2011年11月14日月曜日

国家100年の計=ビジョン


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 現在、ハワイでAPECが開催中ですが、地上での話し合いはひと先ず後回しにして、今回は宇宙開発の話をしようかと。


<転載>

ホンダが反発、タイ洪水で生産調整も買い戻される
2011/11/09(水) 14:13

  ホンダ <7267> が3日ぶりに反発。タイの洪水の影響で北米の生産調整を11月下旬まで継続すると一部で伝えられたが、買い戻し優勢となっている。

  8日には新型「アシモ」を公開しており、同社のロボット技術が原発事故収束に貢献するとみられることが買い材料となっている。(編集担当:山田一)

</転載>


新型アシモの実力



 新型アシモの発表は、国内外を問わずインパクトがあったようで・・・


<転載>

2011年11月09日 19:53
新型アシモに海外でも衝撃…外国人の反応いろいろ

<抜粋>

・何てこった!これを量産されたらどうなるんだ。アメリカでは、すぐに利益が出ること以外にも、こういった基礎的な研究はしているのか?

・こいつは素晴らしい。

・愛らしいアップグレードだね。

・これがロボットなんて信じないよ、中の人がいるに違いない。

・日本は70年代に戻って、戦闘メカを完成させたにすぎない。

・アシモ!好きすぎる!愛してるよ!

・「もらしそうに歩いているようだ」 ― カール・ピルキングトン"Karl Pilkington"

・それは古いバージョンのアシモだ。新型はもらしそうになりながら、必死で近いトイレを探してるって感じだ。

・とりあえずは進歩してるってことか。

・まるでテクノ・バイキングのような歩き方だ。

・そいつが突然どこからともなく道に現れて、こっちに向かって歩いてくるところが想像つくかい。きっとオレならアシモのように歩き出す。

・ホンダよナイスな挑戦だ。が、オレはすでに「アイ,ロボット」(ウィル・スミス主演の映画)で見た。

・ところでアシモって名前は、アイザック・アシモフ(「アイ,ロボット」の原作者)からとってるの?
アイザック・アシモフ - Wikipedia

・きっとバク転してくれるんだと期待してしまった。

・ロボットはこういう風に歩くべきだ。
PETMAN - YouTube


・日本はこれを高齢者や患者など、介助が必要な人のために作っている。ただ残念なことに、アメリカでは軍事用に作っているんだ。

・だが軍事用の開発ってのは、実用面においてかなり進歩するんだ。

・ペットマンとアシモを比べて、軍の資金で何が出来るかということだな。アシモは偉大だよ。だが誰も彼を蹴ってバランスを保てるかのテストをしていない。

・僕はペットマンがふたを開けるところが想像できない。

・ムリだよ、彼はピストルを持たなければいけない。

・病院で痛みに苦しんでいるオレのベッドの横で、このアシモが薬のビンのふたを開けるのに何時間もかかっている姿が想像できる。

・アシモはきっと弱々しい人間が叫ぶのを楽しむんだ。

・そしてそれがパワーの源だ。

・新型では階段のデモはないのか。

・もしアシモがコップに入る量よりも、たくさんの飲み物を持っていたらすごいと感じたと思う。もしそうならアシモはそこら中にこぼすんだろうか。それともコップのサイズを判断して注ぐのを止めるんだろうか。

・「あの、喜びを与えてくれる型ですか」

・愛はまだ理解できないよ。飽きることなく破壊をしたいという欲求はまだ修正されていない。

・私はこれを見て恐怖を感じたけど。

・もう彼らが君らの仕事を奪うのは、時間の問題だ。

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</転載>

 
 ニュース記事に書かれているように、原発事故収束に貢献するであろうロボットアームの技術もあり、HONDAの将来性がタイでの洪水被害の不安を払拭した形ですが、この時期に新型アシモを発表したメリットはもうひとつあります。


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中国、初のドッキング成功 宇宙ステーション建設へ前進

<抜粋>

 中国の宇宙でのドッキング実験は初めて。2020年前後の実現を計画している長期滞在可能な有人宇宙ステーション建設に向け、着実に前進していることを示した。

</抜粋>

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 ロケットを打ち上げる技術は有る程度成熟しつつあり、宇宙開発は次の段階・・・宇宙空間での実作業に移っているワケです。宇宙ステーション建設の際には、ロボットアームが必然的に必要とされるワケです。

 宇宙進出では中国に出遅れた感のある日本ですが、じゃ、ジッサイ宇宙に出て何が出来るの?道具はあるの?何もしないで戻ってきたら予算の無駄使いでしょ?つまり、観光?目的での宇宙進出の時代はもう終わったというコトです。

 その意味で、中国のドッキング成功のニュースの後での新型アシモの発表・・・日本のロボット技術のアピールは、中国に日本を宇宙開発のパートナーとして意識させるのに、十分に効果があったと言えます。

 ヘボ役人100人がかりよりも、アシモ1台で中国に日本との、宇宙共同開発の必要性を認識させた考えれば、HONDAとアシモには感謝してもし切れないワケです。日本の「国益」を考えれば。


原発内で作業、ホンダがロボット開発




 APECにしてもTPPにしても、所詮は「目先の金儲け」の話です。目先の金儲けに目が眩んで「国家100年の計」を見失うのは「愚の骨頂」です。

 「日本のモノづくり」を守ってこそ、未来が・・・道が・・・開かれるとワタシは信じていますし、それ故、モノづくりの底力となる中小企業を破壊しかねない、過度の自由貿易、自由競争に反対するワケです。

 競争の中で技術が磨かれるというのも確かですが、では、アシモは競争の中で生まれたのでしょうか?市場原理の中で生まれたのでしょうか?勿論それなりの目算があって開発を進めたのでしょうが、形になるまでは、市場原理とは切り離された「情熱」の存在があったハズです。

 大企業であれば、そういった「情熱」に予算を割く余裕もあるでしょうが、中小企業には資金的に難しい面が多く、さらにこれ以上自由競争の波が高くなれば「目先の金儲け」を優先せざるを得ず、ワタシが言うところの「埋もれた民間の力」がその力を発揮できず、すばらしい技術が「日の目を見ず」に埋もれてしまう可能性が高くなるです。


<転載>

除染技術募集結果発表 原子力開発機構
2011年11月10日 08時52分配信

日本原子力研究開発機構(JAEA)は9日、除染技術の助成事業25件を発表した。

県内は郡山市の県林業研究センターと郡山チップ工業、いわき市の志賀塗装が選ばれた。

それぞれ2000万円程度の助成を受け、早ければ今月中にも実証試験に入る。

JAEAは技術の効果を評価した上で来年3月ごろ、ホームページで各自治体に情報提供する。

優れた除染技術を発掘する内閣府の委託事業で、10月にアイデアを公募し、国内の民間企業や研究機関から305件の応募があった。

テーマは土壌除染の低減や除染作業の効率化、汚染廃棄物の減容化など。

JAEAは、有効性は結果次第としながらも「除染作業をより一層効果的・効率的に推進することが期待できる」としている。

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人を守らずして国は守れない。


 政治家や経済学者が言う「国益」とは、イッタイ何処を向いて言っているんですかねえ?


民主主義ナメんなよ!


でわっ!