹を痛めて産んだのは、お母さんだろっ!・・・と、まずはそれがひとつ。

 キリスト教的に見れば、人は全て神の子なんでしょ?であれば、「私は神の子」と宣言する事は間違いではないにしても、「みんなが神の子」なワケでしょ?自分だけが神の子で、清らかな存在だとは・・・
 
思い上がりも甚だしいわっ!
 
 「私も ONE OF 神の子」だよね?そこが全てだよね。自分だけが神の子だと勘違いしているから、自分だけが特別な贈り物を神から受けられると、排他的になっていない?それが・・・
 
この腐敗した世界に堕とされた
 
こんなもののために生まれたんじゃない
 
という歌詞に現れてない?ま、オジサン、ちひろチャンが影響を受けたという
「アラニス・モリセット」も、「トーリ・エイモス」も知らんのだけど、ふたりともクリスチャンの家系で、どうやらちひろチャンも、その辺の影響を少なからず受けてない?歌詞から察するに・・・。

 ま、オジサンは、ちひろチャンは「純粋(ピュア)」な人間であると思うワケ。ケド、その純粋さが「ひとりよがり」じゃないか、よwwwく考えた方がイイとも思うんだよね。オジサンは無宗教で、所謂、
「汎神論者」なワケだから、キリスト教徒のみなさんや、その他の一神論者から見れば、「悪魔」と呼ばれる部類に入るのかも知れない。

 でも、その事を踏まえた上でも、キリスト教的に見てあなたは「ONE OF 神の子」であるワケなんだから、あなた以外の神の子の事にも少しは想いをはせた方がイイと思うワケ。それはキリスト教的にも、間違った事じゃないワケでしょ?

 この世界が間違った世界であると思うなら、「こんな世界!」とツバを吐く前に、同じ神の子たちと、世界の建て直しに、力を合わせた方が神の御心とやらに適うんじゃない?最近イロイロあったせいか自棄になっているのかと、
本気で心配している人もいるみたいで、オジサンもね?その人の思いに、ついホダされちゃったワケ。
 
心配してくれる人がいるって、いいなあ。
 
・・・て。

 繰り返すケド、オジサンは「汎神論者」ではあるけれど、「サタニスト」ではない。一神教の厳格な戒律の拒否が、そのまま「悪魔」の崇拝に繋がるのは間違っていると思うワケ。オジサンは宗教家じゃないから、「善」と「悪」を明確に言葉にすることは難しいけれど、オジサンにとって「善」とわ「調和」であり、「悪」とは「不調和」であるワケ。

 で、「サタニスト」と呼ばれる人たちが、「調和」をもたらす人たちだとも思えないんだなwww。別にキリスト教を擁護するワケじゃないけど、所謂、「悪魔」と呼ばれる存在がもたらすものって、「偽証」であったり、「姦淫」であったり、「強欲」であったり、およそモーセがシナイ山で授かった「十戒」に背くものばかりでしょ?

 傍から見ててね?「カソリック」と「プロテスタント」の分裂って、教会の「システムの腐敗」によるものに見えるワケ。人間が勝手に作り上げた「システムの腐敗」と、教義そのものの腐敗とは別物であると思うワケよ。真に正しい事は腐敗しないと思うワケ。オジサンも「聖書」をひととり読んだことがあるけど、真に正しい事は、キリスト教だろうと仏教だろうと、そんなに変わらないというのが感想なのよ。

 ただね?世の中、正しい事が必ずしも「善」とはならないのが厄介なんだなwww。それでみんなが苦しんでいるワケ。それでもね?自棄にならずに「正しい心」をみんなが持ち続けていれば・・・
 
世の中は必ず良くなる
 
と、オジサンは思うワケ。ま、オジサンが生きているうちは無理かもしれないケド、次の世代、その次の世代、そのまた次の世代にでも良くなってくれれば、それでイイんじゃないかと。でもそれには「正しい心」を絶やさず、受け継ぎ、引き継いで行かなきゃならんと思うワケ。

 最後に、ちひろチャンのことを、陰ながら心配している人は沢山いると思うワケ。まずまっ先にちひろチャンのご両親が・・・。ね?ひとりぼっちじゃないんだから。 あ、それとオジサンこの曲「月光」、苦悩をストレートに表現してるのは正直で好きよ これからも創造の深淵に飲み込まれないよう、気をつけて創作活動を続けて下さい。


でわっ!