このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
朝一番で目に入ったニュースなんですけど、素直な感想です。
<転載>
中国、初のドッキング成功 宇宙ステーション建設へ前進
【北京共同】中国が打ち上げた無人宇宙船「神舟8号」と無人宇宙実験室「天宮1号」のドッキング実験が3日午前1時半(日本時間同2時半)ごろ、同国上空で行われ、有人宇宙飛行プロジェクトの総指揮官、常万全・中央軍事委員会委員は「成功」を宣言した。
中国の宇宙でのドッキング実験は初めて。2020年前後の実現を計画している長期滞在可能な有人宇宙ステーション建設に向け、着実に前進していることを示した。
宇宙でのドッキング技術は米国、旧ソ連(現ロシア)が1960年代に獲得。中国は先行する米ロに独自技術で追い付く方針を掲げている。
2011/11/03 09:37 【共同通信】
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国際情勢がどうだとか、中国の国内問題がどうだとか、そうした「雑音」を取っ払って「結果」だけを単純に見れば、日本が成し得なかった事を先にやってのけたワケだから、素直に
オメデトウ!
と、祝福したい気分です。同じアジアの一員として。
中国と日本の大きな違いは、そこに「ビジョン」があるかどうかで、その良し悪しは一先ず置いておくとして、行動に一貫性があるかどうかが「人」としても、「国」としても、付き合う上での目安になるワケで、行動の根本となる「ビジョン」が日本に薄いのが、イマイチ・・・諸外国を相手に堂々と渡り合えない原因ではないか?・・・と。
簡単に言うと、「アイツ、気に入らネェな。」と思っていても、不本意ながら「一目置いている」というライバル?とかいるもんでしょ?それとは別に、仲間ではあるけれど、「パシリ」として存在が軽んじられている場合も。
存在が軽んじられているのは、存在=行動の、ビジョン=筋道が明白ではないからだと思うワケです。それはつまり確固たる価値観・・・是は是。非は非。・・・だという自己判断が薄いからとも言えます。
肉体と心の回でも述べましたが、例えばイジメられっ子が肉体的苦痛に負けて、その心まで挫けてしまっていいという理屈は断じてナイのです。S.ジョブスが言うように、「愚かで在れ」・・・つまり、「迎合するな!」・・・というコトです。
孤独を恐れ「迎合」しようと、自分を偽り足掻くから、心まで挫けてしまうワケです。若者・・・特に思春期の不安定な精神状態で、自分に確固たる信念を持つコトは難しいのは確かですが、それでも好きな事、嫌いな事くらいは、子供の頃からずっと心に持ってるワケでしょ?
それが何なのか?何故それが好きで、アレが嫌いなのか?そこをトコトン追求してみればイイんです。そうすれば自分という存在が発見できるでしょうし、自分が分かれば、自ずと「自分が輝き出す」ものです。その「存在の輝き」が各人、各国の「存在感」と呼ばれるものです。
ま、後はお互いの「輝き」を理解しあった上で、全体集合としての「社会」、「世界」をどうするか、知恵を出し合えばイイんです。
で、今の日本に「輝き」はあるのか?TPPの議論にしても、「経済」優先派と、「生活」優先派に二極化されていますが、まあ・・・「弱きを助け、強きを挫く。」というのが、古き佳き日本人、もしくは庶民のメンタリティーでもあったワケですが、マスコミやTPP推進派が言うように、大勢の為に一部の人間にガマンを強いる。切り捨てるのが、本当に日本の採るべき道なのか?
不器用な人間ですから。
・・・と、ニヒルに構えるのもワタシは「カッコいい」と思ったりするワケですが(古い奴だとお思いでしょが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。)。
それに、そう思ってくれる国も世界中にはケッコウあるんじゃないですかね?またまたブータンの例を出してアレですが、野鳥の為に、或る村が電化を見送ったという事実を知った時、ワタシ・・・
ブータン、カッコいい!
と、思いましたよ。ワタシのみならず、そう思った人は少なくなかったんじゃないでしょうかね?
そういった「筋の通った」国なり人は、賛否が分かれるにしても、その存在は一目置かれるものでしょ?で、存在が明確であれば、そこから真の交渉が始まるワケですよね?
国家の品格 (新潮新書) [新書]
藤原 正彦 (著)
ズイブン前に「国家の品格」などと散々メディアで持て囃されましたが、みなさん、もうお忘れですか?
TPPの小難しい詳細については専門家のセンセイ方にお任せするしかないのですが、TPPに関しては、日本の「国家の品格」も、ワタシたちひとり一人に問われていると思うワケです(よね?中野センセイ?)。日本=ワタシたち・・・なワケですから。
あ、ついでに、原子力発電の問題も・・・。
でわっ!