2011年11月13日日曜日

民主主義を死守セヨ! 4


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



問題を包括するのが東洋哲学
 
問題を創造するのが西洋哲学


・・・と、漠然と思っているワケなのですが、最近、少しずつその漠然とした霧が晴れてきたように思います。

 このところ「民主主義」について度々論じてきたワケですが、異分子(マイノリティー)を包括しつつ存在する社会・・・民主主義社会とわ、日本の・・・というか、東洋の汎神論的な精神世界に馴染むんじゃなイカ?・・・と。

 西洋の精神世界も、おそらくキリスト教以前と以降とでは違うのだろうと思うのですが、専門の勉強をした身ではなのでこれ以上の言及は避けるとして、ま、中世のルネッサンス期以降に芽生えた「個人主義」の上に、現在の欧米社会は築かれているワケですよね?

 一神教の宗教は、必然的に異教徒に対して排他的になります。神の名の下に、「全てか?ゼロか?」の意見集約を形成します。で、少数派の意見は「異教(サタン)」の教えとして排除されるワケです。

 そういった教会の絶対的権力に反旗を翻したのがプロテスタントの人たちになるワケですが、個人の欲望の実現を通して「神」に感謝しようという論理は、人間の本能(欲望)の無限の拡大をも肯定します。

 ま、いかなる宗教であろうと、「現世利益(物質的見返り)」を求める宗教は、どれも似たような危険性を孕んでいるワケですが・・・。

 ところで日本には、宗教とは関係なく「八分目(はちぶんめ)」という考え方があります。欲望の無限な拡大を自ら諌める生活の知恵のようなものですが、なぜ「八分目」という考え方が日本に根付いたんですかね?他のアジアの国にもあるんですかねえ?

 ワタシはこの「八分目」という考え方の背景に、「全体観」が無意識に働いていると推測するワケです。つまり、魚を全部捕ってしまったらもう漁ができないので、二分は残しておいて、再び漁場を再生する。・・・という「全体観」=「有限である全体」を意識する感性があると。

 その、「有限である全体」を理解したうえで、「全体の在り様」を哲学するのが東洋的思考であり、「個人」の可能性を無制限に肯定するのが西洋的思考ではないかと。

 そして、「個人」の無制限な肯定と、自由競争、自由経済が馴染むのも、ま、当然の成り行きだろうと。

 しかし、資源は有限である以上、地球は閉じられた空間である以上、


欲望の無限拡大


・・・なんてのはアリエナイのですよ。

 金融業は、無から有(信用)を創造するので無限に拡大するコトが可能ですが、実経済(現物)は有限なワケです。それが・・・信用と現物のギャップが・・・世界的な金融破綻の原因なのでしょう。

 裏付けの無い信用を無責任に創造し、その結果が、ギリシャに見られるような「破綻」に繋がるワケです。

 貨幣にしてもゴールドにしても、最終的に現物やサービスと交換ができなければ、何の意味もありませんよね?銀行口座の残高がどれだけ増えようと、ただの数字の羅列に過ぎないのです。

 ハナシが逸れましたが、東洋哲学においては有限(全体)を意識するところから始まり、西洋哲学においては無限の拡大(右肩上がり)を前提にしていると、思い至った次第です。それが漠然と感じていた・・・


問題を包括するのが東洋哲学

問題を創造するのが西洋哲学


・・・というコトなのだろうと。(大雑把ですが)


日本人が気がつかないTPPの罠




 で、現状の世界を見渡してみるに、今日も世界の何処かで「資源の奪い合い」が発生し、恐らくそれは、金融システムの綻びを繕う為のゲーム・マスターの都合であり、これ以上奪い合い、殺し合いを重ねたくないなら、


再生可能エネルギー

再生可能市場


世界をシフトしていかないと、「マネー」という実体の無い欲望の無限増殖によって、みんなが共倒れする日もそう遠くはないだろう。・・・と。

 で、ワタシのような弱い者から真っ先に淘汰されるんだろうケド・・・それでも、


ヤラレてたまるかっ!


・・・と。

 民主主義は全員野球であり、議員は、生活に追われているワタシたちに信託されいる代理人に過ぎません。それはワタシたちの能力が議員に劣っているからではなく、政治の表舞台には現れなくても、稀有な才能を持った人は市井にゴロゴロいます。

 そういった、無名の、無欲の、民主主義の礎となる人たち(侍)の存在が現在の日本を支えていることを、くれぐれもお忘れなく。 


<転載>

除染技術募集結果発表 原子力開発機構
2011年11月10日 08時52分配信

日本原子力研究開発機構(JAEA)は9日、除染技術の助成事業25件を発表した。

県内は郡山市の県林業研究センターと郡山チップ工業、いわき市の志賀塗装が選ばれた。

それぞれ2000万円程度の助成を受け、早ければ今月中にも実証試験に入る。

JAEAは技術の効果を評価した上で来年3月ごろ、ホームページで各自治体に情報提供する。

優れた除染技術を発掘する内閣府の委託事業で、10月にアイデアを公募し、国内の民間企業や研究機関から305件の応募があった。

テーマは土壌除染の低減や除染作業の効率化、汚染廃棄物の減容化など。

JAEAは、有効性は結果次第としながらも「除染作業をより一層効果的・効率的に推進することが期待できる」としている。

</転載>


佐藤ゆかり質疑(全)
この後 どじょう頭は"ドヤ顔"でTPP参加表明




民主主義ナメんなよ!


でわっ!